ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、りそなグループの一員であり、兵庫県神戸市に本社を置く地方銀行「株式会社みなと銀行」にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
地域に密着した“県民銀行”を目指すみなと銀行の特徴は、次世代を担う若手社員のキャリアサポートに力を入れていることです。希望する職務にチャレンジできる「ジョブエントリー制度」や「若手社員の業務出向」など、若手社員のキャリアアップを支援する取組みを行っています。
今回は、株式会社みなと銀行の若手育成や働き方について、営業職の西田さん、採用担当の藤田さんにお話を聞かせていただきました。
さまざまな人財育成の取組みで、従業員一人ひとりの成長を後押し
▲取材にご対応いただいた西田さん
編集部
みなと銀行では、教育研修制度が非常に充実していると伺っていますが、どのような制度があるのでしょうか。
藤田さん
従業員の描くキャリアの実現に向け、その成長を支援する「成長支援制度」や、従業員のチャレンジ意欲を支え、キャリアの実現をサポートする「キャリア形成支援制度」などがあります。
編集部
キャリア形成支援制度について、どのような内容なのか教えていただけますか。
藤田さん
社員一人ひとりが希望するキャリアの実現をサポートすることを目的としており、代表的な取組みとして「ジョブエントリー制度」があります。
「ジョブエントリー制度」は、募集する職務に対しエントリーできる制度です。面接などの選考を経て合格すれば希望する部署への異動が可能となります。
一例として、営業店で営業担当をしていた社員が手を挙げて、本部のM&Aや事業承継を手掛ける部署に異動し活躍しています。このように、営業店での営業の枠を超えた、専門的な分野の営業推進にも挑戦できるチャンスになっています。
編集部
「若手社員の業務出向」もされていると伺ったのですが、どのような内容でしょうか。
藤田さん
若手社員を兵庫県内を中心としたお取引さま企業や、地方公共団体に2年程度業務出向させる取組みです。出向先から帰任後は、その経験や広がった視野を業務に活かしています。
最近では若手女性社員が食品メーカーに出向した事例が神戸新聞で紹介されるなど、世間的にも注目度が高い取組みです。
若手営業職の声:サポートが充実。前職の経験を活かせる
編集部
西田さんはキャリア採用で、前職も金融機関とうかがっていますが、みなと銀行に転職してどんな感想をお持ちでしょうか。
西田さん
みなと銀行はサポート体制が充実しており、質問などもしやすい雰囲気なので、モチベーション高く働けています。前職は信用金庫で、みなと銀行と比べると小規模な金融機関でしたので環境はかなり変わりましたが、経験を活かすこともできています。
編集部
具体的に、良かったと感じたサポートについて教えてください。
西田さん
営業活動では、先輩の同行によりお客さまへのアプローチの仕方を見せてもらったり、ご契約に用いるタブレットの操作方法を教えてもらったりと、一つずつ仕事を覚えることができ、ありがたかったです。
前職ではお客さまとのコミュニケーションツールとして、よく手書きのお手紙をお送りしていました。たとえば「定期預金の利率が上がったので一度ご来店されませんか」などという内容です。
この経験を転職してからも実践しており、お手紙を読みご来店されたお客さまからご成約に繋がったときは地道な努力が実を結び、やりがいを感じます。
高い女性管理職比率。育児と仕事を両立しやすい環境
編集部
女性の活躍状況について、具体的な数字を教えていただけますか?
藤田さん
2024年12月末時点で、女性管理職の比率が33%、女性経営職層の比率が15%となっています。
また、2016年に兵庫県で初めて「えるぼし(※1)」3段階目の認定を受け、さらに2018年には「プラチナくるみんマーク(※2)」認定も取得しました。育児と仕事を両立しながら働いている従業員も多く、女性にとって非常に働きやすい職場環境が整っていると感じています。
(※1)女性が働きやすい企業であることを、厚生労働大臣が認定する制度
(※2)子育てをサポートする取組みを、高い水準で継続的に行っている企業として、厚生労働大臣が認定した証
編集部
育児と仕事の両立支援への取組みは、どのようなものがありますか?
