リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス人材に特化した会員制転職スカウトサービスです。レジュメを登録すると、企業から直接スカウトを受けられる手軽さで、2022年から2年連続でオリコン顧客満足度調査の転職スカウトサービス部門で1位を獲得するなど、実績も豊富です。
この記事に来てくれた読者のなかには、「リクルートダイレクトスカウトで転職をしたい」と思っている人も多いかと思いますが、いざ登録となると、本当に自分にリクルートダイレクトスカウトが合っているのか迷いますよね。
この記事では、アンケートを実施してわかったリアルな口コミ評判、リクルートダイレクトスカウトの仕組みや使い方、リクルートエージェントとの違いについても詳しく解説しています。
リクルートエージェントが自分に合っているのかわからない人はぜひ参考にしてください。
30秒でわかる!リクルートダイレクトスカウトの特徴
評判から判った!リクルートダイレクトスカウトを使うべき人・使うべきじゃない人
リクルートダイレクトスカウトの「良い評判」と「悪い評判」を分かりやすくまとめまた表が以下です。
リクルートダイレクトスカウトの評判 | ||
---|---|---|
◎良い評判 | ×悪い評判 | |
求人を沢山紹介してもらえる |
スキルがないとスカウトがこない
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登録やレジュメ作成が簡単
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スカウトメールが多すぎる
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ヘッドハンターの対応が親身・丁寧
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ヘッドハンターによって対応が違う
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アンケートの結果、良い口コミ評判では、「求人を沢山紹介してもらえる」という声が多数見られました。反対に悪い口コミ評判では、「スキルがないとスカウトがこない」という声も。ハイクラス転職では、通常の転職サービスに比べて高いスキル・経験・現年収が求められます。そのため、企業の案件にあった専門的な資格やスキルがを持っていないと、なかなか自分が求めているようなスカウトは来ないのが実情となります。
実際に、リクルートダイレクトスカウトの登録者は、年収600万以上の人が半数以上を占めており、この年収は、日本の平均年収は458万円に対しかなり高い年収層であることがわかります。
参照:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」
参照:リクルートダイレクトスカウト公式サイト
上記を踏まえた上で、リクルートダイレクトスカウトを『使うべき人』『使うべきじゃない人』の特徴について簡単に解説していきますね。
リクルートダイレクトスカウトを『使うべき人』
まず、リクルートダイレクトスカウトを『使うべき人』は以下の3つにあてはまる人です。
- ビズリーチで審査落ちした人
- 現年収が600万円以上の人
- 他のハイクラス転職で希望に合った求人に出会えなかった人
リクルートダイレクトスカウトは、ビズリーチやAMBIのように、登録前審査があったり、年収400万~が登録可能など、登録制限のようなものはありません。
ハイクラス転職であるため、ある程度のスキル・経験・高い年収を持っている人の方が有利にはなりますが、誰でも登録は可能です。
また、リクルートダイレクトスカウトは以下の表からもわかるように、ハイクラス転職の中でも保持する求人数は断トツ。他のハイクラス転職に登録してみたものの、あまり良い求人に出会えなかった、という人にもリクルートダイレクトスカウトはおすすめです。
他のハイクラス転職の求人数一覧(2024年5月現在 公開求人数) | ||
---|---|---|
リクルートダイレクトスカウト | 312,516件 |
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doda X | 51,341件 | |
JACリクルートメント | 13,318件 | |
ビズリーチ | 118,475件 |
その他、私がおすすめするハイクラス転職サービスをそれぞれの特徴と合わせて載せておきます。ご自身の状況に合わせて、ぜひ参考にしてみてください↓
サービス名 | 転職サービスの種類 | 公開求人数 |
