エンジニアが活躍できるカルチャーを持つ企業にインタビューする本企画。今回は、プログラミング教育事業を通じてIT人材の成長と活躍を支えるキラメックス株式会社を紹介します。
キラメックスはプログラミングスクールでIT人材育成に貢献
キラメックス株式会社は、「自己実現へ向かい続ける 人と機会で、社会を満たす」という使命のもと、IT人材の育成と活躍を目的としたプログラミング教育事業を行っています。
主力サービスの「TechAcademy(テックアカデミー)」は、プログラミングやアプリ開発を学べるオンラインスクールで、厳しい試験を通過した現役のエンジニアがメンター(講師)を務めています。
「テックアカデミー」のこれまでの受講者は3万人以上にのぼり、企業から求人やスカウトが届く受講生限定の転職サービス「テックアカデミーキャリア」や、副業紹介サービス「テックアカデミーワークス」も展開しています。
会社名 | キラメックス株式会社 |
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住所 | 東京都渋谷区渋谷2-9-8 |
事業内容 | プログラミング教育事業 |
設立 | 2009年2月 |
公式ページ | https://www.kiramex.com/ |
働き方 | リモートワーク中心(週1日の出社を推奨) |
2023年10月、キラメックス株式会社はLINEヤフー株式会社と共同で、未経験者からITエンジニアへの転職を支援するリスキリングプログラム「LINEヤフーテックアカデミー」を開設しました。
LINEヤフーテックアカデミーでは、約16週間の受講期間中にJavaやLinux、システム開発知識などをオンラインで学習できるほか、バーチャル空間を活用した「自習室」や「メンター相談室」で学習支援を受けたり、LINEヤフーの社員によるトークイベントに参加したりできます。さらに、学習期間の終了後は最大で24週間の転職支援サービスを受けることも可能です。
今回は、エンジニアの阿部裕紀さんと広報の高橋里衣さんに、キラメックス株式会社のエンジニアのお仕事や、リモートワークを取り入れた柔軟な働き方についてお話を伺いました。
ユーザーファーストで開発!キラメックスでエンジニアとして働く魅力とは
編集部
キラメックスさんは、テックアカデミーをはじめとする様々なサービスを提供しています。プロダクト開発は何名くらいの体制で行っているのでしょうか?
阿部さん
弊社には8名のエンジニアがいます。エンジニアは「テックアカデミー」、「LINEヤフーテックアカデミー」それから、企業向けのIT研修事業の3つのチームに大きく分かれており、社内外の担当者とやり取りをしながらそれぞれのサービスのプロダクト開発を行っています。
編集部
1人のエンジニアが、幅広い作業を担当しているのでしょうか?
阿部さん
そうですね。サーバーサイドの領域をメインで担当しつつ、インフラやフロントエンドについても詳しいメンバーのサポートを受けながらカバーしています。
プロダクトのアイデア出しから関われる
編集部
キラメックスさんで働くエンジニアの特徴についても教えてください。
阿部さん
弊社のエンジニアに共通しているのは、「ユーザー目線」で積極的にプロダクトのアイディアを出すところです。例えば、「プロダクトを広める」という事業部の目標がある場合、エンジニアは「この視点で開発した方がよりプロダクトを普及できる」とか、「この方が長期的に見ていい影響がある」といったアイデア出しの段階から一緒に取り組みます。
また、多くのメンバーが自分の仕事に対して強い責任感を持っており、目標に向かって自主的にタスク管理しながら取り組んでいます。普段は黙々と仕事に集中していますが、会えば気さくに話しますし、オンライン上で気軽に相談できる雰囲気もあります。
新しい開発技術を積極的に試すカルチャーがある
▲エンジニアチームはオンラインの開発会議を定期的に開き、課題の共有や悩みの解消を行っている。
編集部
開発環境については、いかがですか?
阿部さん
基本的に言語はRuby、フレームワークはRuby on Railsを使用していますが、様々な技術を積極的に試そうという雰囲気があります。例えば、フロントエンドならNuxt.jsでフレームワークを作ったプロダクトもあるなど、エンジニアがプロダクトごとに最適だと感じる技術を自分の責任で採用できるのがキラメックスの特徴です。
編集部
開発手法についても、特徴があれば教えてください。
阿部さん
開発手法としてはエンジニアだけでなく、事業部やマーケター、デザイナーなど複数の職種でチームを組んで取り組むスクラム開発(※)を取り入れています。
(※)複雑なプロダクトを開発するためのフレームワークで、少人数のチームで短期間の開発サイクルをくり返し行う。
そのため、チーム内の事業部のメンバーから「こういう機能がほしい」とか「このような問題を解決したい」といった話があれば、エンジニアのメンバーが「それなら、こういう手段をとりましょう」と提案しながら開発を行います。基本的には1週間という短い期間で仕様の設計、開発、リリースを繰り返しながら、目標の達成を目指します。
編集部
キラメックスさんでは、エンジニアの皆さんが積極的に事業の意思決定に関わっているのですね。
事業部との密なコミュニケーションがプロジェクト成功の鍵
▲阿部さんは、事業部と密にコミュニケーションを取りながらプロダクト開発できる点がキラメックスの魅力だと話す。
編集部
阿部さんは2016年に入社されたと伺いました。これまでに担当したプロジェクトで、印象深かったものはありますか?
