私は転職活動時にマイナビエージェントを利用。また前職の採用人事の頃に「企業側」としても同サービスの利用経験がある、マイナビエージェントにはかなり詳しい池田です。転職経験は3回で現在は、現役で人事の仕事をしつつ転職支援サービスの専門家として活動中。そんな私がマイナビエージェントについて徹底解説します。
この記事を読んでいる方がマイナビエージェントを使っての転職を考えている方が多いでしょう。そこでこの記事では同サービスの特徴・口コミ評判を徹底的に調査&解説をし、マイナビエージェントを使うべきかどうかという悩みを解決します。ネットで目にする「ひどい」「断られる」などの噂についても、口コミ評判から真相を明らかにします。
この一記事でマイナビエージェントについて丸わかり!ぜひ迷っている方は参考にしてください。
- マイナビエージェントに登録すべき人とそうでない人
- マイナビエージェントの良い口コミ評判と悪い口コミ評判
- マイナビエージェントが扱っている求人の傾向
- マイナビエージェントを利用するメリットとデメリット
- 利用する際の注意点
10秒でわかるマイナビエージェントの特徴!
ズバリ、マイナビエージェントに「使うべきじゃない人」
マイナビエージェントに向いていない人の特徴は以下の2つです。
- 35歳以上の人(リクルートエージェントへ)
- マイナビエージェントて良い求人に出会えなかった人(dodaへ)
- ハイクラス求人を探している人(現年収が年収600万以上)(doda Xへ)
マイナビエージェントの登録者データによると、全体の80%以上が34歳以下となっており、求人掲載する企業側の認識としても「34歳以下の若手を採用するための転職エージェント」というイメージがあります。
参照:マイナビエージェント(企業向け)公式サイト
また、マイナビエージェントは20~30代の若手を得意としている転職エージェントのため、管理職・マネージャークラスなどのハイクラス転職にはあまり向いていません。
実際に、こだわり条件「管理職・マネージャー」をチェックして検索すると、求人数はぐっと減り、全体の3.1%ほどの求人数でした。
上記を踏まえ、「自分にマイナビエージェントは向いていないかも..」と感じた方は、以下の転職サービスと併用することをおすすめします↓
『使うべきじゃない人』におすすめ
サービス名 | 転職サービスの種類 | 公開求人数 |
---|---|---|
1位 |
エージェント型 | 419,019件 |
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2位 |
エージェント型 | 218,039件 |
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3位 |
スカウト型 | 59,979件 |
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4位 |
エージェント型 | 11,788件 |
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マイナビエージェントに「使うべき人」
「はじめての転職」「各業界・職種に精通した専任のキャリアアドバイザーが在籍」「企業担当アドバイザーも転職をバックアップ」の3つが強みのマイナビエージェントに『向いている人』は、以下の3つにあてはまる人です。
- 20代や第二新卒で転職を考えている人
- 充実したサポートを受けたい初めての転職組
- 転職で年収をアップさせたい人
マイナビエージェントの最大の特徴・強みは、「20代や第二新卒の転職に強い」という点です。
マイナビエージェントの登録者の80%以上が34歳以下となっており、多くの企業から「マイナビ社は若年層の採用に強い」と認知されています。そのため、若年層を対象とした求人がとても集まりやすい、という理由があります。
実際に私も、前職では若手を採用したいときにマイナビエージェントを使っていました。
また、マイナビエージェントで転職した6割以上の人が年収アップに成功しており、「転職して年収アップしたい!」という人にもおすすめのエージェントです。
マイナビエージェントとの併用をおすすめするエージェントも一緒にご紹介しておきます↓
サービス名 | 転職サービスの種類 | 公開求人数 |
---|---|---|
エージェント型 | 69,886件 | |
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エージェント型 | 5,819件 | |
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エージェント型 | 4,429件 | |
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エージェント型 | 419,019件 | |
