【映像制作業界の採用情報】株式会社AOI Pro.の若手が挑戦できる環境とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社AOI Pro.(アオイプロ)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

AOI Pro.は、60年以上の歴史を持つ大手映像制作会社です。テレビCMを中心とした広告映像制作をコアビジネスとしながら、映画やドラマ、オンライン動画、ミュージックビデオなどの映像コンテンツの企画・制作のほか、地方創生や教育分野での新規事業創出にも力を入れています。

組織構成としては20代から60代まで幅広く、若手のチャレンジを積極的に後押しする文化が根付いていることが大きな特徴。また、チームマネジメントの方法について学び、自己理解・他者理解を深められる若手リーダー向け研修(チャレンジキャンプ)があるなど、成長のためのサポートが充実していることも魅力の一つです。

今回は、株式会社AOI Pro.の組織の魅力や若手の活躍事例、働きやすさについて、ビジネスプロデューサーの鳥居さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社AOI Pro.の鳥居さん

鳥居 碧さん

株式会社AOI Pro. Biz-dev.(ビジネスデベロップメント)部 ビジネスプロデューサー。2013年に新卒入社し、2~3年ほど広告映像制作部にてプロダクションマネージャーを担当。その後、内勤のサポート業務や社長秘書の仕事を経て、新規事業部のチームリーダーに就任。

AOI Pro.の組織:チャレンジを後押しする風土のもとで若手が主体的に活躍

株式会社AOI Pro.の鳥居さんのインタビュー風景
▲インタビューに応じてくださった鳥居さん

編集部

最初に、AOI Pro.の組織の特徴について教えてください。

鳥居さん

ベテランから若手まで幅広い年齢層の社員が在籍している組織において、若手のチャレンジを積極的に後押ししてくれる文化が根付いていることが特徴的です。

私は現在、新規事業部門にて8名のメンバーとともに新規事業の創出に励んでいるのですが、私たちが考えた企画について経営陣と気軽に相談でき、新しいチャレンジへの理解が得やすい環境が整っていると感じます。もちろん、実現可能性の低い提案については様々な議論が行われますが、経営陣は「やってみないとわからない」という考えのもと、トライアル的な実施を提案したり、結果を見て軌道修正するというアプローチを推奨してくれたりするんです。

そういった経営陣の手厚い応援体制があるため、大きな投資が必要な際の取締役会からの承認もスムーズに得られるケースもあります。また、新規事業担当や制作担当、コンテンツ担当といった様々な分野の役員が一堂に会して意見を交換できる場があり、多角的な視点からアドバイスをもらえることも魅力の一つですね。

編集部

これまでに鳥居さんがされた新しいチャレンジについて教えてください。

鳥居さん

私は主に地方創生と教育分野での新規事業創出に携わっており、なかでも2022年に立ち上げた「地域の魅力を映像にしよう!〜撮り旅〜」プロジェクトに現在は力を入れています。当社が60年以上培ってきた映像制作のノウハウを活かし、地域の学生さんたちと一緒にPR映像を制作するプロジェクトなのですが、その時も経営陣が「まずはやってみよう!」と後押ししてくれました。

最初に愛媛県の松山大学で実施したところ、教授の方から「スキルアップだけでなく感動体験にもつながる」と評価していただき、その後全国展開が実現したんです。現在は長野県駒ヶ根市や常磐三市、長崎県など、全国各地で展開しています。

新規事業を通して映像業界を目指す若者を支援できるのがやりがい

株式会社AOI Pro.の撮り旅プロジェクトの様子
▲「撮り旅」プロジェクトで学生に説明している様子

編集部

鳥居さんは、そういったAOI Pro.でのお仕事のどのようなところにやりがいを感じますか?

鳥居さん

新規事業創出の仕事においては、会社の新しい価値を自分たちが生み出していけることに大きなやりがいを感じます。

また、「撮り旅」のプロジェクトを通じて、若い方々の成長に貢献できることも魅力の一つです。学生たちの映像制作スキルの向上はもちろん、彼らが地域に向き合うきっかけを作り、地域貢献への第一歩を後押しできていることにやりがいを感じています。自治体の方々から感謝の言葉をいただくことも多く、そんな時は特に「この仕事をやっていてよかった」と思いますね。

また、私たちのプロジェクトがきっかけで、映像業界への就職を志望する学生さんが着実に増えてきている点も大きな喜びです。近年はYouTubeやSNSの影響で、映像業界に興味を持つ若者は年々増加傾向にありますが、地方の学生さんと話していると「映像の専門学校や大学に通っていないと業界に入れない」と思い込んでいる方がたくさんいることに気づきました。

そこで、「撮り旅」では現地で私たちの仕事についても詳しく紹介しています。実際、このプロジェクトに参加した学生さんが当社に入社する事例も増えてきており、とても嬉しいですね。

株式会社AOI Pro.の「撮り旅」プロジェクトの受賞風景
▲「撮り旅」プロジェクトは内閣官房が主催する「第4回Digi田(デジでん)甲子園」の民間企業・団体部門にてベスト4を受賞している

若手リーダーを対象にした2泊3日の「チャレンジキャンプ」など成長支援が豊富

編集部

若手の成長支援として、特徴的な制度があれば教えてください。

鳥居さん

当社には、若手リーダーを対象にした2泊3日の研修プログラムである「チャレンジキャンプ」や海外視察といった多種多様な成長支援プログラムがあります。

私は2022年、社長秘書から新規事業部門に異動したタイミングで「チャレンジキャンプ」に参加しました。その時は若手リーダー約20名が参加し、チームマネジメントの方法を学んだり、自己理解・他者理解を深めるための様々なアクティビティを行ったりしましたね。

経験豊富なリーダーたちの仕事に対する考え方や姿勢に関する話もたくさん聞くことができ、私自身にとって非常に刺激的で学びの多い貴重な経験となりました。

AOI Pro.の働きやすさ:女性もワークライフバランスを整えやすい

株式会社AOI Pro.のオフィス内観
▲株式会社AOI Pro.のオフィス内観

編集部

AOI Pro.では社員の約半数が女性と伺っています。鳥居さんは、御社における女性の働きやすさについてどのように感じていますか?

