有限会社トータルフィットネスサポートで、若手が将来へのビジョンを持ち活躍できる理由

若手が活躍する企業の独自の取り組みや社内カルチャーなどを紹介していくこの企画。

今回は、「運動・食事・睡眠・メンタル」の視点から身体の悩みを解消するサービスを行う、有限会社トータルフィットネスサポートを取材しました。

幅広い世代の健康を支援する有限会社トータルフィットネスサポート

トータルフィットネスサポート公式サイトのトップページ
▲トータルフィットネスサポートさんの公式サイトトップページ(公式サイトより引用)

有限会社トータルフィットネスサポートは、2004年に栃木県初のパーソナルトレーニングジムを開設しました。

小学生から高齢者まで幅広い世代を対象に、健康づくり、ダイエット、スポーツパフォーマンス向上やけがの予防など、様々な目的に応じたサポートを提供しています。

個人向けだけではなく、自治体や学校などの団体に対しても健康づくり・介護予防や病院でのリハビリなどを提供している、いわば健康とスポーツのプロ集団です。

会社名 有限会社トータルフィットネスサポート
住所 栃木県宇都宮市御幸ケ原町62-5東ビル1F
事業内容 ・パーソナルトレーニング施設の運営及び経営
・トレーニングサポートのサービス
・情報サイト「Fトレ」の運営
・トレーニング器具の販売
・トレーニングに関するセミナーの企画・運営
設立 2004年8月
公式ページ https://tf-support.co.jp/

今回は、そんなトータルフィットネスサポートで若手社員が活躍している理由について、代表取締役の齊藤登さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
有限会社トータルフィットネスサポート代表取締役の齊藤登さん

有限会社トータルフィットネスサポート
代表取締役

齊藤 登さん

若手ながらトレーニングの有資格者が揃い、利用者をサポート

トータルフィットネスサポートのミッション
▲ミッションは「”チャレンジングな自分を創造する”トレーニングの使い方を広める」こと(公式サイトから引用)

編集部

トータルフィットネスサポートさんでは、若手社員の方が多いと伺いました。社員の年齢層などについて教えてください。

齊藤さん

弊社の社員の年齢層は、20代から30代前半の若手が多いです。実はフィットネス業界全体でみると女性のトレーナーは少ないのですが、弊社では複数の女性トレーナーが活躍しています。

編集部

公式サイトでトレーナーの皆さんのプロフィールを拝見すると、まさに「健康とスポーツのプロ集団」だと感じましたが、いかがでしょうか。

齊藤さん

おっしゃるとおりです。私たちは、求人の応募条件として「スポーツ医科学関連の資格保有」を設けています。

社員のトレーナーはみな、NSCA-CPT(※)や健康運動指導士(※)などの各種資格を保有しており、プロフェッショナルとしてサービスを提供しています。

(※)NSCA-CPT:ストレングス&コンディショニングの業界で権威を持つNSCAが認定する、パーソナルトレーナーの資格。
(※)健康運動指導士:財団法人健康・体力づくり事業財団が実施する、医療と連携して運動プログラムを作成できる人材を認定する資格。

また、看護師、理学療法士、保健師などの専門職を経て入社した社員もいますので、これまで積み重ねてきた経験を活用してくれています。

編集部

トータルフィットネスサポートさんは、パーソナルトレーニング専門ジムの運営だけではなく、訪問指導食事や睡眠のアドバイスまで、身体づくり全般をサポートされています。これも、目的意識の高いプロのトレーナーの方々が揃っていらっしゃるからこそなのですね。

社員は自らの「ゴール」を設定することで、目的意識を持って働ける

編集部

トータルフィットネスサポートさんは若手が多い組織だということですが、メンバーに共通する部分はあるのでしょうか。

齊藤さん

弊社の社員の特徴としては、誰もが将来へのビジョンを持ち、目的意識が高いことが挙げられます。

私は、新しい人が入社する際、必ず「最終的にあなたはどんなゴールを目指しますか?」というヒアリングを行っています。その理由は、まず社員個人の意思や希望を最大限に尊重し、それを叶えるために、会社が環境を整えることを大切にしているからです。

