先進的な働き方や社内文化で注目される企業の魅力や社内制度についてお届けする本企画。今回は、食品・ヘルスケア分野に特化したPR会社、株式会社ジェイ・アンド・ティ・プランニングにお話を伺いました。
株式会社ジェイ・アンド・ティ・プランニングとは
株式会社ジェイ・アンド・ティ・プランニング(J&Tプランニング)は、食品・ヘルスケアに特化した専門知識とPRの発想を起点とし、さまざまな手法で新しい価値を仕掛け、企業やブランドの支持率を上げるサポートを行っています。近年はDX化を進め、テクノロジーと人によるプランニングの融合にも注目が集まる成長企業です。
会社名 | 株式会社ジェイ・アンド・ティ・プランニング(J&Tプランニング) |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 小林ビル4階 |
事業内容 | ヘルスケア・メディカル・栄養・食品に特化したコミュニケーションサービスおよびマーケティングサービスの提供 |
設立 | 1996年8月 |
公式ページ | https://www.jtplanning.biz/ |
今回は、成長要因となっているDXが導入された経緯や、マーケティング視点を持ったPR、若手が活躍する社内カルチャーなどについて、代表の市川さんにお話を聞かせていただきました。
食品・ヘルスケア分野の成長を一番近くで支える会社に
▲株式会社ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんは食品・ヘルスケア分野に特化したPRを行う(公式サイトから引用)
編集部
はじめに、ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんの事業内容をご説明いただけますか?
市川さん
弊社は、ヘルスケア、メディカル、栄養、食品に特化したコミュニケーションサービス、マーケティングサービスを提供する専門PR会社です。私と弊社の副社長兼グループ会社エムスリー・カンパニー代表の松本(淳さん。読みは「まこと」)は、元々大手のPR会社に在籍していました。
その経験から、お客様にきちんとしたサービスを届けるには、欧米のように分野に特化したコンサル型が良いと考え、「食品・ヘルスケア分野の成長を一番近くで支えるリードエージェンシーになる」というビジョンを掲げました。そのビジョンのもと、クライアントを成長軌道に乗せることが弊社のミッションです。
PR会社は「有名人やタレントさんを呼んで、メディアのカメラを何台集められたか」がゴールではないんですね。お客様のビジネスを活性化し、その先の売り上げや事業の伸長をご一緒するために、ジェイ・アンド・ティ・プランニングを立ち上げました。
編集部
認知度を上げるだけではなく、その後の成果に結びつくPRということですね。
市川さん
はい。PRという仕事は、古くはリンカーンの選挙から始まったといわれています。ポスターを貼って認知度を上げるのは広告で、市民がリンカーンの話を聞いて応援したいという空気を作るのがPRです。
実際に認知率を上げるのは広告の方が得意ですが、支持率を上げるのはPRの方が得意です。私の一番長いお客様とは約30年のお付き合いがあるのですが、今のようにインターネットがない時代には、一緒に全国何十ヶ所を回ってたくさんのユーザーの方と直接お会いし、消費者の声を聞きながらコンテンツを最適化してきました。
やっぱり一度実際にお会いすると、長期間ご支持いただけるファンになってもらえることもありますので、できるだけお客様と直接出会う機会を設けて、ブランドの「ファン化」を進めてきたんです。
企業とメディアをつなぐ「ネタマッチ™」を運営し、PRをDX化
▲食とヘルスケアのメディア向けのネタを提供しているオウンドメディア「ネタマッチ™」サイト(公式サイトから引用)
編集部
ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんは、PRのDX化を進めていらっしゃるんですよね。
市川さん
はい。時代が変わって現在はIT化が進み、直接会うだけではないコミュニケーションが可能となりました。弊社はPRオートメーションというグループ会社を立ち上げて、2020年4月から「ネタマッチ™」という新事業をスタートしました。「ネタマッチ™」は日本で唯一の食とヘルスケアのメディア向けのネタを提供している、メディア向けオウンドメディアです。
私たちは食とヘルスケアの分野で30年以上サービスを展開してきているので、普段からお付き合いのあるメディアの方が常時1,000人以上いるんですね。その方々に食とヘルスケアメーカーの情報を自ら取りに来てもらい、PRのDX化およびオートメーション化を進めようということでこの事業を立ち上げました。
編集部
メディアが求めていそうな「ネタ」と絡めたコンテンツを配信し、それをご自由に使っていただくというスタイルでしょうか?
