最大パフォーマンスを発揮できる寛容な社風が魅力、アライドアーキテクツの働き方

新しい働き方を取り入れている企業を紹介していく企画。今回は、自社開発のSaaSツールやデジタル人材(※)を提供し、あらゆるマーケティング活動を支援する「アライドアーキテクツ株式会社」をご紹介します。インタビューに応じてくださったのは、人事を担当されている窪田さんです。
※デジタル人材:主にSaaSやSNSなどのデジタル技術・手法に詳しく、それらを生かした施策やサービスを実行できる人材(SNS広告運用者、SNSアカウント運用者、エンジニア、WEBデザイナー、クリエイティブ・ディレクター等)を指します。

さまざまな角度で企業のマーケティング課題を解決する「アライドアーキテクツ」

アライドアーキテクツのエントランスロゴ

アライドアーキテクツ株式会社は、マーケティングに課題を持つ企業に対して、さまざまな角度から解決することを得意とする企業です。マーケティング活動がスムーズに行えるよう開発されたSaaSツールを提供する「Saas事業」、デジタルマーケティングの専門家がマーケティング戦略の提案から実行まで行う「ソリューション事業」の2つの事業を主に展開しています。

会社名 アライドアーキテクツ株式会社
住所 東京都渋谷区恵比寿1-19-15 ウノサワ東急ビル 4階
事業内容 国内SaaS事業、ソリューション事業、中国進出支援事業、海外SaaS事業
設立 2005年8月30日
公式ページ https://www.aainc.co.jp/

アライドアーキテクツは、働き方に柔軟性を持たせることで、子育てと仕事の両立をしている社員が多いそう。今回は、自身も子育てをしながらアライドアーキテクツで全社人事を担われている窪田さんに、子育てと両立しやすい理由や、働き方の特徴などについてインタビューしました。

本日お話を伺った方
mirai/

アライドアーキテクツ株式会社
管理部 人事

窪田好恵さん

企業のマーケティングをツールと専門人材の両面からサポート

編集部

最初に、御社の事業内容について教えてください。

窪田さん

弊社はマーケティングDX(※)支援事業を行っている会社です。大きく「SaaSビジネス」と「デジタル人材ビジネス」という2つのセグメントの中で、合計4つの事業を展開しています。
※マーケティングDX:マーケティング領域におけるデジタルトランスフォーメーションのこと。アライドアーキテクツでは「デジタル技術・デジタル人材によって業務プロセスや手法を変革し、人と企業の関係性を高めること」と定義しています。

アライドアーキテクツが行う4つの事業
▲アライドアーキテクツが行う4つの事業

「SaaSビジネス」においては、お客様の事業でマーケティングDXを加速させるためのSaaSツールを提供しています。このSaaSツールは、100%すべて自社開発で作ったプロダクトやサービスです。なお、SaaS事業は「国内SaaS事業」と「海外SaaS事業」の2種類があります。

「デジタル人材ビジネス」においては、人のアイデアや人的リソースを提供し、お客様のマーケティングのご支援をしています。大きく分けて「ソリューション事業」と「中国進出支援事業」の2つの事業があります。

編集部

自社でマーケティングを進めたい場合はツールを、自社だけで進めるのが難しい場合は専門的な知識やスキルをもった人材を提供してもらえるため、企業のマーケティングスキルやリソースによって選べるのが嬉しいですね。

どちらかだけでなく、両方ともサポートされているところに、マーケティングDXを本気で支援したいという熱意を感じました。

本当に企業や人の役に立つ商品・サービスを提供していけるということは、社員としてもやりがいを感じられそうですね。

各サービス紹介ページでは、実際に導入されている企業が紹介されていますが、大手企業ばかりで、美容や食品・アパレルなど業界もさまざまでした。

メンバーの責任感&自己管理力を信頼!成果重視のハイブリッドワーク

意見を出し合うアライドアーキテクツのメンバー

編集部

早速ですが、アライドアーキテクツの「働く環境」について教えてください。

窪田さん

アライドアーキテクツでは、リモートワークとオフィスワークを組み合わせたハイブリッドワークを行なっています。全社的な細かいルールは設けていません。あくまでも事業成長をさせることと生産性の向上を図り続けることを前提に、各事業部やチーム内で相談しあったり、メンバーの責任感と自己管理力に任せています

「それぞれが最大パフォーマンスを発揮できればOK」という考え方で、出社するタイミングや出社回数は基本的に自由です。時差出勤についても「自由にやってください」と各自に任せています。午後から出社してくるメンバーもいれば、通勤ラッシュの時間帯を避けて10時ぐらいに出社し、夕方も帰宅ラッシュの時間帯を避けて16時ぐらいに帰るメンバーもいます。

また、リモートワークをすることで発生する光熱費などを補填できるよう、給与とは別で全員に毎月一律3,000円の「調整手当」を支給しています。ただ使い道は自由なので、もちろん光熱費以外に使っていただいても構いません。

