成長著しい企業の成長の要因や、ワークライフバランスについて紹介するこの企画。今回はLIVE、STAY、WORK、DINEなど、⽣活におけるさまざまなシーンの中でソーシャルアパートメント事業やライフスタイルホテル事業を展開する、株式会社グローバルエージェンツを取材しました。
“文化創造企業”株式会社グローバルエージェンツ
株式会社グローバルエージェンツは、交流ができる共用ラウンジを付帯した新しい住宅形態「ソーシャルアパートメント」や、「自分をアップデートできる場所」をコンセプトとしたライフスタイルホテル「LIVELY HOTELS(ライブリーホテルズ)」を主軸に、飲食事業、コワーキング事業などを通して新しい価値観やライフスタイルを提案し「文化」に昇華させることで、誰もが自己実現に邁進できる社会を目指す企業です。
会社名 | 株式会社グローバルエージェンツ |
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住所 | 東京都渋谷区神南1-20-13 The Millennials 渋谷 |
事業内容 |
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設立 | 2005年5月 |
公式ページ | https://www.global-agents.co.jp/ |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) |
「文化創造」をミッションとする株式会社グローバルエージェンツは、コロナ禍の煽りを受けながらも2023年3月期にはコロナ禍前の売り上げ水準を大幅に超え、その成長は多くの業界から注目を集めています。
その背景にはどのような企業戦略があり、社員はどのようなマインドで業務に向き合っているのでしょう。
同社の特色ある事業内容や成長理由、採用ポリシーなどについて、HR本部マネージャーの廣田章剛さんと、PR本部の吉田主恵さん、来年初旬に新規開業を予定している「HOTEL GRAPHY 渋谷」ジェネラル・マネージャーの米澤冴季さんにお話を伺いました。
ソーシャルアパートメント事業とホテル事業を主軸に事業を展開
編集部
はじめに、グローバルエージェンツさんの業務内容についてお聞かせください。
吉田さん
2005年創業の当社は、「文化創造企業」をミッションに、世の中に新しい価値を生み出し、文化を創る企業です。単に流行を生み出す事業ではなく、やがて文化になるサービスを展開することを目指しています。
事業としてはライフスタイル事業を軸に、LIVE、STAY、DINE、WORK、WASHを展開しており、基幹事業となっているのがLIVEとSTAYです。創業当時からサービスを展開しているLIVEはソーシャルアパートメント、2013年にサービスを開始したSTAYはライフスタイルホテル事業を意味します。
以降、ソーシャルアパートメントとホテルに付随する形で、飲食事業のDINE、コワーキングスペースのWORK、ソーシャルアパートメント併設型のソーシャルランドリーWASHという事業展開を図っています。
廣田さん
当社では、各種事業のプラットフォームを作ることを大切にしています。例えば、ソーシャルアパートメントやホテルは住む場所や滞在をするハードを提供します。
この後お話するソーシャルアパートメントで開催されているイベントも、当社が企画するのではなく、入居者様が立案し、開催するのが最良と考えております。ホテルにおいても滞在の目的を我々が断定するのではなく、ご自身のライフスタイルに合わせて選択できる空間を提供することに努めています。
そこに住んだり滞在するのはユーザー様に自発的に選択いただく部分と考えており、プラットフォームを作る会社としてユーザー様の意志を尊重し、介入しすぎないことをモットーとしています。
編集部
グローバルエージェンツさんがさまざまな選択肢がある空間、ハードを提供することで、ユーザーはそこから自由に選択できるというわけですね。
ミッション:“1人ひとりが自己実現に邁進できる社会を作る”ために必要な3つの要素
▲グローバルエージェンツのスタッフは、1人ひとりが自己実現に邁進できる社会の実現のための場づくりを行っている
編集部
多角的に事業を展開されているグローバルエージェンツさんが掲げるミッションについてお聞かせください。
廣田さん
“1人ひとりが自己実現に邁進できる社会を作る”をミッションに掲げています。実現には、人、情報、機会の3つの要素が必要だと考えており、それらが集まるのが“場所”です。
当社が運営するソーシャルアパートメントやホテル、コワーキングスペースは自由に過ごせる空間であり、人が必然的に集まります。そこに情報や機会が生まれ、触れることで新しい一歩を踏み出す際の後押しが得られます。
これにより自分自身がアップデートされることが、先ほど申し上げた当社のプラットフォームを作る事業につながっていると考えます。
1人暮らしとシェアハウスの”イイとこ取り”。ソーシャルアパートメントの魅力
▲1人暮らしの賃貸マンションに入居者同士が交流できる共用スペースを加えたソーシャルアパートメント
編集部
グローバルエージェンツさんの基幹事業の1つであるソーシャルアパートメントの具体的なサービスをご紹介いただけますか?
