国内最大規模の法律事務所「アディーレ法律事務所」で若手も女性も輝ける理由

企業で活躍する若手社員や女性社員にスポットをあて、その魅力を探るこの企画。今回は日本最大級のネットワークを持つ法律事務所として各地域に根ざしたリーガルサービスを提供する、アディーレ法律事務所を取材しました。

全国65拠点以上を展開するアディーレ法律事務所

2004年10月に創立したアディーレ法律事務所は、「弁護士を、もっと身近な存在に」というコーポレートスローガンを掲げる、日本最大級の規模を誇る弁護士事務所です。

全国65以上の拠点を持つ同事務所は、債務整理・交通事故の被害・夫婦問題・労働トラブル・B型肝炎の給付金請求・アスベスト健康被害賠償など、各地域に根ざしたリーガルサービスを提供し、法律トラブルの解決にあたっています。

事務所名 アディーレ法律事務所
住所 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60
事業内容 債務整理、交通事故の被害、夫婦問題・男女トラブル、残業代請求・退職代行、B型肝炎の給付金請求、アスベスト(石綿)健康被害の給付金・賠償金請求、遺言・遺産相続、インターネット権利侵害などの法律トラブルの解決
創立 2004年10月
公式ページ https://www.official.adire.jp/

200名を超える弁護士・司法書士の他、パラリーガル、バックオフィスを担う社員約1,000名が在籍するアディーレ法律事務所では、20代から30代の若手メンバーの活躍が目覚ましく、女性の管理職も多く活躍しています。その背景にあるのが同事務所の“組織力”です。

そこで今回は、それぞれのセクションで業務にあたっている若手社員3名に、アディーレ法律事務所の業務内容や仕事へのやりがい、カルチャーなどについてお話を伺い、若手や女性が活躍する源を掘り下げてみました。

本日お話を伺った方
アディーレ法律事務所総合事業部次長の鈴木康平さん

アディーレ法律事務所
総合事業部 次長

鈴木 康平さん

アディーレ法律事務所総合企画部人事課課長代理の安田有里さん

アディーレ法律事務所
総合企画部 人事課 課長代理

安田 有里さん

アディーレ法律事務所弁護士(池袋本店)の鈴木実乃里さん

アディーレ法律事務所
弁護士 池袋本店

鈴木 実乃里さん

「弁護士を、もっと身近な存在に」を理念に掲げるアディーレ法律事務所

アディーレ法律事務所が入居するサンシャイン60の外観
▲東京・池袋のサンシャインシティの中核を担う高層ビルサンシャイン60に池袋本店を構えるアディーレ法律事務所

編集部

65ヶ所以上の拠点を全国に展開しているアディーレ法律事務所さんは、圧倒的な数の事件を解決することで培われた高いクオリティのリーガルサービスを築き上げ、高い顧客満足度を実現されています。改めて、御社の業務内容の特徴についてお聞かせいただけますでしょうか。

安田さん

「弁護士を、もっと身近な存在に」という理念のもと、弁護士へ依頼する際のお金の心配がいらない“費用面での保証事務所”として、各地域に根を張り、みなさまのご相談に対応していることが当事務所の最大の特徴です。

当事務所が目指す「身近な法律事務所」の実現とは、司法制度改革が目指した「あまねく法の支配の実現」を、「国民の弁護士へのアクセス」の段階で、真にこれを実現することを意味します。

編集部

アディーレ法律事務所さんは東京・池袋に本店があると伺っております。本店にはどのような職種の方が在籍されているのでしょう。

安田さん

池袋本店には弁護士200名を含む1,120名の社員を束ねる管理部門があり、管理職の多くも本店に在籍しています。

新卒入所から多くのチームを経験し、7年目で総合事業部次長に

アディーレ法律事務所総合事業部次長鈴木康平さん
▲入所7年目で総合事業部次長を務める鈴木康平さん

編集部

アディーレ法律事務所さんではさまざまバックグラウンドを持った若手社員が活躍されていると伺っております。鈴木康平さんは2016年4月に新卒でアディーレ法律事務所に入所されたとのことですが、きっかけについてお聞かせください。

