SOICO株式会社の若手が躍進できる環境と独自のOJT

新しい働き方や仕組みで社員がいきいき働く企業にお話を伺うこの企画。今回は金融・財政面でスタートアップ(※)やベンチャーの支援・コンサルタントを行うSOICO株式会社を取材しました。
(※)スタートアップ…革新的なアイデアや商品で、創業数年で急成長を遂げる企業

SOICO株式会社:スタートアップ支援のプロフェッショナル集団

SOICO株式会社はスタートアップやベンチャー企業に対して、金融・財務・資金調達・人材面での支援やコンサルティングを行う企業です。具体的には、資金調達やストックオプション(※1)の発行支援、コーポレートガバナンス(※2)構築のためのコンサルティング事業、CFOなどの幹部人材や管理部門人材の紹介などを行っています。
(※1)ストックオプション…企業が社員や取締役に対し、あらかじめ定めた価格(権利行使価格)で自社株を購入できる権利を付与する制度
(※2)コーポレートガバナンス…株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等の立場を踏まえた上で、企業が透明・公正かつ迅速な意思決定を行うための仕組み

会社名 SOICO株式会社
住所 東京都港区西麻布3-3-23 フィルドア西麻布 2F
事業内容 ベンチャー支援・幹部人材紹介・コーポレートガバナンスコンサルティング
株式報酬制度コンサルティング・株価算定・ストックオプション評価
設立 2018年1月
公式ページ https://www.soico.jp/

スタートアップやベンチャー企業の支援を行うSOICO株式会社ですが、同社自体も2018年の創業以来、急成長を続けるベンチャー企業です。今回は、その成長を支える戦略や、若手社員が活躍できる環境について、取締役COO(最高執行責任者)の土岐さんと、マーケティング部の佐藤さん、田中さんの3名にお話を伺いました。

本日お話を伺った方
SOICO株式会社取締役COO土岐さん

SOICO株式会社
取締役COO

土岐さん

SOICO株式会社
マーケティング部

佐藤さん

SOICO株式会社
マーケティング部

田中さん

企業の‟成長したい”に応えるSOICOのファイナンス支援

SOICO株式会社のミッションのイメージ画像

編集部

まず初めに、SOICOさんの事業内容について教えてください。

土岐さん

SOICOは「誰もがチャレンジできる世の中を創る」というミッションのもと、スタートアップから上場企業まで、成長意欲のある企業の支援を行っています。支援内容としては、弊社の経営陣が金融機関などの出身者が多いこともあり、資本政策(※)関連が中心です。
(※)資本政策…資金調達や株主構成の最適化などを図る一連の施策のこと

具体的な事業内容は、ストックオプションなどの株式報酬制度に関する発行支援や、上場を目指す企業に対する上場準備の支援が主となります。また、上場企業向けには、企業統治の指針であるコーポレートガバナンスコードに関する様々な支援やコンサルティングを提供しています。

さらに、「シェアリングCFO(最高財務責任者)」というSOICO独自の人材紹介事業も展開しています。これは、主にファイナンス(金融・財政など)関連の人材を紹介するサービスで、CFOをはじめ、社外取締役や社外監査役など、専門的なスキルが必要なポジションに適した人材の紹介を行っております。

これらの事業の根底には、ミッションである「誰もがチャレンジできる世の中を創る」という理念と、チャレンジする企業をファイナンスの側面からサポートしたいという弊社の想いがあります。

SOICOの急成長の秘訣:ニッチ市場でのシェア獲得と3つの成功要因

mirai/

編集部

SOICOさんのミッションは、「誰もがチャレンジできる世の中を創る」とのことですが、SOICOさん自体、シェアリングCFOのような独自のサービスを生み出すなど、チャレンジを続けてきたように思います。それが2018年の創業以来、成長を続けている秘訣なのでしょうか?

