ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社ジンジブにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
「これからを生きる人の夢を増やす」をパーパスに掲げる株式会社ジンジブは、上場企業唯一である「高卒採用・就職支援」サービスを展開し、高校網・企業網に強みを持つ、ユニークな人材サービス企業です。
社員の約7割が10代から20代という若手中心の組織で、高校生の採用支援や企業向けHRコンサルティングなど、幅広い人材サービスを展開しています。未経験からのキャリアアップを重視し、若手が支店長を務めるなど、20代でも活躍できる環境が特徴です。
今回は、経営企画部人事チームの多々さん、渡部さん、山本さんに、同社の魅力や働き方についてお話を伺いました。
10代、20代が7割!若手が活躍する株式会社ジンジブ
▲ジンジブが2024年3月に東京証券取引所グロース市場に上場した際のパーティーの様子
編集部
株式会社ジンジブでは若手社員が多く活躍されているそうですね。若手が占める割合はどのくらいなのでしょうか?
多々さん
社員全体でみると、10代から20代の若手社員が約7割を占めています。20代だけでも6割程度は在籍していますね。
要因は新卒の採用数が年々増えているからで、2022年度は30名弱、2023年度は43名、2024年度は57名が入社しています。2025年度は50名近い新卒者を採用予定で、社員数は2、3年前と比べて倍以上になっています。
編集部
中途採用における未経験者の採用割合はいかがでしょうか?
渡部さん
部署によって状況が異なります。エンジニア職については経験者を採用しており、主にリファラル採用をしています。一方、営業職については未経験者を採用していた時期も長く、未経験であっても活躍しているメンバーも多くいます。
若手の活躍実績:20代の前半で支店長、半ばで次長を任される社員も
編集部
若手社員が活躍された事例をご紹介いただけますか?
渡部さん
当社の高卒1期生の男性社員がいるのですが、20代前半で新支店の立ち上げを任され、26歳にして上場企業の次長を担い、支店長を任されているメンバーがいます。
入社当初はまだまだ社会を知らなかった高卒社員が、業務を通じて成長し、一つの拠点を任されるまでに成長したキャリアステップは、一つの高卒社員モデルケースとなっています。
今はその支店も人数が増え、所属メンバーの年齢バランスも取れていますが、一時期は高卒者が半分を占めるほど超若手の支店でした。(今も若いですが…(笑))。
意思決定のスピード感と裁量の大きさが仕事のやりがい
▲高卒就職のあり方などを社員同士で語り合う「高卒就職ミライ会議」。ジンジブの将来の在り方や環境についても、社員同士が議論できる場になっている
編集部
お仕事のやりがいについても教えてください。
多々さん
意思決定のスピード感や人事として自分ができる領域が広いことに魅力を感じています。当社に入社する前は、比較的規模が大きい企業で人事を務めてきましたが、そこでは自己裁量で進められる業務が限られていました。
一方でジンジブでは、入社してすぐに全社の人事制度を改定するというビッグプロジェクトを任せてもらえたんです。しかも、その協議プロセスにおいては、経営陣が自分の考えや想いを尊重して後押しいただけました。
私たちの組織は、経営陣・役員に直接自らの提案を行うことができる距離感だということも特徴です。とても早いスピードでの意思決定が可能で、会社の事業成長に大きく貢献できるので、非常に働きがいを感じています。
編集部
渡部さんは7年間営業職を経験されたそうですが、どのような点にやりがいを感じていましたか?
渡部さん
一番のやりがいは、クライアントである企業様から直接いただいた感謝の言葉です。印象深いのは「担当が渡部さんでよかった」という言葉ですね。
高卒採用の第1回目の採用結果が出る9月末や、次年度採用のための契約更新を行う11月~12月にかけては、特に多くの企業様から感謝の言葉をいただきました。お客様のことを考え、当たり前のことを地道に丁寧にやり続け、お客様の成果を創り出せるように取り組んだ結果かなと思っています。
また、すぐには契約に至らなかった企業様が、1年後に契約していただけるようなケースもあり、その際は「地道な営業活動が実を結んだ」と格別の喜びを感じていました。
法人営業部門の時から部下のマネジメントは担当しているのですが、メンバーが成長して独り立ちしていく姿を見られることも、1つ大きなやりがいですね。
経営陣から直接想いを受け取るオンボーディングなど充実の研修
▲新卒研修での一コマ。新事業を提案するプレゼンを行う新入社員メンバー
編集部
社員の育成体制について教えていただけますか?
