業績が好調な理由や若手の活躍などについて、企業にインタビューをする本企画。今回は、インターネット広告やSEOなどのデジタルでの集客を起点に、お客様のマーケティング課題の解決に向けて幅広いサービスを提供する、株式会社AViCを取材しました。
データ管理に基づく高い生産性と、業界トップクラスのノウハウを基盤に業績を伸ばす株式会社AViC
株式会社AViCは、2018年に創業した、デジタルを起点に顧客のマーケティング課題の解決をおこなう企業です。また、2022年には東証グロース市場に上場しました。国内トップレベルのノウハウに加え、徹底的にデータを管理・活用した経営をもとに、成長意欲の高い優秀なメンバーが生産性高く活躍していることが、企業成長の要因の1つです。
株式会社AViCは今期、業績予想の上方修正も公表し、業界内でひと際高い成長を続けています。2024年5月には、株式会社ADKマーケティング・ソリューションズとの合弁会社「株式会社ADK AViC パフォーマンス・デザイン」を設立するなど、さらなるクライアント基盤の拡充を図っています。
株式会社AViCでは、創業の翌年から新卒採用を続け、中途採用でも人材を増やしており、社員数は直近の4年間で約8倍になっています。また、独自の人材育成で社員のスキルアップを図っています。
会社名 | 株式会社AViC |
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住所 | 東京都港区赤坂一丁目12番32号 アーク森ビル19階 |
事業内容 | デジタルマーケティング事業 |
創業 | 2018年3月 |
公式ページ | https://avic.jp/ |
今回は、企業の成長や若手社員の活躍をテーマに、人事本部で本部長を務める西村さん、第1マーケティングDX本部の営業2部で新卒4年目にマネージャーに就任した松本さんに、お話を聞かせていただきました。
徹底したデータの管理・活用で個人の力を強化。高い生産性を実現
編集部
AViCさんの事業が、好調でいらっしゃる要因についてお聞かせください。
西村さん
国内トップレベルのデジタルマーケティングのノウハウによって、新規顧客獲得が順調で、顧客の離反も防げているのに加え、徹底的にデータを管理・活用した経営をしています。各人・各グレード毎の工数管理・SLA(Service Level Agreement)等各種データの全社横断マネジメントと定量データに基づく経営の意思決定が、高い事業生産性(営業利益率)の源泉となっています。
編集部
データの活用について、特徴的なことはございますか。
西村さん
若手もトップも関係なく、全員に、勤務時間を何に使ったのかをちゃんと記録してもらっています。
そのデータに基づいて仕事を振り返り、時間をかけすぎている業務の改善や、業務分担の偏りの是正といったアクションを取ることができるので、合理的な生産性管理につながっています。
スモールステップで確実に目標達成。メンバー個々の成長が業績に直結
編集部
AViCさんでは、どのようにメンバーの育成を行っているのでしょうか。
松本さん
まずメンバーそれぞれが、半年ごとに個人目標を上長とすり合わせながら設定します。その目標に基づいて、日々業務をおこない、定期的な1on1で進捗を確認し、課題があれば都度相談しながら改善していきます。
たとえば新入社員だと作業に時間がかかりすぎて本来やるべきことを見失うこともあるので、先ほど西村が申し上げた工数管理のデータも活用しながら、作業の効率化などを具体的にコーチングします。
編集部
何か仕事の進め方でAViCさんならではの特長はありますか。
松本さん
営業、コンサルティング、運用などの工程を分業で対応している会社が多いと思いますが、各自が一気通貫で幅広く対応するのが、私たちの特長的な部分であり、強さだと思っています。
編集部
1on1以外にも若手の方へのフォロー施策などはございますか。
松本さん
日頃の業務の中で、上長が丁寧に指導するほか、管理職のメンバーからもフィードバックをしています。特に1年目、2年目のメンバーだと、自分で解決ができないことが多いので、しっかりコーチングをしています。
編集部
一般的に広告代理店などでは工程ごとに担当者を分けている場合が多いと思うのですが、AViCさんでは、営業からコンサルティング、運用まで一気通貫で対応できる人材を育てて、事業の成長に繋げていらっしゃるのですね。
