ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社ウィローズにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
「負けるが勝ち=Win by Lose」を意味する社名を冠する同社は、お客様を始めとするすべてのステークホルダーの“WIN”を目指し、多角的な不動産事業を展開しています。平均年齢30歳という若手中心の組織が特徴で、売上だけでなく人物評価も加味した独自の評価制度により、年齢に関わらず活躍できる仕組みづくりを行っています。
今回は、同社の企業文化や人材育成の特徴について、代表取締役の朝倉さんにお話を伺いました。
不動産業界の変革を志すウィローズのミッションとバリュー
編集部
はじめに、御社の掲げるミッション、ビジョンを教えてください。
朝倉さん
ウィローズでは「不動産業界のスタンダードを変える」というミッション、「ファンの最大化」というビジョンを掲げています。その背景には、私自身の経験からくる思いがあります。
私は不動産業界に身を置く中で、不動産や住まいというお客様の人生に大きな影響を与えるものを取り扱っているにも関わらず、お客様に対して洗練されているとは言いづらい対応や接客をする人材を多く見てきました。不動産業界のあり方を変えて、お客様に価値あるサービスを提供していきたいという思いをこのミッションとビジョンに込めています。
編集部
このミッションやビジョンを会社全体に浸透させていくためにしている取り組みはありますか?
朝倉さん
お客様を当社のファンにしていく上で、何よりも大切にしているのが、まず社員一人ひとりに会社のファンになってもらうことです。そのため、入り口の採用の時点でミッション・ビジョンへの共感を重要視しています。
具体的には、代表の私自らが会社説明会で30分から1時間かけて企業理念について説明しています。さらに面接にも立ち会い、採用候補者の方一人ひとりとコミュニケーションを取ることも大切にしています。
入社後にいくら経営陣などから説明を受けて行動指針などを細かく指示されても、真にミッションやビジョンを理解した上での行動とはなりません。入社前から深く会社の方向性に共感し、社員一人ひとりが内発的動機によってミッション・ビジョンの実現に向けて行動していける集団を目指しています。
3年目で課長職も!早期成長と成果に見合った金銭的報酬が叶う職場環境
▲20代、30代の若手が中心。同年代が多いこともあり和気あいあいとした雰囲気
編集部
続いて若手活躍のテーマについて伺います。まずは御社の年齢構成を教えてください。
朝倉さん
当社は20代の社員が半数以上を占めており、平均年齢が30歳と非常に若い年齢構成となっています。新卒採用を始めて8、9年経過しており、毎年複数名を採用していることが現在の平均年齢の若さにつながっています。
編集部
トップセールスともなるとさまざまな経験やスキルが求められると感じたのですが、若手社員の方で活躍している方もいらっしゃるのでしょうか。
朝倉さん
もちろん経験も大切ですが、優秀な人材は本当に早く成長します。入社3年目で課長職に就き、3人の部下を持つ社員もいますよ。
私自身、もともと「自分を成長させられる厳しい環境に身を置きたい」と考えて不動産業界に飛び込んだ経緯を持っています。実際に新卒1年目にしてさまざまな経験を積むことができました。大手製紙会社の役員様から物件をご購入いただき、「対応の早さや、お客様に対する真摯な姿勢が素晴らしい」と高く評価していただいたことは強く印象に残っています。
一生懸命頑張ることで、年齢も経歴も関係なく成功できるのが不動産業界の良いところだと思います。
また自身の成果が金銭的報酬として還元されるのも不動産業界の特徴です。当社では固定給と歩合給のハイブリッド型を採用しており、成果を上げた社員には相当額が支給されます。
入社1年目の社員でも優秀な成績を収めれば高い歩合給を得ることができ、実際に入社1年目でマンションを購入した者や、3年目で一戸建てを購入した者もいます。「若くして稼ぎたい」という動機を持つ方にもとても良い環境があるといえます。
ただし「稼ぎたい」という願望に相応の実力が伴わないと、「手段を選ばず稼げさえすれば良い」という思考に陥りかねません。大切なのは、お客様により良いサービスを提供したいという根本的な願望です。自ら学び、その知識をお客様に還元できる人材が、早期に成長を遂げています。
当社の役割は「稼ぎたい」という気持ちを尊重しつつ、実力を養成することだと考えています。
若手の成長を加速する、一人ひとりに応じたサポートと独自の評価制度
編集部
具体的に若手社員の成長をどのようにサポートされていますか?
