ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社ibridgeにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
株式会社ibridgeは、暮らしの困りごとを解決する情報発信や、アパレル・バッグ・スキンケアアイテムなどのオリジナル商品をオンラインショップを主軸として届けるブランド「OURHOME」を展開しています。
100%オリジナル商品を提供する同社は、「オシャレ」「かわいい」を追求するだけではなく、自分たちが「本当に欲しい!」と思えるようなものづくりのため、商品企画から撮影、ページづくり、発送まで、一貫して自社で行っているのが特徴です。
「素直・わくわく・ちょうどいい」という社是のもと、40名で仕事と家庭の両立が叶う働き方を実現している株式会社ibridgeの社員は、約9割が子育て中のママ。16時退社制度を導入しながらも成長を続けている注目の企業です。
今回は、オンラインショップの統括マネージャーである山崎さんとウエア商品企画担当の下平さんにお話を伺い、同社ならではの働き方や社風についてお聞きしました。
ibridgeの働き方:9割が育児中のためサポートが充実!
編集部
ibridgeではどんな働き方ができるか、特徴をお教えいただけますか?
山崎さん
私たちは、男性の採用を制限しているわけではありませんが、現状として代表以外は全て女性という構成になっています。また、社員の9割が子育て中でもあるので、仕事と育児の両立をいろいろな面でサポートしているのが大きな特徴だといえます。
例えば、子どもの発熱で急に病院へ行かなければならないなど、イレギュラーな状況をほとんどの社員が経験しているので、お互いに「大丈夫だよ」と声を掛け合える環境です。また、急な呼び出しや学校行事などの際も時間休がとれるよう、柔軟に対応しています。
家庭の事情で急遽帰宅が必要になった場合は、必要に応じて自宅からリモートワークで勤務を継続することも可能です。もちろん状況によってはチームのメンバーと相談し、早退という選択もできます。このように、協力し、互いを助け合う関係が築かれているのが当社の強みだと思います。
編集部
子育て中の場合、残業が難しいこともあると思われます。就業時間はどのようになっていますか?
山崎さん
家庭と仕事のバランスをとって働くことができるように、勤務時間は9:00〜16:00、または16:30となっています。社員の多くが子育て中で、保育園のお迎えなどもありますので、夜まで残業することは現実的ではないんです。一時的に残業が発生した場合でも30分程度で、1〜2時間の残業が続くようなことはありません。
下平さん
私の場合は、前職でアパレル業界に12年ほど勤めていましたが、結婚・出産のタイミングで長時間労働との両立に課題を感じていました。当社の16時退社という働き方にも魅力を感じ、転職をした経緯があります。
編集部
女性の働きやすい環境が整っているということですね。
山崎さん
フルタイムで残業がある環境だと、家庭との両立は本当に大変です。当社では、やりがいのある仕事や自分の経験を活かせる仕事ができながら、プライベートも大切にできる、“ちょうどいい”バランスを実現できていると思っています。
限られた時間だからこそ集中。効率化や時間の使い方の意識が浸透している
編集部
定時で帰れる一方で売上も伸び続けているibridgeですが、その秘訣はどこにあるのでしょうか?
山崎さん
限られた勤務時間で働くため、時間の使い方への意識が非常に高いです。「この仕事は30分かかる」、「これは5分でできるから隙間時間でやろう」といった感覚を全員が持っています。新入社員からも「業務スピードに驚いた」という声をよく聞きます。
ただし、時間をかけるべきところにはしっかり時間をかけます。時間効率と質の両立を大切にしているのが当社の強みです。
主宰であるEmiが時間効率意識に長けていて、2024年に出版した20冊目となる書籍「今日から変わる わたしの24時間」でもお伝えしているのですが、それがスタッフみんなに浸透しているからだと思います。
■Emiさんの書籍「今日から変わる わたしの24時間」の情報はこちらから!
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10081395.html
編集部
具体的な仕事の進め方についてお聞かせください。
山崎さん
効率化に関しては、発送チームの時間感覚が最も鋭いと感じます。お客様から数百件のご注文をいただき、それを正確に発送していく必要があるのですが、「この件数ならこれくらいの時間がかかる」という基準を設けていることがその理由です。
お客様への発送通知メールの作成など、日常的な業務においても、「100件なら何分でできる」といった時間の感覚を持っています。
一方で、商品企画の発案やYouTubeの動画制作などのクリエイティブな業務の場合、必要なときはじっくり時間をかけ、ルーティンワークは効率化を徹底するという方針で業務を進めています。
ibridgeのキャリア:希望に応じてさまざまな業務に挑戦できる
編集部
続いて、ibridgeの皆さんのキャリアについて伺います。現在はどんなメンバーがいらっしゃるのですか?