20代でマネージャーへ昇進。事業・経営の戦略にも関わるポストへ
▲入社4年目でマネージャー職に就いた松本さん
編集部
松本さんの経歴を教えてもらえますか。
松本さん
私は2020年に新卒で入社しました。4年目の昨年10月に第1マーケティングDX本部のマネージャーに就任し、現在は6名のチームをまとめています。(取材時は2024年6月)
編集部
どのような業務を担当されているのでしょうか。
松本さん
お客様の広告費をお預かりして、投資対効果高く成果を出していく事が我々の業務となります。その中で私は、メンバーのマネジメントと新規顧客の開拓をメインにおこなっています。また、既存のお客様に対しても、営業や提供サービスの運用、コンサルティングまで、ハイブリッドな業務を担当しています。
お客様の業種は様々で、人材や健康食品、動画配信サービス、ハウスメーカーなど本当に色々なお客様に対応させていただいています。
編集部
プレイヤーからマネージャーになって、感じられていることをお教えください。
松本さん
会社や事業部の戦略・戦術に、直接関わっている感覚が持てることです。会社の事業戦略を自分がブレイクダウンして部署内に浸透させたことが、事業部の売上などの数字にインパクトを与えて、さらに経営につながっている手触り感みたいなものがあるんですよね。
マネージャーになった最初のうちは、事業部や会社として進めていく戦略の内容を、チームにわかりやすく伝えるのに苦労しました。経営陣の言葉をかみ砕いて「これを達成するために、うちのチームでやれることって、こういうことだよね」と翻訳するのは、自分の中でこれまで経験したことのない作業でした。
編集部
マネージャーとして、やりがいを感じるのはどんな時でしょうか。
松本さん
やはり自分のチームが動かす数字が、事業や経営に大きく響くというところですね。あと、自分が成果を出すのはもちろん、メンバーたちがちゃんと成功体験を積んで成長しているのを感じたときには「マネージャーになってよかったな」と思います。
「楽しく仕事ができているか」を重視し、若手の成長を見守ってくれる上司
編集部
松本さんのように若いメンバーの方々が、AViCさんで育っているのはなぜでしょうか。
松本さん
まだメンバーがそこまで多くないからこそかもしれませんが、上司が若手をきめ細かく見守れるというのも、大きな理由になると思います。
上司は「担当している案件の進捗を確認する」というようなレベルではなくて「今、楽しんでやっているのか」「任されている領域で成長できそうなのか」など、どうやったら成長できるのかという軸で、様々なサポートをしています。
編集部
松本さんには、どんなサポートがあったのでしょうか。
松本さん
私の場合は配置替えをしてもらったことがあります。社内には色々なグループがあって、商流やクライアントなどで分かれているのですが、自分が希望するグループに配置してもらいました。会社にも上司にも恵まれているなと感じました。
私の配置換えは特別ではなく、みずから配置換えの希望を出すメンバーもいます。働きやすい環境づくりにつながることなので柔軟に行われています。
早くから実践を重ね、豊富に経験を積める。入社3年目での抜擢も続々
編集部
若手の成長について「AViCさんならでは」ということはございますか。
松本さん
入社1年目から案件を担当する機会もあるので、実践の場数をたくさん踏めます。若手でも、ビジネスパーソンとしての戦力を鍛えられます。座学だけではいくらやっても身につけられないものを、早いうちに手に入れられる。そこが、AViCの強みだと思います。
編集部
若手の成長を後押しするような雰囲気はあるのでしょうか。
西村さん
最近では、入社3年目のマネージャーも誕生しました。組織がどんどん拡大していますので、当然ポストが必要になっています。そして、そこに抜擢される若手が増えています。責任あるポストで活躍したい方にはチャンスだと思いますよ。
中途入社のメンバーの中からも、20代のマネージャーが生まれています。当社に入社後、前職の組織では発揮できなかった力を発揮して、早い段階でマネージャーに昇進しました。
編集部
AViCさんに入社したからこその成長ですね。
西村さん
そうですね、事業が成長し、組織が大きくなると人材が増え、人材が増えるとチームも増えます。それぞれのチームにはマネジメントを担うポジションが必要ですので、そのようなポジションに就けるチャンスが増えるという良いサイクルが回っています。
