成長を続ける企業の魅力的な事業や、若手社員の活躍についてインタビューするこの企画。今回は、デザインスクールの運営など複数の事業を展開する、株式会社日本デザインにお話を伺いました。
今回お話しいただいた代表取締役の大坪さんは、もともとスーパーゼネコンに勤務する会社員として、都市再生事業に従事していました。デザイン業界での業務経験はありませんでしたが、フリーランスのWEBデザイナーへと転身。その約半年後には月収150万円を達成しました。
大坪さんは、そのような自身の経験から「どうせ自分で作るなら都市よりもデカいものにしよう」と 「日本の国力を上げる」「日本人の生き方・働き方を変える」という理念を掲げて株式会社日本デザインを設立し、現在法人向けと個人向けの事業を展開しています。
法人向けには、クリエイティブ事業としてデザイン、ライティング、動画、広告、マーケティングの企画・立案を行っており、クライアントと協業してオペレーションまで担う場合もあります。また、クライアントの事業活動を支援するため、マーケティングオートメーションの構築も行っています。
個人向けには、未経験者をWEBデザイナーに育てる「日本デザインスクール(デザスク)」の運営や、起業家から学生まで幅広い層へ向けたセミナー事業があります。スクールやセミナーでは、同社が展開するクリエイティブ事業やマーケティング事業の内容を、未経験者が身につけられるようなカリキュラムを提供しています。
それでは、そんな日本デザインで事業が成長している理由や若手が成長する職場環境について、お話を伺っていきましょう。
スクール事業が好調の日本デザイン。受講生は約3倍に拡大
編集部
日本デザインさんの事業の成長について、お聞かせいただけますか。
大坪さん
会社としてクライアントの数を伸ばしているほか、運営している日本デザインスクール(デザスク)は、月の受講者数が前年の約3倍になっています。
多くの方に受講いただいている理由としては、9割以上の受講生をちゃんと卒業させられる態勢ができたのが、一番大きいと考えています。私たちは「受講生が学び続けられる環境とはどのようなものか」を考え、常に教育に関する研究を続けてスクール運営に反映させているんです。
その過程では、誇大広告や無理なセールスなどは行っていません。デザスクの入学後にちゃんと卒業して、WEBデザイナーとして仕事を獲得している実績が知られた結果、受講生が増えているのだと思います。
編集部
ほかのスクールでは、途中で辞めてしまう方が多いのでしょうか。
大坪さん
客観的なデータとして、一般的な社会人のスクールだと卒業できる受講生が極めて少ないことがわかっています。そのため、デザスクでは途中で辞めてしまう人や、諦めてしまう人がいなくなるようにすることを優先すべきだと考えました。
デザスクのカリキュラムは、ほかのスクールと全然違います。受講者がプロのレベルになるために、何が必要なのかを見極めて、一人ひとりに最適なカリキュラムを設計しています。決まったコースに沿って、みんなで同じことを学ぶ方式ではないということです。
例えば、本校では全員が「基本的なソフトの使い方」から始めるということはないですね。そのときどきで必要かつ楽しいと感じることを教えますし、ノーコードツールを取り入れるなど手法も時流に合わせています。
そのようなことを反映させて私たちがつくりあげたのが、45日でプロになれるカリキュラムです。「えっ」と思う方もいるかもしれませんが、効率よく学べて、ほとんどの受講生が卒業し、学びを仕事に変えられることが実証されています。
編集部
無駄を省いて、最短で学べる仕組みなのですね。
将来を見据えた新事業もスタート。「飲食」と「整体」を手掛ける理由
編集部
スクール事業のほかに、御社の成長に関するトピックはあるでしょうか。
大坪さん
当社は現在成長フェーズで、事業を多角的に展開しているほか、M&Aを実施しグループ会社も増えています。2024年3月からは、飲食と整体院の店舗運営を新しくスタートしました。
飲食と整体の店舗運営は「日本人の生き方・働き方をより幸せにし、日本をより良い国に」という当社の使命を、実現していくためのファーストステップだと考えています。
編集部
新事業を始めた背景を詳しくお聞かせくださいますか。
大坪さん
日本の人口は、2050年までに5千万人から6千万人くらいに減るといわれており、それに比例して自治体数も大幅に減少します。そうなると過疎化が進んだ地域は活気を失ってしまうでしょうし、取り残された人々の暮らしは、とても不便なものにもなりかねません。