例えば、「将来的に独立したい」という希望をもつ社員がいた場合、その目標に向けて集客の方法や企画力などを身につけ、経験を積んでいく必要があります。それらを会社で働きながら学べるよう、バックアップすることに力を注いでいます。

編集部

社員の将来の希望を尊重しバックアップすることが、会社にとっても重要と考えていらっしゃるのですね。

齊藤さん

そうです。私たちトータルフィットネスサポートのミッションは「”チャレンジングな自分を創造する”トレーニングの使い方を広める」ことです。

そのためには、お客様と社員がともに「自分の未来を見つけて、トレーニングによって目標を達成する」環境を築き上げることが必要だと考えています。すべての人にとってトレーニングが日常になることが、私自身の一番の目標です。

入社後は社内ベンチャーにチャレンジ可能。社長自らコーチングしてサポート

トータルフィットネスサポートのパーソナルジム内マシンエリア
▲同社が運営するパーソナルジムは、北関東最大級の広さを誇る(公式サイトから引用)

編集部

トータルフィットネスサポートさんの社員の方で、目標に向かってチャレンジをされている方のエピソードを教えてください。

齊藤さん

一例を挙げると、ある社員は学生時代からずっとサッカーをしてきて、「将来的にはサッカーを中心とした事業に取り組みたい。地元のチームでの指導などを含めて考えている」というプランを話してくれました。

その後は会社がバックアップして、その社員と一緒にサッカーの事業計画を考えてきました。そして入社3年目のタイミングで、「実際にやってみましょう」ということで企画を採用し、実際にスタートしました。

現段階ではまだビジネスとしては赤字ですが、継続すると利益を生み出す可能性があります。すぐにはビジネスにはならなくても、頑張れば徐々に黒字化して、そのまま新規の事業にしていくこともできます。

トータルフィットネスサポートでは、入社1年目から新規プロジェクトにチャレンジすることができるんです。こうした社内ベンチャーの取り組みを、会社としてどんどんバックアップしていきたいですね。

編集部

若手の方が、すごく成長と活躍のチャンスに恵まれていると感じました。サッカー事業を希望された方には、具体的にどんなアドバイスをされたのでしょうか?

齊藤さん

私自身がコーチングの資格を持っていますので、アドバイスというよりは「一緒に考えて、発見して、行動に移していこう」というポジティブなスタンスを貫くようにしています。例えば企画内容についても、「実際にお客さまに直接聞いて、どういうニーズがあるか、どういうものを求めているのかをまず知ろう」という話をしましたね。

編集部

社員の方が提案する企画やプログラムを、齊藤社長自らがコーチングしながら一緒に考えて、実際に進めて行かれるのですね。

齊藤さん

はい。社員にはそれぞれ、自分が一番やりたいことがあります。でも、それが実際には、なかなかお客様のニーズと合わないことも多いのがビジネスの現場です。そこで、まずはニーズを入口にして、最終的なゴールに導いていく、繋げていくというような戦略をとっています。

つまり、まずお客様のニーズに応えて集客につなげることから、プロジェクトを進めていくということですね。やりたいことをゴールに設定してPDCA(※)を回していくことで、ビジネスとしての実現性が高まります。

(※)PDCA:Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す技法

トライをした結果、たとえ失敗に終わったとしても、その経験を活かしていくことが社員自身の成長につながります。企業としても、経験を得て学ぶ機会となりますので、社員が新しい企画にチャレンジするのは、社員にとっても、企業にとっても有益だと思います。

編集部

トータルフィットネスサポートさんでは、入社してすぐのメンバーでも、社長から直々のサポートを受けながら社内ベンチャーに挑戦できるのですね。意欲のある人にとって、とてもやりがいがある職場だと感じます。

利益よりまずは「挑戦」。試行錯誤する経験でビジネスを学べる

トータルフィットネスサポートのパーソナルジム内フリーウエイトエリア
▲パーソナルジムには充実のトレーニング器具が揃っている(公式サイトから引用)

編集部

トータルフィットネスサポートさんの社内ベンチャー制度では、先ほどの事例以外にどのような取り組みをされていますか?