市川さん
はい、そうです。PRのリリース配信サービスは国内にいろいろあります。食とヘルスケアはメディアにとって常に需要のあるネタですし、そのフレッシュなネタは常に企業にあることがわかっています。
「ネタマッチ™」では、そういった企業のリリースを無料掲載するだけではなくて、企業側が具体的にアクションを起こせるサービスもあります。ダイレクトメールサービスと、複数の企業による合同記者発表会の開催です。合同記者発表会を機にコンサルを請け負い、長いお付き合いになっていく場合もあります。
弊社は、食とヘルスケア事業を行う企業のマーケティング部と広報部の2つを顧客としています。「ネタマッチ™」はどちらかというと広報部とのお仕事が多いのですが、ビジネスにもっと深く関わってほしいとの要望を受けて、広報部門とマーケティング部門の両方から相談される場合もございます。
消費者が普段接している媒体やSNSを通じて情報が伝わり、納得してブランドと付き合えるようになる。そのようにメディアとブランドをつないで、消費者の支持を得ることが「ネタマッチ™」の目的です。今の消費者は広告か記事かを特別分けていないかと思いますが、やはりテレビの番組で取り上げられるとリーチは大きいです。テレビの報道をしやすくするのも「ネタマッチ™」の目的の一つです。
お客様とともに成功体験を重ねてきたことが成長の要因
▲ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんのオフィス
編集部
競合他社が数多くひしめくPR業界で、ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんが順調に成長されてきた理由はどこにあると思いますか?
市川さん
弊社より後に始めた競合他社の方が大きくなっていたりもするので、私たちはもしかしたらスピードが遅いのかもしれません。それでも、お客様が本当に求めているのは露出だけではなく売上を上げることだと考え、食とヘルスケアの分野でお客様とともに成功体験を積んでいくことにこだわっています。
日本には総合PR会社が多いのですが、欧米では専門分野に特化したPRが一般的です。そのため、欧米でPRのキャリアについて話すときは、「PR会社に10年いました」ではなく、「ヘルスケアのPRを3年やってました」「ITのPRを7年やったので、私はIT専門コンサルです」などと、自分のキャリアを語ります。日本でもそうあるべきだと考えています。
欧米ではPR会社は専門職という位置づけで、業種に特化しないとフィーが上がってきません。PRは経営コンサルタントと同じような立ち位置で、広告代理店スタッフよりもずっと収入が高いことが多いのです。弊社もお客様がメディアに紹介されるその先の成功体験まで並走することに注力しています。
編集部
クライアントとは、「短期的なプロモーションが完了したらそれで終わり」という、一時的なお付き合いではないということですね。
市川さん
そうです。多くの初めてのクライアントとは3年の中期計画を立て、1年ごとのゴールを設定して活動することに合意をいただいています。マーケティングは生き物なので、新しい手法や媒体がどんどん出てきます。新しいことをするためにはお客様と信頼関係を築き、その環境を理解して未来の戦略を立てる必要があります。
そういう意味でも、長くお付き合いのあるお客様がたくさんいて、お客様とともに進化し成功体験を重ねてきたのが弊社の強みです。30年間、食とヘルスケアに特化してPR事業を行っている会社は、日本ではおそらくほかにないはずです。専門代理店であるがゆえに、メディアと企業の両方のお手伝いができて、両者をつなぎやすいと思っています。
例えば、売上が1億からすぐに10億になった会社は、またすぐに1億に戻ってしまうのですが、1億から着実に目的を持って10億になった会社は、強い組織ですよね。弊社には、そういった着実に売上を伸ばしてきたお客様がいるので、20年以上一線で事業を続けてこれたのかなと思っています。
編集部
企業との長いお付き合いの中で根本的な部分で信頼関係を築いているからこそ、置かれた状況を把握し、新しいチャレンジができるんですね。お客様との関係が長く続く仕事の進め方であれば、社員の方もやりがいを感じてお仕事ができそうですね。
プレゼントレーニングや社外講師の招聘で若手が成長
▲ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんのミーティングの様子
編集部
ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんは、教育制度が非常に充実していて、若手社員が活躍しやすい環境だと伺っています。具体的にどのような環境を整えているか教えていただけますか?