鈴木康平さん

一番の理由は大学で法律を学んだことです。また、地元が池袋の私は父が以前、事務所からすぐ近くのプリンスホテル(現サンシャインシティプリンスホテル)に勤務していたこともあり、慣れ親しんだ街で働くこと、通いやすい立地だったことも入所の決め手になりました。入所から7年目を迎えた現在は、総合事業部に所属し、次長を務めています。

編集部

これまでのキャリアパスはどのように歩まれてこられたのでしょう。現在の仕事内容と合わせてお聞かせいただけますでしょうか。

鈴木康平さん

入社から3年間は現場業務を担当し、その後、課長職に就き、その半年後に2つの課を兼任、2023年10月から現在のポジションである総合事業部次長と入金管理課の交通・労働チームの課長を兼任しています。

債権の管理が主になりますが、それ以外にも調査関連業務や裁判所への民事執行手続きなども行っています。

人事課一筋の5年目社員は課長代理として活躍

アディーレ法律事務所総合企画部人事課課長代理の安田有里さん
▲入所5年目を迎えたキャリア採用の安田有里さんは人事課課長代理として活躍中

編集部

安田さんは中途採用でアディーレ法律事務所さんに入所されたとのことですが、どのような経緯で入所されたのか、お聞かせいただけますでしょうか。

安田さん

前職の営業事務から2019年に人事職で入所した私は、法律関連の企業や事務所で働いた経験はありませんでした。その私が当事務所の入所に至ったのは、履歴書がきっかけです。

当初、法学部出身であることを活かし、法律事務を希望していたのですが、履歴書に記載した社労士の勉強をしたいという内容を目にした当時の課長から人事職を打診され「ぜひ、お願いします」というかたちで入所に至りました。入所から現在に至るまで人事課に所属し、現在は課長代理として業務にあたっています。

若手弁護士がアディーレを選んだ理由は“働きやすさ”

アディーレ法律事務所弁護士(池袋本店)の鈴木実乃里さん
▲2022年の弁護士登録と同時にアディーレ法律事務所に入所した鈴木実乃里さん

編集部

鈴木実乃里さんは2022年に弁護士登録をされたと伺っております。さまざまな弁護士事務所があるなか、アディーレ法律事務所を選ばれた理由についてお聞かせいただけますでしょうか。

鈴木実乃里さん

入社前の採用活動の段階で社員がいろいろな働き方をしている話を聞き、直感的に「働きやすそうだな」と感じたことが入所の1番の理由です。

弁護士に事務員がいるという、いわゆる伝統的な法律事務所とは異なり、組織でローファームを運営するアディーレ法律事務所は、業界の中でも前衛的取り組みをしている法律事務所です。そのため、新しいことにチャレンジできる環境も、入所の決め手になりました。

2つの課を兼任する難しさとやりがい。周囲のサポートに助けられる

アディーレ法律事務所総合事業部次長の鈴木康平さん

編集部

ここからはそれぞれの業務内容や働き方の特徴、成長を実感したエピソードなどについてお聞きします。まずは鈴木康平さんに伺います。以前にも課長職で2つの課を兼任されたとのことですが、兼任の理由や業務内容、ご苦労されたことがあればお聞かせください。

鈴木康平さん

2019年10月に2つの課を兼任したのは、家事事件を担当する課の課長が産休に入ることが理由でした。

交通事故関連の債権管理を担当していた私は、不倫など不貞行為を扱う家事事件の現場の処理経験がゼロだったので、右も左もわからない状態でした。そのため、現場から判断を仰がれても、その時点では専門用語を理解できず、すぐに判断を下せなかったことに難しさを感じました。

例えば、交通事故の場合、加害者、被害者という依頼者がいて、その関係性は明白です。しかし、家事事件の場合は不貞相手、元配偶者、求償権(※)という当時初めて聞いたワードは交通事故の債権管理にはない言葉だったので、それら独特の専門用語の理解に最初はとても苦労しました。
(※)求償権:他人の債務を代わりに支払った人が、その肩代わりした分をその人(債務者)に請求する権利