吉田さん
当社が提供するソーシャルアパートメントは、従来のシェアハウスのような割り算の考え方ではなく、1人暮らしに入居者同士が交流できる共用部分を加えることで、+αの価値を提供する足し算の考え方から始まったサービスです。
1人暮らしとシェアハウスのメリットを融合した、プライベートスペースとパブリックスペースそれぞれを両立させた住空間となっています。
編集部
ソーシャルアパートメントを始めたきっかけについてもお聞かせください。
吉田さん
ソーシャルアパートメント事業がスタートした当時は、一軒家をシェアするシェアハウスが主流で、掃除などのハウスルールを自分たちで決めたり、家賃を入居者で割るという割り算運用が行われていたりました。しかし、ルールを守らなかったり、衛生面で課題があったりなど、多くの人にとって挑戦するのにハードルの高い暮らし方でした。
もっと多くの人が挑戦しやすい暮らし方を模索していた時、ソーシャルアパートメントという考えに至りました。
また、当社が創業した2005年はSNSの普及が目覚ましく、インターネット上でつながりを創出していく魅力に人々は夢中でした。オンラインの交流がリアルでも体験できる場づくりという発想でサービスを開始しました。
実際に、充実した共用部を使用しながら入居者同士交流できる暮らし方は、進学や就職で地方から上京する方の安心材料になったり、忙しい社会人の方の人脈形成として幅広い属性の方から支持を得ています。
ソーシャルアパートメント内での出会いだと、お互いの生活感を感じながら関係性が構築されるので、常に連絡を取っていなくても仕事やキャリアについての悩み事を相談し合ったり、刺激し会える存在になります。
転職や独立、海外留学など、それぞれのキャリアを変更する方も多くいらっしゃいます。
ユーザーに使い方を委ねるホテル事業とコワーキング事業
▲株式会社グローバルエージェンツが運営する「THE LIVELY 東京麻布十番」
編集部
次に、ホテル事業やその他の事業についてご紹介いただけますでしょうか。
吉田さん
2013年から開始したホテル事業は、「LIVELY HOTELS(ライブリーホテルズ)」をアンブレラ・ブランドとし、首都圏、関西、九州に加え、北海道、沖縄に11のホテルを運営しています。2024年には新たに1施設が加わる予定です。
特徴としては、ライフスタイル型のホテルという位置付けで運営しており、宿泊に特化したサービスではなく、「自分をアップデートできる場所」をコンセプトに、ゲストが自分自身のライフスタイルに合わせてホテルの滞在の仕方を自由に選択しながら非日常感を感じていただける空間を提供しています。
ソーシャルアパートメントで得られる本質的な価値を、体験時間とその深度、人数のバランスを変えて、ホテル事業、飲食事業、コワーキング事業においても提供しているという考え方を持っています。
▲株式会社グローバルエージェンツでは、クリエイティブなデザイン、高度にパーソナライズされたホスピタリティで最高の旅を演出している
コロナ禍前を超えた売り上げ。成長を支えた人材投資
(公式サイトから引用)
編集部
グローバルエージェンツさんの事業は、コロナ禍の影響を大きく受けたかと思われます。現在の成長フェーズについて、具体的な売り上げ率なども含め、お聞かせいただけますでしょうか。
廣田さん
LIVEとSTAYをメインに事業展開をする当社は、コロナ禍の3年間をしっかり乗り越えてきたという自負があります。その自信が現在の成長フェーズにつながっていると考えます。
具体的な数字で見ると、コロナ禍前の2019年3月期の売り上げと2023年3月期を比較すると、115%の売り上げ比率となっています。今期はまだ見込みの段階ですが、前年比較で約110%程の伸び率を見込んでいます。
ソーシャルアパートメントが微増したことを鑑みても、物件数がコロナ禍前と大きく変わっていない中、コロナ禍前の売り上げを超えられたのは、コロナ禍でも決して諦めることなく収益性を高めるための努力を各事業、各施設が続けてきたことが背景にあると思われます。
編集部
売り上げ率のほか、成長ポイントとして挙げられることはありますか?
