ケアの仕事を誇れる世の中に。株式会社クラウドケアだから実現できるヘルパーの働き方

社会課題の解決に寄与する事業を展開し、成長を続ける企業を特集するこの企画。今回は、株式会社クラウドケアにお話を伺いました。

株式会社クラウドケアは介護や生活支援を必要とする高齢者や障害のある人、介護スキルを提供するヘルパーをマッチングするプラットフォーム「Crowd Care(クラウドケア)」の開発運営を行う企業です。「ケアを通して、多くの人々を幸せにする。」をミッションに掲げ、ケアを提供する人、ケアを必要とする人、ご家族様がメリットを享受できるサービスを設計しているのが特徴です。

今回は代表取締役CEOの小嶋さんに、高齢化や介護の担い手不足が深刻化する中での事業の意義やサービスの強み、ヘルパーとして「Crowd Care」に登録して働くメリットについてお話を聞かせていただきました。
(※)本記事内では、会社名を「クラウドケア」、サービス名を「Crowd Care」と表記しています。

本日お話を伺った方
株式会社クラウドケア代表取締役CEO小嶋さん

株式会社クラウドケア
代表取締役CEO

小嶋 潤一さん

高齢化と介護職の担い手不足の社会課題を解決するクラウドケア

クラウドケアのサービス仕組み図
▲「Crowd Care」のサービスイメージ

編集部

まずはクラウドケアさんの事業概要を教えてください。

小嶋さん

私たちは、ケアを必要とする方と介護サービスや生活支援を提供するヘルパーさんのマッチングプラットフォーム「Crowd Care(クラウドケア)」を運用しています。

ケアを受ける方が安心して使用できるサービスの提供、そしてヘルパーさんのやりがいや仕事に見合った報酬の実現を通じ、「誰もがケアの仕事を誇れる世の中」をつくっていくことを目指しています。

編集部

高齢化の進行や介護業界の担い手不足が社会課題となっていますが、クラウドケアさんの事業の意義というのはどういった点にあると思われますか?

小嶋さん

高齢化に伴い増大してくるさまざまな介護や生活支援サービスのニーズに、きめ細かく対応できるという点がクラウドケアの事業の大きな意義であると考えます。その理由の1つに、クラウドケアがあえて介護保険外の自費サービスを提供しているということがあります。

介護保険制度は「介護が必要な人を社会全体で支える制度」として機能している一方で、いくつかの課題を有しています。例えば公的な介護保険サービスでは通院の付き添いを受けられないなど、利用できるサービスが限られるというのも課題の1つです。またサービス利用に必要な介護認定が下りるのに時間を要す点や、介護度によって利用できる回数・時間に制限があるといった点も人によってはネックとなるでしょう。

そのためクラウドケアでは、公的な介護保険サービスで提供している訪問介護などのケアを自費サービスとして提供することで、認定や介護度といった公的制度に関する課題をクリアにして、多くの方により便利にケアを受けてもらえるようにしています。

また日常のちょっとした手助けなど、公的制度の隙間を埋めるようなきめ細やかなサービスも提供しているのもポイントです。今後のさらなる高齢化の進行を見越して、国では介護保険制度の適用範囲を狭めていく方向で動いており、保険外サービスの併用を呼び掛けています。我々のサービスは、そういった社会の流れに合致したものであるといえるでしょう。

またクラウドケアのサービスを通じて、介護業界の担い手不足の解消に寄与することも目標の1つです。クラウドケアには、ケアのスキルを持っていながらさまざまな理由で介護職に就いていない方、経験はないけれど介護職に興味がある方など、多様な方にヘルパーとして活躍いただける仕組みがあります。

さらに人材不足の大きな要因である報酬面などの待遇改善を図り、介護職の価値を高めて人材獲得につなげていけたらと考えています。

編集部

まさにSDGsにおける「すべての人に健康と福祉を」というゴールに寄与する、社会的意義の高い事業を展開されているんですね。

ユーザー登録者数4,000人超。成長を支える3つの強み

編集部

「Crowd Care」には現在、どのくらいの数のユーザー、ヘルパーが登録されているのでしょうか。

小嶋さん

Crowd Careは首都圏の1都3県でサービスを展開しており、全体でユーザー登録者数は4,000人を超えています。働き手であるヘルパーさんも1,000人超が登録してくれています。

編集部

サービスの利用者が増えた要因はどういった点にあると思われますか?