編集部

全く異なる領域の課長を任され、ご苦労されたとのことですが、どのように克服されたのでしょう。

鈴木康平さん

私以外の2人の課長はその領域に精通していたので、サポートを受けながらなんとかやってきたというのが正直なところです。「他の部署から来た課長だけれど、ある程度の知識はあるんだな」と、課員にパフォーマンスを示すことも円滑な業務には欠かせないので、裏側でサポートをしてもらうとともに自分でも知識を深め、業務をこなしたというのが本音です。

最終的に丸2年兼任したのですが、最後の方はよほど特殊な内容ではない限り、基本的には自分で対処できるようになったと自負しております。

編集部

サポートを受けながらも、足りない知識は自己研鑽で身につけ、最終的にはご自分で質問に答えたり、判断を下すことができるようになったというわけですね。

事務所の期待に応えることで経験を積み、成長できる環境

編集部

2つの課を兼任するなど、さまざまな業務を担当されてきた鈴木康平さんですが、アディーレ法律事務所さんの場合、人事異動はどのようなかたちで行われているのでしょう。

鈴木康平さん

私の場合、課長職に就く以前も異動が多かったのですが、その理由を分析すると自分の意向というよりも、この部署でキャリアを伸ばしてほしいといった上層部からの意見が多かったように感じます。

例えば、「この課の売り上げが芳しくないので、案件処理を回してほしい」ということや、その当時の人員の状況を鑑みて、訴訟チームに行ってほしいということもありました。

さまざまな部署を経験することはキャリアアップにつながります。私⾃⾝、交通事故を扱う部においては、事件処理を行う課の3つのうち、すでに2つの課を経験していることがキャリアの強みになっています。

編集部

事務所からの期待を背負うことはプレッシャーに感じることもあると思われますが結果、自身の成長につなげることができるのですね。

1,120名分の勤怠管理を担当。「責任」は成長につながる!

アディーレ法律事務所総合企画部人事課課長代理の安田有里さん

編集部

続いて、入社から一貫してアディーレ法律事務所の人事領域の業務を担っている安田さんに伺います。業務の向き合い方や成長を実感したエピソードなどがあればお聞かせください。

安田さん

わからないことがあれば必ず答えがもらえるといったサポート体制があることが大前提としてありますが、裁量を持って仕事ができるのが当事務所の特徴だと感じます。

人事に関して全くの未経験から入所した私にとって、社員1,120名の勤怠管理を1人で担当するのは大変でしたが、任せてもらったからにはしっかり応えることを意識し、仕事に向き合ってきました。

労働法を勉強したり、労働基準監督署に電話をかけて質問をしたり、就業規則を読み込んだりなど、自ら学ぶ意欲が自然と生まれるのは、任せてもらっていることへの責任感によるものと感じます。それは自ずと成長につながっていると感じます。

編集部

裁量をただ与えるのではなく、周囲のサポート体制がしっかりしているからこそ、それに応えるべく自らも意欲的に学ぶことができるというわけですね。

安田さん

おっしゃるとおりです。私が入所したのは前任者があと10日ほどで退職するタイミングだったのですが、引き継ぎはしっかり行われ、足りない部分は周囲が都度、サポートをしてくれました。

幅広い業務をこなしながら知識を習得&希望に応じた環境を提供

編集部

さまざまな職種の方が在籍するアディーレ法律事務所さんの場合、勤怠管理や採用など一般企業の人事職とは異なる業務が多いと思われます。御社の人事職の特徴についてお聞かせください。

安田さん

私がもともとやっていた労務系の業務は、安全衛生や産業医の管理、労務トラブルの対応、給与計算など多岐にわたります。限られた人員で業務を回していくからこそ、幅広く全体の知識を身につけられるのが当事務所の特徴です。

また、その道を極めたい者にはそれに適した環境を、幅広い経験を積みたい者にはそのような場を設けるといった組織体制を整えています。人事課では質問を受けたら必ずその場で対応することを徹底していることも特徴の1つです。