鳥居さん

非常に働きやすいと感じますね。状況に応じてリモートワークを選択できるため、効率的に時間を使うことができ、家庭との両立がしやすい環境です。

また、部門や職種にもよりますが、私の場合は決まった時間に出社しなければいけないわけではないので、自分の裁量で時間配分ができることも嬉しい魅力ですね。

編集部

産休・育休の取得しやすさについてはいかがでしょうか。

鳥居さん

取得しやすい環境です。管理職も含めてチーム間で業務の調整が可能となっており、産休・育休に限らず、通常の有給休暇も気軽に取得できます。

最近特に素晴らしいと感じているのは、男性の育休取得が増えていることです。日本ではまだ男性の育休取得に抵抗感がある企業も多い中、当社では積極的に推進しています。女性社員としても、このようなバックアップ体制があることは非常に心強く感じますね。

職場環境:社員同士が仲良し!公私ともに交流が活発

株式会社AOI Pro.の社内行事の風景(地引網)
▲社員で力を合わせて地引網にも参加!

編集部

御社の職場環境について教えていただけますか。

鳥居さん

プロパー社員(新卒入社の社員)として長年働いてきた中で、最も好きな点が社員同士の関係性の良さです。最近インドネシア人の社員が中途採用で新しく加わったのですが、その社員も「みんな仲良しで、自分もその一員になれて嬉しい」と話してくれました。

仕事上のコミュニケーションはもちろんですが、プライベートな交流も活発です。会社主催のイベントも充実していて、夏には地引網やバーベキュー、全社でのボウリング大会なども開催されています。若手だけでなく、幅広い年齢層の社員が参加してとても盛り上がるんですよ。

AOI Pro.の採用方針:経験より「新しい価値を見出せる力」を重視

株式会社AOI Pro.の撮り旅プロジェクトで鳥居さんが学生に説明している様子

編集部

御社で働くために、映像制作の経験は必要でしょうか。

鳥居さん

ビジネスプロデューサーを含め、部門や職種によっては映像制作経験は必須条件ではありません。私のチームに関して言えば、むしろ映像業界とは異なるバックグラウンドを持つメンバーが多いです。私自身も大学時代は文学部で歴史を専攻しており、映像とは全く関係のない分野からの入社でしたね。

新規事業を立ち上げる部門として、映像に関する基本的な理解は必要ですが、それ以上に映像を活用した新しい価値を見出せる力や、様々な情報収集能力、市場リサーチ力、コミュニケーション能力を持った人材を求めています。

編集部

「新しい価値を見出せる力」とは、具体的にどのようなスキルでしょうか。

鳥居さん

最も重要なのは好奇心だと考えています。新規事業は一つの案がすぐに成功するわけではなく、様々な場所に種を蒔いて、その中から1年かけて芽が出ればよいというくらいの感覚で取り組んでいます。

そのため忍耐力も必要ですが、何より自分の好きなことや新しいものへの好奇心がないと続けることは難しいと思います。自分の「好き」を形にしていく意欲のある方が向いているのではないでしょうか。

AOI Pro.から転職希望者へのメッセージ

編集部

最後に、AOI Pro.に興味を持たれた方へメッセージをお願いします。

鳥居さん

私たちの部門では、新規事業の創出が主要なミッションとなっています。そのため、常にアンテナを張り、新しい情報を収集し、新たなものを生み出すことに対して好奇心旺盛な方との出会いを楽しみにしています。

私自身、プロパー社員として12年以上キャリアを重ねてきましたが、当社の働く環境については自信を持っておすすめできます。

編集部

本日はありがとうございました!

株式会社AOI Pro.の働き方のまとめ

事業概要
  • 60年以上の映像制作実績を持つ
  • 広告映像制作が主軸
  • 地方創生・教育分野にも注力
働き方
  • リモートワーク可能
  • フレックスタイム制を導入
  • チーム制による柔軟な業務分担
社風
  • 新規事業への挑戦を積極支援
  • 社員同士の交流が活発
  • 全社イベントも定期開催
  • 風通しの良い組織文化
女性活躍
  • 女性社員比率48.6%(2025年4月時点)
  • 産休・育休取得が容易
  • 男性の育休取得も推進
求める人材像
  • 好奇心旺盛な人
  • コミュニケーション力がある人
  • 専門知識より可能性を重視
キャリアパス
  • 様々な部門での経験が可能
  • 映像業界未経験でも活躍可能

株式会社AOI Pro.の基本情報

企業名 株式会社AOI Pro.
住所 東京都港区海岸3-18-12
事業内容 ・テレビコマーシャルの企画及び制作
・デジタルコンテンツの企画及び制作
・エンタテインメントコンテンツの企画及び制作
設立 1963年10月
働き方 ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)
公式ページ https://www.aoi-pro.com/jp/
採用ページ https://recruit.aoi-pro.com/
募集職種 採用ページ参照
取材・編集
保科有伽のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

保科 有伽

企業の採用や働き方に関する取材を担当し、サッポロビールやYahoo! JAPAN、キヤノンマーケティングジャパンなど、これまでに約500件の取材を実施。人事・採用の現場で15年以上の経験を持ち、国家資格キャリアコンサルタント、有料職業紹介責任者、メンタルヘルスマネジメントII種などの資格を有す専門家。