朝倉さん
センチュリー21の研修制度や基礎トレーニングもありますが、一律の研修よりも上司が部下自身を見ながらオリジナルのトレーニングプログラムを考えるサポートを重要視しています。上司とのマンツーマンでのフィードバックを通じて足りない部分を明確化し、トレーニングを重ねることで、目標達成に必要な実力を身につけてもらっています。
編集部
若手社員が独り立ちして実務をこなせるようになるまでの期間はどのくらいでしょうか。
朝倉さん
当社では9段階のグレード制を導入しており、分からないことは適宜質問しながらも、ほとんどの業務を自分で完結できるレベルをグレード7としています。社員はグレード9からスタートして、基本的に1~2年でグレード7に到達します。特に優秀な社員、例えば先ほどお話した3年目で課長になる社員などは、飛び級でグレード5まで上がることもあります。
編集部
御社の評価基準について、具体的にお聞かせいただけますでしょうか。
朝倉さん
評価は年齢や経験年数ではなく、当社独自の基準に基づき行っています。具体的にいうと、売上達成などの数字的な成果を表す「縦軸の力」と思いやりやチームワークの醸成など人間力を表す「横軸の力」に分け、二軸の評価を行っているのが特徴です。この横軸は、「思いやり」「挑戦」「規律」「主体的な行動」などウィローズ独自の7つのフィロソフィーが基準となります。
評価会議は年2回あり、例えば売上が目標の200%を達成していても、思いやりの要素が不足していれば上のグレードには上がれない仕組みになっています。
不動産業界では数字を上げている人がマネージャー層に上がる事例が多く、得てして「自分のやり方での成功」を部下にも求めてしまいがちです。当社ではプレイヤーとしての能力とマネジメント能力をバランスよく持ち合わせ、チーム力を底上げしていける人物を評価しているため、その点でも不動産業界の常識を変革する評価体制であるといえるのではないでしょうか。
ウィローズの職場環境:「働きがいのある会社」4年連続選出!
編集部
御社ならではの職場環境の特徴などがあればご紹介ください。
同席の平井さん(管理部人事課)
当社は「働きがいのある会社研究所(Great Place To Work® Institute Japan)」という機構から、2021年から4年連続でベストカンパニーに選出されています。不動産業界では1位、小規模部門でも上位20位以内にランクインしています。これは当機構が第三者機関として行うエンゲージメントサーベイをもとにしたランキングで、内部評価と対外的評価を組み合わせて当社の魅力を証明する1つの指標となっています。
編集部
御社のどういった点が特に「働きがいのある会社」として社員の方から評価されていると思われますか?
同席の平井さん(管理部人事課)
働き方や福利厚生といった「働きやすさ」も評価ポイントにあると思いますが、最も大きいのは地域貢献ができる仕事の特性にあるのではないでしょうか。ウィローズは地域の方々とのふれあいを大切にしており、単に働いてお金を稼ぐだけでなく、仕事を通じて地域社会のために貢献していく実感が得られます。
そこに大きな「働きがい」を感じていただけていることが、この結果につながっているのだと思います。
社内の雰囲気:部署間の活発なコミュニケーションで業務上のシナジー効果を生む
編集部
ウィローズの社内全体にはどのような雰囲気がありますか?
朝倉さん
当社は事業ごとに部署が分かれているのですが、部署間の連携のための社内コミュニケーションを重視し、社内の一体感を醸成しています。その取り組みの一例がフリーアドレス制です。フリーアドレスにすることでリフォーム部門の隣に売買の管理職が座ったり、私の隣に新卒社員が座ったりと、部署や立場問わず自然な会話が生まれやすい環境となっています。
実はフリーアドレスの導入の際には反発もありました。荷物の問題もあるため、私自身も当初は固定席が良いなと考えていました(笑)。しかし私を含む経営陣も含めて全員で取り組むことで、現在では良好なコミュニケーションが実現できています。
また月に1回の社内イベントや運動会の開催、他部署同士でランチに行く場合の補助金など、さまざまな部署を超えた交流のきっかけをつくっています。半年に1回表彰式も行っており、そこでは営業職だけでなくバックオフィスの社員も含め成果表彰を行うことでモチベーションアップもはかっています。
▲運動会(1枚目)や全社表彰式などの社内イベントを通して、社員間のコミュニケーションを生む
編集部
部署間でのコミュニケーション円滑化によって、業務にはどういった影響があるのでしょうか。
朝倉さん
ウィローズではマンションご購入のお客様がリフォームをしたり、賃貸仲介をしたお客様がマンションを購入されたりと、全体の約40%が紹介、あるいはリピートのお客様となっています。事業部間で連携を強化することで、お客様とのご縁が続きやすくなるシナジー効果が生まれていくのがメリットです。
ウィローズが求める資質:相手の心を開く“アナログ的能力”
編集部
不動産事業において「ファンの最大化」を実現していく御社では、どのような人材が活躍できるでしょうか?
