シースター株式会社のロゴと安井さん・山藤さん

20代で管理職&海外商談!シースター株式会社で若手グローバル人材が活躍する理由

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、シースター株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

ベビー向け医療機器業界で急成長を遂げるシースター株式会社は、20代の若手に重要なポジションを任せ、グローバル市場で活躍の場を広げています。国籍を問わない若手人材の登用や、20代からの責任ある立場での活躍など、従来の日本企業の常識にとらわれない組織づくりを進めており、その独自の企業文化が注目を集めています。

今回は、そんな同社のグローバルに活躍できる環境や若手の早期成長を実現する取り組みについて、広報部の山藤さん、商品企画の安井さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
シースター株式会社の山藤さん

シースター株式会社
広報部/営業部 課長

山藤 和將さん

シースター株式会社の安井さん

シースター株式会社
商品企画/デザイン部 部長

安井 彩子さん

20代で管理職も。若手グローバル人材が活躍する「シースター株式会社」

シースター株式会社の安井さんと山藤さん

編集部

ベビー用品の開発・販売を手掛け、国内のみならず海外でも事業展開されている御社ですが、どのような組織構成でお仕事をされているのでしょうか?

山藤さん

2024年7月から組織改革を進めており、国籍を問わず20代~30代の若手の登用を積極的に行っています。若手社員中心のグローバルな組織形成を目指しており、中国人や韓国人の社員も多数在籍しています。

国籍問わず、20代から新規事業の立ち上げやグローバルプロジェクトのリーダーなど、責任ある立場で活躍している社員が多くいます。

私自身も29歳の時に中間管理職を経験しましたし、台湾人の社員も20代で役職に就き、30代前半で中間管理職に昇進しています。実力を評価され、国籍に関係なく確実にキャリアを積んでいける環境があります。私は入社10年目の35歳ですが、当社にはこのように若いうちから重要な役割を任せられる文化があります。

外国人社員はそれぞれの母国へのマーケティング施策を担当しながら、堪能な日本語力を活かして国内の業務にも携わっている状況です。

早くから責任ある仕事と挑戦の機会を与え、早期キャリア形成を実現

シースター株式会社の安井さん
▲インタビューにご対応くださった安井さん

編集部

若手社員の早期キャリア形成を可能にしている理由は、どのような点だと思いますか?

安井さん

早い段階から責任のある仕事を任せているということでしょうか。また、上司が一方的に指示を出すのではなく、若手社員の主体性やアイデアを尊重していることも特徴です。

例えば現在私が担当している案件では、入社2年目の30代前半の女性社員が海外での新商品開発に携わっており、業者の開拓から商談まで主体的に取り組んでいます。もちろん重要な決定や交渉が必要な場面では私もサポートに入りますが、基本的には彼女自身が前面に立って業務を進めている形です。

このように若手社員に重要な役割を任せることで、本人の仕事への責任感が高まるほか、自分主体で成し遂げたことによる達成感が業務へのモチベーションにつながっていると思います。また、その努力を会社がしっかりと評価することがさらなる成長を促しており、好循環が生まれていると感じます。

編集部

海外出張は若手社員が行くこともあるのでしょうか?

山藤さん

年齢や経験年数は関係なく、本人が望めば入社後すぐからでも海外出張の機会があります。例えば、最近入社した英語が話せる社員は入社2ヶ月目でドバイの展示会に参加するなど、語学力のある社員は、海外展示会にも積極的に派遣しています。

担当地域によって異なりますが、台湾オフィスに部下を持つ安井は、2~3ヶ月に1回のペースで現地に出張していますね。私の場合はアメリカとヨーロッパが中心で、年間2~4回は現地へ出向いています。滞在期間は平均して1週間程度です。

本社の約半数が外国籍社員。海外への文化理解が市場開拓に大きく貢献

編集部

本社では多数が外国籍社員だと聞いています。外国籍社員の採用に力を入れている理由はなんでしょうか?