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エージェント型 | 218,039件 | |
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マイナビエージェントの良い評判口コミ
メリット1. 求人が業界・業種問わず偏っていない
求人募集数が多く、色々な業種や職種が偏りなく掲載されていた印象。また、求人には会社の詳しい情報も掲載されていたので、企業選びの際に参考になった。
大手なので様々な業界や業種を網羅しているので、幅広い企業で転職先を探すことができる。
自分が希望していた職種は元々求人があまり出ない職業だったのであまり期待していまでんでしたしたが、マイナビエージェントではいくつか求人を見つけることができました。数多く掲載されていたわけではありませんが、他社に比べれば多かった印象です。
マイナビエージェントは、「マイナビ看護師」「マイナビ薬剤師」「マイナビ営業」「マイナビIT」など、それぞれの職種に特化した人材紹サービスがあるほどで、幅広い業界に強いことが特徴です。
また、マイナビエージェントは、全国にマイナビ独自のコネクションを広げていることもあり、保有している求人の質には定評があるようです。
「他社転職サイトで自分の希望職種が見つけられなかった」「より良い質の求人を見つけたい」という人におすすめなサイトです。
メリット2.転職初心者に対するフォローがしっかりしている
初めての転職活動だったため、なにからはじめていいかわからず不安だったが、担当のキャリアアドバイザーとの面談がたいへん役に立った。自分の特性や適性を明確に洗い出し、今後のキャリア形成における有意義なアドバイスをいただけた。
エージェントを用いた転職が初めてだということを伝えると、仕組みから応募の手順、事務職の応募状況や通過率等の詳細を教えていただき、スピーディーにたくさん応募するよう促してくれたりと、親身になってサポート・フォローしていただけた。また、職務経歴書の改善点や、その他色々なことに関する疑問点もメールで尋ねると、翌日すぐに回答をくれた。
初めての転職活動且つ年齢のこともあり不安だったのですが、転職活動の進め方や、年齢を活かした書類作成、面接対策などの指導が丁寧でわかりやすかった。
マイナビエージェント公式サイトでも記載されていますが、マイナビエージェントは、初めての転職活動の方のサポートを得意としている転職エージェントです。
「なぜ、その仕事をしたいのか?」「なぜ、転職をしたいのか?」などの転職活動の軸作りの面談から始まり、⾯談の結果、”今の会社にとどまったほうが良い”と判断された場合も、その旨をしっかり伝えてくれます。求職者の希望や思いに寄り添い最後まで転職活動のお手伝いをしてくれます。
因みに、dodaも「初めての転職」「丁寧なサポート」で定評があるエージェントです。転職初心者へのフォローや担当者の対応の丁寧さを重視する方は、dodaと併用するのも良いですよ!
サービス名 | 転職サービスの種類 | 公開求人数 |
---|---|---|
doda |
エージェント型 | 218,039件 |
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メリット3.業界ごとに専任のアドバイザーがいるのでアドバイスが的確
それぞれの業界のプロのアドバイザーがいるので、サポートが手厚い印象です。アドバイス内容も、業界の今後の流れや必要なスキルなど、転職をする上で必要な情報を沢山共有していただけました。
キャリアアドバイザーは、各業界・職種の転職事情に通じた専任の方が就きます。
「どのようなスキルが必要とされるか」「今後どのようなスキルが重視されるようになるか」など、業界の最新情報や今後の動きなどを詳細に把握しているので、とても有利なアドバイスをもらうことが可能です。
また、マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは、担当している企業へ実際に足を運び、徹底した情報収集をしているため「企業がどのような⼈材を欲しているのか?」など、企業側の要望はもちろん、社内の雰囲気や働く⼈の様⼦なども⼊念に リサーチしています。
求⼈票だけでは知りえない情報もしっかりと把握しているので、入社後のミスマッチを避けることが出来ます。
メリット4.アドバイザーの対応が親身・丁寧
エージェントの担当者が明るく親切な方で、いつも親身になって私の意向に沿って対応してくれた。面接のフィードバックも毎回してくれて、大変助かりました。LINEでのやり取りもスムーズでよかったです。
マイナビエージェントの担当者の方がすごく熱心な方で、「今まではどんな働き方だったのか」「どういった会社で働きたいのか」など沢山の質問をしてくれ、真剣に私と向き合ってくれました。また、相談や質問も懸命に聞いてくれ、私の希望にピッタリの企業を探してくれました!
