ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社アルナにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
株式会社アルナは、鹿児島にある自社工場での一貫生産体制と長年培った技術力を武器に、年間約20万枚の額縁を出荷する国内最大級のフレームメーカーです。近年では、プロスポーツチームの記念品を収めるケース製作など、新たな分野へも積極的に挑戦しています。
また、若手社員の自由な発想を尊重する社風と、一人ひとりの働き方に寄り添う柔軟な職場環境で、「ホワイト企業認定」などの評価を受けていることも特徴です。
今回は、営業部の若手社員である宮城さん、佐竹さん、塩島さんのお三方に、若手が活躍できる風通しの良い職場環境やワークライフバランス、マッチする人材像について伺いました。
株式会社アルナの若手活躍:個人のアイデアや学びを成果につなげられる
▲転職後、好きなスポーツ分野での営業で実績をあげている宮城さん
編集部
最初に、株式会社アルナの営業部で働く皆さんに、働きがいを感じるのはどんなときかを伺いたいです。
宮城さん
私が働いていて楽しいと感じるのは、新規事業にチャレンジできることと、その反響を感じられたときですね。
アルナは額縁のメーカーなのですが、近年はプロスポーツチームに対して記念品の提案などもしています。例えば、選手が記録を達成した際のサイン入りボールやユニフォームなどを展示するコレクションケースを製作していて、私はその営業に携わっています。
実は元々飲食業界で調理師をしていたのですが、スポーツが大好きなこともあって、アルナと今の営業分野に出会いました。入社当時すでにプロ野球の12球団との取引があったのですが、プロバスケットボールのBリーグも開拓して、今では10チームほどの案件を担当するようになりました。
Bリーグ開拓の最初のきっかけが、担当している自社SNSだったこともあり、とても印象に残っています。手掛けた記念品をエンドユーザーさんがSNSにアップしてくれるなど、成果が目に見えることも嬉しいですね。
編集部
佐竹さんと塩島さんはいかがですか?
佐竹さん
私の場合は、「額縁やケースに複数のものを入れたい」といった一点物のお問い合わせを受けることが多いので、考えたアイデアが採用されて納品したときの達成感は大きいですね。
もちろん、入社したてのころは知識もないので、1人で対応できないことが多かったです。でも社長(代表取締役の雪山大さん)から「これもやってみよう」「こういう資格もあるよ」とアドバイスを受けながら少しずつ経験を積み重ねてきた結果、細かいところまで対応できるようになりました。
例えば、賞状などでなくテニスラケットを額装したい、扇子を飾りたいといったときには、どう固定するかも含めてこちらで仕様を一から考える必要があります。
その際には、イメージ図があるとわかりやすいですよね。なので、入社してからCADの勉強をして、今では自分で図面を引けるようになったので、自然と自信もついてきました。
▲額縁の企画・製造を続ける中で高い技術力を培っているので、一点物の製作も得意にしている
塩島さん
私は営業活動やECサイトの運営に加えて、画像作成やデザインなども担当していますが、やはり複雑な仕様の額装を納品したことが一番印象に残っていますね。
入社してすぐのころ、競馬のグッズとしてベーゴマの額装をしたいという依頼を受けました。質感までわかるように画像を合成して提案したら「すごくイメージしやすい」とおっしゃって即決していただけたのです。
もともと画像加工は自分の得意分野だと思っていたのですが、営業として売り上げにつなげることもできるのだと実感しました。
宮城さん
私たちは、他社さんでは「ちょっと難しい」と言われるような案件に対して提案し、懸念点を解決させていただくことも少なくありません。営業メンバーの提案力と、工場の技術力があって成せることだと感じています。
本社では20代〜30代が増加。裁量が大きく、自由に提案できる
▲株式会社アルナの雪山大社長(左端)と営業部のメンバー
編集部
皆さんの活躍を導く別の要因についても伺っていきたいです。どんな点が挙げられるでしょうか?
宮城さん
私たちは1967年に創業してもう50年以上の歴史があるので、ベテランが多いというイメージを持たれることもあるのですが、実は本社の平均年齢がグッと下がっています。係長の私が30代前半、他のメンバーも20代が多く、若手が自由に議論して課題を解決していくことも多いです。
自分たちで決めたことを社長に提案すると、基本的には「それで進めていいよ」と言ってもらえます。「試してみて、だめだったら次の方法を考えよう」という雰囲気なので、若手が本当に自由に働ける環境だと感じています。
塩島さん
とにかく「思いついたことは提案してみて」と言われます。実際に、自分が発信した内容から新しいプロジェクトが始まることは多いですね。
また、上司から頭ごなしに否定されることもありません。もし若手の考えが不十分な場合には、例えばそれを実行した場合に具体的に何が起き得るかを示し、そのうえでアドバイスをもらえることが多いので、理解しやすいです。
編集部
なるほど、若手がアイデアを提案しやすく、つまずきそうな際には説明をもとにフォローしてもらえる環境があるのですね。
外部機関も高く評価するアルナのワークライフバランス
編集部
次にワークライフバランスについてお尋ねします。働きやすさにつながっている職場環境や制度があれば、ぜひご紹介ください。
宮城さん
アルナは、外部機関から「健康経営優良法人」や「日本でいちばん大切にしたい会社大賞・審査委員会特別賞」「ホワイト企業認定」など多くの評価をいただいており、社員一人ひとりを大切にする体制が整っている会社です。
■各種受賞や認定の詳細は、アルナの採用ページに詳しく記載されています。https://aluna.co.jp/recruit/
例えば、近年は働き方改革が行われ、営業部でもリモートワークで仕事を完結させられるようになりました。そのため、お客さんと電話やビデオ通話で商談を進めたり、メールだけで完結させたりする場面も少なくありません。
私自身、実家が会社から遠く、年末年始が忙しくて帰省が難しそうだったので、いま2週間程度のリモートワークを行っています。もちろん、普通に出社している社員が大半なのですが、それぞれの都合に合わせて臨機応変にリモートワークも行える状態ですね。
例えば朝、ちょっと風邪気味で出社しづらいと感じたら、自己判断でリモートに切り替えるといった対応も可能です。
佐竹さん
あとは、有休も取得しやすいと感じます。社内の皆さんは良い方ばかりなので、「難しいかな」と感じるような日程でも申請が通ったりします。プライベートの予定を組みやすいことが、働きやすさにもつながっています。
また、残業もほとんどありません。お客様から定時ギリギリに問い合わせが来るというケースを除けば、基本的には就業時間が終わり次第退勤することが可能です。
ライフステージの変化について社長と直接話せるので、女性も安心して働ける
▲社長がスタッフ一人ひとりの働き方について真剣に考えてくれていると話す塩島さん
編集部
ワークライフバランスについて、塩島さんはどう感じておられますか?