ITやAI、ロボットなどの先端技術が発達して地方に人口分散ができればいいのですが、行政が現状のまま放置するのであればそれも難しいです。なぜなら地方には、人が集まりやすく、便利な施設や場所がないからです。
そこで「道の駅」のような、生活に必要なものが詰まっていて、人が集まれるような場所を、当社主導で日本中につくっていきたいと思っているんです。
編集部
その第一歩が飲食と整体の事業ということですね。
大坪さん
そうです。健康や福祉に関連する事業として店舗をオープンしました。当社だけで完結するわけではなく、様々な専門家たちとコンソーシアムでやっていくための拠点にしたいと考えています。しっかり実績をつくって、自治体とタッグを組んでいきたいですね。
編集部
日本の将来を見据えて、新事業を展開したり自治体との協働を考えたりと、積極的に動いていらっしゃるのですね。転職検討者の視点で見ても、これから新しいポジションがどんどんできていく会社なのだなと感じました。
メディア出演など多方面で活躍する日本デザインの若手社員
編集部
日本デザインさんで活躍している、若手社員の方についてお聞かせください。
大坪さん
当社の若手社員は、年齢に関係なくいろんなことをやっているのが特徴だといえますね。20代〜30代で本を出したり、テレビで特集を組まれたりしていますし、新卒で入社してすぐに社会人向けコミュニティで講師を担当することもあります。内定者がその段階から次の年の新卒採用に携わるようなことも当たり前です。
また、若手でもイベントの企画・運営や、1,000人以上視聴者がいるライブでの司会などを担当します。起業家・経営者が実績を競うコンテストで1位を獲得した社員もいます。
編集部
活躍する若手の方が続々と生まれているのですね。入社してすぐに、社会人向けのセミナーができるというのにもすごいと思いました。
大坪さん
先日も、若手社員にリスキリングやリカレントについてのセミナーを担当してもらいました。簡単な内容ではありませんが、当社は教育に特化した事業をしていますので、社内に膨大なノウハウがあるんですよ。
新人たちは、そういった成果が出ているノウハウを利用して、満足いただけるセミナーを実施しています。
編集部
新卒で入社した新人に、採用やセミナーの講師を任せるのはなぜでしょうか。
大坪さん
入社間もない時期に、学生のままの気持ちを切り替えて「大人」の仕事を経験するのは、大きな意味があると考えています。それをやることによって、新人たちは急激に成長します。普通の会社の普通の成長ではなく、少し無理してでも圧倒的成長を促しています。
大卒の22歳でも大学院を卒業した24歳でも、学生の考え方は大人の世界では通用しないため、できる限り早いタイミングで大人の経験をして、しっかり社会人の考え方に変わってもらいます。成長した新人たちは、とても頼もしいですよ。
独自の研修は週3回。生きる力も伸ばす幅広い内容で成長をバックアップ
▲社員研修で自分の想いを掲げるメンバーたち
編集部
日本デザインさんでは、新人や若手に仕事を任せるときに、どのような指導をされるのでしょうか。
大坪さん
例えばセミナーの講師を任せる場合には、保有する教育コンテンツや運営マニュアルを使います。仲間や先輩、上司とロープレで練習もさせています。決して丸投げはしません。入社して間もない新人たちは、責任ある仕事を任されると大変そうですが、意欲を持って頑張ってくれています。
編集部
ほかに、新人の方にノウハウを伝授するような機会はあるのでしょうか。
大坪さん
週に3回程度、私が社内で研修を行っています。マネジメントや業務効率化、AI活用は当然のこと、人格や感情、在り方などの人格教育まで、20代前半ではまだピンとこないかもしれませんが、早いうちから研修の内容に盛り込んでいます。
ほかにも、実務レベルの細かいセールスデザインや、コピーライティング、動画、エンタメ、コミュニケーションなどの研修があります。金融投資や不動産投資、お金についての考え方も学べます。世の中にある教育プログラムの多くを網羅しているのではないでしょうか。
「社員は子どものようなもの。育てる責任は、社会に出てからの親となる企業にある」という考えを持っているので、優先的に社員への教育を行っています。
編集部
通常業務と並行して、研修が週3回というのはすごいですね。社員教育に、本当に力を入れていらっしゃるのが分かります。
キッチンがあるオフィスで昼寝も。自由の中で成果も出す働き方