担当者のサポートの手厚さが一番良かった。各業界のことを丁寧に教えて頂き職務経歴書の添削も何度もやって頂き良い書類が作れた。求人数が多いところも良かった。
マイナビエージェントは、若年層や転職経験の少ない人をターゲットにしていることもあり、サポートの丁寧さや親切さには定評があるようです。
そのため、20代の人や初めての転職で不安を抱えている人には、特におすすめの転職エージェントと言えるでしょう。
マイナビエージェントの悪い評判口コミ
デメリット1.希望求人を紹介してもらえない
随時新しい求人を紹介してくれたりと紹介求人数は多かったが、他県の企業や、希望していない職種の紹介が多かった印象。
年齢的に難しい要素も多々あったともいますが、紹介される求人の数が少なく、選択肢が限られていて困りました。
正直使用してがっかりした。おすすめに出てきた求人に応募しても書類選考まで行かないし、紹介求人も勤務地が遠い所ばかり紹介された。
自分の希望職種や希望条件と違う求人を紹介される原因としては以下の2つが考えられます。
理由 | 解決方法 |
---|---|
担当者が求職者の希望条件を正確に把握していない |
以下の点を担当者と再度すり合わせする。
|
求職者の経験・スキルだと希望条件に沿った求人を紹介できない | 希望条件を減らすか、自分の経験・スキルに合った転職サイトを探す |
求職者の希望通りの求人を紹介したいのは山々ですが、希望条件に求職者の経験やスキルが足りない場合はどうしても紹介が難しくなります。
例えば、希望条件が「異業種転職(未経験)、年収800万以上、フルリモートワーク」の場合、全て当てはまる求人を探すことが難しいため、求職者の経験やスキルを元に一番探しやすい希望条件に合った求人を紹介されている可能性があります。
また、マイナビエージェントは20代向けの求人が多く、40代や50代となると紹介してもらえる求人数が少なくなってしまう可能性があります。
理由は求職者によってそれぞれ変わってくると思うので、現状把握のためにまず担当者へ相談をしましょう。
デメリット2.担当者と都合が合わせられないなど、サポート体制が整っていない
企業情報の記載が少ない求人があったり、忙しいのは分かるが、こちらの都合になかなか合わせてくれなかったりと、サポート力が足りないと感じた。
登録して間もなくは、希望の求人を多くいただけたが、次第に職種や業種もばらついたり紹介求人が少なくなったりとサポート力が落ちていった印象。自分が早く決められなかっただけかもしれないが、自分のみで見つけられないを紹介してもらうために利用していたので残念だった。
アンケート回答の中には「担当との都合がつきづらい」「担当と予定が組みづらい」「サポート体制が以前より落ちていった」などの”サポート体制”に対するマイナスな口コミもいくつかありました。
上記の理由として大きく考えられるのは、求職者のスキル・経験や求人内容を総合的に判断した上で「現在は紹介できる求人がない」「転職活動を早く進められそうな人を優先している」の2つです。
大前提として、転職エージェントはあなたの転職が成功した報酬を企業からもらうことで収益を得ています。
その為、「転職を急いでいない」「希望条件が多く、紹介できる求人を見つけるのが難しそう」などと判断された場合は、他の転職活動が進めやすそうな人を優先的にサポートされてしまう可能性があります。
デメリット3.専任のアドバイザーなのに、ありきたりなアドバイスのみ
やはり、アドバイザーの方のスキルや知識面にばらつきはありました。初めて自分についた担当の方は自分の希望職種に関してかなり豊富な知識を持っており、有益な情報も沢山もらえましたが、担当者変更後の方はかなり曖昧、ありきたりな情報のみでした。
業界ごとに専任のアドバイザーがいるとのことで期待していたが、貰えたアドバイスは自分で調べれば分かるような内容ばかりでがっかりした。
アドバイザーと合わないと感じた場合は担当者変更をすることが可能です。
少し気まずい...などと感じるかもしれませんが、アドバイザーと合わずに変更を申し出るということは一般的によくあることなので大丈夫です。