山本さん
中途については、2カ月に1回の頻度で、会社のパーパスや想いを経営陣から直接伝える入社時オンボーディング研修を実施しています。
この研修を通じて、部署内だけでなく部署を超えた横のつながりとして、同時期に入社した方との交流を深めてもらっています。
今後も、早期に中途社員が活躍できるよう研修内容をブラッシュアップしていく予定です。
新卒については、当社は大卒と高卒を半分ずつ採用しています。大卒メンバーは、入社前から内定者研修をスタートし、社会人としての心構えや当社のパーパスを理解してもらい、4月の入社時からスタートダッシュが切れるように体制を構築しています。4月の入社後は高卒・大卒合同で人事部門による研修プログラムを実施します。
新卒研修の内容は、その年のメンバーの特性も考慮しながら、毎年内容をブラッシュアップしていますね。人事による新卒研修の後は、営業のテレアポ研修など実務的な研修を2〜3ヶ月ほど行います。その後の部署配属後は、それぞれ部署で用意している研修やOJTに入っていきます。
編集部
研修について、御社だからこその特徴はありますか?
山本さん
全社研修体系には、新卒に特化した研修プログラムや課長向けプログラムなど、階層別の研修体系を構築しており、それが大きな特徴と考えています。
多々さん
ただ、弊社は発展途上の企業でもありますので、これから仕組みをより良いものにしていく段階にあります。現在は、オンボーディング研修や階層別研修などその時々の課題に応じた研修を実施していますが、今後は研修体系と評価体系などの連動性を強化し、より人の成長に貢献できる体系的な教育システムの構築を目指しています。
編集部
新入社員はどのくらいの時間をかけて仕事を覚えていくのでしょうか?
山本さん
営業職の新卒入社では、単独で商談に行けるレベルまで成長するには、やはり1年くらいはかかります。当社には積極的にチャレンジさせていく文化があるため、機関に関わらずどんどんチャレンジをさせていきたいですね。
人間力や学習習慣も人事評価の対象!年4回のインセンティブ獲得チャンスも
編集部
御社の評価制度はどのようになっていますか?
多々さん
例えば、営業職の個人評価は、拠点の売上目標達成度と個人のKGI(目標基準)達成度を掛け合わせる形で決定しています。また、若手社員が多いことから、売上目標達成のためのプロセス(KPI)も評価対象としています。
さらに数値評価だけではなく、当社が大事にしている「人間力25」という価値観をベースとした評価や学習習慣といった数字には現れない取り組みも評価の対象としています。
当社が定める評価基準「人間力25」(※)から自分でテーマを選んで取り組み、テーマに沿って具体的な行動目標を決め、実際にどのようなことに取り組んだかを専用のシートに書き込みます。
(※)ジンジブの行動指針でもある。「笑顔」「自主的な行動力」「素直」など25項目が設けられている
さらに、自分で何を学習するかを具体的に宣言します。資格取得などを目標にするメンバーが多いですね。これを通じて、社会人が忘れがちな「学習習慣」を身につけてくれることを期待しています。
こういった取り組みを総合的に鑑みて評価をすることに加え、営業職では最高基本給1ヶ月分になるインセンティブも設けています。人事評価は四半期に一度実施しているので、インセンティブをもらえるチャンスも年4回あるわけです。
編集部
資格取得については、支援制度があると伺いました。
多々さん
はい。例えば、当社には高校向けにキャリア教育などを提案する営業部門(キャリア教育開発部)がありますが、その部門では国家資格のキャリアコンサルタントの取得を推奨しており、会社から補助金が出ます。取得後は月額2万円の手当も支給されます。
また、他部門でも学習を希望するメンバーがいれば、そのメンバーも補助金・資格手当の対象としています。実際、当社の管理部門等にも、この制度を通じて国家資格キャリアコンサルタントを取得したメンバーもいます。
フルフレックスや在宅勤務を導入する株式会社ジンジブの職場環境
編集部
御社の働き方についての特徴も教えてください。
多々さん
現在(2024年11月時点)募集を強化している法人営業職(HRコンサルティング部)は、お客様との直接の商談が多いため基本的に出社がメインとなりますが、勤務時間という点においてはフルフレックス制度を導入しており、在宅勤務も業務内容の特性等も鑑みながら、ある程度個人の裁量で選択できます。
家庭あっての仕事でもあるので、主婦の方だとご家庭の都合に合わせた勤務時間を設定していたりもします。時間だけに捕らわれて、時間をこなせば仕事をしたとするのではなく、いかに生産性を高めて、仕事も人生も充実させるか、その1点で制度を考えています。
困っている人を率先して助ける「どの会社にも負けない」思いやりの文化が根付く
編集部
社内の雰囲気はいかがでしょうか?