小嶋さん

ユーザー様から支持を得ているクラウドケアの強みは大きく3点あると考えます。

1つ目が、スピーディな対応とマッチング精度の高さです。我々は24時間365日サービスを承っており、急なご依頼にも対応可能です。さらに経営陣の介護現場での経験も踏まえ、ご依頼内容に対して必要なスキルを独自システムで適切にマッチングしています。要望に合うサービスをスピーディに受けられるのは、他にはないクラウドケアならではの魅力といえるでしょう。

2つ目が、価格の安さです。保険外サービスの懸念点として、保険サービスよりも高額になってしまうということがあると思いますが、Crowd Careを利用する場合、内部コストの削減などを通じて通常の保険外サービスよりも低価格なサービス提供を実現しています。例えば在宅サービスは1時間2,500円から3,000円(税抜)で、通常の保険外サービスの半額以下という業界でもおそらく最安値の価格設定となっています。

3つ目が、お客様満足度98%の評価をいただいている介護サービスのクオリティです。クラウドケアではご登録いただいたヘルパーさんに対して、必ずひとりひとりと対面の面接審査を行っています。自宅に伺ってサービスを提供するという業務性質上、スキルはもちろん人間性にも重点を置いて審査を行います。

さらにサービス提供開始後も研修やお客様からの評価のフィードバックなどによりスキルアップを図り、安心してサービスを受けていただける体制を整えています。

スピーディに低価格で使用でき、質も担保されているというこの3つの強みを武器に、ユーザー様に支持を獲得してきたことがクラウドケアの成長につながっていると考えています。

専業ヘルパーとしても活躍できる、クラウドケアでのヘルパーの働き方

クラウドケアのヘルパーさんの通院付き添いイメージ
▲通院への付き添いなど、さまざまなサービスを提供

編集部

登録されているヘルパーさんの働き方について伺います。皆さんはどのような働き方をされているのでしょうか?

小嶋さん

介護保険サービス提供事業所で正社員として働き、副業やアルバイトとして「Crowd Care」に登録している方もいますが、基本的に皆さんフリーランスのヘルパーです。クラウドケアの仕事のみで月50万以上を稼いで生計を立てている方も徐々に増えてきています。

編集部

「Crowd Care」に登録するための条件などはありますか?

小嶋さん

Crowd Careは資格を持っていなくても登録可能です。実際の介護現場でも有資格者以外が働いているケースは多く、資格がなくてもスキルを磨いている方がたくさんいます。そういった方にも広くクラウドケアで活躍いただきたいと思っています。

また、介護経験がない方も対象としています。介護サービスだけでなく、買い物の代行支援や家事支援などの生活支援サービスも提供しているため、ケアの知識やスキルがなくてもできる仕事が多いのがCrowd Careの特徴です。

編集部

介護サービスのヘルパーというと特別な技術がいるのではないかと身構えてしまう方も多いと思いますが、かなり間口を広く人材を受け入れているんですね。

小嶋さん

介護業界の担い手を増やしていくためにも、クラウドケアを介護業界のキャリアの入口としていただけたら、というのが我々の思いです。クラウドケアで経験を積んだ上で改めて勉強したり資格を取ったりと、さらなるステップアップにつなげてもらえると嬉しいです。

ただし条件を緩和している分、先ほども説明した通り本当に適性のある人材かどうかの見極めは当社の対面面接を通じてしっかりと行っています。一般のご家庭にお伺いしてサービスを提供するため、お相手に不快な思いをさせないか、寄り添ったケアができるかなどを独自の基準でチェックし、サービスの質を担保しています。