ただし、担当者変更を申し出る際に必ず「何故、担当者変更を変更したいのか」を明確に伝えましょう。
例えば、「私の希望職種への知識があまり豊富ではないように感じたので、次回は業界に特化した人が良い」「今後の業界の動きなど、将来的な話もできる人が良い」など、具体的に伝えることで、希望のアドバイザーがつく可能性が高くなります。
デメリット4.アドバイザーに当たり外れがある
事前に電話連絡する約束をしていても、時間通りに電話連絡がくることが皆無に等しかったことです。別件対応をしていたと謝罪されましたが、それが3回、4回と続くと、信頼関係を築くことに困難を感じ、利用を中断しました。
各業界の有識者のアドバイザーと話しをする機会があったが高圧的な人もいたり、ずっと話しっぱなしでこちらの意見とか無視だったので少なからず当たり外れはあるなと感じた。
マイナビエージェントは、転職時に2回利用していた期間があった。1回目のアドバイザーが送ってくる求人は、自分の希望する職種や業種に合致したものが多く紹介されて良かったが、2回目の利用時の時は希望外のものが複数含まれており、時間を余分に使うことになり残念だった。
丁寧なサポートに定評があるマイナビエージェントですが、人によって担当者と合わないと感じる方も多数いました。
ただ、担当者の当たり外れは、どの転職エージェントを利用しても起こり得ることです。
もし質の悪い担当者に当たってしまったり、担当者との相性が合わないと感じたりした場合には、遠慮なく担当者の変更を申し出ましょう。
マイナビエージェントの場合、担当変更についてはオープンに受け付けているのが特徴で、「転職エージェントの担当変更をする方法!スムーズに変更するための文例」という記事もあるくらい、気軽に担当変更を申し出ることができる風土があります。
マイナビエージェントの料金
マイナビエージェントは、全てのサービスが完全無料で利用可能となっています。
基本的に転職エージェントは成功報酬型(転職成功時に企業側から成果報酬を受け取る仕組み)であるため、求職者側に料金が発生することはありません。
中には、一部のサービスが有料になっている転職エージェントもありますが、マイナビエージェントは公式サイト内でも「登録から転職成功に至るまで、利用者に料金を請求することは一切ない」旨の記載があるため、安心してサービスを利用できます(参照:公式サイト『マイナビエージェントに関するFAQ』)。
マイナビエージェントが扱う求人の傾向
本章では、マイナビエージェントが扱う求人の傾向をご紹介します。
具体的には、下記の通りです。
ターゲット層 | 20代~30代前半 |
---|---|
強い業種 | ・メーカー/製造業 ・IT/通信業界 ・広告/ゲーム業界 |
強い職種 | ・IT技術職 ・経営/企画職 ・管理/事務職 ・営業職 |
対応地域 | 全国(※地方にも強い) |
メインの年収帯 | 400~600万円 |
マイナビエージェントは、ほぼ全ての業種や職種を取り扱う総合型の転職エージェントですが、特に製造業やIT業界、IT技術職や企画・事務職、営業職に強い傾向が見られます。
また、マイナビエージェントは20代~30代前半の若年層をメインターゲットにしていることもあり、年収400~600万円の求人が最も多く、逆に年収800万円以上のハイクラス求人は少ないようです。
マイナビエージェントのメリットとデメリット
本章では、マイナビエージェントのメリットとデメリットご紹介します。
マイナビエージェントのメリット
具体的には、以下の3つです。
メリット①独占求人が豊富に取り揃えられている
マイナビエージェントの1つ目のメリットは、「独占求人が豊富に取り揃えられている」ことです。
独占求人とは、他社では一切取り扱っていない、その転職エージェントだけが取り扱っている求人のことを指します。
非公開求人は求人情報が非公開にはなっていても、実際には複数の転職エージェントが取り扱っているケースは珍しくはありません。そのため、非公開求人の紹介を受けて応募してみたものの、書類選考であっさり落とされたという経験をした人も多いかと思います。
