ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、METATEAM(メタチーム)株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
2023年に社名を変更した(※)METATEAMは、チームワークとテクノロジーを融合させた「TeamTech(チームテック)」という独自の概念に基づいた事業展開を行っています。具体的にはDX(デジタルトランスフォーメーション)事業、プラットフォーム事業、グローバル事業の3つの柱においてチーム単位でプロジェクトを遂行し、チームワークを駆使しながらクライアント企業の業務改善や生産性向上をサポートしています。
(※)2023年4月1日に変更。旧社名は「シアトルコンサルティング株式会社」
組織においては若手のチャレンジを推奨する文化があり、新卒入社2年目でチームリーダーを、4年目でグループマネージャーを任される社員もいるなど、成長機会が豊富に用意されていることが大きな特徴です。
今回は、METATEAM株式会社の組織文化や若手活躍事例について、DX事業本部の千田さんとDX人財本部の岸さんにお話を聞かせていただきました。
METATEAMの組織:役職関係なくチームワークで考え、実行する文化
編集部
まず、METATEAMの組織の特徴について教えてください。
千田さん
社名にもある通り、「チーム」として組織づくりを行っていることが特徴であり、強みでもあります。全体の約7割がチームでのプロジェクト参画となっており、クライアントごとに異なるプロジェクトが動いている形です。クライアント全体での全体会議を通じて、営業も含めた全員で進捗状況を把握し、価値提供を行っています。
当社は前身の「シアトルコンサルティング」の創業期から「チームシアトル」という言葉を掲げ、役職関係なく提案ができ、チームで考え、実行できるフラットな組織文化を築いていました。私は長年チームスポーツのサッカーをしてきたこともあり、チームワークを重視した当社のカルチャーに共感して入社したのですが、私以外にもチームワークが好きな社員がたくさん集結しています。
編集部
チームといえば、御社のミッションは「TeamTech Move the World 〜TeamTechで世界を動かす〜」ですが、TeamTechという言葉の意味や込められた想いについて教えていただけますか?
千田さん
「TeamTech」は“チームワーク”と“IT”を掛け合わせた当社独自のコンセプトです。
システム開発の現場では、複数の企業が1つのプロジェクトに参画するケースが一般的です。その中で、プロジェクトの成功を大きく左右するのが参画メンバーの目的意識や人となり、そして関係性だと考えています。そこで、「ITの力を活用し、よりシームレスなチームワークを実現できる世界を作りたい」といった想いで「TeamTech」と表現しました。
編集部
チームワークを重視する中で、具体的にどのような取り組みを行っているのでしょうか。
千田さん
「チームワークサイエンス」という独自の取り組みを行っています。再現性を持つ良いチームを作るため、独自の測定指標を開発し、それを会社やプロジェクトのマネジメントに活用しているんです。
実際に社内で運用した結果、残業時間が30%程度減少し、プロジェクトからの退職者数が0人になるなど、しっかりとした効果が表れています。
岸さん
「目的別組織」を形成し、各プロジェクトで得られた経験や知見を社内でナレッジとして共有していることも特徴的な取り組みですね。様々なお客様先でプロジェクトに参画しているメンバーを、同じようなキャリアを目指している人たち同士で組織化することで、各プロジェクトでの事例共有やキャリア相談がしやすい環境を作っています。
また、過去の事例を基に「プロジェクトを成功させるためにはどうすればよいか」といったテーマで社内勉強会を開催することもあるなど、当社のチームワークを活かした各種取り組みが充実しています。
若手活躍も促進。早期キャリアアップも叶う「実践重視」の育成方針
▲オフィスのバーカウンターで談笑する若手社員の方々
編集部
岸さんは早い段階からマネジメントの役割を任されたと伺いました。若手にも大きな裁量権が与えられる会社なのですね。
岸さん
おっしゃる通りです。私の場合、入社後2年間プログラマーとして経験を積み、その後2年間は3~5人規模のチームのリーダーとして開発の進捗管理や品質管理を担当しました。そして、直近2年は最大10人規模のチームのプロジェクトマネージャーを務めながら、グループマネージャーとして20~30人規模の組織マネジメントを行っています。
当社の「実践重視」の育成方針により、若手にも大きな裁量権が与えられていると感じますね。座学で教えるのではなく実際に任せて、失敗しながら学ばせるスタイルを取っているんです。2年目でリーダーを務めるメンバーも多くいますし、私の担当プロジェクトでは1年目の社員にもクライアントとの直接対話の機会を設けるなど、若手のうちから様々な経験を積ませています。
実際に、私がメンターを務めていた後輩が新卒採用部の部長になったり、1年目でOJT(On-the-Job Training)を担当していた社員が私と同じようにマネージャーになったりと、若手の成長は目覚ましいものがあります。
早期のアウトプット機会&実力主義の評価制度が成長をサポート
▲代表取締役の京和将史さんによる次世代幹部研修
編集部
どのような取り組みが若手の成長に繋がっていると思いますか?
岸さん
最も成長に繋がると感じるのは、実際の業務でアウトプットする機会を早期から得られることですね。制度面では宿泊研修や過去の研修動画の視聴機会、書籍購入支援などがありますが、これらはあくまで補助的なものです。インプットした知識を実践で活かすことを重視しています。
千田さん
あとは、実力主義の評価制度も若手の成長を促していると感じます。
当社ではビジネス面での成果と人間性の両面を評価し、年次に関係なくリーダーやマネージャーといったポジションに登用しているんです。経営会議では各部門長が週1回、若手社員の称賛すべき点を報告する機会があり、社長にも直接情報が届く仕組みになっています。
また、昨日も1〜3年目社員の研修成果発表があり、社長自ら参加して若手の発表を聞きました。その後、社内バーでの懇親会においても社長と新入社員が交流する機会があり、そういったフラットな文化が根付いていることも若手の成長につながっていると思います。
METATEAMの社内イベント:全社でのサミットなど多数開催!