朝倉さん
「アナログ的能力」のある人ですね。
不動産業界の中でも様々なビジネスモデルがあり、マンション分譲やハウスメーカーのように、商品が決まっている業態では商品力が重視されます。一方で当社が手がける売買仲介では、お客様のニーズを丁寧に聞き取っていく力が必要となります。
このお客様との信頼関係を築くための力を、当社では「アナログ的能力」と呼んでいます。アナログ的能力を重要視し、高めている点が当社ならではの強みなので、その資質のある人は活躍できるでしょうね。
編集部
「アナログ的能力」とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
朝倉さん
わかりやすくいうと、対面コミュニケーションで相手の懐に入って心を開き、本音を聞き取ることができるコミュニケーション能力です。そのために時間を守る、気持ちの良い挨拶ができる、笑顔で接する、丁寧な字を書くなど、基本的な部分をしっかりと実践しながら、お客様との信頼関係を築いています。また、お客様が緊張せずにお話しいただける雰囲気づくりも大切にしています。
編集部
御社のトップセールスも、アナログ的能力の高い方々なのでしょうか。
朝倉さん
はい。ただしトップセールスともなると、それに加えてお客様の理想の住まいを実現するためのコンサルティング能力が極めて高いのも特徴です。
当社のエリア特性上、社会的ステータスが高い方や富裕層のお客様が多くなっています。そういったお客様は、本業がお忙しいためにご自身で調べて決めるというよりも、信頼できる優秀な人材に任せたいという思考をお持ちです。そういう方々に対して、お客様目線で何が最適かを考えて提案できるコンサルティング能力を持つ人材が成功しています。
また、富裕層のお客様は不動産との接点が人生の中で複数回あります。自宅のステップアップ購入や投資用不動産の取得など、様々な不動産に関する相談事が発生します。セールスとして売買や賃貸、税金など、幅広い知識を持つゼネラリストとしての素養があることで、より強固な信頼関係を築き、単発取引でなく不動産に関する相談を継続的にいただくことが可能となっています。
メッセージ:新たな不動産ビジネス創造に向けて、業界未経験の方も歓迎!
▲会社の成長にあわせて、新卒をはじめ新たな人材獲得を進める人事チーム
編集部
最後に、この記事を読んで興味を持たれた方へメッセージをお願いできますでしょうか。
朝倉さん
「不動産業界のスタンダードを変える」のミッションの通り、私たちはよく「ありきたりな不動産業者ではない」と言われます。実際、中途採用で入社される方の大半が不動産業界未経験の方です。
不動産業界に対してもしネガティブなイメージをお持ちの方がいるなら、そういう方こそウィローズにぜひ来ていただきたいと考えています。当社で新しい不動産ビジネスの形を一緒に創っていきましょう。
編集部
朝倉さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
この記事のまとめ
企業概要 | ・社名の由来:「負けるが勝ち(Win by Lose)」 ・「不動産業界のスタンダードを変える」がミッション ・「ファンの最大化」がビジョン |
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組織文化 | ・平均年齢30歳の若手中心の組織 |
人材育成・評価 | ・独自の9段階グレード制を導入 ・「縦軸の力」(数値実績)と「横軸の力」(人間力)による二軸評価 ・入社3年目で課長職に就くなど、若手の早期登用あり |
職場環境 | ・「働きがいのある会社研究所」で4年連続選出(不動産業界1位) ・フリーアドレス制による部署間コミュニケーションの促進 ・月1回の社内外イベントや運動会の開催 |
求める人材像 | ・「アナログ的能力」(対面コミュニケーション力)がある人 ・不動産業界未経験者も歓迎 ・お客様との信頼関係構築に熱心な人 |
株式会社ウィローズの基本情報
企業名 | 株式会社ウィローズ |
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住所 | 東京都品川区小山台1-21-11 |
事業内容 | ・売買仲介 ・賃貸仲介 ・開発分譲 ・賃貸管理 ・建築リフォーム ・海外事業 |
設立 | 2012年2月 |
公式ページ | https://willows.co.jp/ |
採用ページ | https://willows.co.jp/recruit/ |
募集職種 | ・営業系総合職(売買仲介、賃貸仲介、用地仕入、リフォーム営業、海外営業) ・技術職(デザイン企画、現場監督) ・バックオフィス(広告・マーケティング) |