今勢いのある企業の働く環境について紹介するこの企画。今回は、株式会社NoSchool(ノースクール)にお話を伺いました。
同社は、自分に合った家庭教師が見つかる「オンライン家庭教師マナリンク」や、通信制高校から大学進学を目指す通信制高校サポート校「マナリンク高等学校」など、教育業界に特化したオンラインサービスを提供。教師と学びたい人のマッチングプラットフォームの開発によって場所や環境に左右されずに個々がスキルを磨ける社会をつくることを目指しています。
ユーザーの声に耳を傾けながらサービスのアップデートを続けた結果、マナリンクは登録教師数670人を突破。年々業績を伸ばし、メディアへの露出も増加、社員は約10名と少数ながら着々と事業拡大を続けています。
今回は、そんな株式会社NoSchoolの代表取締役の徃西(おうにし)さんに、同社で働く魅力、スタートアップ企業ならではの働き方について、お話を伺いました。
活躍すべき人が活躍する社会をつくる「株式会社NoSchool」
編集部
NoSchoolは「活躍すべき人が活躍する社会をつくる」をミッションに掲げていらっしゃいます。そのミッション実現に向け、どのようなことをされているのでしょうか?
徃西さん
ミッションにある「活躍すべき人」というのは、「頑張っているのに住んでいる場所や環境に左右されて力が発揮できない人」を指しています。弊社では、ITの力でこのような人たちが力を発揮できる場を提供し、サポートしたいと考えています。
その力を発揮する場として、弊社は教育業界に特化したサービスを提供しており、家庭教師と小中高生をオンラインでマッチングするプラットフォーム「オンライン家庭教師マナリンク」をメインに運営しています。
マナリンクは、家庭教師業務の課題である事務作業の効率化や、料金設定を自分で自由に変えられる点などが特徴です。「活躍すべき人が活躍する社会をつくる」というミッションを基に、教師が正当に評価され、働きやすい環境を作ることがマナリンクのコンセプトです。
ビジネス思考も磨ける。NoSchoolでエンジニアとして働く魅力
編集部
社員のうち約半数がエンジニアだとうかがいました。NoSchoolでエンジニアとして働く魅力はどんなところにありますか?
徃西さん
Webサービスとアプリ開発の両方に一気通貫で関わることができる点ですね。
大きな会社だと、仕様書だけ渡されてただ依頼をこなすという単調な作業になりがちです。ですがNoSchoolでは「どんな機能があればいいか?」「どれくらいのスピードで開発すればいいか?」「将来的にこの機能を拡張するならどんなプログラミング言語が適切か?」といった初期の段階からエンジニアも一緒に取り組んでいきます。
プロダクトにも触れますし、裁量もあるので、いちエンジニアとして課題にどう向き合っていくのか考える機会が常にあります。若いうちからいろんな経験を積み、ビジネス思考を磨きたい方にはもってこいの環境だと思っています。
編集部
御社のエンジニアからはどんな声がありますか?
徃西さん
自分自身で意思決定しながら開発を進められるので、たとえ失敗しても軌道修正しやすく、成長もしやすい環境だと思ってくれているようですね。ChatGPTなど、開発工数を早めるための有料ツールの補助を柔軟に行っているのも特徴のひとつかと思います。
原則出社で互いの知識や経験を共有。成長スピードを高めるための対策が豊富
編集部
NoSchoolは原則出社制だそうですね。そのようにしている理由を教えていただけますか?
徃西さん
毎日顔を合わせ、社内のコミュニケーションを活発にしたいためです。
弊社が向き合う課題は、まだ世の中に答えがなかったり解決の道筋が見えていないものがほとんどで、1人で考え込んでいてもどうにもならないことが多いです。そんなときに、社員どうしで交わした何気ない会話や他業種の社員との関わりが解決のヒントになることがあります。
問題解決の方法を知っているか知らないかで、その後の開発スピードは大きく変わります。なので、出社して社員同士の交流を重視しているほか、ナレッジ共有も大切にしています。
編集部
ナレッジ共有では、どのような内容を共有をされているのでしょうか?
徃西さん
主に、失敗や成功の経験を共有しています。
エンジニアはそれぞれ別々のプロジェクトを担当していることが多いです。そのため、「今何をしているか」「どんなところで詰まって、どのように解決したか」など、失敗や成功の経験を共有することで一人の学びや気づきを全体に共有し、開発スピードが高まるようにしています。
ちなみにこの勉強会も、そのための時間を取っています。週に数回時間を取り、「10分勉強会」として共有しています。
また、CTOの齊藤が、エンジニアの技術的な知識もありつつ外部の交流会や勉強会などにも出ていくタイプで、よく新たな知見を仕入れてきてくれます。他社さんとのコラボ勉強会の機会をつくるなど、社内に還元していますね。
他社の内情を知ることで、「中堅規模のベンチャーだとこんなツールを使ってるのか」「toB企業だとこういうところで悩むんだな」など、自分たちの視野が広がり普段の業務にも役立っています。
編集部
刺激のある、とても成長しやすい環境なんですね。
他にも、成長しやすくするための取り組みなどはありますか?