▲「メタチームサミット」時の集合写真
編集部
社内のコミュニケーションや絆を深める機会が充実しているようですが、特徴的な取り組みについて教えていただけますか。
千田さん
特徴的なのは、社員の有志で構成される「イベント盛り上げ隊」でしょうか。会社を盛り上げるためのイベント企画を自主的に行っており、例えば、東京と大阪の支社で同時に花見を開催し、タブレットで中継をしながら交流を深めることが毎年恒例になっています。
また、1ヶ月に1回、東京本社と大阪支社全体で「メタチームサミット」という全社総会を実施し、全社での情報共有や意見交換のほか、懇親会にて交流を深めていることも特徴のひとつです。
▲メタチームサミットでの一幕。一番右は代表の京和さん
岸さん
社内で定期的に実施している「ライトニングトーク大会」も特徴的ですね。当初は技術的な発表が中心でしたが、最近では趣味の話なども増えてきました。これをきっかけに共通の趣味を持つ社員同士が繋がり、新しいコミュニティが生まれています。
実際に、社内には麻雀部があって月2回ほど集まっていますし、会社の仲間と一緒にダイビングの免許を取得して定期的に潜りに行くなど、趣味を通じた交流が活発です。
編集部
イベント好きな方や活動的な方にとって、理想的な環境かもしれませんね。
千田さん
そうですね。ただし、私たちは多様性を重視する文化も大切にしており、イベントやコミュニティ活動は強制ではなく個人の意思を尊重しています。そのため、社交的なメンバーもそうでないメンバーも、それぞれが居心地良く働ける環境となっています。
METATEAMの事業:ITコンサルからシステム開発まで一貫して手がける
編集部
改めて、METATEAMの事業の特徴についても教えていただけますか?
千田さん
当社では、DX事業・プラットフォーム事業・グローバル事業の3本柱でサービスを提供しており、ITの戦略策定などのコンサルティングからシステム開発まで一貫して提供できる体制を整えていることが大きな特徴です。最近はお客様のデジタル化の方向性の整理や、新規事業の企画フェーズからの参画、システムリプレースの計画立案など、DX支援も増えていますね。
具体的には、DX事業ではクライアントのDX課題を解決するために、JavaやPHP、Rubyなどのプログラミング言語を用いたWebおよびモバイルアプリの開発や、ブロックチェーン技術を活用したソリューションを提供しています。
また、プラットフォーム事業ではチームの生産性を向上させるためのクラウドサービスの開発を行い、グローバル事業ではミャンマーに設立した子会社を拠点としてアジア全域への展開を図っています。
顧客セグメントとしては、金融系や通信系のお客様を主なターゲットとしていますが、それだけではありません。最近では不動産業界でのデータ活用案件やAIを用いた業務改善プロジェクトなど、様々な分野での取り組みが増えています。
編集部
事業内容を見ると、社員の皆さんは先端技術に触れる機会もあるのでしょうか?
千田さん
はい。業務で扱う機会はプロジェクトによって異なりますが、社内ではSlackを使用してAI関連の情報共有や議論を行う専用チャンネルも設けています。最新技術についての情報交換も活発で、興味があれば積極的に新しい技術に触れる機会を得られる環境です。
METATEAMの採用メッセージ:リーダーシップのある方を歓迎
編集部
最後に、METATEAMへの転職に興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。
千田さん
応募後のフローについてお伝えすると、私たちは候補者の希望に応じて柔軟な選考ステップを用意しています。「まずはカジュアルに話を聞いてみたい」という方にはカジュアル面談からスタートし、その後書類選考、最終面接の流れです。
また、すでに応募意思がある方の場合は、書類選考、1次面接、最終面接という通常の選考フローで進めさせていただいています。
私たちはベンチャースピリットあふれる会社で、まだまだ発展途上の部分もあります。しかし、それを課題として捉えるのではなく、自ら提案して会社を変えていこうとするリーダーシップのある方にぜひお越しいただきたいですね。もちろん、そういった提案や変革の意欲をしっかりと受け止める経営層が当社には揃っています。
また、エンジニアもITコンサルタントも、本質的にはサービス業だと考えています。そのため、常に「お客様にとって何が最善か」を真剣に考えられる方に入社していただけたら嬉しいです。
岸さん
若手から多様な経験を積める環境が整っているのが当社の特徴です。新卒・中途に関係なく、成果を出した人はしっかりと評価される文化があります。
「会社とともに成長したい」「より良い会社にしていきたい」という意欲のある方からのご応募をお待ちしています。
編集部
本日はありがとうございました!
編集後記
METATEAM株式会社の働き方のまとめ
事業の特徴 |
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組織体制 |
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若手の特徴 |
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社内文化 |
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求める人物像 |
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METATEAM株式会社の基本情報
企業名 | METATEAM株式会社 |
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住所 | 東京都港区南青山2丁目27番25号 ヒューリック南青山ビル9階 |
事業内容 |
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設立 | 2006年5月 |
公式ページ | https://metateam.co.jp/ |
採用ページ | https://metateam.co.jp/recruit |
募集職種 |
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