廣田さん
スタッフはコロナ禍前と比較し、社員数だけで見ると120%、アルバイトを含めた全体では110%増加しています。また、2024年初旬には渋谷エリアにホテルの新規開業が控えていて、施設の拡大も今後の目標にしています。
編集部
コロナ禍で多くの宿泊施設が大打撃を受けた中、グローバルエージェンツさんがコロナ禍後も成長を遂げている要因はどこにあるとお考えですか?
廣田さん
採用における事業戦略が大きく関係していると考えます。当社はコロナ禍でも人員を整理したり、採用をストップするのではなく、引き続き正社員を積極的に採用をする決断をしました。
今は大変だけれど再び観光業が盛り上がることを確信し、社員を増やすことで高い品質を維持、ブランド力を高めていくことで観光業界の明るい未来のための土台作りができる、という考えに至ったからです。
とはいえ、当時は全てのスタッフが不安に感じていたのは事実です。1ヶ月先のことすらわからないコロナ禍では、今日決めたことが次の週には変わるというように、変化が激しい時期でした。
そのため、スタッフ1人ひとりが自立した判断を持つ努力を求められましたし、正社員採用を進めることでこうした変化への対応スピードを高められたことは、結果顧客満足度に反映されたと考えています。その結果、2023年3月期の売り上げがコロナ禍前を上回ることができたのだと分析します。
編集部
アフターコロナと言われる時代に突入し、業界の就業者数に変化を感じることはありますか?
廣田さん
2019年末から3年間のコロナ禍では、飲食と宿泊、観光に関わる全ての業界はかなり苦戦を強いられてきました。一時は宿泊業に携わる就業者数が15万人減少したと言われています。これは宿泊業全体の約20%に値します。
業界全体に暗雲が立ち込め、先行きが見えないと誰もが不安に感じていましたが、2023年7月には宿泊業の就業者が58万人にまで伸びていると各メディアで報じられました。これは、コロナ禍以前にインバウンドや東京オリンピックで宿泊需要が高まっていた時期を大幅に超えた数字となっています。
この数字は採用の現場でも強く実感しており、コロナ禍により、観光業や宿泊業、航空会社などの就職が叶わなかった方々からの応募が急増しています。
編集部
なるほど。観光業に携わる多くの企業が人員を整理することを強いられる中、グローバルエージェンツさんでは人に投資することで高い品質とブランド力を維持し、成長し続けていらっしゃるのですね。
アルバイトから社員へ。GMに抜擢された若手社員の成長ヒストリー
▲アルバイトから正社員にキャリアアップし、新規オープンするホテルのGMに就任した米澤さん
編集部
採用方針のほか、収益の面で御社が取り組まれていることがあればお聞かせください。
廣田さん
インバウンドだけに頼るのではなく、国内団体顧客での収益性を高めることができ、国内のマーケットをしっかり確保できたことが、実績に繋がったと感じています。
編集部
成長の指標として、2024年にオープンする渋谷周辺エリアのホテルを挙げていただきました。米澤さんはジェネラルマネージャー(GM)を務められているとのことですが、ホテルの特徴をお聞かせください。
米澤さん
グローバルエージェンツとして12施設目となるホテルは、「HOTEL GRAPHY 渋谷(※)」というブランド名で東京・渋谷の東側にオープンを予定しています。
※HOTEL GRAPHY 渋谷:2023年にプレスリリース予定
GRAPHYというブランドは、東京・根津に当社が最初にホテル事業を展開した思い入れの強いホテルブランドです。ブランド名は、人間関係を可視化した“ソーシャルグラフ”に由来します。
「HOTEL GRAPHY 根津」は、谷根千(谷中・根津・千駄木)の下町の雰囲気に特化したブランドを担っているのに対し、「HOTEL GRAPHY 渋谷」は、渋谷の華やかな雰囲気と利便性、多様なカルチャーを反映したホテル作りができればと思っています。
編集部
米澤さんは2019年入社とのことですが、5年目で新規オープンのホテルのジェネラルマネージャーを務めるのは一般的にスピード昇進になると思われます。どのような経緯で御社にジョインされ、経験を積まれたのでしょうか。
米澤さん
もともとは北海道・小樽にあるホテル「UNWIND HOTEL&BAR 小樽」の開業メンバーとして、アルバイトでジョインしたことが入社のきっかけです。2019年開業の同ホテルでは主にフロント業務を担当していましたが、開業後すぐにコロナ禍となり、正直転職も考えていました。