山藤さん

海外で生まれ育った方が本能的に持っている感覚が、海外市場開拓において言語力以上の強みになると考えているためです。その土地の人々の特性を深く理解していないと効果的な販売戦略は立てられないため、現地の感覚を持った人材を積極的に登用しています。

実際に私自身、アメリカ市場の開拓に取り組む中で、かつての留学経験で培ったアメリカ文化や商習慣への理解が大いに役立っていると感じています。

安井さん

私も中国や台湾での業務経験を通じて、文化の違いを理解することの大切さを実感しています。

例えば、日本では遠回しな表現を好む傾向がありますが、中国ではより直接的なコミュニケーションが一般的です。ときには「喧嘩してる?」と勘違いするほどの活発な議論も、現地では普通の光景だったりするんですよね。

また、本題が金銭的な内容の場合に「初めからお金の話をするのは卑しい人に映る」と考える風潮が日本にはありますが、中国や台湾では遠慮せずに最初から話し合います。そういった文化の違いをしっかりと理解し、適切に対応できることがグローバルビジネスでは重要であり、当社の外国籍社員がもつグローバルな感覚が事業の発展に活かされていると感じます。

私は商品企画を担当するうえで中国の工場と頻繁にやりとりするのですが、私自身も海外文化や商習慣への理解を深めるため定期的に現地へ出向き、工場の方々と一緒に食事をしたり、工場を見学する機会を設けるようにしています。普段のコミュニケーションツールでのやりとりでは見えない本質的な部分が、現地で直接コミュニケーションをとることで自然に見えてくるんです。

新市場開拓に挑戦するシースターならではの“やりがい”

シースター株式会社の山藤さん
▲インタビューにご対応くださった山藤さん

編集部

海外展開を積極的に進めている中で、“やりがい”や面白さを感じる部分について、お聞かせいただけますでしょうか。

山藤さん

海外市場には大きな成長可能性があり、その開拓に携われることにやりがいを感じています。具体的な施策を重ね、成果が見えてきていることが私たちのモチベーションになっています。

日本で少子化が進んでいることは周知の事実ですので、当社のようなベビー用品を扱う企業にとって、日本市場だけでは今後の成長に限界があります。そのため、売上を伸ばしていくために、現在は商品展開と販路拡大という二つの施策を進めています。
商品企画においては、品揃えの拡大を第一に取り組んでいます。また、市場を広げようとした時、日本市場の限界を超えて考えると、必然的に海外市場に目を向けることになります。海外の子育て事情や需要、出生数の伸びを見ると、大きな可能性を感じています。

例えばアメリカは子育てに関する支出の考え方が日本とは全く異なりますし、出生数も日本の5倍ほどあります。つまり市場規模も単純計算で5倍になるということです。このような状況で、施策を実行すればするほど成果が上がっていくことが見えてきています。

実際に、アメリカでの販路開拓など、具体的な成果が表れ始めており、社員一人ひとりの挑戦が事業拡大につながっています。グローバル展開の手応えを感じているため、今後はさらに積極的に取り組んでいく予定です。実際にヨーロッパでの事業展開も予定しており、ドイツやフランスでのオンライン販売や現地代理店の獲得を目指して活動しているところです。

BabyTech Awardsの授賞式で登壇した山藤さん
▲シースター株式会社の商品は「BabyTech Awards」の「安全対策と見守り一般部門」において2023・2024年の2年連続で大賞を受賞

組織改革で実現する、シースターの新しい働き方

編集部

新しい組織づくりについて、具体的な取り組みを教えてください。

山藤さん

より柔軟な組織体制への移行を目指しており、20代~30代の社員を軸に30代~40代の管理職が適切にサポートする体制を整えています。体制が整うまでに多少時間がかかるかもしれませんが、徐々に理想の組織に近づけていきたいですね。

また、当社では新しいブランドの立ち上げや事業創出など、変化が多いのが特徴です。社員の「これをやりたい」という強い思いが、組織に変化をもたらすこともあります。そのため、柔軟性のある方が活躍しやすい環境だと思います。

編集部

具体的な変化についてお教えいただけますか?