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1位 |
スカウト型 | 312,516件 |
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2位 |
エージェント型 | 13,318件 |
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3位 |
スカウト型 | 51,341件(2024年5月時点) |
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4位 |
スカウト型 | 118,475件 |
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リクルートダイレクトスカウトを『使うべきじゃない人』
リクルートダイレクトスカウトを『使うべきじゃない人』は以下の2つにあてはまる人です。
- 経験・スキルが3年以下の人
- 現年収が300万以下の人
『使うべき人』でも解説しましたが、リクルートダイレクトスカウトは、ビズリーチやAMBIのように、登録前審査があったり、年収400万~が登録可能など、登録制限のようなものはありません。
そのため、現年収がある程度ないと登録できないということは全くありませんが、ハイクラス転職である以上、スキル・経験が通常転職サービスよりも求められることは理解しておきましょう。
実際に、登録者の半数以上は年収帯が600万~で、これは一般的に言うとかなり高い経験・スキルが求められる年収帯です。リクルートダイレクトスカウトの企業向け公式サイトにも、求職者の年収帯が載っていることから、企業側も求職者の高いスキル・経験を期待してリクルートダイレクトスカウトに登録している可能性はとても高いです。
業種ごと|年収600万に必要なスキル例 | ||
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エンジニア | プロジェクトマネージャー/プロジェクトリーダー経験/指定の経験スキルなど | |
営業 | 営業経験3~5年/マネジメント経験/指定の資格など | |
コンサルタント | コンサルティング経験3~5年/指定の経験スキルなど | |
金融 | 金融業務経験3~5年/指定の資格など |
参照:リクルートダイレクトスカウト求人検索にて「年収600万」で検索
上記を踏まえた上で、「自分には少し敷居が高いかもしれないな..」と感じた方は、以下の転職サービスと併用することをおすすめします↓
サービス名 | 転職サービスの種類 | 公開求人数 |
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エージェント型 | 419,019件 |
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スカウト型 | 218,039件 | |
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エージェント型 | 29,961件 | |
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【図解解説】リクルートダイレクトスカウトの機能
※1 2022年4月時点、ハイキャリア会員のみ、※2 国税庁 令和3年民間給与実態統計調査、※3 2023年10月。求人検索機能で調査
リクルートダイレクトスカウトの仕組みと使い方・スカウトの種類
リクルートダイレクトスカウトは、スカウトサービスのため、会員登録してレジュメを完成させたら、あとはスカウトが来るのを待つという仕組みです。
スカウトの中で気になったものがあれば返信をして、面談または書類選考や面接に進んでいきます。
スカウトの中から良い案件を見つけるためには、スカウトの種類を理解しておく必要があるため、ここで説明します。
企業スカウトとヘッドハンタースカウト
企業スカウトは、企業の採用担当から直接メッセージが送られてきます。よく書かれているのは、このような内容です。
- 簡単な事業内容
- スカウトをした理由
- 業務内容
- 職場環境
- 今後のフロー
しっかりとレジュメに目を通し、「◯◯という経歴を拝見し、スカウトを送りました」と丁寧に送ってくれる会社もあれば、明らかに一斉送信だなと分かる文面を送ってくる会社もあります。
ヘッドハンターからのスカウトは、ヘッドハンターからメッセージが送られてきます。ヘッドハンターとは、自分の代わりに良い求人を探して紹介してくれる人です。メッセージにはこのような内容が書かれていることが多いです。
- 当社の強み・ヘッドハンターとしての実績