しかし、先ほど廣田から話があったように、人員が整理されることはありませんでした。アルバイトにもチャンスを与え、人を大切にするグローバルエージェンツに魅力を感じ、当時のマネージャーに声をかけられたことで社員を目指すようになりました。
社員として最初に勤務したのは、神奈川県川崎市のホテル「slash 川崎」です。スタッフに恵まれ、さまざまなチャレンジができた2年間は、私の財産です。当時は自分がマネージャー職に就くことは想像もしておらず、今回の人事には正直、私が一番驚いています。
編集部
アルバイト時代からの米澤さんの活躍を見守ってきたことで、ジェネラルマネージャーとしての資質をグローバルエージェンツさんはしっかり見極められていたのですね。
38%がアルバイトから正社員へ。本人の意思を尊重し、チャレンジできる場を提供
編集部
米澤さんは北海道から神奈川への移動ですが、グローバルエージェンツさんは人事においても本人の意思を尊重されているのでしょうか。
廣田さん
希望は積極的に受け入れ、反映するようにしています。米澤の場合も北海道を出てチャレンジをしたい意向があり、神奈川勤務となりました。
ただ、意向をなんでも受け入れるのではなく、そこには日常的な貢献度や、周囲の信頼評価が伴います。米澤のように年齢や経歴に関係なく、活躍してもらうステージを積極的に提供する方針です。
編集部
米澤さんのように、アルバイトから正社員に登用されるケースは多いのでしょうか。
廣田さん
当社の雇用で特徴的なのは、アルバイトから社員になる割合が全体の約38%と、3人に1人はアルバイトから社員になっていることです。また、スタッフの約半数は業界未経験者です。前提にゼロベースの思考を大切としているため、社員とアルバイトで任せる仕事やチャレンジに差もありません。
業界経験があることで習慣や思考に縛られることもあるので、むしろ未経験者ならではの視点で最善の方法や行動ができる人材をしかるべきポジションに置くことを大切にする考えを持っています。
成果を軸にしたクリアな評価制度
編集部
アルバイトから正社員に登用されたり、業界未経験者の活躍が目覚ましいグローバルエージェンツさんですが、評価の指標はどのようになっていますか?
廣田さん
評価制度は、もともと目標設定制度で管理していたのですが、コロナ禍を機に廃止しました。現在は目標を設定しない制度に変更し、成果を軸にした評価を採用しています。
一寸先のこともわからないコロナ禍を経験したことで、半年先の目標を定めることが果たして正しいのかという疑問を抱いたことが評価制度を変更した理由です。実際に半年が経った時、その目標が適正なのか、妥当性を失ってはいないか、場合によっては大きく道が外れているかもしれません。
環境変化の激しい時代において、目標に縛られて成果を出すことを評価するのではなく、柔軟的なアウトプットを出すことが、1人ひとりの裁量が大きい当社の企業文化にマッチすると考えています。
1週間以上の長期休暇取得ができる。グローバルエージェンツの充実の福利厚生
編集部
次に、グローバルエージェンツさんの働き方についてお聞かせください。
廣田さん
所属する部署や業務内容によって異なりますが、吉田や私のように本社勤務の者はリモートワークが可能です。米澤のような現場を守るGMやフロント業務など、現場で働く者は出社勤務となります。
編集部
宿泊業の多くは年中無休ということもあり、まとまった休みが取りにくいイメージを持つ読者も多いと思われます。グローバルエージェンツさんの休暇制度はどのようになっていますか?
廣田さん
現場で対面の仕事があるホテル業界では珍しく、当社では長期休暇を取得することができます。直近では私と米澤が約1ヶ月の休暇を取得しました。
▲廣田さんは1ヶ月の長期休暇中、スリランカ旅行を楽しんだ
当社はホテル事業会社としてスタートした会社ではないので、良くも悪くも業界の習慣にならう考えはなく、今の時代に働きやすい環境を作るためにはどうあるべきかに注力しています。
従業員1人ひとりが休暇を取るスタッフの意向を尊重しているので、1週間以上の長期休暇を取得する従業員比率はかなり高いと思っています。外国籍であれば、自国に帰るために2〜3週間の休暇を推奨することもあります。また、男性の育児休暇率が高いことも特徴です。
編集部
グローバルエージェンツさんのような事業形態で、1週間以上の休暇を取れるのはとても魅力だと思います。
有休とは別で取得ができる、子供や自身の病気療養のための休暇制度
編集部
長期休暇の他、グローバルエージェンツさんならではの休暇制度はありますか?