塩島さん
女性の立場からすると、将来的なライフステージの変化について考えることもあるのですが、社長からは「もし結婚や出産があった場合に地元に戻ってリモートワークをしても大丈夫だよ」と言ってもらったことがありました。それはすごくありがたかったですね。
実際にその道を選ぶかどうかはともかく、働き方の選択肢を示していただいたことで安心しましたし、一人ひとりのスタッフのことを真剣に考えてくれているのだと感じました。
編集部
ちなみにそういったやり取りは、社長と直接されるのですか。
塩島さん
そうですね。会社の規模がそこまで大きくないこともあると思いますが、風通しがすごく良い会社なので、直接話すことが多いです。
アルナのカルチャー:「良い人ばかり」が集まる魅力的な職場
▲雪山社長(写真奥)と若手スタッフとの距離感が近いことも大きな魅力
編集部
会社の雰囲気としては、どのような点に魅力を感じておられますか。
佐竹さん
アルナには人柄が良い人しかいないんです。働いていて嫌な気持ちになったことがないので、本当に良い会社だと感じています。
宮城さん
おそらく私のことを筆頭に言ってくれているのだと思います(笑)。
編集部
いまのやり取りの中にも、会社の穏やかな雰囲気が見て取れますね。例えば業務を助け合う場面などもあるのでしょうか?
佐竹さん
営業職では、どうしても担当先からの問い合わせが重なってしまうタイミングがあります。そんなときには自然と声をかけ合い、手伝ってもらうことも少なくありません。それこそ、社長が事務作業や見積もりの実務を手伝ってくれることもあります。社長との距離感は本当に近いですね。
また、業務が詰まって少しストレスを感じていたとき、「何でもない日でも休みを取って、リフレッシュしていいよ」と社長から声をかけてもらったこともあります。
編集部
非常に優しい社風が感じられますね。宮城さんは転職で入社されたということですが、決め手となった会社の魅力は何だったのでしょうか。
宮城さん
やはり風通しの良さは大きかったですね。エージェント会社を通して転職する際、「アルナさんはおすすめですが、本当に人柄がいい人でないと取らないですよ」と言われたことが印象に残っています。
実際に面接を受けると、社長や当時の上司の方が本当に熱心に私のことを考えてくれて、ここなら間違いないと感じて入社しました。
株式会社アルナが求めるのは「挑戦をためらわない」人材
編集部
最後に、株式会社アルナに興味を持った読者の方へメッセージをお願いします。
宮城さん
いまのアルナの2本柱は、額縁とスポーツ関連事業です。スポーツに興味がある方については、ずっと募集をかけています。特にアグレッシブな方、何かに挑戦するのをためらわないタイプの方なら楽しく働ける職場だと思います。
佐竹さん
やはり、積極的な人は向いていると感じていますね。画像編集など、未経験の業務は最初はできなくて当たり前ですが、そこに挑戦して知識を身につける意欲のある人に、ぜひ来ていただければと思います。
塩島さん
個人的には、アイデアを豊富に持っている方とぜひ一緒に仕事をしてみたいです。「これをやってみたい」という想いを否定しない社風があるので、スタッフ一人ひとりの提案を活かしながら、一緒に会社を良くしていければ嬉しいですね。
編集部
挑戦を尊重する文化があるので、前向きにさまざまなことに挑戦できる方にぴったりな職場なのですね。本日は貴重な体験談をお聞かせくださり、ありがとうございました。
この記事のまとめ
株式会社アルナの事業展開 |
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組織文化 |
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ワークライフバランス |
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採用方針 |
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株式会社アルナの基本情報
▲株式会社アルナのショールームには、これまで手掛けた額縁や展示ケースが並ぶ
住所 | 【本社】 埼玉県川口市東川口2-2-2 シマネビル22 7号室 【鹿児島工場】 鹿児島県薩摩川内市冷水町上床551-7 |
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事業内容 |
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設立 | 1967年 |
働き方 | ハイブリッド勤務 ※出社メインだが、状況に応じてリモートワークも可能 |
公式ページ | https://aluna.co.jp/ |
採用ページ | https://aluna.co.jp/recruit/ |
募集職種 |
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