編集部

鈴木康平さんのお話にもあったように、アディーレ法律事務所さんでは限られた業務だけではなく、さまざまな業務を経験することでキャリアを積むことができるのですね。

無理のない働き方ができるアディーレの組織力を実感

アディーレ法律事務所弁護士(池袋本店)の鈴木実乃里さん

編集部

鈴木実乃里さんは専門職である弁護士として活躍されていますが、入所から2年目を迎えた現在の率直な思いをお聞かせください。

鈴木実乃里さん

周りの人に頼ったり聞いたりすることがしやすい組織であることは、専門職の立場でも感じます。誰に何を聞いても親身に対応してもらえることが、入所をして感じる働きやすさの1番のポイントです。

他事務所に勤務する同期のなかには、時間に追われ、人によってはオーバーワークと感じることもあるのですが、当事務所は働き方の柔軟さが群を抜いていると感じます。無理のない働き方ができるのは、アディーレの組織力によるものだと思います。

編集部

個別の案件についてはお答えできないこともあると思われますが、鈴木実乃里さんは弁護士として、どのような分野を担当されているのでしょう。差し支えない範囲でお聞かせいただければ幸いです。

鈴木実乃里さん

私は、B型肝炎ウィルスに感染した方を専門に扱う部署に所属しています。B型肝炎ウイルスに感染した方は病態に応じて、国から給付金が支給される可能性があり、給付金請求ができる方を対象に和解に向けて資料を集めたり、カルテを読んだりする他、依頼者様の対応などを担当しています。

編集部

いま改めて思う、アディーレ法律事務所さんの魅力についてお聞かせください。

鈴木実乃里さん

過去の判例など蓄積された知識を属人化するのではなく、全てチームの知識になっていることに魅力を感じます。これまで培ってきた知識を惜しみなく共有する当事務所は、入所から間もない私のような新人弁護士でも、ノウハウを活かしながら被害者救済に尽力することができます。

事務員研修は実践形式。トレーナーはなんでも聞ける一番の理解者

談笑中のアディーレ法律事務所の鈴木康平さんと安田さん、鈴木実乃里さん

編集部

お三方のお話を伺い、周囲の手厚いサポートが共通認識にあることがわかりました。それを踏まえ、アディーレ法律事務所さんの研修制度について、人事課の安田さんよりお聞かせいただけますでしょうか。

安田さん

新卒採用の事務員は、ビジネスマナーや機器の使い方についてなどの基礎的な研修を受けたのち現場に配属され、配属された部署で実践と研修を重ねながら一人前の事務員へと成長していきます。

例えば、私が課長代理になってからは、人事課内での知識向上のために月に1回、1時間の研修を実施しています。仮に、将来的に転職をすることになってもその先で人事のスペシャリストとして活躍できることを意識し、教育をしています。

編集部

アディーレ法律事務所さんの管理業務の研修は座学による研修よりも、実践的な研修に重きをおいているのでしょうか。

安田さん

部署によっては座学研修を実施しているところもありますが、人事課においてはまず、簡単な作業から入り、徐々に複雑な業務に触れるといった実践形式を重視しています。人事は座学では説明が難しい曖昧な業務もあるので、任せられる仕事を少しずつ増やし、スキルを身につけることを大切にしています。

また、新入社員に付くトレーナーは忙しいことを理由に新人教育を後回しすることがないよう、業務配分を心がけ、メンターとしてなんでも相談できる関係性を築いています。

編集部

なるほど。1番の理解者であるトレーナーが常にサポートにあたることで、新入社員は安心して業務に邁進することができますね。

全体の6割が女性社員。ライフステージの変化に応じた働き方ができる

アディーレ法律事務所の社員の仕事風景
▲女性活躍が目覚ましいアディーレ法律事務所では、ライフステージの変化に応じ、柔軟な働き方を選択できる

編集部

アディーレ法律事務所さんでは全体の6割が女性社員と伺っております。女性がいきいきと活躍できる制度や工夫などがあればお聞かせください。

安田さん

産休・育休といった基本的な制度はもちろん、妊娠中でもつわりなどで体調が優れない時は先んじて休業が取れる制度があります。当事務所の管理職は自身も産休・育休から復職している者が多いので、ライフステージの変化や妊娠、出産による体調の変化、子供の突発的な体調不良などに理解があることもポイントです。