山崎さん
本当にいろいろですね。食品会社出身でありながら現在は全く異なるデザインの仕事に挑戦している社員もいれば、保育士からキャリアチェンジした社員もいます。
これまでは主宰であるEmi(田辺絵美)や当社の商品のファンの方からの応募が多かったのですが、最近ではEmiの音声プラットフォームのVoicyを聴いて興味を持って下さる方や、YouTube「OURHOME channel」から当社を知って下さり、応募される方も増えています。
■EmiさんのVoicy「暮らす働く”ちょうどいい”ラジオ」はこちらから!
https://voicy.jp/channel/2647
◼︎YouTube「OURHOME channel」はこちらから!
https://www.youtube.com/@ourhome_channel
編集部
入社後はどのようなキャリアを歩まれるのでしょうか?
山崎さん
会社としては社員の「やりたい」という意欲を大切にしており、適性を見ながらさまざまな職種にチャレンジできる環境を整えています。専門的な業務に特化しているケースもありますが、多くの社員が入社後、業務の幅を広げているんです。
私自身も前職では7年ほどファッショングッズの企画を担当していましたが、より幅広い業務に携わっており、オンラインショップの統括マネージャーとマーケティングプロモーションを担当しています。
具体的にはシステム構築や、発送チーム、カスタマーサポートチームといった、各部門のリーダーと方向性の決定などを行っています。
目標の達成度だけでなく、貢献度や意欲も評価する評価制度
▲OURHOME主宰Emiのディレクションのもと、商品企画を進めていきます
編集部
さまざまな経験ができる御社では、どのような評価制度を設けているのでしょうか。
山崎さん
半年に1回の評価制度を設けています。まず、全スタッフに対してメンター制度を導入しているので、メンターであるチームリーダーと面談を実施します。もちろん、それ以外でも積極的にメンターが声をかけたり、個別で話せる機会を設けるようにしているので、評価のときだけの関わりではありません。
その後、代表とEmiとの面談をひとりずつ実施します。面談では「がんばる宣言シート」という評価シートを用いて各自が次の半期にがんばりたい3つの項目を事前に設定し、その進捗を確認します。
私の場合は会社全体の売上目標に対して必要なことに取り組むようにしています。スタッフの仕事に関する希望や改善点などについて面談で話す機会があるので、マネジメントする立場として求められていることや取り組むべきことを正しく理解する機会になっていますね。
編集部
なるほど。山崎さんのように売上を目標にした場合、評価指標は売上額など、数字を見ることになるのでしょうか。
山崎さん
会社全体としての目標値から各部署におりてくる目標はありますが、個人にノルマはなく、それが達成できなかったからといって評価が悪くなることはありません。数字だけで見るのではなく、あらゆる視点で評価をしてくれているなと感じます。
例えば、初めて動画編集を担当することになったスタッフにはその意欲や、新しいアイデアをたくさん出したこと、毎日しっかり業務に向き合っている姿なども評価対象になります。他のスタッフに良い影響を与えたかどうかなども含め、トータルで評価するのが当社の魅力だと思います。
マネージャーもメンバーもやりがいを感じられる職場環境
編集部
山崎さんは創業メンバーの1人と伺っております。会社の成長を見てきた山崎さんにとって、ibridgeで働くやりがいや面白さとはなんでしょうか。
山崎さん
創業当初は商品企画が主な仕事だったので、売上やご購入いただいたお客様の声が、やりがいや面白さにつながっていたように思います。最近は加えて組織を見ることが増えてきたので、自分の担当しているチームの成長を感じたり、メンバーが評価されたりしたときに喜びを感じます。
編集部
下平さんはウェアの商品企画を担当されていると伺っております。どのような時にやりがいや喜びを感じますか?