廣田さん
結婚休暇、子の看護休暇の制度があります。子の看護休暇は政府が定めているものではなく、子供が体調不良になった場合に取得する、当社独自の“子の看護休暇”となります。
子供の病気を理由に休みを取るとなると、一般的には有休をあてたり欠勤扱いになりますが、当社では有休とは別に、年間の上限内で“子の介護休暇”を取得することができます。
この他、自分自身の体調不良や病気のための休暇制度に“傷病休暇”があります。こちらも有休とは別に取得が可能です。
編集部
有休とは別に各種休暇制度が制定されているのは、どのような考えがあるのでしょう。
廣田さん
有休とは本来、目的のために休暇を取り、人生を豊かにするための休暇であるべきという思いがあります。家族や自分の体調不良に有休をあてるのは本質的ではないため、福利厚生の一環として複数の休暇制度を設けています。
編集部
本来の有休を自分らしく過ごすことで、働くモチベーションにもつながるというわけですね。
住宅手当が支給されるソーシャルアパートメント入居で、体験価値を高めることができる
編集部
休暇制度以外の福利厚生についてお聞きします。グローバルエージェンツさんには、御社ならではの住居手当制度があると伺っております。こちらについてご説明いただけますでしょうか。
吉田さん
当社が運営するソーシャルアパートメントにスタッフが入居すると、一定額の住宅手当が支給されます。
冒頭に廣田が申し上げた“自己実現に邁進できる社会を作る”という当社のミッションに必要な、人、情報、機会の3つの要素を、ソーシャルアパートメントに住むことで得ることができ、自己成長につなげてほしいという思いから、このような制度を導入しています。
実際に入居しているスタッフはソーシャルアパートメント事業部のメンバーはもちろん、ホテル事業部や飲食事業部のスタッフとさまざまです。前述したように、ソーシャルアパートメントで得られる本質的な体験価値は、他の事業部のサービスにも共通しているので、入居者同士の交流の中でその体験価値を得ることで、サービスへの理解度が上がり仕事に還元できると思っています。
能動的な思考でアクションを起こし、ポジティブに仕事に取り組める方を歓迎
編集部
コロナ禍を乗り越え、成長フェーズにあるグローバルエージェンツさんの、スタッフを大切にした文化や充実した福利厚生などに興味を持った読者は多いと思われます。御社にはどのようなマインドを持った方がフィットし、活躍できると思われますか?転職を検討している読者に向け、メッセージをお願いします。
廣田さん
グローバルエージェンツにジョインするには、能動性が重要と思われます。研修マニュアルや教育マニュアルを作っていない当社は、実際に業務に携わりながらキャッチアップをする、OJTをベースにした教育体制を組んでいます。
その中で、指示待ちではなく、能動的に興味を持ったり質問ができたり、行動に移すことができる方を歓迎します。
採用ポリシーとしては、個人に対して評価をするのではなく、それぞれが持っている個性や持ち味がグローバルジェンツという組織の中でどのように発揮してもらえるのか、活躍してもらえる人材なのかということに注力しています。
採用面接はお互いの理解を深める会話の場だと思っているので、公式サイトを見て面白いと感じたり、少しでも当社に興味を持っていただいたのならぜひご応募いただき、会話をすることから始めさせていただければとても嬉しいです。
米澤さん
やがて文化になるサービスを展開することを目指す当社では、今自分たちができる最良のことは何かを常に追求しています。目の前の課題に対し、できないというネガティブな感情ではなく、課題解決のためには何をすべきかというポジティブな思考を持った方と一緒に働きたいと考えています。
ホスピタリティに興味がある方や、新しいことにチャレンジしたいという意欲をお持ちの方は、ぜひジョインいただければ幸いです。
編集部
コロナ禍で観光や宿泊に関わる業種が苦戦を強いられる中、あえて人材に投資し、サービスやブランドの品質を維持、高めてきたグローバルエージェンツさんの、企業としての気質に感銘し、感動した読者は多いと思われます。
本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社グローバルエージェンツ:https://www.global-agents.co.jp/
採用ページ:https://recruit.global-agents.co.jp/