例えば先日、人事課では2人のお子さんが立て続けにインフルエンザに罹患し、2週間の休暇を余儀なくされた社員がいました。このような場合も休む者に後ろめたさを感じさせないような雰囲気づくりを大切にしています。

編集部

子育てに対する理解があるアディーレ法律事務所さんのカルチャーは、女性社員のみならず、全ての社員にとっても働きやすさの指標になると感じました。

復職条件の丁寧なヒアリングがキャリアとの両立を後押し

編集部

女性が家庭とキャリアを両立する際、アディーレ法律事務所さんではどのようなサポートをされているのでしょうか。

安田さん

産休・育休に入った時だけではなく、スムーズに復職できる環境を整えています。復職する際の働き方の条件や保育園の状況などは人事が細かくヒアリングしてから部署に調整を掛け、柔軟な働き方に対応するよう働きかけています。

復職後に課長職などマネジメント業務を担う者や、課長補佐を担っている者が多いことからもわかるように、当事務所はキャリアに関して性別や年齢は一切関係ないので、出産や育児によってキャリアを諦める必要は全くありません。

また、当事務所では女性だけでなく、男性弁護士も1年以上の育休を取得するケースもあります。

長期的なライフプランが描けるアディーレの働き方

編集部

女性活躍への支援が手厚いアディーレ法律事務所さんの働く環境を、鈴木実乃里さんはどのように感じていらっしゃいますか?

鈴木実乃里さん

現在、私が所属する部署では、イギリス在住の女性弁護士が部長を務めているのですが、業務はリモートで行っています。

このような柔軟な働き方や、産休・育休から復職した社員、時短勤務などの働き方を目の当たりにすることで、出産、育児を経ての長期的なライフプランを描けることに安心感を覚えます。

編集部

部長職に就いている鈴木実乃里さんの上司のように、アディーレ法律事務所さんには目標とするキャリアを歩んでいる方が多いのでしょうか?

鈴木実乃里さん

家庭とキャリアを両立している女性管理職は多く、自分のキャリアパスを描く意味でもとても励みになります。

編集部

ロールモデルとなる働き方を実践している上司の存在は、働くうえでのモチベーションアップにもつながりますね。

自分らしい生き方、働き方を邁進するアディーレの女性社員

アディーレ法律事務所総合事業部次長の鈴木康平さん

編集部

ここまで、女性視点でのアディーレ法律事務所さんの女性活躍について伺いましたが、鈴木康平さんから見て、女性の方が生き生きと働いていると感じることがあればぜひ、お聞かせください。

鈴木康平さん

2人から話があった通り、働きやすさという意味では、有休が取りやすいことや、急遽子供を病院に連れて行くため勤務時間を変える、急用のため時間休を取得するなど、柔軟な対応ができていると感じます。

チームには男性も女性も所属していますが、出産や育児がキャリアに影響することはなく、自分らしい生き方、働き方を見つけ、いきいきと仕事に向き合っている者が多いように思われます。

安田さん

人事課としても、鈴木康平さんをはじめ、マネジメントを担う男性管理職は、女性のキャリア支援に理解があり、配慮してもらっていることを感じています。

編集部

アディーレ法律事務所さんではあえて女性活躍に力を入れていることをアナウンスせずとも、女性が家庭とキャリアの両立をすることは当たり前のこととして支援されているのですね。

組織力とベンチャーのスピード感を兼ね備えたアディーレ法律事務所

インタビューに応じるアディーレ法律事務所の鈴木康平さんと安田さん、鈴木実乃里さん

編集部

ここで改めて、お三方に伺います。アディーレ法律事務所とは、どのような職場だと感じますか?率直な思いをお聞かせください。

鈴木実乃里さん

当事務所は弁護士事務所でありながら、一般企業に近い働き方ができているように感じます。その背景にあるのが組織力による分業制です。組織がしっかりしているからこそ、法律相談などを通して価値を提供できることに魅力を感じます。

安田さん

私も法律事務所というよりも企業に近い、しかもベンチャーのような印象を持っています。新しい取り組みに対し、データとして根拠を示すことができれば、部長から代表に話をしてもらい、承認を得て実行といったように、決定までとてもスムーズです。