市川さん
一般的なPR会社ではPRだけを学ぶと思いますが、弊社ではマーケティングも一緒に学びます。
なぜマーケティングの勉強をするかというと、私たちはマーケティングのフレームワークであるプロダクト、プレイス、プライス、プロモーションの「4P」のうち、プロモーションだけではなく、全体のマーケティングプランをお手伝いできるようにとの考えからです。
「こういう場所だったら勝負できそう」とか「この商品がこういう風に見えた方が新しいユーザーを惹きつけそう」など、普段から全体を見るトレーニングをしています。毎週火曜日の午前中に全社会議があり、そこで課題を出して即興でマーケティングプランを考えたり、PRコンテンツを考えたりします。私が俳句をやるので、五七五のコピーも何点も出してもらいます。
ここでは、お客様との会話で出た問いに対してすぐ反応できるようにコピーを考えたり、メディアが取り上げるネタを探したりということをしています。毎週火曜日に午前中全部を使ってトレーニングをしている会社は多分ほかにないと思います。
編集部
そこまで時間を割いてトレーニングをされる理由は、何なのでしょうか。
市川さん
例えるなら、メーカーが良い原料を使って確実な作業を実施し、製品の品質を管理するのと同じように、お客様に質の高い提案をするためです。マーケティングやPRの担当者にとって、トレーニングは必須だと思っています。人をビジネスにするなら、人の品質や生産性を上げる必要があります。
また、外部講師として社外の方を毎週2人招いています。テレビ番組の放送作家や総合演出の方をお呼びし、「このネタはどのようにしたら紹介されるか」など、コンテンツ作りについて学ぶことができるんです。
編集部
実践的なトレーニングや講義など、学びの機会をすごく充実させているんですね。
市川さん
私は35年程この業界にいますが、国内で専門にマーケティングPRをする方は少ないんです。広報セミナーはありますが、マーケティングPRセミナーはないんです。媒体や消費者のニーズ、人口比などが変わっていく中、「いいものを食べたい」「健康でありたい」「もっと安く便利に暮らしたい」という普遍的なことを理解してもらうため、コンテンツの作り方を教えています。
また、トレーニングには別の目的もあります。マーケティングは世代を超えることです。62歳の私は20代を経験していますが、20代の社員は60代を経験していません。それでも、若い社員は40〜60代など、自分の親や祖父・祖母の世代を想像し、プランを立てる必要があります。
そのためには「今メディアを見てるのは何歳くらいだから、その人に受けるネタは何だろう」というように、世代を超えたイマジネーションが大事です。数字を分析するのがマーケティングではなくて、数字をもとにイメージしたり仮説を立てたりするのがマーケティングなので、そこの部分を間違ってもいいから話す場を設定しています。
編集部
即興でのプレゼンや社外のプロから学べるなど成長の機会が多く、とても刺激的な環境だと感じました。
若手がベテランに学び、ベテランも若手から学ぶ好循環
編集部
ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんでは、若手の方に積極的にPR・マーケティングについて学んでもらうことで、チームとしても成長されているということですね。
市川さん
そうですね。ただ、入社したばかりの若手社員も「よーいドン」で行うので、やはり難しい点はあります。例えば、お客様から「朝の情報番組で商品を紹介したい」と言われたとします。番組で紹介されるためには、当然ディレクターに会いに行くチャレンジが必要ですが、やっぱり知識や経験がないと良い知恵が出ません。
私たちはお客様に新入社員の頑張りを見せるのではなく、ベテランの経験値や成功体験を若手に常に教え続けることで、会社の総合力を上げてお手伝いしています。そうして、若手の頑張りを支えていくことが弊社の社風だと思いますね。
若い会社だと、23歳の新入社員の上司が25歳の部長ということもよくあり、それだと2年後がゴールになってしまいがちです。弊社では30歳上の先輩がいることで「こういう見方もあるんだ」という別の視点を得られますし、逆に私を含めたベテランも20代から新しい知識を学ぶことができます。
編集部
異なる世代がお互いの強みを共有して、チームとしてより強固になっていく感じですね。
市川さん
そうですね。弊社ではお客様に対して、個人ではなくチームで対応します。お客様が支払う金額が同じなら、社員1人より5人で担当してもらったほうが得ですよね。
私たち「マーケティングコンサルチーム」は、お客様より専門的なことを知っているから商売ができるわけです。その点ではベテラン社員のほうが知識が豊富で心強いですが、逆に若い社員にはアイディア力や行動力があります。双方の強みを生かして、お客様に良いサービスをするために必要なチームを組んでいます。
編集部
周囲のサポートがしっかりされているので、若手社員もどんどんご活躍できる環境なのですね。
市川さん