株式会社クラウドケアのヘルパー面接の様子
▲ヘルパー面接を行い、スキルや人柄を独自の基準でチェックすることでサービスの質を保つ

編集部

面接を経て正式にクラウドケアのヘルパーとなった後は、どのように働くことになるのでしょうか。

小嶋さん

まずはクラウドケア独自のオンライン研修を受けていただき、接遇面や心構え、サービス提供のルールなどを学んでいただきます。かなり手厚い研修内容となっているため、介護業界の未経験者でも、研修後すぐに働いていただくことができます。その後、面接で確認したスキルに応じて仕事をマッチングしていくという流れです。

ヘルパーとして仕事を開始した後は、お客様からの評価を随時フィードバックしながらサービスの質の向上につなげています。またクラウドケアでは新たに身につけたスキルがあれば自己申告していただくようにしています。自分の頑張り次第で仕事の幅をどんどん広げていけるため、スキルアップするモチベーションになっているようです。

ヘルパーの報酬とやりがいを両立。安心して働けるセーフティーネットも整備

編集部

クラウドケアでヘルパーとして働く上でのメリットにはどのようなことがありますか?

小嶋さん

介護業界の相場よりも高い報酬が得られることは、クラウドケアならではの大きなメリットです。まず基本時給が1,500円から2,000円と高く設定されています。時給は基本的に下がることはなく、一定の水準に達した方は上げるなど順次改定をしています。

またユーザーの方が気に入ったヘルパーさんを指名できるため、指名されたヘルパーさんには指名料が加算されるのもポイントです。ヘルパーさん側も指名されるように丁寧なサービスを心がけるため、ユーザーにとってもメリットのある仕組みとなっています。

さらに直前のご依頼をお引き受けいただく場合は割り増し料金も加算されます。場合によっては時給が1.5倍まで上がる場合もあるんですよ。最大で3,000円超の時給で働くことも可能です。

報酬面だけでなく、ヘルパーとしてやりがいを感じながら経験値を積んでいけるのもクラウドケアのメリットです。公的なサービスの場合ではできないことでも、クラウドケアならできるというケースが多くあるんですよ。お客様のご要望に応えられるサービスを提供できることは、ヘルパーさんにとって何よりのやりがいにつながっていると思います。

クラウドケアのヘルパーさんカラオケ付き添いイメージ
▲「カラオケ付き添い」など、幅広いサービスの提供を通じてやりがいや経験を得る

編集部

「誰もがケアの仕事を誇れる」という御社のビジョンの通り、やりがいと報酬の両方を得ながらヘルパーの仕事ができるんですね。

対人の仕事ということで万一の事故が起こった際の対応に不安を感じる方もいるかと思いますが、その点はいかがでしょうか。

小嶋さん

クラウドケアでは万一の事故に備えて対人・対物の補償がある賠償責任保険に加入しています。またフリーランスで働く場合は勤務中の怪我などの補償に不安を感じる方もいると思いますが、上乗せで傷害保険にも加入しているため、ヘルパーさんの仕事中の怪我も補償しています。

クラウドケアとしてセーフティーネットを用意して、ヘルパーさんに安心して働いていただける環境をしっかりと整えています!

ノルマは一切なし!ヘルパーとして自分らしく働きたい方はぜひ応募を

株式会社クラウドケア代表取締役CEO小嶋さん

編集部

最後に、「Crowd Care」に登録して仕事をしてみたいと考えている方に向けてメッセージをお願いします。

小嶋さん

クラウドケアはノルマなどは一切なく、自分のペースで働いていただける柔軟なプラットフォームです。

クラウドケアのヘルパーだけで生計を立てている方もいれば、半年に1回しか仕事をしていない方までさまざまな方にご活躍いただいています。ぜひお気軽にヘルパー登録していただき、我々の仲間になっていただけると嬉しいです。

編集部

小嶋さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

株式会社クラウドケアの基本情報

住所 東京都渋谷区渋谷3-1-1PMO渋谷2・2階
事業内容 訪問介護・家事・生活支援マッチングプラットフォーム「Crowd Care(クラウドケア)」の開発・運営
設立 2016年8月2日
公式ページ https://www.crowdcare.jp/
採用ページ https://www.crowdcare.jp/
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