社会課題の解決に寄与する意義の高い事業展開で、急成長を続ける企業を紹介するこの企画。今回はCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」をはじめとした、気候テックサービスで企業の脱炭素・サステナビリティ経営をサポートするアスエネ株式会社にお話を伺いました。
気候テック領域をリードするアスエネ株式会社
アスエネ株式会社では「次世代によりよい世界を」をミッションに、気候テック領域に取り組む企業です。企業のサステナビリティに寄り添うソリューションの提供により、脱炭素社会の創造に貢献する社会的意義の高いサービスを展開しています。
会社名 | アスエネ株式会社 |
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住所 | 東京都港区虎ノ門1-10-5KDX虎ノ門一丁目ビルWeWork4階 |
事業内容 |
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設立 | 2019年10月 |
公式ページ | https://earthene.com/ |
2019年の創業以来、アスエネが提供するサービスは高い支持を受け、会社としても成長を続けています。そんなアスエネの成長の要因や、若手活躍の背景について、営業本部 営業部 リーダーの大山さんにお話を聞かせていただきました。
企業のサステナビリティをサポートする『アスエネ』
編集部
まずはアスエネさんの事業内容について簡単に教えてください。
大山さん
アスエネでは企業や自治体がサステナビリティに取り組む際のサポートを行う、気候テック領域のBtoBビジネスを展開しています。CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスの『アスエネ』と、企業のESG評価クラウドサービスの『アスエネESG』のサービス提供に加え、SBIホールディングスとの合同会社である、カーボンクレジットの排出権取引所『Carbon EX』の運営も行っています。
編集部
大きく3つの事業を展開されている中でも、特に主力商品となるのが『アスエネ』だと思いますが、こちらは具体的にどのような内容のサービスなのでしょうか。
大山さん
『アスエネ』は企業の脱炭素経営の取り組みにあたって、複雑なCO2排出量の見える化業務をサポートするサービスです。もちろんカーボンニュートラルを実現するにはCO2排出量が分かればそれでOKというものではないため、その先のCO2排出量の削減や情報開示の部分までワンストップでご支援をしています。
企業は、環境への思いを強く持ってポジティブな活動をしていきたいものの、実際に取り組みを進めるにあたって具体的に何をしたら良いのか分からない、という方も少なくありません。これは、ダイエットに例えるならば「体重を減らすために、まずは体重計に乗り、現状把握をすること」と同じです。脱炭素経営に取り組む企業の担当者とともに、国際規格での計算方法にのっとった正確なCO2排出量の見える化と、その上で具体的な削減方法や情報開示のコンサルティングを通じて伴走支援していく、というのがアスエネのサービス内容です。
編集部
確かにかなり専門的な領域なので、企業が自力でCO2排出量の算定、見える化を仕組み化していくのは大変ですよね。そういった思いを行動に移していく上でサポートをされているのがアスエネなんですね。
大山さん
その通りです。CO2排出量の算出と一口にいっても、その計算方法も1つではありません。会社ごとに適した計算方法を見つけるのにもノウハウが必要ですし、算出作業自体も複雑で大変なので、そこを効率化していく点でお役に立てているのではないかと思います。
成長を支えるサービスの強みと、社会の変化に対応する「組織力」
▲PR・広報部の伊集さん
編集部
アスエネは2019年10月の設立以来、4年強で急成長されていらっしゃいますよね。成長を裏づけるような数字があれば教えてください。
伊集さん(広報ご担当)
『アスエネ』は、2023年12月時点で5,000社以上の企業様に導入いただいており、CO2排出量見える化サービスの累計導入社数は国内ナンバー1(※)となっています。
※自社調べ(2023年12月末時点)
サービスの成長に伴い組織も拡大しており、会社設立当初は数人だったのが、現在は200名を超えています。今も毎月多くの新規メンバーが参画している状況です。国内だけでなくシンガポール・アメリカにも現地法人を置き、グローバルな展開を進めているのもアスエネの特徴です。
編集部
会社の急成長を支えている要因は何だと思われますか?
伊集さん(広報ご担当)
まず、CO2排出量の見える化だけではない、幅広いお悩みに対応できるという『アスエネ』のサービス自体の強みは大きいですね。企業がサステナビリティに取り組む上でのあらゆるお悩みを解消するワンストップソリューションを提供できる強みが、多くの企業に選ばれる要因になっていると思います。
ただしCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス『アスエネ』だけがアスエネ全体の成長を支えているわけではありません。急成長の背景には市場の変化に素早く対応してきた、当社ならではの強みがあると考えています。
2050年カーボンニュートラル宣言の採択もあり、ここ数年で環境に対する世間の関心は非常に高まっています。それに伴いサステナビリティへの取り組みも多様化・複雑化しているのが特徴です。例えば近年では、E(環境)の部分だけでなくS(社会)・G(ガバナンス)にも重点を置く「ESG経営」への注目が高まっていますし、脱炭素社会への取り組みも生まれています。そういった社会の急速な変化や関心の広がり・深まりといった部分に素早く対応し、新たなサービスを提供できているのが、アスエネの他にはない特徴です。
編集部
アスエネがそういった変化に素早くキャッチアップできているのはなぜなのでしょうか。
大山さん
グローバルも含めて200名を擁する組織全体で気候テックに立ち向かっている、この組織力が大きいのではないでしょうか。
例えば私の場合は営業部に所属していますが、そこで得たお客様の声を開発部門やコンサルティング部門に伝え、チームでお客様をご支援しています。拡大しつつも一丸となってサステナビリティに貢献していく、その組織力がアスエネの大きな強みであり、社会的意義でもあると考えています。
平均年齢32.7歳。若手が刺激し合える環境
編集部
続いて若手活躍のテーマについて伺います。現在のアスエネの会社全体の平均年齢はどのくらいなのでしょうか?