はい。PR会社には、お客様から「依頼したのになぜメディアに取り上げられないのか」と怒られて、辞めてしまう社員が結構いるんです。有名なタレントさんを起用すればメディアが取材に来ることも多いのですが、そういった自分の実力とは関係ないところで判断されることもあります。
その点、弊社は自分の日々の頑張りが評価されるところが良いのかもしれないですね。自分が成長できていることが割とわかりやすいのだと思います。
編集部
ベテランの方も含めチームでしっかりサポートされ、なおかつ努力がしっかり評価されるのは、若手社員にとって心強いですし、モチベーションも高まりそうですね。
育児中の社員を含め、状況にあわせて全員をサポート
▲ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんのミーティングの様子
編集部
続いて、御社での働き方について伺いたいです。育児などライフステージの変化があった場合に、働きにくくなるのではないかと不安を抱えている方も多いと思いますが、その点についてはどうお考えでしょうか。
市川さん
エピソードをひとつご紹介します。私と一緒に独立したスタッフが結婚し、弊社で働きながら出産して、子育てをしました。育休はもちろん取れるのですが、彼女は仕事をしながらの方が楽しいと言って早めに復帰し、近所の保育園に預けて働いていました。彼女が残業している間、私が子どもを抱っこして待っていることもありましたね。実の孫みたいに可愛い彼も、もう高校生になります。
弊社の管理職は女性が多いので、お母さんの社員はもちろん、未婚の社員も、また男女関係なくすべての社員を応援しています。弊社には50代の独身男性や女性もいます。とても頑張ってくれているので、彼らが70歳まで働けるように応援したいなと思っています。
編集部
個々の社員の状況に合った働きやすさを考えて応援されているのですね。
市川さん
はい。個人ごとにさまざまなライフステージがありますし、子育てだけでなく介護などで地方に帰らないといけないという状況もあると思います。そんな時でも、この3年間でオンラインでできることが増えたので、フレキシブルに対応しています。関西にもスタッフがいます。実は元クライアントの方です。
初任給30万円。インセンティブや住宅手当なども充実
編集部
話しづらい点もあるかと思いますが、ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんの給与や福利厚生などについても伺えますでしょうか?
市川さん
具体的な数字からお伝えすると、弊社の新卒の初任給は30万円です。これは、少し前話題になった会社より早く導入しています。最近は卒業後に奨学金を返済している方も多いと聞いています。応援の意味でもこの金額にしています。
また、アルバイトの時給も2,000円と、比較的高めに設定しています。時給が低いと平日フルで働いてもらっても給与が十分なものになりません。ですので、弊社では正社員ではなく、リモートのアルバイトで働いている人もいますね。
編集部
そうなんですね。その他には、インセンティブにも力を入れていらっしゃるとお聞きしました。社員の方のモチベーションアップにもかなり気を遣っていらっしゃるのでしょうか。
市川さん
そうですね。おっしゃるとおりインセンティブも努力次第でかなりの額になります。この間、頑張った社員が「インセンティブで両親を旅行に連れていった」と話していましたね。
また、地方に実家のある社員を応援したいので、住宅手当も3万円を出しています。会社からの補助で近くに住んで通勤時間を減らし、節約できた時間で楽しんだり、休息をとってもらえたらいいなと考えています。
編集部
給与面や福利厚生も充実しているんですね。奨学金の返済や通勤時間を減らすなど、本当に社員の方のことを考えて制度を設定していることが伝わってきました。
noteで「幸せに働いて生きる」ための情報を発信
▲市川さんが執筆されているnote「幸せに働く、幸せに生きるヒント」(公式noteより引用)
編集部
市川さんが執筆されているnote「幸せに働く、幸せに生きるヒント」を拝見したんですけれども、どういったお考えで社員のみなさんと接していらっしゃるのかとか、仕事をどう考えているのかを克明に記載されていますね。
市川さん
noteは、主に20代後半に向けて書いています。「今の会社にいるべきか、辞めるべきか」「もっとチャレンジしたい」「会社を辞めてみたが、実力がないのかも」など一番悩む時期なんですよね。
キャリアについての発信というと、キャリア志向の内容や成功体験が多いのですが、私は立場や性別を問わず「みんな働くのは大変だよね、でもどうせ働くなら楽しい方がいいよね」というトーンで実話のエピソードや自分の体験を書いていました。
私は著名な起業家でもエッセイストでもありませんが、いわゆる一般の企業様を相手に40年間コツコツと働いてきました。アルバイトから経営者、そして医学ジャーナリスト。この立場で発信している人は、ほかにあまりいないのかなと思います。ヘルスケアと美容のユーチューブも配信予定です。
編集部
市川さんの記事を読んで、働く人に寄り添った、とても伝わりやすい言葉だなと感じました。noteに掲載されている内容は、御社の社風や文化とも関係しているのでしょうか?