山藤さん

ここ数年、ボトムアップの提案が増えていて、部下からの意見が反映されやすい環境が整ってきているのは大きな変化ですね。もちろん以前までもすべての社員が意見を提案しやすい雰囲気作りを意識して取り組んできたのですが、現在はその成果が徐々に現れてきていると感じています。

具体的な事例としては、商品企画の分野において、海外の展示会などで社員自身が見つけてきた商品企画が形となり、日本での発売にまで至ったケースがあります。また、広報や営業の分野でも、自ら見つけてきた媒体や企業との連携を基にアワードの応募や新規の取引先開拓が進んでいるんです。

このように、社員からの施策や提案がそのまま採用され、実際の案件へと発展するケースが増加しているため、上層部を含めた会社全体の意識が変わっていると実感しているところです。今後は、さらに多くの新しい意見や提案が通りやすい環境を整備し、ボトムアップの文化をより一層推進していきたいと考えています。

シースターが求める人材像:経験不問で成長意欲を重視

シースター株式会社のエントランス

編集部

未経験者でも活躍できる環境とのことですが、どのような方に来ていただきたいとお考えでしょうか。

山藤さん

私たちが重視しているのは、個人の能力の高さや学歴ではなく「やりたいことへの意欲」です。適材適所という言葉をよく使うのですが、一人ひとりの成長意欲を尊重できる環境づくりを心がけており、そういった環境下で積極的にチャレンジできる人材を求めています。

経験の有無にもこだわっておらず、実際に入社される方の9割は未経験者です。「ベビー用品の経験がないのですが大丈夫でしょうか」という質問をよく受けますが、むしろ「ぜひ来てください」とお答えしています。努力すれば成果に結びつきやすい環境があり、やる気のある方であれば、経験の有無に関係なく活躍できる職場です。

ちなみに、語学力は必須条件ではありません。もちろん話せる方は積極的に活かしていただきますが、話せない方でも、商品企画やデザイン、マーケティングなどできる仕事はたくさんありますし、海外へ出向く際は話せる者が付き添うので不安はないと思います。

ベビー用品の販売や海外でのマーケティング、経理など、どんな分野でも構いません。入社後1~2年は様々な部署を経験していただけますので、ぜひご自身に合った領域を見つけてください。

編集部

山藤さん、安井さん、本日はありがとうございました!

この記事のまとめ

組織の特徴
  • 本社の約半数が外国籍社員(中国人・韓国人など)で、グローバルな組織体制
  • 20代〜30代の若手を中心とした組織構成
  • 社員の「やりたい」を尊重する柔軟な組織文化
若手の活躍機会
  • 20代から新規事業立ち上げやグローバルプロジェクトのリーダーを担当
  • 25歳での中間管理職登用実績あり
  • 入社2年目から海外商談を任されるなど、早期の重要ポジション登用
グローバルな環境
  • 入社後すぐから海外出張の機会あり(担当により2-3ヶ月に1回程度)
  • アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、世界各国での事業展開
  • 海外展示会への若手社員の派遣を積極的に実施
キャリア形成
  • 入社1-2年は様々な部署を経験できる職種横断的な配属
  • 国籍に関係なく実力次第で管理職への昇進機会あり
  • 語学力がなくても、商品企画やデザイン、マーケティングなど活躍の場は多数
求める人物像
  • 経験や学歴よりも「やりたいことへの意欲」を重視
  • 入社者の9割が未経験者で、業界経験は不問
  • 語学力は必須条件ではなく、成長意欲を重視

シースター株式会社の基本情報

住所 【本社】東京都港区港南1丁目2番70号 品川シーズンテラス21階
事業内容 医療機器の開発・販売
設立 1987年9月
働き方 年に数回ほど海外出張あり
公式ページ https://www.seastar.co.jp/
採用ページ https://www.seastar.co.jp/recruit/
募集職種 営業職、商品企画職、開発職など多岐にわたる職種を募集
※大卒以上、経験不問