若手が生き生き活躍している企業のカルチャーを探る本企画。今回は、「楽しいと成果を底上げする。」をコンセプトに掲げ、Webサイトや紙媒体、映像などのクリエイティブ制作でお客様の集客をサポートする株式会社Sokoageを取材しました。
「楽しい」と「成果」にこだわる株式会社Sokoage
▲WEB関連だけでなく、映像制作もお手のもの(Wantedly公式ページから引用)
株式会社Sokoageは「楽しいと成果を底上げする。」をコンセプトに掲げ、クリエイティブの制作を通じてクライアントの集客をサポートする会社です。
いわゆる制作会社と一線を画すのは、言われたものを言われたとおりに作るのではなく、クライアントと二人三脚でクリエイティブを作り上げるスタイルにあります。
動画や会社案内、名刺などの制作からマーケティングまで一気通貫でサポートすることで成果につなげ、工務店やハウスメーカー、宿泊施設を中心に、クライアントとの絆を強めています。
会社名 | 株式会社Sokoage |
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住所 | 埼玉県越谷市赤山本町3-24 ライオンズグローベル越谷ステーションプラザ1201号 |
事業内容 | ・クリエイティブ制作の内製化支援 ・マーケティング支援 ・デザイン、映像、Web制作 ・各種メディアの企画・制作・運営 |
設立 | 2019年4月 |
公式ページ | https://sokoage.com |
働き方 | フルリモート |
今回は、代表取締役の宮澤雄介さんにフルリモートでのコミュニケーションや社内カルチャー、社名に込めた思いなどについてお話しいただきました。
クライアントに寄り添う「創造」と「内製化」のサポートを実施
▲Sokoageさんはクリエイティブの内製化の支援も行っている(公式サイトより引用)
編集部
まずは、Sokoageさんの仕事内容とその特徴について教えていただけますか?
宮澤さん
うちは、デザイン制作/Web制作や映像制作とマーケティング支援を行っている会社です。具体的には、ブランディングに必要とされるデザイン、WEB、映像制作を一貫して行う「SOUZOU」という制作のサービスと、各種クリエイティブ制作を、クライアントさんの社内で内製化できるよう支援する「NAISEI」という内製化支援サービスを展開しています。
僕たちがやっていることは、外から見たらいわゆる普通の制作会社かと思います。でも、おそらく、僕らとお付き合いのあるクライアントさんはそうは思っていないはずです。
クライアントさんからはことあるごとにご相談をいただいていて、一緒に悩みながらクリエイティブを作り上げています。二人三脚でプロジェクトを進めていくのがうちのスタイルで、クライアントさんにとって僕たちは「仲間」であり「パートナー」だと思って仕事をご一緒しています。
編集部
新商品開発など、プロジェクトのキックオフ段階から参加することもあるのですか?
宮澤さん
企画段階からご相談をいただくこともとても多いです。新商品開発をプロデュースするコンサルティング企業であれば一般的かと思いますが、クリエイティブ制作を主にした僕らのような立場で、スタートの段階から参加するというのはけっこう珍しいと思います。
編集部
商品のコンセプトや背景を理解していると、クリエイティブもより深いところにアプローチできるのではないでしょうか。
宮澤さん
おっしゃる通りです。言われたものを言われたとおりに作るのではなく、商品が生まれた過程を理解し把握したうえで、動画やWebサイト、チラシやパンフレットを制作したいと考えています。
それをSokoageの価値だと感じてくれているクライアントさんも、たくさんいらっしゃいます。一度、お取引をいただくと長いつきあいになるクライアントさんが多いのは、そのためだと思います。
Sokoageメンバーは埼玉・大阪・群馬でリモート勤務
▲基本はリモートだが、コミュニケーションの機会は多く設けている(Wantedly公式ページから引用)
編集部
Sokoageさんは2019年の創業当初から、テレワークを導入されていたそうですね。
宮澤さん
うちのメンバーは現在(2023年8月時点)3名ですが、全員拠点がバラバラなんです。私は埼玉、役員で動画制作担当の伊藤功太郎は大阪、もう1人は群馬に住んでいます。
事業内容としてもオンラインでご提供できるサービスが多いので、創業当初からリモートでやろうと決めていました。そのため、オフィス自体がありません。
編集部
全員がフルリモートの中、コミュニケーションはどのようにとってらっしゃるのでしょうか?
宮澤さん
週に1回は定例ミーティングを、毎月はじめには月例会議を行っていて、これらのオンラインミーティングは全員参加をルールにしています。
編集部
ミーティングではどのようなお話をされるのでしょうか?
宮澤さん
週1回の定例ミーティングではプロジェクトの進捗報告であったり、クライアントさんへの提案資料のブラッシュアップであったり、具体的な仕事の話が中心になります。
一方で月1回の月例会議のテーマは、自分たちの会社のことがメインですね。売上など経営状況について、また新たな事業アイデアなどについて話し合っています。
リアルに対面する年1回の「合宿」で事業への思いを確認
編集部
Sokoageさんではメンバー同士、リアルで会うことは一切ないのでしょうか?
宮澤さん
年に1回、不定期ですが、必ず全員が集まる機会を作っています。「合宿」と呼んでおり、2泊3日程度の日程で場所を借りて、その年の振り返りと、来年の目標などについての話し合いをおこなっています。
合宿では、お客さんからの緊急連絡以外はシャットアウトして、自分たちのことだけを考えるようにしています。メンバーが顔を合わせて、意思統一をする大切な機会になっていますね。
編集部
合宿はいつから行ってらっしゃるのですか?