大山さん
会社の現在の平均年齢は32.7歳で、20代後半から30代前半のメンバーがいます。年齢やバックグラウンド問わず、幅広いメンバーが刺激し合いながら成長できる環境があります。
編集部
なるほど。若手を中心としつつも幅広い年齢層の方が活躍していらっしゃるのですね。
若手の活躍ということで、大山さんご自身のこともお聞かせください。大山さんはどのような経緯でアスエネにジョインされたのでしょうか。
大山さん
前職はあまりマーケットシェアの変化がない業界にいたため、これからどんどん市場が成長していくような環境に身を置いてみたいと思っていました。その中でも脱炭素の領域に興味があったことから、約1年半前にアスエネに入社しました。
実際にアスエネで仕事をする中で、市場の成長や組織の急速な拡大の中で、自分自身も成長させてもらっていると非常に感じています。取り扱っている商材も世界のカーボンニュートラル達成に貢献するものであるため、社会的に意義の高い事業に携わっている実感を得ながら仕事ができていますね。
経営陣とも近い距離感。COOからの直接のアドバイスが成長の秘訣
編集部
大山さんは、現在どのようなお仕事をされているのか教えてください。
大山さん
営業部にあるチームの内、1つのチームをリーダーとして任せていただいています。基本的にはプレイングマネージャーのような形で、自分自身もしっかりと営業の目標達成に向けて行動しつつ、複数人のチームメンバーのサポートもしています。
編集部
若くしてリーダーとしてご活躍されているのですね。御社には、年齢に関係なく重要なポジションを任せてもらえる環境があるのですか?
大山さん
アスエネには年齢を問わず、自分の意思をもってやりたいことを発信する姿勢をウェルカムに受け入れてくれるカルチャーがあります。評価体制も年数なども関係なくフラットでスピーディーなのが特徴です。本人が希望していて、なおかつ結果を出しているのであれば、年齢や年数に関わらず希望するポジションに就くことができる環境がありますよ。
編集部
サポートやフォロー体制としては、どのようなものがあったのでしょうか。
大山さん
成長する上で最も大きいと感じたのは、COOの岩田から直接アドバイスをもらえる環境があったことです。自分の商談に同席してもらい岩田の商談の進め方を直接見たりする機会を通じてすごく成長していくことができました。
社内では、営業ノウハウも体系的にマニュアルとしてまとめられています。それを見ながら自分で「こうしよう」と計画を立て、現場で実践し、分からないことがあれば直接質問してアドバイスを受けられる。このPDCAを回していける環境が成長を後押ししてくれたのではないかと思います。COOから直接指導を受けられるのはこの規模の組織ならではのことなので、とてもありがたいなと感じます。
編集部
アスエネさんには経営陣の方も含めて距離が近い環境があるのでしょうか?
大山さん
はい、物理的にも精神的にも非常に近い距離感で仕事ができています(笑)。定期的に社内メンバーとの懇親会もあるので、プライベートの話も仕事の話も非常に相談しやすい雰囲気があります。シャッフルランチなどで他の課とも交流を深める機会があるので、横のつながりをつくりやすいのも魅力ですね。
編集部
フラットな距離感の中で相談できることは、成長していく上でとても大切ですよね。先ほどお話されていた「組織力」というのも、そういった機会も通じて育まれていっているんだなと感じました。
社員の行動指針となるアスエネの「10のバリュー」
編集部
その他にも、アスエネでの若手社員の成長につながるようなカルチャーや制度があれば教えてください。
大山さん
アスエネでは「Integrity(誠実に相手目線に立つ)」「Ownership(圧倒的当事者意識)」といった10個のバリューを設定しています。このバリューが、自分がアスエネで成長していく上での指針になっていると感じることはありますね。
編集部
大山さんが10個のバリューの中で特に意識しているものは何ですか?
大山さん
「JISEKI(自責をもつ)」というバリューです。アスエネはスタートアップでまだまだ組織も整っていない分、結構言い訳がしやすい環境でもあるんですね。何か失敗やうまくいかないことが起きたときに、それでも他人のせいにせず自分自身に矢印を向けて、改善すべき部分を見つけることが成長する上でとても大切だと考えています。
一方で、組織やチームにも目を向けることが大切です。うまくいかない点の原因が組織にあるなら、そのための改善点についてしっかりと意見を持ち発信することも、自分自身や会社を成長させていく上で重要だと思っています。
成長を実感し、仲間と高め合える環境で働きたい方はぜひ
編集部
最後に、アスエネに興味を持った読者の方に向けてメッセージをお願いします。
大山さん
アスエネに入社して、月曜日が来るのが楽しみになりました。それくらい、やりがいを感じながら楽しく働けているのは改めて良い環境だなと思います。
それがなぜかというと、成長できる環境の中に身を置いて、実際に自分の成長を実感できているからです。社内には自分と歳の近い若手メンバーも多くいるため、仲間と一緒に頑張ろうという雰囲気がある中で働けるのも魅力です。
伊集さん(広報ご担当)
アスエネは常に成長を見越して拡大を続けています。脱炭素という大きな課題を解決するためには、仲間がさらに必要だと思っているので、興味を持った方はジョインしていただければと思います。アスエネでは月に一度「Meetup」というイベントを実施しており、その中でCOOの岩田と直接話したり、メンバーとカジュアルに話したりできます。ぜひお気軽に参加してもらえたら嬉しいです!
編集部
社会的に意義の高い事業に携わるやりがいと、仲間と一緒に成長していけるやりがい、アスエネにはその両方を実感しながら仕事ができる環境があることが伝わりました。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
■取材協力
アスエネ株式会社:https://earthene.com/
採用ページ:https://earthene.com/corporate/recruitment