徃西さん
メンバーのモチベーションアップのための取り組みとして、金曜日の夕方に「ウィンセッション」という時間を設けています。これは、その週に「自分が行った業務」「頑張ったこと」「今週よかったこと」などを1人ずつ共有し、お互いを讃えあうというものです。発表後は、「すごい!」「ブラボー!」といった声が飛び交い、和やかな雰囲気です。
みんなに褒められるので、どんなに小さな進歩であっても「意外と自分、頑張っていたのかも」と自己肯定感アップに繋がります。また、「今週よかったこと」は業務以外のことも含めて話していいので、お互いのプライベートを知るきっかけにもなり、新たな会話が広がったりもしています。
株式会社NoSchoolの社風:効率化重視でメリハリあり
編集部
NoSchoolの社風はどのような感じですか?
徃西さん
社内では「常に前進、確実に改善」という言葉を共通言語に、まじめにコツコツやることを大切にしています。教育業界はなかなか新しいものが受け入れられにくい側面があるので、そんなにすぐには変わらない。だからこそ、少しずつ着実に前に進んでいく我慢強さが必要なんです。
とはいえ、ピリピリしているわけではなく、雑談するときは雑談する、集中するときは作業に集中するという感じでみんなメリハリをつけて働いています。社員は約10名と少ないため、長時間労働でどうにかするよりも、仕組みづくりや効率化に重きをおいています。そのため、スタートアップ企業ですが残業もほとんどありません。
編集部
効率化のための仕組みづくりというと、具体的にはどのようなものでしょうか?
徃西さん
「自動化タスク」がその一つです。これはプロダクトに関係なく、エンジニアが社内の課題を見つけて、業務を効率化するための自動化を行うというものです。例えば、社内のチャットツールにリリース通知が自動で流れるような仕組みを作るなどですね。
ちなみに、この業務効率化のための時間は、通常業務のかたわら残業して行うわけではありません。毎月3営業日まで業務効率化の時間に費やして良いというルールにしています。社内環境をどう改善するか考える機会になるので、みんなやりがいを持って取り組んでいるようです。
平均年齢30歳。新卒エンジニアから元教師までメンバーの経歴はさまざま
編集部
NoSchoolのメンバーは若い方が多いですよね。年齢はどのくらいですか?
徃西さん
メンバー全員、30歳前後です。社員は約10人で、半数の約5名がエンジニアですが、そのうち新卒エンジニアが2名います。
経歴としては、会社全体で見ると大学の教育学部出身者、元教師、元塾講師などの社員が多いです。
エンジニアに関しては、経済学部出身で手に職つけようとスクールでプログラミングを学び、インターンで弊社に入って正社員になった人や、塾講師から開発会社に転職してシステム開発の経験を積み、弊社のお試し副業を経て入社したという人もいます。
また、先ほどお話ししたCTOの齋藤が発信力のある人なので、齋藤が執筆した書籍や教材に感銘を受け、NoSchoolに興味を持ったという社員もいます。将棋が趣味で、社内では「名人」というあだ名で慕われています(笑)。
編集部
メンバーのみなさんの雰囲気はいかがですか?
徃西さん
年代が近いこともあり、下の名前で呼び合うなど和気あいあいとした雰囲気です。就業後は運動不足解消のために誘いあってジムへ通う社員もいます。定期的に勉強会を開くなど、学習意欲が高い人が多いのも特徴だと思います。
完全結果主義のNoSchoolにフィットするのは「自分の力を発揮したい人」
編集部
NoSchoolにはどのような人が向いていると思いますか?
徃西さん
弊社は年功序列ではなく結果主義です。ルールや年功序列に縛られずに自分の力を最大限活かしたい、業界を変えていきたい、「0→1」でものを作っていきたいという熱量のある方にはとても合う環境だと思います。
3ヶ月ごとに目標を決め、その達成度で個々のスキルを評価します。半年に1回、年間最大2回まで昇給の機会があるので、やる気にも繋がるのではないでしょうか。
株式会社NoSchoolからのメッセージ
▲取材にご対応いただいた代表取締役の徃西さん
編集部
最後に、この記事をご覧になっている読者の方に向けてメッセージをお願いします。
徃西さん
教育業界は、ユーザーの人生の節目に携われる業界でもあります。生徒さんや教師の方々からお褒めの言葉や合格の報告をいただいたときの喜びはひとしおです。この気持ちをNoSchoolで一緒に分かち合いませんか。
教育業界の課題を解決したいという熱い気持ちを持ち、ユーザーの声を丁寧に聞いてコツコツとプロダクトに落とし込んでいける、そんな方からのご応募をお待ちしています!
編集部
自分らしく働けるオープンな雰囲気がとても印象的でした。また、NoSchoolならではのユニークな取り組みにも興味津々です。本日はありがとうございました。
株式会社NoSchool(ノースクール)の基本情報
住所 | 東京都文京区湯島3丁目4−6 ハイ・シティ湯島 3F |
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事業内容 | インターネットサービスの開発/運営 |
設立 | 2018年5月 |
公式ページ | https://corp.noschool.asia/ |
採用ページ | https://corp.noschool.asia/recruit |
募集職種 |
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