藤田さん
育児休業から早期で復帰した方を対象としたアーリーカムバック(早期復帰)支援手当の支給や、育休復職前後の従業員を対象としたオンラインによる復職支援セミナー、育休復帰者応援セミナーなど、さまざま取組みを実施し、ワークライフバランスを保ちながら長く働き続けられる環境づくりに力を入れています。
西田さん
社内には、ライフステージが変化する中にあっても、家庭も仕事も充実させている女性の先輩が多くいます。ロールモデルが身近にいることで、私たち若手女性社員も将来のキャリアプランを具体的にイメージできます。
部署を超えたフラットな組織文化がある
編集部
社風や職場の雰囲気についてお聞かせください。
西田さん
銀行というと、かしこまった、緊張感のある雰囲気を想像されるかもしれませんが、実際にはとても和気あいあいとした雰囲気です。私自身、転職当初はなじめるか心配でしたが、気さくな人ばかりなのですぐに打ち解けられました。
チーム内など決まったメンバーだけでなく部署を超えて幅広く交流があり、キャンプやゴルフなどにみんなで出かけることもありますよ。
求める人財:“県民銀行”として、地域貢献の意欲を重視
編集部
みなと銀行では、どのような人財を求めていらっしゃいますか?
藤田さん
当社は、地域密着型の県民銀行を目指しています。地方銀行ならではのきめ細かいサービスをモットーに活動していますので、地域貢献への意欲を持った方を特に歓迎しています。
編集部
キャリア採用の場合は、金融業界経験が必要になりますか?
藤田さん
営業職については即戦力として金融関係の経験者が多い傾向にあります。ただ、キャリア採用においても新卒と同様、これまでの社会経験に期待する部分以上に「兵庫県という地域で頑張りたい」という気持ちを重視しています。
みなと銀行から転職を検討されている方へのメッセージ
編集部
最後に、みなと銀行に転職を考えている方へ、メッセージをお願いできますか。
藤田さん
みなと銀行は、兵庫県下で最大の店舗数を誇る地方銀行です。「神戸の港のように人が集まり、お客さまに情報を提供できる存在になりたい」という想いからこの名前が付けられ、地域のニーズに応えながら、お客さまとの信頼関係を築いてきました。
キャリア形成支援制度や福利厚生が充実しており、新たな挑戦・成長を後押しする組織風土なので、キャリア採用の方も安心して働ける環境です。転職で入社した社員と面談をすると「みなと銀行に入ってよかった」と言われることも多いですよ。
繰り返しになりますが、“地域のため”を第一にしていますので、「地域に根ざして働きたい」という前向きな気持ちをお持ちの方は、ぜひ応募していただければと思います。
西田さん
みなと銀行は、小さな成果でも認めてもらえ、それを次へ向けて頑張る原動力にできる職場です。私自身、みなと銀行の一員になれて良かったと、日々素直に感じています。
転職は不安も多いと思いますが、研修などのサポートも手厚く、女性が長く活躍できる環境も整っているので、仲間に加わっていただけたら嬉しいです。
編集部
お話を伺って、若手社員を育てる仕組みや、女性社員の活躍を支える支援体制、フラットな組織文化と、みなと銀行の働きやすさがよく分かりました。
本日はありがとうございました。
編集後記
株式会社みなと銀行の働き方のまとめ
人財育成の取組み |
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女性活躍の状況 |
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社風・職場環境 |
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教育・研修制度 |
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求める人物像 |
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株式会社みなと銀行の基本情報
企業名 | 株式会社みなと銀行 |
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住所 | 神戸市中央区三宮町2丁目1番1号 |
事業内容 | 銀行業 |
設立 | 1949年9月 |
公式ページ | https://www.minatobk.co.jp/ |
採用ページ | https://www.minatobk.co.jp/recruit/ |
募集職種 | 営業、本部 |