齊藤さん

20代の若手社員から提案があり、「親子で学ぶ、かけっこ教室」のプロジェクトに取り組んでいます。親子で一緒にふれあいながら学ぶことで、子どもを直接プロの指導者が教える一般的なスポーツ教室よりも親子のつながりが深くなるというコンセプトです。

実際にワークショップを行ってみると、「子供の運動神経を伸ばしたいけど、運動が苦手なのでどう教えていいかわからない」という親御さんたちのニーズと合致して、たくさんのお客様に受講していただくことができました。

編集部

会社としては、どのような面でサポートをされましたか?

齊藤さん

お金の面を気にしすぎることなく、チャレンジができるようにしましたね。「人件費がこれだけかかるから、価格設定はこれだけ必要」というように利益を出すことを最優先にするのではなく、事業として仮に赤字でも得られるものはあるという考え方です。もちろん、大きなリスクは抱えないようにしています。

プロジェクトを進めていてうまくいかなかった部分は、少し企画を変えて違うやり方でやってみるようにアドバイスしています。試行錯誤しながら、その経験を次につなげて実行することでビジネスを実地で学んでいくことができるんです。

また、何より重要なのは、試行錯誤した経験を組織の中で共有することです。その大切さをこの社員も学んだと思います。

経験を皆で共有するのがトータルフィットネスサポートのカルチャー

トータルフィットネスサポートのパーソナルジム内カーディオエリア
▲時間当たりの利用者数を調整しているため、ゆったりとした空間でトレーニングができる(公式サイトから引用)

編集部

先ほどの社内ベンチャーのお話にもありましたが、トータルフィットネスサポートさんで「経験を社員みんなで共有すること」のメリットは何でしょうか。

齊藤さん

お客様のサポートを行う現場では、運動指導の教科書で学んだことだけでは解決できないことがたくさんあります。それを解決に導くためには、個々の経験を共有することが重要なんです。

例えば、腰痛に悩んでいるお客様がいたとします。腰痛の方のためのトレーニング法は教科書にも掲載されていますが、目の前のお客様は体調だけでなく「毎日の仕事の負担が大きい」など、メンタル面でも悩みを抱えている場合があります。

このように様々な要因がからみあっている場合、どのような優先順位で、何を提供するかについては、当然ながら教科書ではわかりません。自分がこれまでに現場で経験した知識や知恵を使うとしても、それはただ1人分のナレッジにすぎません。

でも、組織だと「こんなときは、こういうふうに対応したら解決したよ」など、失敗を含めた経験を共有していけます。ここからお互いに学びを得ることで、個人だけでは行き詰まってしまうような難しい局面も、皆で乗り越えられることをこれまで何度も実感してきました。

「先輩だから、新人だから」ということは関係なく、現場で知恵を出し合ってディスカッションを積み上げていくうちに、思いもよらない良い解決策が見つかることがよくあります。

編集部

ディスカッションは、定期的に行われるのですか?

齊藤さん

最初は、定期的に行っていましたが、それが単なるルーティンになるのがかえってよくないと感じて、今は、何かあったらその都度話すことにしています。いろいろな業務を行う中で、自然にフリートークでお互いに経験を話して、皆で共有するように心掛けています。

今では「お互いに経験を共有しあうことが当たり前」という雰囲気やカルチャーが社内に根付いているように思います。

編集部

皆で自然と経験を共有し助け合う雰囲気やカルチャーがあるというのは、とても素敵ですね。新しく入社された方も、相談しながら仕事を進めていけるというのは安心できるのではないかと感じました。

ライバル意識がなく、お互いを尊重しながらゴールに向かっていける

編集部

トータルフィットネスサポートさんの社内のカルチャーというと、ほかにはどのようなものがありますか?

齊藤さん

弊社の社員は、上昇志向が強い人が多く、お互いにお互いを刺激し合う雰囲気があるように思います。

頑張っている他の社員の姿を見て、自然と「あの人は頑張ってる。私ももっと頑張ろう」とポジティブに考えられており、そこには変なライバル意識はありません。ライバル意識がないからこそ、お互いに経験の共有ができるのだと思います。

編集部

なぜ社員の皆さんは、ライバル意識が邪魔をすることなく上昇志向を持てるのだと思いますか?