編集部
日本デザインさんの社内の雰囲気は、どのような感じでしょうか。
大坪さん
社員たちはコミュニケーションを活発に取っていて、普段は非常に和やかな雰囲気ですね。日常的にアドバイスを送り合いますし、上司との面談の機会もたくさん設けています。
コミュニケーションの機会を特別につくるというよりは、水中で泳ぐ魚が水を認識しないくらい当たり前です(笑)。逆に有り難さは感じにくいのでしょうが、このような雰囲気だと安心して働くことができますし、新人たちのスキルアップにもつながっていると思います。
例えば一緒に食事をするのはほぼ毎日です。オフィスにキッチンがありますし、昼間はチームごとにカフェに出かけることもありますよ。
編集部
オフィスにキッチンがあるんですね。
大坪さん
社会人のオフィス滞在時間は自宅よりも長いので、自宅よりも快適な場所にしたいと思ってキッチンを設けています。みんなで料理をつくって、社員同士で食べることがありますよ。
あと、驚くお客様もいるのですが、オフィスでは家で過ごすのと同じように全員靴を脱ぎます。ベッドもあるので、昼間に眠たくなったら昼寝ができます。オフィスに遅くまで残って、お酒を飲んでベッドで寝てしまうという社員もよくいます。
▲キレイなオフィス内にはベッドも置かれている
編集部
食事をしたり、昼寝をしたりされるということですが、時間の使い方は自由なのでしょうか。
大坪さん
はい。成果が出せるのであれば、時間はある程度自由に使ってもらえるようにしています。
社員同士の理解が深まる、3ヶ月に1回の社員旅行
編集部
日本デザインさんに、特徴的なカルチャーはございますか。
大坪さん
3ヶ月に1回、社員旅行に行っています。最近だと、軽井沢や鹿児島に2泊3日で行ったりしました。ディズニーシーや富士山あたりのスキー場など、もう数え切れないくらいですね。
やっぱり滞在時間の長いオフィスを快適な空間にしたいのと同じで、一緒にいる時間が長い同僚たちと、楽しい時間を過ごしたいと思っているんですよ。
編集部
社員同士で、仕事から離れたプライベートに近い時間を過ごされる機会が多いのも、オフィスのいい雰囲気につながっているのでしょうね。
大坪さん
そうですね。コミュニケーションが活性化していると思います。社員たちは、取引先の社長さんからも「うらやましいな」とよく言われています。
日本デザインだけでできる大きなチャレンジがしたい方を歓迎
編集部
若い転職者層の方に、日本デザインさんで働く魅力を問われたら、大坪さんはどのように答えますか?
大坪さん
日本デザインなら、年齢的・経験的に他の会社では任せてもらえないようなフェーズの業務を担当できるということは、大きな魅力だと考えています。
新人や若手の場合、最初はうまくいかずに苦しい時期もありますが、周りのバックアップがありますし、それを乗り越えるから成長して自信もつきます。大きな会社であれば経験できない仕事も、当社でならできます。キャリアに関係なく、チャンスが巡ってくるということはぜひ伝えたいですね。
編集部
最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
大坪さん
私たちは、どこよりも大きくて、何よりも意義のあることに挑戦しています。「日本人の生き方・働き方そのものを変えて、国をより良い国にする」ということを、事業ベースでビジネスモデルに落とし込んでいる会社は、当社のほかにないと思うんですよね。
それはきっと簡単なことではないし、前人未到の領域だけれど、そこに一緒に挑戦していける方に出会いたいですね。
「誰よりも大きなことに、日本で初めて挑戦できる」そんな機会に興味がある方に、ご応募いただけたらと思います。
編集部
責任ある仕事も、信頼できる上司や仲間に支えられ、やり遂げられる環境なのですね。成長意欲のある方にはピッタリの職場だと感じました。本日はありがとうございました。
株式会社日本デザインの基本情報
住所 | 東京都豊島区東池袋1-35-3 池袋センタービル2F |
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事業内容 | ・スクール事業 ・セミナー事業 ・クリエイティブ事業 ・マーケティング事業 |
設立 | 2013年2月18日 |
公式ページ | https://japan-design.jp/ |
採用ページ | https://japan-design.jp/recruit/ |