市川さん
そうですね。いま、どの会社も大変な人手不足が起きています。そこで、これからの20~30代の方が効率よく働き成長するためにも、デジタルとテクノロジーを利用しながら、それを上手に使う人を育てていく必要があります。
弊社がやるべきことは、世の中の企業やそのブランドを成長軌道に乗せることで、そのためには知名度を高めて世の中の人に好きになっていただかないといけません。昔は直接対面してお話しすることも多かったのですが、現在は効率も考えてテクノロジーに任せるところは任せるのが弊社のスタンスです。DXは人のためにあるべきと考えています。
ジェイ・アンド・ティ・プランニングは、おそらくPR会社の中で一番DX化が進んでいると思います。PR事業のDX化である「ネタマッチ™」を、メディア、クライアント企業、一般の方すべてにメリットがある形に育てていければと思っています。
自分の仕事で世の中を動かしたいという方はぜひ応募を
▲取材にご対応いただいた、株式会社ジェイ・アンド・ティ・プランニング代表の市川純子さん
編集部
御社では、どのような方が活躍できるのでしょうか。
市川さん
モデルケースとして、2022年に新卒で入社した社員の話をしますね。その社員は元々PRがやりたくて、学生時代にはテレビ局と新聞社でアルバイトをしていました。それでも弊社の社員としていざテレビ局にアポイントを取ろうとしたところ、相手も忙しく、なかなか時間を作ってもらえませんでした。
そこで「相手の時間を30分いただくためには丸一日準備をしなければいけない」と学んで、練り上げた企画を用意するようになり、テレビ番組で紹介されヒットを生むようになりました。ですから、ちゃんと狙って仕事をすることが大事です。
テレビ局に行けばいい、言われたことを書けばいいではなく、自分の仕事で世の中を動かしたいという気持ちがあれば、弊社はとても良い環境ですし、活躍できると思います。自立が大切です。
編集部
最後に、この記事を読んだ求職者の方に向けてメッセージをいただけますか。
市川さん
働くことは楽しいということを一番に伝えたいです。自分でやった仕事で「ありがとう」と言われる楽しさはもちろん、常に上の人を見ながら働いて成長できてくると、飽きなくて本当に楽しいんです。
私がnoteで書いているのもそれだけなんですね。働くコツを教えたいわけではなくて、働くことは楽しいということを伝えたいですし、それが私にとっては唯一続けられることなんです。いくらミーハーでも同じ芸能人のファンは5年も続けられない私ですが、働くことは40年間続けています。すごいんじゃないかと思います(笑)。
働くことにゴールはないので、永遠に満足できないですよね。でも、明日はもうちょっといいことがないかなとか、誰かの役に立てないかなと考えて、良くしていくことはできます。誰かの幸せのために会社に来て仕事をして、さらにお金ももらえるなんて最高じゃないかといつも感じているんです。学べてお金をもらえるのはありがたいこと。当たり前じゃないんです。
こういう気持ちを持って毎日働きたい方は、ぜひご応募いただければと思います。
編集部
そういった市川さんのポジティブなマインドが、ジェイ・アンド・ティ・プランニングさんの社風になっているのですね。本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社ジェイ・アンド・ティ・プランニング:https://www.jtplanning.biz/
採用ページ:https://www.jtplanning.biz/recruit.html