宮澤さん
創業した年から行っていて、第1回は大阪の吹田市にある宿泊ができるお寺で合宿をしました。事業成功の願掛けも兼ねて、心が洗われる環境で実施したんです(笑)。ただ、それ以降はホテルで行うことが多いですね。
編集部
フルリモートでもメンバーが同じ方向を向けるよう工夫されているのですね。この先、会社が大きくなっていったとき、勤務スタイルはどうするご予定ですか?
宮澤さん
会社が大きくなりメンバーも増えると考え方も多様化していくはずで、「出社したい」というニーズも出てくるでしょう。そのときは選択できるようにしたいと思っています。
オフィスを用意して、出社したい人は出社して、リモートがいい人は引き続き人はリモートで働けるといったかたちで、それぞれの自由を尊重したいですね。
自由参加のオンライン「朝活」で育まれるつながり
▲社内メンバーだけでなく、業務提携のパートナーともフラットな関係を築いている(Wantedly公式ページから引用)
編集部
Sokoageさんでのメンバー間の雰囲気や、関係性について教えていただけますか?
宮澤さん
うちのメンバーは3人で、役割はもちろんありますが厳しい上下関係はありません。また、業務提携しているデザイナーやエンジニアなど、うちの仕事に協力してくれているパートナーが約10名いて、その方たちとの関係も非常にフラットです。
一つのプロジェクトに対して10名前後のチームで動いているのですが、みんな、年齢が20代後半から30代半ばと同世代で、加えて「ゲームが好き」という共通点もあって非常に仲がいいんです。プライベートでも一緒にゲームをしようとしています(笑)。
そういえば、2023年に入って、みんなで「朝活」をはじめたんですよ。
編集部
朝から活動されるのは健康的で良いですね!どのような内容ですか?
宮澤さん
もちろん強制ではありませんが、朝6時くらいからオンラインでつながって仕事をしています。
おしゃべりをするのも自由ですが、基本的には「おはよう」と挨拶をしてから、それぞれ自分の仕事に入ります。1人で仕事していると監視がないので、だらけてしまったり、他のことをしてしまったり、作業効率が落ちてしまうことってありますよね。
でも、誰かと「つながっている」という状態にあるだけでやる気がでてくるんです。また、朝の時間帯は外部からの連絡がほとんどないので、すごく仕事に集中できるんです。
編集部
参加率はどのくらいなのでしょうか?
宮澤さん
予定があるとき以外、平日はみんな毎日、参加していますね。総意としては「朝活っていいよね」という感じです。
ちなみに僕は朝活の時間を、会社の事業について考える時間にしています。日中の業務はどうしてもクライアントさんの仕事が中心になりますが、朝の時間はSokoageの新しいプロダクトのことに注力しています。
編集部
朝活は6時から何時までやるのですか?
宮澤さん
午前10時くらいまでです。そこから、またそれぞれ仕事に戻るのですが、朝活で仕事がはかどるので、終業時間を早く切り上げることができるんです。僕も朝活をはじめてからは、だいたい16時すぎには1日の仕事を終えています。
編集部
作業効率も上がっていいですね。なにより、朝活への参加率の高さは、Sokoageさんと外部スタッフのみなさんとの関係のよさを象徴しているように思います。
情報を共有することがスキルアップや風通しのよさにつながる
▲取材にご対応いただいた代表取締役の宮澤さん(Wantedly公式ページから引用)
編集部
業務提携しているパートナーさんを含め、スキルアップするための制度や研修はありますか?
宮澤さん
現在はデザイナーもエンジニアも、安心して任せられるスキルを持っている人たちばかりですので、体系化された研修制度はありません。ただ、それぞれの成長のため、一つの案件が終わるたびに、何をどんなふうに行ったのかという情報の共有は必ず行っています。
編集部
メンバーやパートナーのみなさん、それぞれが情報をインプットして、自分のスキルアップに活かしているのですね。
宮澤さん
また、積極的に情報を共有するのは、どんどん意見を出してもらいたい、という思いもあるんです。アイデアは立場や役割にかかわらず、どこからでも出てくるものです。
実際、担当領域に縛られて「自分はデザイナーだからデザインのことしか言わない」といった空気感は一切ありません。活発に意見を言える、フラットで風通しのいい環境が会社の成長に必要だと考えています。
楽しく働き成果を上げる「Sokoage」に興味を持った方はぜひ連絡を!
編集部
Sokoageさんの採用計画について教えていただけますか?
宮澤さん
5年以内には新卒採用を行っていきたいと考えていますが、まずは即戦力の人材を募集したいと考えています。具体的には今期中にエンジニアを1人、採用したいですね。
編集部
最後に、Sokoageさんに興味を持った方へメッセージをお願いします。
宮澤さん
僕は社名にもしたくらい「底上げ(Sokoage)」という言葉が大好きなんです。「底上げ」とは水準を上げることで、できる人だけが成果を上げていくのではなく、チーム全体がレベルアップしていくことを意図しています。チーム全体の戦力を高め、そして、お仕事を依頼してくださるクライアントさんの成果を底上げする、そんな思いが社名になっています。
また、僕らのミッションは「楽しさと成果を底上げする。」です。僕は楽しくできる仕事でなければ成果は出ないと信じています。主観的ではありますが、Sokoageは働いていて楽しい会社だと思いますし、一緒に仕事をしてくれているメンバーやパートナー、そしてクライアントさんも楽しいと感じて下さっていると思っています。
会社の成長と一緒に、成長できる機会は必ずあります。少しでもSokoageに興味をもってくださったなら、お問い合わせいただければと思います。
編集部
Sokoageという社名にこめた思いが、クライアントさんとの関係や働き方に現れているのだと感じました。本日はありがとうございました。
株式会社Sokoage:https://sokoage.com