鈴木康平さん

当事務所の特徴を一言で表すなら、「人間関係が良い」ことです。私自身、入所前は弁護士事務所の仕事といえば、「弁護士から指示を受け、雑用をこなす」というイメージを持っていたのですが、当事務所では弁護士の先生と事件処理を一緒にやったり、飲みに行ったりできるフラットな関係が築かれています。

部署間の連携もスムーズなので、他の課長陣や自分の部下も含め、良好な関係がカルチャーとして根付いているように感じます。

提案した時間休制度が採用、導入へ。アイデアをスピーディーに受け入れる風土

アディーレ法律事務所総合企画部人事課課長代理安田有里さん

編集部

安田さんにお聞きします。アディーレ法律事務所さんのベンチャーのような組織体制を示す実例があれば、ご紹介いただけますでしょうか。

安田さん

2023年の4月度から導入した時間休制度は、従業員がより柔軟な働き方を選択したいという要望に沿って、導入に至りました。従来は1、2時間の私用であっても半休を取る必要があったのですが、時間休を導入したことで休暇の取得がよりスムーズになりました。

法律事務所と聞くと堅いイメージを持つ方も多いと思われますが、当事務所の場合はより良いことへの取り組みにおいては対応が柔軟であり、スピード感もあると感じています。

編集部

時間休の導入によって、変化を感じることはありますか?また、提案に至った理由についてお聞かせください。

安田さん

時間休を含め、有休の取得率が上がったことを実感しています。管理職の方や人事課としての管理は少し大変にはなりますが、事務所が社員に寄り添う姿勢を具体的に示したいという思いから、制度導入を提案しました。

アディーレ法律事務所の社員の仕事風景
▲時間休制度の導入によって有休の取得率が上がり、時間を有効活用する社員が急増

編集部

この新しい制度の導入を、社員のみなさんはどのように感じているのでしょう。

鈴木康平さん

安田さんが申したように、1時間だけ早く帰りたい時でもこれまでは半休を申請する必要がありましたが、新しい時間休制度の導入により、時間を有効活用できているような印象を受けます。

編集部

社員の思いに寄り添った素晴らしい制度を、経営陣が積極的に聞き入れて、採択に至ったことにアディーレ法律事務所さんの柔軟な企業姿勢を感じました。

良好な人間関係が根付く環境のなかで、成長したい方を歓迎

アディーレ法律事務所の笑顔の社員

編集部

アディーレ法律事務所さんの組織力や若手・女性活躍のカルチャーを知り、従来の法律事務所のイメージとは違った印象を受け、魅力を感じた読者は多いと思われます。最後に、採用におけるメッセージをお願いします。

鈴木実乃里さん

当事務所の魅力は、なんといっても誰に聞いても親切に教えてもらえる環境です。言葉だけではイメージできないと思われるので、興味のある方はぜひ、当事務所の採用説明会などに実際に足を運んでいただき、オフィスの雰囲気を感じてくださいね。

安田さん

人事としては求める人物像というものはなく、その方に合った部署に配属することを大切にしています。こういう領域の仕事を頑張りたい、管理職を目指したいなど、意欲があれば任せてもらえる環境なので成長意欲のある方はぜひ、ご応募ください。

また、新卒の方においては事務所説明会や裁判所見学などのイベントも準備しているので、こちらについてもご興味があれば人事課にお問い合わせいただければ幸いです。

鈴木康平さん

先ほども申し上げたように、当事務所は人間関係が非常に良好な職場です。ただ、その中で成果を出していくためにはやはり意欲と努力が必要だと思います。このような環境で成長したい方を歓迎しますので、ぜひ興味を持った方はお声がけください。

編集部

今回のインタビューを通し、従来の法律事務所が持つ、堅いイメージとは大きく異なるアディーレ法律事務所さんの組織力やオープンな社風、社員のライフスタイルに寄り添った働き方を知ることができました。

本日はありがとうございました。

■取材協力
アディーレ法律事務所:https://www.official.adire.jp/
採用ページ:https://www.adire.lawyer/recruit/