その点、独占求人はその転職エージェントのみが取り扱っている求人であるため、他社経由での応募者がおらず、紹介を受けた時点で面接まで進める可能性が高くなります。
前述の通り、マイナビエージェントは運営元がマイナビ社であるため、独自のコネクションを活かした独占求人を数多く保有しており、その点が大きなメリットとして挙げられるでしょう。
メリット②面談後すぐに求人を紹介してもらえる
マイナビエージェントの2つ目のメリットは、「面談後すぐに求人を紹介してもらえる」ことです。
マイナビエージェントに登録後は、まずはキャリアアドバイザーとの面談が行われますが、面談後にすぐに求人を紹介してもらえます。もちろん登録者の希望や転職市場の状況によっては、今すぐの求人紹介が難しい場合もありますが、多くの人は当日中、もしくは数日中に求人の紹介があるようです。
そのため、転職意欲が高い人やすぐにでも転職したい人にとっては、すぐに転職活動を始めることができ、その点もメリットと言えるでしょう。
メリット③充実したアフターフォローを受けられる
マイナビエージェントの3つ目のメリットは、「充実したアフターフォローを受けられる」ことです。
マイナビエージェントは、内定後のアフターフォローが充実している点も魅力です。転職先との入社可能日の調整や、自分ではなかなか言い出しづらい条件面の交渉はもちろんのこと、現職での退職交渉や退職手続き等のフォローも充実しています。
また、転職後は新しい環境に馴染めず思い悩んでしまう人も少なくありませんが、マイナビエージェントであれば転職後の不安に関する相談も行っているため、入職後も安心です。
マイナビエージェントのデメリット
続いて、マイナビエージェントのデメリットをご紹介します。
具体的には、以下の3つです。
デメリット①紹介できる求人がないと、サービスの利用自体ができない
マイナビエージェントの1つ目のデメリットは、「紹介できる求人がないと、サービスの利用自体ができない」ことです。
マイナビエージェントは「年齢が高い」「空白期間が長い」などの理由によって、紹介できる求人がない場合には、残念ながらサービスの利用自体ができません。実際、公式サイト内にも「希望や年齢・経験のバランスなどによっては、サービスの提供ができない場合がある」旨の記載があります(参照:公式サイト『マイナビエージェントに関するFAQ』)。
万が一マイナビエージェントが利用できなかった場合には、「リクルートエージェント」や「doda」といった、他の転職エージェントの利用も検討する必要があるでしょう。
デメリット②担当者の年齢層が若い
マイナビエージェントの2つ目のデメリットは、「担当者の年齢層が若い」ことです。
マイナビエージェントは20代や第二新卒といった、若年層の転職に力を入れていることもあり、担当者も若い人が多い傾向にあります。そのため、人によっては「担当者に相談しづらい」「担当者が頼りない」と感じてしまうことがあるかもしれません。
もちろん担当者とは合う合わないの相性の問題もあるため、年齢だけで一概には判断できませんが、マイナビエージェントにはベテランの担当者も在籍しているため、もし若い担当者を好まないのであれば担当者の変更を申し出ましょう。
デメリット③担当者によっては連絡頻度が高い
マイナビエージェントの3つ目のデメリットは、「担当者によっては連絡頻度が高い」ことです。
前述の良い口コミにもある通り、マイナビエージェントはサポートの丁寧さや親切さには定評があります。しかしながら、人によっては担当者の熱心さが、逆に負担に感じてしまうこともあるようです。
もし連絡頻度の高さが負担であれば、勤務時間内は連絡を控えてもらったり、連絡手段をメールに限定してもらったりするなど、担当者と一度相談してみることをおすすめします。
マイナビエージェントを利用するときの注意点
マイナビエージェントの利用を検討しているのであれば、登録前に知っておくべき注意点がいくつか存在します。
そこで本章では、マイナビエージェントを利用するときの注意点について解説します。
注意点① リクルートエージェントやdodaに比べると、求人数は少ない
マイナビエージェントの求人数は、非公開求人も含めて約4万件と豊富ですが、他の大手転職エージェントに比べると求人数自体は少ない点に注意が必要です。