齊藤さん

やはり、入社面接のときに、最終的にどんなゴールを目指しているのかを聞いて、それを会社としても認識しているのが大きいですね。社員ひとりひとりが、お互いの将来の夢や目指すゴールを共有し、それぞれ違うということを認識しているからこそ、ライバル意識を持たずにすむのだと思います。

トータルフィットネスサポートは、社員ひとりひとりの夢を叶えるためのプラットフォームです。サポーター役として、自立を促しながらお互いに協力し合うことで、より組織力が高まっていくことを目指しています。

企業の理念やビジョンを遂行するために社員を募るのではなく、社員のゴール達成をサポートすることで、理念やビジョンを現実にしていくことを目指すという考え方です。

有限会社トータルフィットネスサポートの組織運営方針をあらわしたピラミッド図
▲トータルフィットネスサポートの「自分のゴールをトップとする」考え方(公式サイトから引用)

編集部

会社が個人のゴール達成をサポートしてくれるからこそ、社員同士がお互いを応援し、協力し合う社風が生まれているのですね。

「プロのトレーナー」としてフラットに付き合える関係性を構築

編集部

トータルフィットネスサポートさんの、コミュニケーション面での特徴はありますか?

齊藤さん

社員同士に先輩、後輩という意識はあまりなく、お互いがプロのトレーナーとして、フラットに付き合える雰囲気があると思います。

私たちは、様々なバックボーンのある多様性のある人材を受け入れ、フラットで、学習しながら成長する組織であることを理想像に掲げています。

フラットというのは社長の私であれ、一年目の新人であれ、ベテラン社員であれ、全員がトレーナーとしては同じだという考え方です。人間関係で衝突するのではなく、共通の目的に向かって意見を出し合える、何でも話しやすい職場環境を維持することを、常に心がけています。

実際に、弊社には、先輩、後輩といった上下関係ではなく、お互いに学び合う仲間として助け合う意識を持ち、相手を尊重できる社員が集まっていますね。社員同士の仲が良いので、プライベートでも一緒にご飯を食べにいったり、スポーツなどで楽しむこともあるんです。

編集部

トレーナーのお仕事はある程度個人が独立して業務に取り組むのかと思っていましたが、トータルフィットネスサポートさんでは違うのですね。若手から社長までフラットな関係性で、社員同士の仲が良く、働きやすい社内カルチャーが伝わってきました。

仕事を通じて自分の夢を叶えたい人、積極的に行動する人を歓迎

トータルフィットネスサポートが求める人物像
▲トータルフィットネスサポートが求める人物像(公式サイトから引用)

編集部

採用に際して、トータルフィットネスサポートさんが求める人材を教えていただけますか?

齊藤さん

私たちは、常に考え、積極的に行動し、ディスカッションできる人を仲間の一員として迎え入れたいし、一緒に仕事がしたいですね。新たなものを生み出す豊かな創造力と、思ったことをすぐに実行できる行動力、自分の考えをしっかりと持ちメンバーとディスカッションができる人を求めています。

編集部

最後に、トータルフィットネスサポートさんにご興味を持たれた方にメッセージをお願いいたします。

齊藤さん

今の二十代、三十代の方は、自分の力だけでは「本当にやりたいこと」がなかなか見つからない世代かもしれません。それを、私たちの職場で、ぜひ見つけてほしいです。

仕事を通じて自分の夢が形になるようにトライしていくためには、1人より仲間がいる方が断然いい。トライして仮にうまくいかなくても、何度でもチャレンジしてOKです。私たちは、仲間と一緒に挑戦できる環境をつくって、皆さんをしっかりサポートします。

人生は一度しかありません。その人生のなかで、仕事が占める時間は結構長いですよね。仕事を楽しめると、人生がより豊かになります。自分の人生の目標やゴール、夢を見つけて、仲間とともに成長していきたいと願っている方は、ぜひご応募ください。お待ちしています。

編集部

社員同士、お互いを尊重し、そのために個々の経験を共有して助け合える。フラットな関係性の仲間がいることが、自分の人生のゴールや夢の実現につながる。それを叶える職場環境がトータルフィットネスサポートさんにあることがよくわかりました。本日はありがとうございました。

■取材協力
有限会社トータルフィットネスサポート:https://tf-support.co.jp/
採用ページ:https://tf-support.co.jp/employment-information/