編集部

使った分を申請するのではなく全員に一律は嬉しいですね。使い道が自由なので、作業効率があがるようにデスク環境を整えるためにも使えて良いなと思いました。

ちなみにリモートワークはいつ頃から導入されたのでしょうか。

窪田さん

エンジニアがいる国内SaaS事業のメンバーについては、パフォーマンスの最大化を図る目的で、コロナ禍以前からリモートワークを取り入れていました。会社全体でリモートワークを取り入れたのは緊急事態宣言後で、それ以降、急速に会社全体に浸透しました。

バーチャルオフィスを導入し、出社時と変わらないコミュニケーションに成功

編集部

リモートワークの問題点として、よくコミュニケーション不足・コミュニケーションエラーがあげられますが、御社はいかがですか?

窪田さん

弊社においてはチームや事業部単位でそれぞれが工夫しており、コミュニケーションの量も質も不足がない状態を心がけています。そのためにどう工夫するかは任せていますが、例えば、エンジニアチームの一部は、バーチャルオフィス(仮想オフィス)の「oVice(オヴィス)」を導入しています。以前はテキストコミュニケーションをメインにしていましたが、さらなるスピード感を求め、スムーズな連携を図るために導入しました。

エンジニアの場合、自宅のほうが開発環境が最適化されていることもありリモートワークが多いですが、バーチャルオフィスを使うことで、問題なくコミュニケーションが取れています。

バーチャルオフィス「oVice」に集まるアライドアーキテクツのメンバー
▲バーチャルオフィスに集まるエンジニアメンバー
※写真は2021年に撮影されたものです(旧ロゴ)

例えばバーチャルオフィスだと、用事があればその人のアイコンに近づいて「今ちょっといいですか?」と気軽に話しかけることができます。画面上で顔を合わせて話すこともできるので、出社している時と同じようにコミュニケーションがとれます

国内SaaS事業におけるエンジニアの開発拠点がベトナムにも2ヶ所あるのですが、海外のメンバーともしっかりとしてコミュニケーションを図り、なるべく物理的な距離を感じることなく仕事ができる環境を心がけています。

また、このバーチャルオフィスは周囲の会話が聞けるため、何かトラブルがあったときにすぐ全員が状況を把握できるというメリットもあります。このように「会話がクローズにならないところ」がとても魅力的で、メンバーからもすごくポジティブな反応がありますね。

出社多めのビジネスメンバーはオンライン会議ツールを活用

アライドアーキテクツの社員が話し合っている様子

編集部

エンジニア以外のチームはどのような環境ですか。

窪田さん

ビジネスメンバーもハイブリッドワークをしていますが、出社する日が多いです。出社日についてはチームで合わせているところもあれば、個人のその日のコンディションに任せているチームもあります

ビジネスメンバーは出社日が多いということもあり、エンジニアチームほどバーチャルオフィスの活用は進んでいませんが、コミュニケーションについての問題はありません。リモートワーク中のメンバーとは、GoogleMeetかZoomでオンライン会議を行いコミュニケーションをとっています。

アライドアーキテクツのオンライン会議専用ブース
▲アライドアーキテクツのオンライン会議専用ブース

産休・育休からの復職率ほぼ100%!子育てと仕事を両立しやすい環境

編集部

アライドアーキテクツならではの特徴があれば教えてください。

窪田さん

アライドアーキテクツはママ社員・パパ社員が多く、産休・育休からの復職率がほぼ100%です。これには「一緒に働く社員が子育ての大変さを理解してくれている」という点が大きく影響しています。

産休・育休を経て復職を考えた時、子育てと仕事を両立できるかどうか、誰もが不安を感じると思います。でも、子供が熱を出すタイミングなんて予想できないですし、忙しい日に限って子供の体調が悪くなったりするものです。

こういった不安を1人で抱えながら働くのは精神的に大変ですが、弊社は既婚・未婚、男性・女性問わず、そして経営陣やマネージャー陣含め、会社全体が子育ての大変さを理解してくれています。

また、弊社には「アライドママの会」というママコミュニティーがあり、そこでは同じ悩みを抱える仲間と横のつながりを持つことができます。子育ての悩みを相談して先輩ママからアドバイスをもらえたり、働き方について相談できたりと、とても心強い存在になってくれると思います。

現在の社会情勢を考慮して、しばらく開催できていないのが残念ですが、年に1〜2回ほど、子供も一緒に集まって食事会を開催しているんですよ。私自身も2019年に育休から復職したのですが、食事会では日頃の子育ての悩みを相談して励ましてもらい、とても救われました。

このように、会社全体が子育てに対して理解・共感してくれるということが、弊社の復職率が高い理由だと感じています。

また、弊社ではまだ男性で育休をとった事例はありませんが、時短で働く社員はいます。男性社員から「育休を取得したい」という要望があればもちろん対応は可能ですし、むしろ推奨していきたいと考えています。