- スカウトをした理由
- 紹介可能企業例
ヘッドハンターからのサポートを受けたいという方は、自分に合ったヘッドハンターを見つけて連絡を取ってみましょう。あくまで自分のペースで転職活動を行いたいという方は、企業スカウトを中心に対応していくと良いでしょう。
一求入魂スカウトとゴールドスカウト
一求入魂スカウトとゴールドスカウトは、見逃してはいけません。特別なスカウトです。
一求入魂スカウトは、ヘッドハンターが求める限られた会員のみに送られるプレミアムスカウトです。ヘッドハンターが「この人にこそ、転職を支援したい」「うちの得意領域だ」「この人は市場価値が高い」と思った場合に送ります。
まさに魂が入ったスカウトのため、文面を読んでみても、自分のレジュメをよく読んで、他にも候補がいる中で自分を選んでスカウトしてくれたことがよくわかります。人によって差はありますが、ヘッドハンターから来るスカウトのうち10通中1通くらいが一求入魂スカウトです。スカウトがたくさん来る人は、一求入魂スカウトだけに絞ってチェックするのも良いと思います。
ゴールドスカウトは、「面談もしくは面接を必ず受けることができる」というメリットがある企業からのスカウトです。普通のスカウトだと、必ず面談や面接ができるわけではなく、書類選考に通されることが多くあります。ゴールドスカウトは、すぐに面談や面接ができるので、それだけ企業は自分の経歴をよく読んで評価をしてくれたということになります。
レジュメを充実させればさせてるほどゴールドスカウトは来やすくなるので、会員登録後はしっかりとレジュメ情報を埋めておきましょう。
リクルートダイレクトスカウトの良い評判口コミ
質の良い求人を沢山紹介してもらえる
他の転職サイトも併用していたのですが、リクルートダイレクトスカウトさんでは無造作にスカウトメールが送られることがないと感じました(他のサイトで私の希望条件を見てくれていないのかな、と感じる企業さんからスカウトがきていたのでそう思いました。)そしてハイレベル求人のためお給料もなかなか良かったです。
登録後、様々なヘッドハンターから求人の連絡を頻繁に受け取ることができました。また、他のハイクラス転職サイトより、業界や業種も多い上に好条件で、年収が高い質の良い求人が多い印象。おかげで自分の希望条件に合った求人を見つけることができました。
まず、リクルートダイレクトスカウトの特徴として、圧倒的な求人数があげられます。
他のハイクラス転職の求人数一覧(2024年5月現在 公開求人数) | ||
---|---|---|
リクルートダイレクトスカウト | 312,516件 | |
doda X | 51,341件 | |
JACリクルートメント | 13,318件 | |
ビズリーチ | 118,475件 |
その為、他社のハイクラス転職サービスに比べると圧倒的に自分の希望条件に合った求人に出会える確率が高いと言えます。
また、年収800万~2,000万円の超ハイクラス級求人が12万件以上も掲載されており、実際に、リクルートダイレクトスカウトでの転職決定年収平均925万円以上とかなり高い数字になっているので年収アップ、キャリアアップしたい人にはかなりおすすめの転職サイトです。
ヘッドハンターの対応が親身・丁寧
担当してくれた方が、いつも私の転職活動を応援するメッセージを下さったりと励ましながら対応して頂いたので凄く好印象を持っています。堅苦しい感じではなく話やすくて相談しやすい方でした。
自分が転職できたのは、リクルートダイレクトスカウトで出会ったヘッドハンターのおかげです。ヘッドハンターからのスカウトは10通以上来てたのですが、その中で一番文面の印象がよかったヘッドハンターに返信をしました。面談もすごく親身・丁寧で、柔らかい物腰の人で安心しました。そこから3日くらいで、15社くらいおすすめの会社を紹介してくれました。5社くらいに絞り込みたかったのですが、ヘッドハンターの方が、特におすすめということで5社をピックアップしてくれました。しかも、こういう理由で◯◯さんにおすすめですよ、という理由付きで。実際に受けた会社は面接でも好印象で、最終的に入社した会社以外にもいい会社と出会えて満足しています。
経験が豊かなヘッドハンターが多く、ヘッドハンターの質が良いと感じた。企業とのコミュニケーションも十分に取れているため、その方を介しての紹介だと面接につながる可能性が上がる。また、給与交渉もスムーズに進む。
リクルートダイレクトスカウトで出会うヘッドハンターの質が良いという口コミも多数ありました。
公式サイトにてリクルートダイレクトスカウトが提携する約5,000名のヘッドハンターから活躍したヘッドハンターランキングも公表されているので、ぜひ、リクルートダイレクトスカウトを利用する際は参考にしてみてください!