■大手転職エージェントの求人数
転職エージェント | 求人数(非公開求人含む) |
---|---|
リクルートエージェント | 約73万件 |
doda | 約26万件 |
マイナビエージェント | 約7万件 |
(※2024年11月時点)
マイナビエージェントは求人の数よりも質を重視しているため、他の大手転職エージェントと比較すると、求人数の部分では少し見劣りしてしまうのは、ある意味致し方ない部分ではあります。
より多くの求人情報を集めて選択肢を広げたい人であれば、「リクルートエージェント」や「doda」といった、他の転職エージェントも併用して転職活動を進めるのがいいでしょう。
注意点② 中年層の転職には向かない
マイナビエージェントは、20代や第二新卒といった若年層(20代~30代前半)の転職に注力していることもあり、中年層(30代後半~60代前半)の人の転職には向いていないと言えます。
そのため、35歳以上の人やハイキャリアの求人を探している人は、マイナビエージェントに登録しても希望の求人がなかなか見つからない可能性があります。場合によっては、登録を断られるケースもあるため、注意が必要です。
マイナビエージェントを上手に活用するポイント
せっかくマイナビエージェントに登録するのであれば、なるべく上手に活用して、効率的に転職活動を進めたいと考える人も多いでしょう。
そこで本章では、マイナビエージェントを上手に活用するポイントについて解説します。
ポイント① 転職意欲の高さをアピールする
前述の通り、担当者から転職意欲が低いと判断されてしまうと、対応を後回しにされる可能性があります。そのため、転職意欲の高さをアピールすることが大切となります。
具体的には、面談で「希望の転職先が見つかれば、すぐにでも転職したい」旨を伝えたり、こちらから定期的に担当者に連絡を入れたりして、積極性をアピールしていきましょう。
転職エージェント側としても、転職意欲の高い人間に求人を紹介した方が雇用契約の成立に繋がりやすいため、転職意欲の高さをアピールすれば、優先して求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
ポイント② 推薦状を確認する
転職エージェント経由で求人に応募する際は、担当者が企業向けに推薦状を書いてくれますが、推薦状は事前に確認するようにしましょう。
というのも、中には職務経歴書の内容を書き写しただけのような、雑な推薦状を作成する担当者も存在するからです。
いい加減な推薦状では、かえって選考で不利になる可能性があります。そのような事態を避けるためにも、推薦状は事前に確認させてもらいましょう。
ポイント③ 複数の転職エージェントに登録する
マイナビエージェントだけでも十分な求人数がありますが、できれば転職エージェントは複数社に登録することをおすすめします。
というのも、複数の転職エージェントに登録すれば、単純に選択肢が増えるだけでなく、別の視点で転職ノウハウを学べたり、他と比較することで担当者の良し悪しを判断しやすくなったりするからです。
転職エージェントは全て無料で利用できるため、転職活動を効率的に進めたいのであれば、複数の転職エージェントに登録しておきましょう。
ポイント④ 登録情報を充実させる
マイナビエージェントに登録後は、学歴や職歴、自己PRなどの各種情報を登録することになりますが、登録情報はなるべく充実させておくことをおすすめします。
というのも、登録情報に未入力項目があったり記載内容が不十分であったりすると、転職意欲が低いとみなされてしまう恐れがあるからです。
よって、転職意欲の高さをアピールする意味でも、登録情報はなるべく充実させておきましょう。なお、登録情報はいつでも変更が可能なため、最初から完璧を目指さずに随時見直してブラッシュアップしていく形でも問題ありません。
ポイント⑤ 面談時に転職の軸をしっかりと伝える
なるべく希望に沿った求人の紹介を受けるためには、面談時に転職の軸をしっかりと伝えることが大切となります。
