「ビール会」での交流も。メタップスの独自制度とチャレンジを促すカルチャー

さまざまな企業の新しい働き方や求める人材像などを紹介するこの企画。今回は、「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」というミッションを掲げ、社会と企業のデジタル化を進めていく株式会社メタップスにお話を伺いました。

株式会社メタップスとは

株式会社メタップスのミッション
▲ミッションは「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」。

株式会社メタップスは、決済サービスを提供するファイナンス事業、デジタルマーケティングをワンストップ(※)で提供するマーケティング事業、クラウドサービスなどの提供を通じたDX(デジタルトランスフォーメーション)支援事業の3つを行っています。
(※)ワンストップ:企業がさまざまなサービスを一括して提供することを指す

会社名 株式会社メタップス
住所 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 
渋谷スクランブルスクエア
事業内容 ・ファイナンス(決済・金融)
・マーケティング(広告・分析)
・DX支援(SaaS/開発支援)

設立 2007年9月3日
公式ページ https://metaps.com/ja/
働き方 ハイブリッド勤務
フレックスタイム制

今回は、事業内容やテレワークを巡る現状、「ビール会」などの独自のカルチャーなどについて、株式会社メタップスの広報担当である香東さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社メタップス広報担当・香東さん

株式会社メタップス
広報担当

香東(こうどう)さん

ミッションはテクノロジーによって社会をDX化すること

株式会社メタップスが軸とする3つの事業ファイナンス・マーケティング・DX支援
▲メタップスさんが軸とする3つの事業。

編集部

まずは、メタップスさんの事業内容についてご説明いただけますか。

香東さん

弊社はグループ企業ですのでグループ会社を含めた説明にはなりますが、ファイナンス・マーケティング・DX支援の3つを軸としています。本社であるメタップスは、企業のDX支援がメインですね。

グループ会社の「メタップスペイメント」は、ファイナンスの領域を受け持っていて、リアル・オンラインの店舗の両方を対象に幅広い決済サービスを提供しています。また、会員管理・決済サービス「会費ペイ」をはじめとしたパッケージソリューションなどのサービスを積極的に展開しています。

同じくグループ会社の「メタップスワン」はマーケティング領域を担当しています。国内および海外に向けて、デジタルマーケティングを中心にクライアントのサポートを一気通貫でおこなっています。特に、「BFP」「Become」などデータフィード広告に関連したサービスは高い評価を得ています。

株式会社メタップスの各事業がシナジーを創り出すイメージ
▲データとAI(テクノロジー)によりファイナンス・マーケティング・DX支援のシナジーを創り出すイメージ。

編集部

ありがとうございます。続いて、本社であるメタップスさんの事業について詳しく伺えますか?

香東さん

本社では企業のDXを支援する事業を行っており、SaaS(※)を一元管理することでコストの削減や安全なアクセス環境を実現するツール「メタップスクラウド」や、フリーランスエンジニアの新しい働き方を提案する「re:shine(リシャイン)」などを提供しています。
(※)SaaS:「Software as a Service」の略称。サービス提供事業者(サーバー)側が運用するソフトウェアをユーザーが利用できるサービス。

いずれの事業にも共通するのは、企業やユーザーなどのすべての人々を、テクノロジーにより支援することで自由かつ快適にしていきたいという想いです。各事業は連携しているので、シナジーを高めることでより効果的に展開していけると考えています。

編集部

少し前までは現金かクレジットカードしか選択肢がなかった決済サービスがここまで多様化しているように、お金と経済のあり方は急速に変化していると思います。メタップスさんは、データやAIが活用できる領域において、その高い技術力でさまざまな人々の経済活動や毎日の暮らしを自由にしようとされているんですね。

ハイブリッド勤務で、出社のメリットも活かす

株式会社メタップスのオンラインミーティング風景

編集部

続いて、メタップスさんの働き方について伺えればと思います。香東さんは2020年入社と伺いましたが、ご自身の経験からお話しいただけますでしょうか。

香東さん

はい。おっしゃるとおり私は2020年4月入社で、社会情勢もあって当初はリモートワークだったんです。メタップスは周囲より早くからリモートを取り入れていたので「進んでいる会社だな」という印象でした(笑)。

通勤も必要ないので効率よく仕事をすることができたものの、3か月ほどフルリモートが続くと、やっぱり少し不安になってきたんですね。メンバーの人柄などがわからない状態だと、オンラインミーティングでもなかなか会話に入れなかったりもしました。

編集部

誰も知らない状態で入社して、いきなりリモートだとなかなか難しいですよね。どのように解決されたのですか?