土岐さん

SOICOの成長要因は3つあると考えています。

1つ目は、サービスの独自性と業界内での独自のポジションです。「シェアリングCFO」や女性に特化した社外取締役紹介サービス「JOTORY(ジョトリー)」など、専門的な知見を持った優秀な人材を紹介できることが強みです。

独自のポジションとは、大手企業がカバーしておらず、競合が参入しにくいニッチな領域で確実に利益を上げられる位置にいるということです。

例えば、弊社が行っているストックオプションなどの株式報酬(※)に関するコンサルティングは、資本政策、会計、税務、人事など様々な知見が必要なため、簡単には新規参入できません。また、大手企業も手を出していない領域であり、まさにニッチな市場と言えます。
(※)株式報酬…企業の株価に連動して支払われるインセンティブ報酬のこと

土岐さん

2つ目の理由は、ファウンダーマーケットフィット(※)です。代表の茅原(代表取締役 茅原 淳一さん)や私を含む経営陣が金融機関出身であったり、ベンチャー企業の経営経験や企業の経営企画室での業務経験があるなど、事業に必要な知見を持っていました。
(※)ファウンダーマーケットフィット…創業者や経営陣にその会社を起業する理由となるバックボーンや想いがあること

専門的な知見を持つ創業メンバーがいたからこそ、事業拡大に伴って増えた社員にもOJT(※)でノウハウを伝えることができました。
(※)OJT…オンザジョブトレーニングの略。職場の上司や先輩が、実務を通して部下や後輩に業務を覚えさせる教育方法

3つ目の成長理由は、マーケティングの強さです。従来のコンサルティング業界では、新規クライアント獲得に再現性のない営業手法を用いていました。一方、弊社では早くからSNSや広告、メールマガジンによるマーケティングを行い、効率的かつ継続的にリードを獲得できるようになりました。同時に「ストックオプションならSOICOに頼もう」と思ってもらえるブランディングも確立しました。

編集部

SOICOさんの急成長の背景には、ニッチなニーズを捉えるアンテナの高さと、その領域のニーズを満たす知見やノウハウ、そしてマーケティングによるブランディングの成功があったのですね。ファウンダーマーケットフィットという言葉がありましたが、まさにSOICOさんの創業とその後の躍進は必然的な結果だったように感じました。

創業5年で売上高数億円:SOICOの急成長の軌跡

編集部

ここまで、SOICOさんが急成長された理由についてお話していただきましたが、データや数字上でもそういった成長は見て取れるのでしょうか?

土岐さん

そうですね。売上については非公開なのですが、現在、数億円規模になっています。成長率でいうと、1期目から2期目になった段階で5倍程度の伸びがありました。2期目から3期目で300%、3期目から4期目で140%といった形で成長を続けています。

2期から3期、3期から4期と、数字上だと成長率は落ちていますが、これは売上の額が大きくなっているので、ある意味当然だと考えています。例えば、1,000万円の売り上げを5,000万円にするのと、1億円の売り上げを5億円にするのとでは、難易度が全く異なります。そのため、売上額が億単位になっても、順調に右肩上がりを続けているといえます。

編集部

成長率を聞いても急成長していることがよくわかります。当然、会社の成長に伴い社員数も増えていますよね?

土岐さん

はい。SOICOは創業当時は役員だけだったため、4人程度からスタートしました。2期目くらいまでは10人にも満たなかったと思います。3期目でだいぶ増えて15人程度になり、現在は業務委託の方も含めると20人~30人程度になっています。

創業当時から比べると、数年でメンバーが約5倍になったわけです。それでも大企業などと比べたら少ないかもしれません。しかし、弊社にはスキルと仕事に対する情熱を持った人材が揃っています。

編集部

急成長を続けているSOICOさんには、それを支えるだけの人材がどんどん加わっているということですね。自分も会社も一緒に成長していきたいというモチベーションのある方にとっては魅力的な環境だと感じました。

SOICOのOJTシステム:1年未満の若手も活躍できる環境づくり

編集部

SOICOさんには若手が活躍できる環境があると伺いました。本日同席していただいている田中さんと佐藤さんもまだお若いように見えますが、入社してどのくらいなのでしょうか?