マイナビエージェントに登録後は、最初にキャリアアドバイザーとの面談が行われますが、その際は転職の方向性や転職先を選ぶ際に重視する条件などをしっかりと伝えておきましょう。事前に転職の軸をしっかりと伝えておくことで、お互いの認識にズレが生じることも少なく、希望に近い求人の紹介を受けることが可能となります。
なお、なるべく条件の良い求人の紹介を受けることを目的として、スキルや経歴を誇張したり適当に取りつくろったりするのは厳禁です。そのような方法で求人の紹介を受けたとしても、ミスマッチが生じる可能性が高く、転職エージェントからの信用も失ってしまうでしょう。
ポイント⑥ マイナビエージェントの特色を把握する
マイナビエージェントを上手に活用するためには、マイナビエージェントの特色を把握することも必要です。
マイナビエージェントは20代~30代前半の若年層の転職に強いことは有名ですが、それ以外にも製造業やIT技術職に強いなど、マイナビエージェントならではの特色があります。
そういった特色を事前に把握しておけば、マイナビエージェントで足りない部分は他のサービスを活用して補うなど、臨機応変な対応が取りやすくなるでしょう。
ポイント⑦ スカウト機能も活用する
登録時に、スカウト機能を利用するかどうかを選択することができます。
利用すると、マイナビエージェントが提携している転職エージェントに匿名レジュメを公開することになります。自分の経歴を見て、興味を持ってもらえるとスカウトメールが届きます。
自分の市場価値も知ることができるので、迷ったらスカウト機能は利用しておくと良いです。
マイナビエージェントを利用する流れ(登録〜面談〜紹介)
最後に、マイナビエージェントを利用する流れについてご紹介します。
具体的には、以下の通りです。
①まずは公式サイトから、申し込みを行いましょう。申し込み自体は3分程度で完了します。申し込みから5営業日以内に連絡がきますので、そこで面談の日程を決めましょう。
②キャリアアドバイザーとの面談によって、今後の方針を決定していくことになるため、面談時は自分の希望をしっかりと伝えましょう。なお、面談は電話やオンラインでも可能です。
③面談の内容を基に、求人の紹介を受けられます。面談当日にそのまま求人を紹介してもらえるケースもあれば、後日にメールや電話で紹介を受けるケースもあります。
④気になる求人には、積極的に応募していきましょう。自ら求人検索をして希望の案件を探して応募することも可能です。マイナビエージェントは応募書類の添削も行ってくれるため、書類選考に不安がある人は事前に添削してもらいましょう。
⑤書類選考に通過したら、いよいよ面接です。マイナビエージェントでは、模擬面接などの面接対策も入念に行なってくれるので、自信を持って面接に臨めます。
⑥面接に合格したら、晴れて内定です。マイナビエージェントは年収交渉や入社日調整といった、内定後のサポートも充実しているため、転職が初めての人でも安心です。
マイナビグループの他サービスとの違い
株式会社マイナビは、マイナビエージェントだけでなく様々な転職支援サービスを展開しています。
マイナビ転職との違い
マイナビ転職は、転職サイトです。自分で求人を検索して、転職サイトを通じて直接企業に応募することになります。マイナビエージェントは転職エージェントなので、キャリアアドバイザーが面談や企業の紹介をしてくれます。
マイナビITエージェントとの違い
マイナビITエージェントは、IT/WEB業界・エンジニア職に特化した転職エージェントです。20〜30代のエンジニアにおすすめです。
マイナビ転職エージェントサーチとの違い
マイナビ転職エージェントサーチは転職エージェントが保有する求人情報や、転職エージェント自体を検索できる転職サイトとなっています。ハイクラス求人も多く取り扱っているため、35歳以上の人はマイナビ転職エージェントサーチの活用を検討するのもいいでしょう。
マイナビ新卒紹介との違い
マイナビ新卒紹介は、マイナビエージェントと同様、転職エージェントですが、新卒学生向けのサービスとなります。
マイナビエージェントに関するQ&A
本章では参考として、マイナビエージェントに関してのよくある質問をQ&A形式でご紹介します。
Q1.30代40代でも登録できる?