2023年最新【ヘッドハンターランキング】を公開!│リクルートダイレクトスカウト
登録やレジュメ作成が簡単にできる
登録やレジメが簡単にできるのは働きながらの就活ではありがたかった。様々な業種も、空いた時間に調べることができた。
登録などの手続きが煩雑でなくスムーズに進めることができて良かったです。書き方がわからないところも見本がわかりやすく、流れに沿って登録していくだけなのも良かったです。
リクルートダイレクトスカウトの登録は、あなたの経験や能力、希望条件を選んでいくだけでレジュメを簡単に完成することができます。
実際に、リクルートダイレクトスカウトはオリコン顧客満足度®調査転職スカウトサービスにて2年連続一位を獲得しており、その指標の一つの「登録のしやすさ」でも一位を獲得しております。
自分の市場価値がわかる
スカウトを受け取ることで、スカウト内容から自分の市場価値が分かったのが良かった。自分から求人を検索する際は、自分の市場価値を参考にして応募をしていた。
レジュメが簡単に作成できることでレジュメ作成に悩まなくてよかったのが良い点です。また、自分の経歴を登録する事でスカウトが沢山くるので、スカウト内容を見ることで自分の市場価値がどのぐらいのものなのかを把握できたのも良かったです。
リクルートダイレクトスカウトではあなたの経歴やスキルを元にAIが分析をし、求職者と企業の双方の希望にマッチした求人をあなたに提供してくれます。
また、ヘッドハンターや企業もAI分析を元にスカウトをしてくるので、届くスカウトやおすすめ求人から、あなたの市場価値を知ることが出来ます。
自分の持っている経歴やスキルから、「思っていた以上に高い年収やポジションのスカウトがくる=自分の市場価値は自分が思っていたよりも高い」など客観的に判断することがきます。
リクルートダイレクトスカウトの悪い評判口コミ
希望に合わない求人を紹介される
前職とは違う職を探していたが、経歴を登録して実際にスカウトしていただける企業は前職の業界であることが多く、希望に沿わなかった。
スカウトが多くきたが、希望の地域ではないものが多くあった。また、ヘッドハンター選びが悪かったのか、「基本的に大手に採用を目的としてるので、地方を考えてるならハローワークなどのほうがいいんでは?」と言われたこともあり、その日に退会した。
求人数は多いが、職種に偏りがある印象。(どの転職サービスでもそうだと思いますが..)また、毎回同じ企業からのスカウトしか来なかったです。
リクルートダイレクトスカウトで、希望職と合わない求人やスカウトが紹介される場合は以下の2点を確認してみましょう。
理由 | 解決方法 |
---|---|
レジュメに経歴や希望が細かく記載されていないので、大枠な求人やスカウトがくる |
登録時に簡単なレジュメを作成することが可能ですが、より正確、自分の希望に沿ったスカウトや求人が欲しければ、登録後にレジュメに詳細を追加しましょう。 |
求職者の経験・スキルだと希望条件に沿ったスカウト・求人を紹介できない | リクルートエージェントでは、求職者が作成したレジュメを見てスカウトの判断をします。その為、「求職者の希望職に関してはスキル不足でスカウトできないが、前職のスキルならばスカウトしたい」という場合があり、その場合は、希望条件を下げるか、他の転職サービスを利用することをおすすめします。 |
リクルートダイレクトスカウトではあなたのスキルや経験が全てです。あなたの経歴やスキルをどれだけレジュメに登録できるかによって、届くスカウトや求人の質がぐんっと変わります。
レジュメを修正する場合は、以下の点に気を付けて書いてみましょう。
-
- 数字的根拠を使って具体的にあなたの過去実績結果を記載する。
- 参画したプロジェクト内容をわかりやすく記載する。(何人規模でどのような企画のものだったかなど)
ヘッドハンターによって、対応が全然違う
ヘッドハンターによって、対応が全然違う。希望条件に沿うような案件を相談しても、ヘッドハンター自身が契約金を取りたいだけの意思しか伝わらない人がいる。