佐藤さん

私は2022年の8月に入社したので、まだ1年経っていません。ですから、この業界についてもまだ勉強中です。

田中さん

私はさらに最近で、2023年の2月にマーケティング職として入社したばかりです。マーケティング業務においても、当然、業界知識は必要になってくるため、私も業界については日々勉強しながら業務を行っています。

コンサルタント職では、実務を通じて業務を覚えていきます。大きな会社ではないので、整った研修制度があるわけではありませんが、業務のやり方については丁寧に教わることができます。ただ、それでもわからないことは出てくるので、自分で調べたり質問するキャッチアップ(※)は欠かせません。
(※)キャッチアップ…仕事において自分の知らない知識などを後追いで理解していくこと

編集部

田中さんと佐藤さんは入社してまだ間もないということですが、実際に働かれてみて、働きやすいと思った点や、働きがいを感じる点について教えてください。

佐藤さん

働きがいという点に関しては、自分で学んだり、先輩社員から教わってインプットしたことをしっかりアウトプットすれば認めてもらえる点ですね。あとは、チャレンジすることを否定されない社風なので、いろいろな提案をしやすいです。

たとえば、私はセミナーやイベントの開催などを担当しているのですが、今まで共催したことのなかった企業をSNSなどで見つけてきて、社内で共催の提案をすると、「じゃあやってみましょう」という感じで進むことがあります。チャレンジ精神のある方には向いている会社だと思います。

田中さん

私も入社してまだ1年経っていないのですが、それでも大きな裁量権を持って仕事をさせてもらえているところにやりがいを感じています。実際、マーケティングの施策に関してもしっかり計画を説明すれば、基本的に承認が得られます。

ただ、裁量権を与えられている分、業務範囲も広いので、佐藤さんもお伝えした通り、自分から率先して学んでいく姿勢が不可欠です。知的好奇心を持って、新たな情報や知識を自分から取りにいける方にとっては、やりがいのある職場だと思います。

編集部

SOICOさんでいきいき働くには、チャレンジする気持ちと自ら学び続ける姿勢が大切ということですね。

的確なフィードバックによる急成長:入社半年で年収アップの実例

mirai/

編集部

先ほど、OJTのお話がありましたが、先輩社員のフォローや指摘で、自身の成長に繋がったものがあれば具体的に教えてください。

佐藤さん

私はセミナーやイベント関連の業務を担当しています。イベントでは企業の取締役CFOなど著名な方々が登壇されますが、初めはアジェンダ(※)の進め方もわからず戸惑いました。
(※)アジェンダ…会議やイベントなどの議題や内容をまとめたもの

最初は上司と企業様とのミーティングに同席しながら学び、徐々に自分でも実践できるようにしていきました。上司から「アジェンダの書き方はこうした方がいいよ」とか、「事前にこういうところを把握して臨みましょう」といった具体的なフィードバックをもらいました。

客観的に自分のできていない点や気づけていない点をフィードバックしてもらえたことで、効率的に成長できたと感じています。今では「安心して見ていられるようになりました」「自分の色が出せましたね」と言ってもらえるので、フィードバックの変化からも成長を実感できています。

編集部

修正すべき点だけでなく、できたことや成長した点も伝えてもらえるのは、モチベーションが上がりますね。そのようにフィードバックを受けて成長すると人事評価も上がるのでしょうか。

佐藤さん

はい。SOICOは職務に対する習熟度により給与レンジ(※1)が設けられています。習熟度が上がるにつれ、給与レンジもベース給与がグレードによって定められており、グレードが1つ上がると年収がアップしていきます(※2)
(※1)給与レンジ…職務や等級に対して、能力などに応じて給与額に一定の幅を持たせること

(※2)給与・評価方法は2023年3月現在のもの

編集部

的確なフィードバックをもらえるから早く成長でき、成長できるから評価も上がり、それがモチベーションとなってまた仕事を頑張れるという、プラスの循環がSOICOさんの社員に働いているのですね。田中さんも、ご自身の成長に繋がったフィードバックがあれば教えてください。

田中さん

私は前職ではWeb広告を中心とした実務が主だったこともあり、マーケティングを行う際、広告以外のチャネルの実務や内部の仕組みについて、臨場感を持って把握しきれていない部分がありました。

しかし、実際に顧客と接点を持ってから、商談がまとまるまでの流れなど、各段階の仕組みを丁寧に教えていただいた結果、全体を把握しながら動かしていくマーケティングができるようになってきました。

言葉によるフィードバックだけでなく、数値やお客様からの声といったフィードバックを貰えたことも、自分の成長スピードを早めたと思っています。

編集部

実務を通したフィードバックがスピード感を持って成長できるコツなのですね。また、新しく入った社員が最短距離で成長できる的確なフィードバックができる上司や先輩社員がいることもSOICOさんの強みだと感じました。