下平さん
自分たちが決めた素材やデザインがかたちになった時にやりがいや喜びを感じます。出来上がったサンプルが入った箱を開けた時の高揚感は、何度経験してもワクワクします。
ユニークで多彩なコミュニケーション制度
▲「BAR OURHOME」で盛り上がっている様子
編集部
続いて、ibridgeの社風やカルチャーについて伺います。普段のオフィスの雰囲気はいかがですか?
山崎さん
メリハリのある雰囲気ですね。朝一番のメールチェックや退社時刻が近づく16時前など、集中して作業する時間もあれば、和やかに話をする時間もあります。面白いのは、雑談が仕事のアイデアにつながることです。
例えば、子育ての悩み話から情報発信のコンテンツが生まれたり、入学式や卒業式の話から商品企画のアイデアが出てきたりします。私たちが実際にセレモニーで着る服やアクセサリーに困っていることは、きっとお客様も同じように感じているはずという考えから、日常の会話が自然と仕事に活きているように感じます。
編集部
チーム間のコミュニケーションはどのように図っているのでしょうか。
山崎さん
会社がコミュニケーションを促進するための制度を設けています。
例えば、月に1回利用できる「パワーアップチケット制度」があります。これは会社が昼食代を支給し、チームリーダーが権限を持ってランチミーティングができる制度です。普段とは違う場所で仕事の話をすることで、新しいアイデアが生まれたり、普段は言いづらいことも話せたりしています。
また、「BAR OURHOME」という制度もあります。2ヶ月に1回、16時の退社後に集まって、部署の垣根を越えて自由に会話を楽しむ場となっており、代表が料理を準備してくれます。代表とEmiも参加し、子育てや趣味の話で盛り上がります!
子どものお迎え時間まで30分だけなど、短時間の参加もOK。多くのスタッフが参加しています。普段は離れた場所で働いているメンバーが集まれる貴重な機会です。
多くのスタッフが参加する社内イベント
編集部
他に、コミュニケーションを目的としたカルチャーやイベントなどはありますか?
山崎さん
社内イベントがあります。今年はボーリング大会を行い、普段とは違うチーム分けで交流を深めることができました。
ibridgeから転職希望者へのメッセージ
編集部
最後に、この記事をご覧になっている転職活動中の方々へ、メッセージをいただけますでしょうか。
山崎さん
当社の最大の特徴は、「仕事と暮らしが混ざり合った働きかたができる」というところだと思います。「仕事は仕事、家庭は家庭」という明確な線引きではなく、両方がうまく混ざりあいながら両立できる環境があります。
“家庭を大切にしたいから仕事は控えめにする”というのではなく、“自分らしさを活かせる仕事をしながらプライベートの時間もしっかり確保できる”。そんな「欲張りな働き方」ができる職場がibridgeです。
当社の環境は、仕事と家庭を両立させたい方、新しいチャレンジを求めている方などにとって魅力的な選択肢になると考えています。ご興味を持っていただけた方は、ぜひ一度お話しさせていただければと思います。
編集部
フィットするのはどのような人材だと思われますか?
山崎さん
変化を楽しめる方が活躍できると考えています。当社は常に進化していく組織なので、新しいことに取り組むことを楽しめる方は向いていると思います。
また、当社の社是である「素直・わくわく・ちょうどいい」に共感できる方。スピード感を持って業務に取り組めることも重要です。ただし、最初からハイペースで働くのは難しいので、徐々にスピード感を身につけていける方であれば問題ありません。
自分から成長しようという意欲があり、改善していく力を持っている方が特に活躍できると感じています。
編集部
“ちょうどいい”暮らしを提案するブランドOURHOMEを展開するibridgeだからこそ、ジョインするメンバーもそれぞれがライフスタイルに合わせた“ちょうどいい”働き方を実現しているのですね。また、それを実現するには変化を楽しみ、新しいことにチャレンジする意欲が必要であることを教えていただきました。
本日はありがとうございました。
この記事のまとめ
株式会社ibridgeの事業 |
|
---|---|
組織文化 |
|
各種制度 |
|
採用方針 |
|
株式会社ibridgeの基本情報
住所 | 兵庫県西宮市高松町18-8 |
---|---|
事業内容 |
|
設立 | 2015年3月 |
働き方 | 基本的に出社(6.5時間勤務) |
公式ページ | https://ourhome305.com/ |
採用ページ | https://ourhome305.com/?tid=25&mode=f14 |
募集職種 | アパレル商品企画(アパレル業界2年以上の経験者に限る) |