以前dodaを利用してたときはだいぶサポートが手厚かったので、ヘッドハンターにもそのあたりは期待していました。しかし、ヘッドハンターによって全然温度感が違うことがわかりました。本当にただ紹介してくれるだけのところもあったので、それで十分という人にとってはいいですが、私としてはもう少し受ける前に対策を一緒に考えてくれたりするとありがたかったです。
リクルートダイレクトスカウトは基本的にスカウト中心のサービスのため、担当アドバイザーがつく他の転職エージェントに比べると、対応に温度差を感じるというコメントがありました。
リクルートダイレクトスカウトでは、”あなたがヘッドハンターを選ぶ側”です。もし、自分が思っていたサービスと違う、サポートが受けられていない、と感じた場合は他のヘッドハンターへ変更をしましょう。
また、以下に担当アドバイザーがつくエージェント型転職サービスもご紹介をしておりますので、興味がある方はチェックしてみてください!
スカウトメールが多すぎる
とにかくスカウトが多く、玉石混交という印象であった。
多くのエージェント、ヘッドハンターから連絡が来るので選択肢が多すぎて、自身に合うエージェントを探すのが大変です。
「スカウトが沢山くる」というマイナスな口コミもありました。
残念ながら、リクルートダイレクトスカウトは元がスカウト型転職サービスなので、スカウト受信を停止することはできません。
ただ、新着スカウト通知メールは以下の手順で停止することができます。
▼リクルートダイレクトスカウト 新着スカウト通知メール停止方法
ログイン後「マイページ」より「メール受信設定」>「新着スカウト通知メール」をOFFに設定し「保存」
スキルがないとスカウトがこない
求められるスキル・経験が高すぎてスカウトがきませんでした。エグゼクティブ向け(管理職や幹部など経営層)転職サービスはかなりのスキルや経験がないと希望に沿った求人に出会うことは難しいです。
後々は店長など高いレベルアップしていきたい方向けのお仕事が多いなと感じました。(そこまでスキルアップ等は考えていなかったので躊躇しました。)経験やスキルが必要なお仕事が多く、スカウト自体も少量でしたし、応募できる求人もほとんどなかったです。また地方の勤務地が少なかったので更にマッチしませんでした。
リクルートダイレクトスカウトは、かなりハイクラス向けの転職サービスなので、相応の経歴やスキルがないとスカウトがなかなか届かない、といのが現状です。
明確な定義はありませんが、転職市場では一般的に年収800万円以上の求人を「ハイクラス求人」と呼ぶことが多く、年収800万は一般的に部長〜主任あたりのポジションの年収です。
勿論、リクルートダイレクトスカウトは年収800万以下の求人も沢山ありますが、ハイクラス転職サービスに登録をする際は、それ相応の「高い専門性スキル」「管理職やマネジメントなどの経験」が必須とされる求人が多いことも把握しておきましょう。
「そこまで自分のスキルや経歴に自信がない...」という方は、ハイクラス向けだけではなく一般向けの求人を扱っている転職エージェントにも併用して登録することをおすすめします。
以下におすすめの転職エージェントをまとめたので、スカウトはちょっと合わないと感じた方は登録してみてください。
リクルートダイレクトスカウトとリクルートエージェントの違い
同じ会社が運営するサービスとして、リクルートエージェントがあります。
リクルートエージェントは、転職エージェントです。キャリアアドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれる仕組みです。そのため、スカウトのような機能はありませんが、キャリアアドバイザーからのサポート(カウンセリング、レジュメ添削、面接対策など)を受けることができるのが特徴です。
違いを表にまとめてみました。
サービス | 対象 | |
---|---|---|
リクルートダイレクトスカウト | スカウト型 | ハイクラス層向け |
リクルートエージェント | エージェント型 | 幅広い |