手厚いサポート体制:チャレンジングな仕事への挑戦を後押し

編集部

土岐さん、SOICOさんが行っているOJTなどの教育体制について、もう少し俯瞰的な目線でお聞かせいただけますか。

土岐さん

SOICOはベンチャーのサポートを行っておりますが、SOICO自体もベンチャーです。そのため、入社後比較的早い段階で責任のある役職につくことが多いです。

社員数は増えてきておりますが、基本的には少数精鋭の専門家集団という意識で業務を行っております。そのため必然的に社員1人あたりに任される仕事の責任も重くなります。

弊社には、自分に任された仕事や責任を全うできるポテンシャルを持った人材が集まっています。そして、彼らの周りには、ポテンシャルを発揮するために必要なフィードバックを行える先輩社員がいます。

例えば佐藤には、入社数ヵ月でセミナーやウェビナー(WEB上で行うセミナー)の運営の責任者を任せました。本人は初めてのことが多く戸惑ったそうですが、上司のフィードバックや社外の協力者のフォローを受けながら、今では問題なく運営できるようになっています。

SOICOでは、1つ仕事ができるようになると、「それじゃあこれもやってみようか」という形で、1つ1つチャレンジと成功体験を重ねながらスキルアップしていくことができます。

田中も、入社してすぐに前任者の退職により責任あるポジションを任され、チャレンジングな環境でした。しかし、そうした本人にとってチャレンジングなポジションや仕事を、周りのサポートを受けながらやり切ることで、結果的に成長スピードを早めることができるのです。

編集部

若手が活躍するためのサポートとして、先輩社員からのフィードバック以外に、会社としてのサポート体制はありますか。

土岐さん

本人にチャレンジしたいことがあり、結果を出してくれれば、会社として必要なスキルを身に付けるための人材を外部から雇ったり、セミナーに参加させたりといったフォローを行っています。

例えば、資本政策などのコンサルタントとして入社し、マーケティングをやってみたいという社員がいました。試しにマーケティング業務を任せたところ、結果を出してくれたので、本格的に責任者として任せることにしました。

本人はまだマーケティングの知識が乏しかったため、マーケティングを教えられるプロを業務委託で雇いました。最初はその方と二人三脚で業務を回しながら知識を得てもらい、最終的には本人一人で業務を回せるまで成長しました。

このようにSOICOでは結果さえ出してくれれば、本人の希望や夢に沿うためのできる限りのサポートを行っています。

編集部

SOICOさんには若手だけでなく、全てのやる気ある社員のチャレンジを支えるサポート体制が整っているのですね。まさに「誰もがチャレンジできる世の中を創る」というミッションが体現されていると感じました。

SOICO流OJTの核心:「守破離」の概念

SOICO株式会社で業務を行う土岐さん
▲社内で業務を行う土岐さん。COOとして常に会社と社員の成長に目を配っている

編集部

SOICOさんの教育体制として、OJTとフィードバックについてお話しいただきました。社員を教育する立場である土岐さんから見て、効率的に成長するためのポイントがあれば教えてください。

土岐さん

SOICOのOJTは「守破離」の考え方に基づいています。まず「守」の段階では、先輩社員のやり方を完全にトレースできるまでコピーすることが大切です。次に「破」の段階では、自分に合ったやり方へアレンジ・工夫をしていきます。最後の「離」の段階では、自分の個性を出してお客様に独自の価値や満足を提供できるようになります。

編集部

自分のやり方を模索するのに時間がかかる人もいると思いますが、そのあたりはどのようにお考えですか?

土岐さん

確かに、自分のやり方を築くのは簡単ではありません。そこで時間を使い過ぎないように、SOICOでは他の社員の仕事の進め方についてナレッジシェア(※)する機会を設けています。
(※)ナレッジシェア…ビジネスで必要な知識やノウハウを組織のメンバーで共有すること

他の社員の良い点を積極的に取り入れて、自身のやり方を向上させてほしいと思っています。

編集部

ナレッジシェアについて、土岐さんも発信されることはあるのでしょうか?