香東さん

状況が変わって出社が週1回、週2回と少しずつ増え、ハイブリッド勤務になったことで、メンバーの性格や会社の雰囲気、業務の進め方などがわかってきたので、問題なく馴染むことができました。

やっぱり、すでに関係性ができている段階でリモートに移行するのと、入社してすぐにリモートでは、かなり差があると感じました。直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることが大切だということがよくわかりました。

夕方の「ビール会」などユニークな施策でコミュニケーションを活性化

株式会社メタップスのオフィスで開催されるビール会
▲ビール飲み放題の親睦会。はじまるとSlackに開催情報の連絡が入る。

編集部

直接顔を合わせるコミュニケーションが大事だとお話しいただきましたが、メタップスさんではメンバー間の交流を活性化させるような取り組みはされているのでしょうか。

香東さん

その点については、特徴的なイベントを実施しています。実は、オフィスでは16時から無料でビールを飲むことができるんです。また、福利厚生の一環で木曜に親睦会を開催しています。エンジニアや人事スタッフ、それから内定者までさまざまな人が参加して、食事もしながらコミュニケーションを取っています。

編集部

夕方から一杯楽しめるのは、すごくあこがれます!このような機会があると、みんな仲良くなりますよね。

香東さん

そうなんです。ほかには、コミュニケーションを活発化するため「シャッフルランチ」を行っています。違う部署から年齢層もバラバラな人が集まって、一緒にランチを食べることで親睦を深めるのですが、食事代は会社が負担しています。

特にリモート中心の環境だと、他の部署の業務内容や「どういう人がいるのか」がわかりづらい不透明な状態でした。いろいろなイベントを通して実際に会って話すことで、その課題を解消できたのは組織としてすごく良かったと思います。

編集部

いただいた資料に写っている皆様の表情を拝見しても、笑顔が印象的でチームワークがすごく伝わってきます。

若手でも挑戦しやすい環境と充実したサポート体制

株式会社メタップスの社員がPCを見ながら会話するようす

編集部

香東さんを含め、メタップスさんでは若手の方が多く活躍されていると伺っておりますが、実感としてはいかがでしょうか?

香東さん

そうですね。メタップスは経歴や性別に関係なく、若手でも挑戦しやすい環境だと思います。

実際に、過去に楽器の営業をやっていたメンバーが、エンジニアとして入社して今ではひとつのサービスの責任者を任されたり、新卒で入社したあとに「こういうことがやりたい」と手を挙げて、新規事業を立ち上げたケースもあります。

私自身の経験でいうと、入社前の面接のときから「採用や広報といった人に何かを伝える仕事に携わりたい」とアピールしていました。その想いが通じて、1年目は人事として採用業務に携わり、2年目には前任者が育休に入る関係もあって1人で広報担当を任せてもらえるようになったんです。

まだ知識不足なところもあるのですが、失敗しつつも周りにサポートしてもらいながら少しずつ仕事を覚えることができているので、本当に「手を挙げれば挑戦させてもらえる環境」なのだと実感しています。

編集部

周囲からのサポートというのは、どのようなものがあるのでしょうか。

香東さん

新卒や第二新卒で入社した場合は、担当のトレーナーがついてOJTをしっかりと実施するということと、そのトレーナー以外に同部署・異なる部署からそれぞれメンターがサポートしてくれます。また人事もサポートに入るので、1人に対して3人がフォローしていくという体制ですね。

特に違う部署のメンターは、業務で直接関わることはないので、仕事に関係ないことも相談しやすいようです。なので、メンタル的なサポートも含めてできていると思います。

あとは、社内ではエンジニアやBizDevといった職種別で勉強会を月1回行っています。そこで意見交換ができますし、社外の研修やセミナー、交流会など費用がかかる場合も会社から手当が出ます。私も広報担当になった当初に基礎研修を受けましたが、補助が受けられたので助かりました。

編集部

若手に対して、周りが家族のように輪を作って見守っていくような手厚いサポートがあるんですね。メタップスさんの社風をすごく感じました。

失敗を失敗と思わない。安定よりリスクをとる企業カルチャー

株式会社メタップスのオフィスで打ち合わせをしている風景

編集部

実際に働いていて感じる、メタップスさんのカルチャーについてお教えいただけますか?