阿部さん
テックアカデミーの無料体験サービスを立ち上げるプロジェクトは、やりがいや自分の成長を感じられる経験でした。このプロジェクトでは、テックアカデミーの受講を検討する方とメンターがオンラインで話すためのマッチング機能を開発しました。
受講生を増やすという大きな目標を達成するために、事業部のメンバーと細かいすり合わせを繰り返しながら仕様を詰めた結果、無料体験サービスは大きな反響を呼び、多くの方がテックアカデミーに申し込んでくれました。
編集部
チームでしっかりとコミュニケーションを取りながらユーザー視点の開発を行ったことが、受講生の獲得につながったのですね。
阿部さん
はい。さらに、無料体験のために開発したシステムをベースに、別の新しい機能を開発することもできたため、大きな達成感を得ることができました。
開発や無料講座を通じて最新技術を習得できる
編集部
ITは進化のスピードが早く、エンジニアは常に知識や技術をアップデートする必要があると思います。キラメックスさんには、エンジニアが成長し続けられるような環境があると感じますか?
阿部さん
新しい技術を積極的に取り入れることを推奨しているので、開発の実務を通じて新しい技術を習得することができます。
また、社員がテックアカデミーを無料で受講できる福利厚生があるので、気になる技術があればいつでも学ぶことができます。
編集部
実務や無料講座などスキルを高める機会がたくさんあるので、常に最新の技術で質の高いプロダクト開発を行うことができそうですね。
リモートワーク中心でも、キラメックスでチームワークが機能する理由
▲チームワークを大切にするキラメックス。リモートワークを中心としながらも、コミュニケーション促進に取り組んでいる。
編集部
キラメックスさんには、リモートワークなど柔軟な働き方ができる制度はありますか?
高橋さん
弊社はリモートワークが中心ですが、コミュニケーション促進のため週1日の出社を推奨しています。また、勤務時間は10時〜19時を基本としていますが、前後2時間までずらして出社することが可能なので、それぞれの事情に合わせて勤務することができます。
編集部
チーム全員が対面で集まる機会もあるのでしょうか?
高橋さん
リモート中心の環境でもチーム内のコミュニケーションが円滑にいくよう、チームごとに出社日を合わせて対面で集まっています。
編集部
エンジニアチームの場合は、どのくらいの頻度で出社しているのでしょうか?
阿部さん
エンジニアチームには会社から離れた場所に住んでいる人が多いので、他部署とは異なり出社は月に1度としています。ただ、「顔をつき合わせて話した方が良い」と感じることがあれば、それ以外のタイミングでも適宜出社しています。
キックオフのタイミングで全社で集まり交流を促進
▲キックオフのタイミングに合わせて、スナックなどを会場に社内交流を行っている。
編集部
リモートで働く従業員の方が多いキラメックスさんですが、全社的なコミュニケーションを図るために行っていることはありますか?
高橋さん
社内コミュニケーションはチャットツールのSlackを使っており、情報共有やアイデアの共有などを行っています。また上司とは週1回の1on1があり、業務の進捗や相談ができる場を設けています。
また、新型コロナウイルスが流行する前は、毎月最終金曜日に全社で交流する「ハッピーフライデー」を開催していました。リモートワークを導入するようになってからは、このような交流会の代わりにほかの事業部やチームのメンバーとランチをする「シャッフルランチ」を隔週で開催したり、半期ごとのキックオフの機会に全社で集まったり、チームごとに懇親会や忘年会などを開催してコミュニケーションの促進を図っています。
編集部
社内やチーム内の交流を促す取り組みがあるからこそ、リモートワークが中心でもチームワークを発揮することができるのですね。
キラメックスは「3つのバリュー」を大切にできる仲間を歓迎
編集部
最後に、採用方針についても伺いたいと思います。キラメックスさんが一緒に働きたいと思うのはどのような方でしょうか?
高橋さん
一言で言うと「誠実な方」です。弊社では「ユーザーのために、正しく誠実に愚直に取り組もう。」、「チームのために、一歩踏み込んで考えよう。」、「自分のために、コンフォートゾーンから抜け出そう。」という3つのバリューを大切にしており、人事評価の際にはバリューに沿った行動ができたかを一人ひとりが振り返っています。そのため、ユーザーファーストの考えのもとチームで力を合わせて取り組み、自分の成長にも前向きな方にぜひ仲間になってほしいと思います。
また、チームで動くことが多いので、コミュニケーションを大切にする方や自分の意見やアイディアを積極的に出せる人も歓迎します。
編集部
阿部さんは、キラメックスのエンジニアにフィットするのはどのような方だとお考えですか?
阿部さん
技術的なスキルは入社してから伸ばせる環境があります。それ以上に弊社のエンジニアに求められるのは、自分が作ったプロダクトに愛着と責任を持ち、真摯に向き合える姿勢です。
自分が開発したプロダクトにバグが出てしまうなど、失敗することは誰にでもあると思いますが、それを真剣に受け止めて改善に繋げることができるような人なら、きっと活躍していただけると思います。
編集部
IT人材の育成と活躍に貢献するキラメックスさん。インタビューを通じて、サービス利用者の利益を第一に考え、良いプロダクトを提供したいという強い思いを感じました。
本日は、ありがとうございました。
■取材協力
キラメックス株式会社:https://www.kiramex.com/
採用ページ:https://www.kiramex.com/recruit/