編集部

いつか、「アライドパパの会」もできるかもしれませんね。

子供のことで仕事に影響が出ると、まわりに申し訳ない気持ちで精神的に辛くなりますが、子育てへの理解があると本当に救われると思います。

中抜けや勤務時間の調整に寛容だから、用事で半休を取らずに働ける

編集部

他にも、「子育てと仕事の両立しやすさ」に繋がっている特徴はありますか。

窪田さん

アライドアーキテクツは働き方にとても寛容なので、勤務時間の調整や用事がある場合の中抜けにも柔軟に対応しています。

たとえば勤務時間だと「フルタイムで働きたいけれど、就業時間通りだとちょっと難しい」という場合、勤務時間を少し前倒しで働くなど、個別の希望に合わせて勤務時間の調整が可能です。

また、中抜けについても調整は個人に任せていて、必要な時間働いていただければ、用事がある場合の中抜けは自由です。子供の送迎や自分の通院で中抜けしたい場合などは、その分早く出勤して前倒しで働くとか、後ろ倒しして働くなどしています。そのため「用事のために半休を取らなければいけない」といったことはないですね。

 

もちろん、中抜けする際には周りの人間が困らないよう報告するなど、配慮は必要です。ただ、これについても会社からは特にルールなどは設けていませんが、各チームにあったやり方で報告・共有していますね。

挑戦と責任がもたらす「ワクワクヒリヒリ」を楽しむ社風

仕事について相談するアライドアーキテクツの写真

編集部

アライドアーキテクツの社内の雰囲気はどのような感じでしょうか。

窪田さん

アライドアーキテクツには、「ワクワクヒリヒリする仕事をしよう」という全社共通の価値観があります。これは、何か新しいこと・難しいことに挑戦する時の「ワクワク」、そして、それを成し遂げると約束する時の「ヒリヒリ」としたプレッシャーを表現しています。

常に「挑戦」と「責任」を意識することで個人も会社も大きく成長できます。この価値観を持つメンバーが多いので、「自ら“ワクワクヒリヒリする仕事”を創っていく」という人が多く、そのおかげでお客様の役に立つサービスやプロダクトが次々に誕生しています。

また、弊社は、環境要因や人的要因などで壁にぶつかった時に、それを環境や誰かのせいにするのではなく、「自分の行動をきちんと振り返りながら、チームと連携をして物事を前に進めていく」という事を大切にしています。

そういった環境の中で「自立したい」「しっかりと最大限のパフォーマンスを発揮し、それに見合った報酬が欲しい」といった考えを持っている社員が多いです。

採用で重要視するのは、責任感と自己管理能力

編集部

御社が求める人物像があれば教えてください。

窪田さん

働き方の自由度が高いことの裏返しになるのですが、自由だからこそ「責任を持っていただくこと」が大事だと思います。

自由を許容する以上、それぞれ自立が必要ですし、チームプレーの輪を乱すようなことがあってはいけません。そして、必要な時には自分から積極的にメンバーとコミュニケーションを取ることも大切です。

そのため、コミュニケーション能力や連携力、「パフォーマンスに責任を持つ」という自律・自走心は最低限必要になってくるので、“自己管理ができるかどうか”という点を重要視しています。

アライドアーキテクツから、求職者へのメッセージ

談笑するアライドアーキテクツの社員

編集部

最後に、アライドアーキテクツに興味をお持ちの求職者に向けて、メッセージをお願いします。

窪田さん

アライドアーキテクツは、事業部ごとに採用を行っています。そのため、ご自分がチャレンジしたい事業部にご応募いただければ、入社後に希望と違う事業部に配属されるといったことはありません。

だからこそ「志望する事業のビジョンにしっかり共感を持てるかどうか」という点は重要だと考えています。

そして、「自分たちが主体となってお客様の事業成長に対して貢献をしていく」という意識を持っていることも重要です。

編集部

当事者意識を持っているかどうか、が大きく問われるのですね。

窪田さん

そうですね、当事者意識が高い方は組織の課題について自分で聞いてきますし、その上で「自分のこういう経験を活かせると思います」といった話もしてくれます。そういったところも、面接の中では重要視しています。

「アライドアーキテクツの事業に携わる」という当事者意識と、そこでしっかりとパフォーマンスを発揮して事業貢献できるか、お客様の事業成長に対して責任を持ってやっていけるかどうか、という点が面接で問われるところです。

弊社の事業に対して、「自分も同じようにやっていきたい」と思える人は、ぜひチャレンジしてほしいです。

編集部

窪田さん、本日はどうもありがとうございました。

■取材協力
アライドアーキテクツ株式会社:https://www.aainc.co.jp/
採用ページ:https://www.aainc.co.jp/recruit/