リクルートダイレクトスカウトとビズリーチの違い
ビズリーチは、リクルートダイレクトスカウトと同様にスカウト型の転職支援サービスです。対象もハイクラス層となっており、似たサービスと言えるでしょう。
一方で、大きな違いとしては2点あります。ビズリーチは登録時に審査が必要なので、年齢・経歴・年収次第では使うことができません。また、ビズリーチには、より早くよりハイクラスな求人と出会いやすくなる有料プランも存在します。
リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | |
---|---|---|
公開求人数 ※ | 約542,922件 | 約219,980件 |
ヘッドハンター数 | 約5,000名 | 約6,000名 |
設立 | 2014年6月 | 2007年3月 |
登録審査 | なし | あり |
料金 | 完全無料 | 一部有料 |
※2023年10月、求人検索機能で調査
リクルートダイレクトスカウトを利用するときの注意点
リクルートダイレクトスカウトの利用を検討しているのであれば、登録前に知っておくべき注意点がいくつか存在します。
そこで本章では、リクルートダイレクトスカウトを利用するときの注意点について解説します。
注意点① 現在の年収によってはスカウトが届きにくい
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス求人に特化している関係上、現在の年収によってはスカウトが届きにくい点に注意が必要です。具体的には、現在の年収が600万円未満の人は、スカウトが届きにくい傾向があります。
リクルートダイレクトスカウト経由で応募をかける企業の多くは、即戦力の人材を求めています。そのため、現在の年収も判断基準の1つとしてチェックされ、年収が600万円未満であると、企業の採用基準をクリアするのがどうしても難しくなってしまうのです。
そのため、年収基準を満たさない場合には、「リクルートエージェント」や「doda」といった、転職エージェントも併用して転職活動を進めるのがいいでしょう。
注意点② スピード転職には適さない
リクルートダイレクトスカウトは、基本的にスカウトを待つ形になるため、スピード転職にはあまり適さないと言えます。
ハイクラス求人は、転職市場全体で見ても希少な部類に入ります。そのため、十分なスキルや経歴を持っている人であっても、タイミングによってはマッチングする求人がない(スカウトが届かない)ケースも十分に起こり得ます。
リクルートダイレクトスカウトには、一般的な転職エージェントサービスのような求人検索・応募機能も搭載されていますが、ハイクラス求人という性質上、1~2週間で転職が決まることはそれほど多くないでしょう。
もちろんタイミングが合えば、スピード転職も可能でしょうが、「一刻も早く転職したい」と考えている人は、転職サイトや転職エージェントも併用して転職活動を進めることをおすすめします。
注意点③ ベンチャー企業の求人が少ない
リクルートダイレクトスカウトは、大手企業や有名企業をメインに取り扱っている関係上、ベンチャー企業の求人は少ない傾向があります。
そのため、ベンチャー企業への転職も視野に入れている人は、注意が必要です。
ベンチャー企業の求人も見たいのであれば、「ビズリーチ」などの他の転職スカウトサービスや、「リクルートエージェント」などの転職エージェントサービスの方が適していると言えるでしょう。
注意点④ 企業ブロック設定をしないと会社にバレる可能性がある
企業側は、スカウトを送るために求職者のデータベースにアクセスします。その際、本名は隠された状態ではあるものの、経歴の情報で自分が利用していることがバレてしまう可能性があります。
バレないようにするためには、企業ブロック設定をする必要があります。ブロックした企業は、自分の経歴にアクセスすることができなくなるため、自分が転職活動をしていることがリクルートダイレクトスカウト経由でバレることはなくなります。
リクルートダイレクトスカウトで「スカウト来ない...」を防ぐポイント