土岐さん

はい、ナレッジシェアは全社員が行うようにしています。私も行いますし、代表の茅原も必要に応じて発信しています。他の社員も、ストックオプションの最新の税制など、自分が学んだことを積極的に共有しています。

編集部

佐藤さんと田中さんから現場目線でのOJTについて伺い、土岐さんからポイントとなる点を伺ったことで、SOICOさんのOJTをより詳しく理解することができました。最初にしっかり学ぶ期間があり、その後で自分のやり方を築いていく段階を踏めるからこそ、SOICOさんの社員は着実に成長していけるのですね。

活躍するための3要素:素直さ、キャッチアップ力、目的意識

編集部

SOICOさんで活躍できる若手の共通点のようなものがあれば教えてください。

土岐さん

SOICOで活躍するために必要なポイントは3つあると思っています。1つ目が素直さ。2つ目が知的好奇心や学習意欲といったキャッチアップ力。3つ目が向上心と目的意識を持って仕事に取り組む姿勢です。

1つ目の素直さについては、入社してしばらくの間は先輩社員のやり方を真似て実践してみる姿勢が大切です。多少違和感を覚えても、先輩社員の方が仕事の経験や知識が豊富なので、変に突っぱねず、受け入れてやってみる方が成長スピードは早いはずです。

2つ目のキャッチアップ力については、先ほど2人も自分で勉強することが欠かせないと言っておりましたが、まさにその通りだと私も思います。弊社が行っている業務は資本政策など専門用語もたくさん出てくるため、自分で勉強して知識を身につけていくことが必要です。

勉強の仕方はたくさんあって、今ならインターネットでもわからないことは調べられますし、不明点をリストにまとめて先輩社員に聞く、というやり方でもいいと思います。とにかく、自分からわからない情報へアプローチし、解決する力は欠かせません。

3つ目は、言われたことをやるだけでなく、「マーケティングの責任者になる」といった、自分の中で目的意識を持って仕事をするということです。そうした目的意識があった方が、ただ漫然と仕事をするより成長できると思います。

編集部

SOICOさんで活躍するには、目標を持ってそれに近づくために先輩社員の教えを素直に受け入れ、自分でも学ぶ姿勢が必要ということですね。実際、それを実践して活躍している若手社員がいることは、これからジョインされる方にとっても大きな励みになると思います。

SOICOの独自の社風:安定性とチャレンジ精神の両立

SOICO株式会社のオフィス内観

編集部

SOICOさんの社風について教えてください。

土岐さん

SOICOにはプロフェッショナルファーム(※)とスタートアップの中間の雰囲気があると思います。
(※)プロフェッショナルファーム…コンサルティングや弁護士事務所など専門的な事業を行う企業のこと。

プロフェッショナルファームとは、外資系の金融機関やコンサルティング企業のように、「バリバリ働いて実力主義で、個人の能力が高く、プロフェッショナルとしてお客さんに求められている行動をする」といった企業のことです。

弊社も経営陣に金融機関出身者が多いため、そうしたプロフェッショナルとして仕事にコミットする雰囲気があります。一方で、お客様と共に成長して上場を目指すといったスタートアップのようなカルチャーも持ち合わせています。

両方の良いところを取り入れているといった感じです。例えば、弊社にはスタートアップのような上昇志向がありますが、社内の体制や経営状態に関しては、実際のスタートアップより整備されていて安定しています。

かといって外資の大企業のように安定し過ぎていて変化がないというわけでもありません。ですから、安定感もありながらチャレンジもできるカルチャーだと思います。

編集部

最低限の安定がありながら、その中でチャレンジできるからこそ、SOICOさんの社員はモチベーションを失わず、いきいき働くことができるのですね。

“自分が楽しい”が根底にあるSOICOのワークアズライフ

編集部

SOICOさんの価値観としてワークアズライフというものがあると伺いました。一般的にワークアズライフというと、「仕事とプライベートの境目をつけず働く」といった意味合いがありますが、SOICOさんが考えるワークアズライフとはどのようなものなのでしょうか。

土岐さん

まず、一般的なワークアズライフの印象とSOICOが提唱するものは異なります。私たちは、プライベートの時間を大切にしています。実際、土日祝日は経営陣を含め全社員がしっかり休んでおり、有給休暇の取得も奨励しています。