香東さん

弊社には、「失敗を失敗と思わない」文化があります。単に「失敗した」で終わらせるのではなく、より良くするための一つの手段が失敗だという考え方です。

そうした文化はメンバー内でも浸透していて、会議でも「リスクがあるからやめておこう」より「どうしたらできるようになるのか」という発言が多いんです。

編集部

失敗を次に活かすというのは、前向きですごく良いカルチャーですね。社内はどのような雰囲気なのでしょうか。

香東さん

一番の特徴は、話すことが好きな人が多いところですね。メンバーは業務に関わるような技術面以外にもいろんなことに興味を持っていて、若手からベテランまで、最新のトピックについてよく話し合っています。あとは、業務面では自走していろいろと行動をしている人が多いように感じます。

編集部

積極的に発言できることがベースにあるので、気になったことを周りのメンバーにすぐ話すことができて、そういった雑談から新しい発想が生まれることもあるのでしょうね。メタップスさんは組織としてすごく健全だという印象を受けました。

「ポテンシャル採用」を実施。未経験でもチャレンジできる

株式会社メタップス広報担当・香東さん
▲広報担当の香東さん。ご自身の経験を踏まえたお話しを聞かせてくださいました。

編集部

最後に、採用について伺えればと思います。メタップスさんでは、採用工程に独自のしくみを取り入れているんでしょうか?

香東さん

はい。私たちは通常の「キャリア採用」のほか、学歴・職歴・応募時期などに制限を設けず、幅広い条件の方に応募していただける「ポテンシャル採用」を実施しています。

先ほども少し触れましたが、ポテンシャル採用の好例としては、大手楽器メーカーで営業職として約3年半ピアノの販売をしていたメンバーが挙げられます。このメンバーは退職してから独学でプログラミングを学び、アプリを開発するまでになった頃、メタップスで未経験だったエンジニアが活躍している記事を見て、ポテンシャル採用に応募したそうです。

あと、実は私もポテンシャル採用で入社したんです。私は国語の教員免許を持っていたので、元々は教師になるつもりでした。でも、生徒だけでなくもっと多くの人に自分の興味があることを伝えたいことに気づいたので、人事の仕事をしたくて大学4年生の6月から就職活動を開始しました。

新卒はまず営業職など現場を経験することからはじまるという企業が多かったのですが、メタップスでは「やりたいと思うことに挑戦してみてほしい」と快く受け入れてくれたんです。普通ならこういった希望は通らないと思うのですが、経歴などではなくその人を見るメタップスだからこそ、今ここにいるのだと思います。

「情熱」を最も重視。熱意がある人と一緒に働きたい

株式会社メタップスの広々としたオフィス

編集部

メタップスさんに興味を持った読者の方々に向けて、メッセージをいただけますか。

香東さん

メタップスがメンバーに求めているのは、圧倒的な「エネルギー量」であり「情熱」です。行動指針として「MPQ」(Metaps People Quality)というものを定めているのですが、そこにも「人は頭の良さやスキルより情熱に圧倒的な差がつく」という内容があります。

ポテンシャル採用をおこなっていることからもおわかりいただけると思うのですが、私たちは過去を重視するのではなく、未来に向けて「これをやりたい」「成長したい」という想いを持った人と、ぜひ一緒に働きたいと願っています。

メタップスには挑戦しやすく成長できる環境があると思いますので、それを活かして会社と一緒に成長し、何かを成し遂げたいという熱量を持った人に来ていただけると嬉しいですね。

編集部

実際にチャレンジして入社された香東さんにお話しいただいているので、すごく説得力がありますね。メタップスさんの事業目的やミッションに共感し、熱意を持ってジョインしたいという方は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社メタップス:https://metaps.com/ja/
採用ページ:https://metaps.com/careers/