年齢制限はないため、登録自体は年齢に関係なく誰でも行うことが可能です。
ただし、マイナビエージェントは若年層をメインターゲットにしている関係上、登録者の8割近くが35歳未満の人たちが占めています(参照:公式サイト『採用企業の皆さまへ』)。そのため、35歳以上の人は登録自体はできても、その後に十分な求人の紹介を受けられない可能性があり、その点はあらかじめ認識しておく必要があるでしょう。
また、場合によっては紹介を断られることもあります。
Q2.今すぐの転職でなくても登録できる?
可能です。
マイナビエージェントでは、仮に今すぐの転職を検討していなかったとしても、最初の面談時に「本当に転職すべきか?」といったキャリアに関する相談もすることができます。
もちろん登録したからといって転職を強要されることはないため、今後のキャリアに悩んでいるのであれば、一度登録だけでもしてみましょう。
Q3.フリーターやニートでも登録できる?
登録自体はできます。ただし、紹介を断られる場合があります。
年齢・職歴・スキルによって、断られる可能性は変わってきます。
Q4.登録後に連絡がこない場合は?
1週間待っても連絡がこない場合には、以下の問い合わせフォームから運営に問い合わせてみましょう。
マイナビエージェントは仮に現時点で紹介できる求人がなかったとしても、運営側から何らかの連絡があります。よって、登録後に連絡がこない場合には登録情報に不備がある、あるいは登録手続きが完了していない可能性があるため、一度問い合わせてみることをおすすめします。
なお、連絡が迷惑メールに振り分けられている可能性もあるため、念のため迷惑メールフォルダーも確認しておきましょう。
Q5.マイページにログインするには?
マイページは、初回面談の案内があってから、発行されます。登録したIDとパスワードを入力してログインしましょう。
Q6.マイナビエージェントを退会するには?
担当のキャリアアドバイザーに退会の旨を申し出ましょう。もしくは、こちらで退会の手続きができます。
マイナビAGENTの基本情報
会社概要 | サービス名 | マイナビエージェント |
---|---|---|
運営会社 | 株式会社マイナビ | |
設立年 | 1973年8月 | |
本社所在地 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 | |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 土屋 芳明 | |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ | |
サービス概要 | サービス種別 | 転職エージェント |
公開求人数 | 66,602件(2024年10月時点) | |
企業からの直接スカウト | マイナビAGENTへの登録時にスカウトサービスへ登録が可能 | |
ヘッドハンター からのスカウト |
なし | |
検索で自己応募 | なし | |
登録審査 | なし | |
特徴 |
|
|
利用料金 | 登録料 | 無料 |
有料プラン | なし | |
公開求人の 年収割合 (※) |
300万以上 | 2.79% |
400万以上 | 7.97% | |
500万以上 | 12.46% | |
600万以上 | 16.29% | |
700万以上 | 15.01% | |
800万以上 | 14.68% | |
900万以上 | 9.07% | |
1000万円以上 | 21.73% | |
公開求人の 職種割合 (※) |
営業 | 13,296件 |
経営/企画/管理/事務 | 12,817件 | |
SE・システムエンジニア(IT/通信/インターネット) | 20,875件 | |
コンサルタント/監査法人/士業関連 | 3,298件 | |
販売・サービス | 2,341件 | |
クリエイティブ | 2,281件 | |
機械/電気・電子/素材等 | 13,040件 | |
年代・属性別 おすすめ |
20代 | ◎ |
30代 | ◯ | |
40代 | ◯ | |
50代 | ◯ | |
未経験 | ◯ | |
第二新卒 | ◯ | |
女性 | ◯ | |
管理者・CxO | ◯ | |
年収帯別 おすすめ |
年収400万以下 | ◯ |
年収401〜600万 | ◎ | |
年収601〜800万 | ◎ | |
年収801〜1000万 | ◯ | |
年収1001〜1500万 | ◯ | |
雇用形態別 おすすめ |
正社員 | ◎ |
業務委託 | ◯ | |
副業 | × | |
パート・アルバイト | × |
※データは2024年10月時点のものです。