多々さん
来客対応も含めて、困っている方を見かけたら必ず率先して声をかけ、適切なサポートをする文化が根付いています。当社にはさまざまな個性のメンバーがいますが、前提として人間力を重視していることもあり、人への思いやりは全拠点共通で持っていてどの会社にも負けない自信があります。
また、若いメンバーが多いこともあり、非常に活気にあふれています。特にあいさつの文化は大事にしていますね。社内外問わず大きな声でのあいさつを徹底するなど、礼儀や規律を重んじる社風があります。社外の方によくびっくりされるポイントですね。
編集部
全国に拠点がある中で、拠点間での交流はありますか?
多々さん
広島と岡山のように物理的に近い拠点同士では、活発にコミュニケーションを取っています。例えば、社員同士でゴルフに行くなど、プライベートでの交流もありますよ。今後は、社内での取り組みとしても、部署を超えた「縦横斜め」のコミュニケーションも活性化させていきたいと考えています。
採用では年下の社員からも学ぼうとする「素直さ」を重視
編集部
御社の採用時に重視されている点について教えていただけますか?
渡部さん
拠点によって異なる部分はありますが、当社は若いメンバーが多いため、自分より年下の社員から学ぶ機会が多いです。そのため、そういった状況を素直に受け止められる姿勢がある方でないと難しいです。
編集部
そういった資質を見分けるのは難しそうですが、採用の際、どのように判断されていますか?
渡部さん
面接での会話を通じて、ある程度は判断できると考えています。特に当社の事業に対する理解や想いの深さは、面接での様子からよく伝わってきます。
多々さん
当社の掲げる「人間力25」も採用時の評価基準としています。「人間力25」に照らし合わせた採用ペルソナを定め、それに合致する人材を選考過程で見極めています。
また、中途採用では特に、事業への共感性の高さやこれまでの経験・知見を当社の事業でどう活かせるかに注目しています。今後は求める人材要件をさらに明確化し、それに沿った採用を進めていきたいと考えています。
編集部
ちなみに、採用は拠点単位で行われるのでしょうか?
多々さん
そうですね。採用は地域ごとに行い、基本的にその地域内でキャリアを積む仕組みとなっています。例えば福岡支店で採用された場合は、福岡エリアを中心に活動することになります。
転勤については、全社的な定期異動は実施していません。代わりに、新規拠点の立ち上げや人員補充の必要性など、会社の状況に応じて適材適所で異動が行われます。組織の見直しは4月と10月の年2回実施されており、そのタイミングで異動が発生することが多いですね。
株式会社ジンジブから転職希望者へメッセージ
編集部
最後に、読者の方へメッセージをお願いできますでしょうか?
多々さん
私たちは採用において、企業理念に共感していただくことを最も大切にしています。当社のパーパスである「これからを生きる人の夢を増やす」は、全社員が心に抱きながら日々の業務に取り組んでいます。ここに強く共感していただける方に、ぜひ当社へ参画していただきたいですね。
当社はまだ発展途上の会社です。そのため、人事や営業、キャリア教育開発など、すべての部門で新しいことにチャレンジできる機会が豊富にあります。会社の成長とともに自身も成長していきたい、そんな気概を持った方々と一緒に働けることを楽しみにしています。
編集部
本日は、ありがとうございました。
この記事のまとめ
若手の活躍事例 |
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給与・評価制度 |
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ワークライフバランス・福利厚生 |
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採用方針 |
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株式会社ジンジブの基本情報
住所 | 大阪府大阪市中央区南本町2-6-12サンマリオンタワー14F |
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事業内容 |
能力をまだまだ軽視されている人財層を発掘する事業をドメインとし「採用・教育・定着」に貢献する事業を行っています。
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設立 | 2015年3月 |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) |
公式ページ | https://jinjib.co.jp/ |
採用ページ | https://job.mynavi.jp/25/pc/search/corp273799/outline.html |
募集職種 | HRコンサルティング(法人営業職) |