佐藤さん

男性で1ヶ月半の育児休業を取得した社員もいます。私自身も、常に仕事に追われているという印象はありません。

土岐さん

SOICOでは、責任あるポジションの社員でも、プライベートで大切な用事があれば休暇を取ることができます。

土岐さん

SOICOが考えるワークアズライフとは、「面白そう」という気持ちを原動力に、仕事と趣味を切り分けず、お客様のために自発的に楽しみながら行動するというものです。

例えば、スタートアップのメタバース事業に興味を持ち、それを別のIT企業に紹介するといった具合です。つまり、型通りの仕事をするのではなく、自分で考えて、お客様のために行動するということです。

私自身も、スタートアップが好きなので、半ば趣味のようにスタートアップのイベントに参加します。仕事に直結するかどうかは不明ですが、自己研鑽になりますし、様々な企業との出会いを純粋に楽しんでいます。このようなマインドが、弊社の考えるワークアズライフです。

編集部

SOICOさんのワークアズライフには、楽しみながら自分発信で仕事を創っていく、というマインドがあるわけですね。

スタートアップ大国を生き抜くスキル:SOICOで身につく実践的な知識

編集部

SOICOさんでは年間どのくらいのスタートアップと接する機会があるのでしょうか。

土岐さん

SOICOでは年間800社ほどのスタートアップの方と話す機会があります。そのため、世の中のトレンドを知ることができます。これは自身のキャリアにとっても大きな強みになると考えています。

現在、経済産業省も日本をスタートアップ大国にしようというスローガンを掲げています。スタートアップについて詳しくなることは、社会課題や、サービス・商品の需要を把握することにつながります。

編集部

ワークアズライフの考え方で仕事を深く追求していくことで、社会のトレンドや時代の流れも理解できるようになるのですね。

土岐さん

はい。特に現在はChatGPT(※)などAI技術の進歩が著しいので、時代の変化に対応しないと、私たちの仕事も失われる可能性があります。
(※)ChatGPT…高度なAI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービス

また、SOICOの仕事では多くの企業の方と出会えるので、起業志望の方にとっても非常に勉強になると思います。会社としては長く勤めていただきたいという思いはありますが、本気で起業したいと考えている方は、まずは弊社でスキルや知識を身に付けて、新たなステップに進んでいただいても構いません。

編集部

SOICOさんのワークアズライフを実践することで、自然と仕事の知識やスキルが増え、世の中のトレンドも把握できるようになるのですね。また、SOICOさんは起業家志向の方も歓迎ということなので、「将来独立するためにどんどん仕事を覚えていきたい」という方にとっては、最高の環境だと思います。

成長したい方、歓迎。SOICOでしか会えない‟人”と‟自分”がいる

SOICO株式会社のオフィス内観

編集部

SOICOさんに興味を持たれた方に向け、採用で求める人材について教えてください。

土岐さん

SOICOは業務内容が専門的ですが、金融業界の経験者だけを求めているわけではありません。実際、現在活躍している社員の多くは、金融業界以外の出身です。皆さん、未経験から学んで活躍しているので、その点は安心してください。

求める人材としては、素直であること、知的好奇心があること、高みを目指すマインドがあること、この3つを持つ方であれば、弊社にマッチすると考えています。

編集部

ありがとうございます。それでは最後に、SOICOさんを目指そうと思っている方へメッセージをお願いします。

土岐さん

SOICOは現在、上場を目指しています。多くのスタートアップと異なり、プロフェッショナルファームの側面も持ち合わせているため、チャレンジングでありながらも安定感のある環境を提供しています。

スピード感を持って金融について学びたい方には、最適な環境だと思います。

また、SOICOでは仕事を通して上場企業の社長やCFOの方と直接会う機会があります。これは他社ではなかなか経験できないことです。日々、どんな人に会うかで自分自身の成長は決まりますから、成長したいのであれば、弊社は最適な環境だと考えています。

弊社は若手にどんどん活躍の機会を与え、チャレンジし、学び、成長できる環境を用意しています。興味を持っていただけたら、ぜひ気軽にコンタクトを取ってください。

編集部

SOICOさんには、未経験でもやる気と自ら学ぶ気持ちさえあれば活躍できる環境が整っているのですね。成長著しいSOICOさんで自分の力を試し、伸ばしたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。本日はありがとうございました。

■取材協力
SOICO株式会社:https://www.soico.jp/
採用ページ:https://www.soico.jp/recruit/