せっかくリクルートダイレクトスカウトに登録したのに、「スカウトが来ない...」ということになってしまっては意味がないですよね。
そこで本章では、リクルートダイレクトスカウトを上手に活用して、スカウトを呼び寄せるためのポイントについて解説します。
ポイント① レジュメをしっかりと作り込む
スカウトの数を増やしたいのであれば、レジュメ(履歴書・職務経歴書)をしっかりと作り込むことが重要です。
基本的にスカウト担当者は、登録者のレジュメを基にスカウトメールを送るかの判断をします。そのため、レジュメの情報が少なかったり古かったりすれば、スカウトの対象に選ばれることが難しくなります。
スカウトの数を増やすためには、キーワードを意識してレジュメを作成するといいでしょう。例えば、『マネジメントスキル』をアピールする場合には、「人材育成のための『コーチングスキル』に長けている」というように、具体的なキーワードを入れておくと、スカウト担当者の目にも留まりやすくなります。
ポイント② 希望条件をしっかりと入力する
スカウトの数を増やすためには、希望条件をしっかりと入力することも大切です。
というのも、希望条件があいまいであると、スカウト担当者も求人にマッチするのかの判断がしづらくなるからです。例えば、希望業種が1つしか選択されていないと、その他の業種からのスカウトは届きにくくなる可能性があります。
スカウトを多く受け取りたいのであれば、希望条件は詳細に記載しておきましょう。もし譲れない条件がある場合には、希望条件欄の「その他」の項目に、あらかじめその詳細を記載しておくことをおすすめします。
ポイント③ 定期的にサイトへログインする
重要なスカウトメールを見逃さないためにも、サイトへは定期的にログインすることを推奨します。
ハイクラス求人は、募集がすぐに埋まることも珍しくなく、返信の遅れが致命的になる可能性もあるため、定期的にサイトをチェックすることは大切です。
リクルートダイレクトスカウトの登録方法・使い方
最後に、リクルートダイレクトスカウトを利用する流れについてご紹介します。
具体的には、以下の通りです。
①まずは公式サイトから、無料の会員登録を行いましょう。
②続いて、登録情報の入力とレジュメの作成を行います。レジュメ内の個人を特定する情報は匿名状態で表示されますが、レジュメを公開したくない企業がある場合には、個別に設定することも可能です。
③レジュメの登録後は、あとはスカウトを待つだけです。スカウトを届きやすくするため、登録情報やレジュメは定期的に見直すことをおすすめします。
④興味のあるスカウトメールが届いたら、返信をしましょう。なお、求人によっては予定よりも早く募集が終了することがあるため、なるべく早めに返信することを推奨します。
リクルートダイレクトスカウトに関するQ&A
ここでは、リクルートダイレクトスカウトに関してよくある質問をまとめました。
スカウトには絶対に返信しないといけない?
そんなことはありません。興味が無いスカウトについては、無視してしまって大丈夫です。企業側も、「興味ないなら返信不要だよ」というスタンスでスカウトを送っています。
リクルートダイレクトスカウトにアプリはある?
ありません。PCまたはスマホでWebブラウザ上で利用してください。
リクルートダイレクトスカウトの利用には料金はかかる?
求職者は、完全無料で使うことができます。有料プランもありません。
20代や50代でも利用できる?
はい。実際に20代や50代の登録者も多くいます。年代別の利用者の割合は以下のようになります。
割合 | |
---|---|
20代 | 23.3% |
30代 | 28.4% |
40代 | 24.6% |
50代 | 18.0% |
60代以上 | 4.9% |
リクルートダイレクトスカウトの登録者数は?
累計登録者数は公表されていませんが、毎月14,000人を超える求職者が新規で利用を開始しています。(2022年3月〜5月の月間平均)
リクルートダイレクトスカウトの退会は簡単?
設定 > 退会する から簡単に退会することができます。