編集部
AViCさんの中で、好循環が続いているのですね。
昇格後も学べる機会が多数。重要な会議に参加して視座を上げ、ロングミーティングでビジネスセンスを磨いていく
▲ロングミーティングの詳細を教えてくれた西村さん
編集部
AViCさんの人材教育について、マネージャー職に就いたあとに、成長の機会がございましたらお教えください。
西村さん
マネージャーになると部署の方針や戦略、組織体制などを議論し決定する重要な会議に参加することになるのですが、具体的な経営課題、組織課題に対して自分の考えを持ち、決断していく経験を重ねるので視座が上がっていきます。
あとは社長も含め、マネージャー以上の役職者が参加するロングミーティングがあります。マネージャー、リーダークラスの育成を目的に、3ヶ月に1回行っています。
これから進めていく案件やプロジェクトを題材に、例えば3ヶ月後の目標設定をして、事業戦略を立てていくものです。宿泊するわけではないのですが、普段の業務をいったん止めて集中して行うので、社内では「合宿」と呼んでいます。
編集部
具体的には、どのようなことをするのでしょうか。
西村さん
目標を達成するために「3ヶ月間でどのような状態にしたいのか、それはなぜか、そのためにいつまでに何をするのか」というアクションプランをそれぞれのチームで考え、発表し、みんなからフィードバックをもらいます。3ヶ月経ったところでその目標ができたのか、できなかったのかを振り返り、その要因を明確にし、次はどうするのかなどを再度マネージャーやリーダーが考え、発表するということをやっています。
松本さん
私はマネージャーになって早々に、この合宿に参加するタイミングがありました。社長も参加する重要なミーティングですので、事前に、会社の戦略などを改めてインプットしなおして、自分なりの考えを構築し、しっかり事業計画のアウトプットを持って臨みました。
日々の業務があると、優先順位が下がってしまいがちな作業ですので、合宿の機会はとてもありがたかったです。
編集部
合宿の中で、印象的だったやりとりなどはございましたか。
松本さん
他のチームの戦略と、そのフィードバックを聞いて、自分のチームでは経験がない状況の対処方法を知れたのがよかったですね。「自分の領域でも試せるのではないか」と考えたり、様々なケースへの対応を確認したりしました。新たなインプットができたと思います。
編集部
戦略のアイデアが次々と浮かんでくるのでしょうね。刺激的な機会なのだろうと想像しました。
幅広くデジタルマーケティングに携わりたい方、誰よりも成長したい意欲的な方を歓迎
▲採用したい人材のイメージを語ってくれた西村規子さんと松本圭太さん
編集部
AViCさんが、採用の際に重視しているポイントをお教えいただけますか。
西村さん
「成長したい」と思っている人材を採用したいのは、他社も同様だと思います。しかし、当社は業界の中でも圧倒的な速さやクオリティで成長できる職場だと思うんです。
細分化された一部分ではなく、デジタルマーケティングの仕事に一貫して携わり、課題解決を通じてお客様のビジネスを成功させてみたい方に、ぜひご応募いただきたいと思います。デジタルマーケティングを軸に仕事の幅を広げたい方、会社が急成長していく景色を一緒に見たいというような方には、非常にフィットすると思います。
松本さん
当社は、広告の運用代理店というだけではなく、自社ツールやソリューションも活用して、データに基づいたコンサルティングを提供しています。総合的なサポートでお客様のビジネスをドライブすることを目指しているので、そのような仕事に興味がある方に、ご応募いただきたいです。
お客様のビジネスに効果が表れると、気持ちがいいというか「自分の仕事が正しかったんだ」と感じますし、さらにお客様に喜んでいただけると「役に立てたんだ」という実感が持てて、とても嬉しく思います。
編集部
お客様のマーケティング課題の解決に向けて伴走しながら、ビジネスの成長・進化を推進していくコンサルティングを得意とされているのですね。AViCさんで働くと、広告の枠に縛られない、デジタルを起点とした幅広いマーケティングに携われることが分かりました。本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社AViC:https://avic.jp/company/
採用ページ:https://avic.jp/recruit/