この記事を読んでいる方は「保育士から異業種への転職を考えているけど、どの職種がいいのだろう」「保育士だけしか経験したことないけど、未経験分野にチャレンジできるのかな」といった疑問をお持ちの方だと思います。
そこで今回、大手転職エージェントで現役アドバイザーをしている三浦さんと、実際に保育士から事務職へ転職した足立さんへ保育士からの転職についてお話を伺いました。とても参考になる記事なので、ぜひ最後まで読んでください。
- 保育士から異業種へ転職している人の割合
- 保育士から事務職への転職を成功させた人の実体験
- 転職をする際にエージェントを利用するメリット
- 成功する転職の進め方と円満な保育園の辞め方
保育士だった足立さんは、転職エージェントを使って転職を成功させました!
経験求人を多く扱っている大手転職エージェントをいくつか紹介するのでぜひ参考にしてください。
サービス名 | 特徴 |
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求人数が業界トップクラスのため、未経験OKの求人が多い。 事務・営業・福祉・IT業界など幅広い選択肢があるので、「保育士以外の仕事をたくさん知りたい」「条件を妥協せずに選びたい」という方におすすめ。 |
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担当者の手厚いサポートが評判のdoda。 「保育の経験しかないから異業種に転職できるか不安」「そもそも何をやりたいのかわからない」という方でも、担当者があなたのやりたいこと・スキル・強みを言語化して徹底的にサポート。 |
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首都圏だけでなく、地方の求人も多い。 「里帰りしたいけど、保育士以外にどんな仕事があるんだろう?」「転職後も地元で働きたい」という方におすすめ。 |
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新卒3年未満(=第二新卒)に特化した転職エージェント。 第二新卒にあたる保育士の方で「新たな分野に挑戦したい。社会人歴短いけど大丈夫かな」と不安な方は、マイナビジョブ20’sを使いましょう。 |
保育士から転職を考える人の現状と悩み
保育士は専門的な資格のいる仕事のため「他の業種に活かせないのでは…」「本当にこのまま転職していいの?」と悩む方も多いと思います。
そこでここでは「実際に保育士からの転職ってどうなの?」という疑問を解決すべく、その実態を調査!
保育士から異業種へ転職した人の実態や、56人からのアンケートでわかった保育士を辞めた理由、と、実際に異業種への転職をした足立さんのお話を紹介していきます。
これを読めば保育士の転職のリアルがわかるので、転職をするかまだ決断できていない方は判断材料の1つにしてみてください。
保育士が転職する理由って何?
最初に保育士の転職の実情について理解するため、保育士から異業種へ転職した56名の方にクラウドワークス(ネットサービス)を通じて調査した「保育士を辞めようと思った理由」のデータをご紹介します。
すると下記の図のような結果になりました。
1位は「給与が安い」(23%)で、この結果からも5人に1人は経済的な理由で転職を考えていることがわかります。また保育士という仕事は仕事量も多く、残業やサービス残業もあるため、そういった点が負担になったとの回答が2番目に多かったです(回答結果の17%を占める)。
その次に、職場の人間関係・今後のキャリアのためが3番目に多い(15%)転職理由となりました。
転職は勇気のいる決断ですが、このような悩みで保育士を辞めたとしても、多くの人が異業種への転職に成功しています。
このアンケートを回答した56人中54人(96%)が、「転職をしたことで、保育士を辞めるきっかけとなった悩み(転職理由)が消えた」と回答。このことからも、保育士からの転職は上記のような悩みを解決することができると言えます。
もう少し転職について深掘りをするため、保育士から異業種へ転職した人の割合について言及していきます。
そもそも「保育士から異業種への転職」の割合ってどれくらい?
「保育士から異業種ってイレギュラー?」
いざ転職を考えるとそんな不安が頭をよぎると思いますよね。
そこで、転職をした保育士の中でどのくらいの割合の方が異業種へ転職しているのか、厚生労働省が発表しているデータを調べました。
グラフを見るとわかるように、退職した保育士のうち53%はそのまま保育業界へ転職。
残りの47%は他の業界(福祉業界含む)へ転職しています。このことからも、ほぼ半数の人が他業界へ転職していると言えますね。
つまり保育士から異業種への転職は稀なことではないのです。
「異業種へ転職したいけど、保育士以外の経験もスキルもないし…大丈夫かな」と不安になっている方!諦めるにはまだ早いです。
保育士から異業種転職を決めた足立さんの体験談
ここでは実際に保育士から事務職へ転身された足立さんが転職した理由。
そして、転職後どのように生活が変わったのかご紹介します。
私の体験談がみなさんのお役に立てば幸いです!早速、体験談を話させていただきます。
▼年齢/性別
・36歳 女性(静岡住み)
▼経歴等
・中学生の子どもを持つ主婦
・保育士として10年以上勤務
・35歳で飲食業界の事務・経理職へ転職
▼残業時間
転職前:2h/日→転職後:0h/日
▼給与(手取額)
転職前:16万円/月→転職後:23万円/月
「ずっと夢だった保育士」でも…子どもの学費を考えて転職を決意
私は昔から保育士になることが夢で、四年制大学で保育や福祉を学び、念願の保育士に。
0~2歳児の縦割り保育を担当し、最大8名の園児たちを預かる毎日。子どもの成長を間近で見守ることが何よりのやりがいで、日々業務をこなしていました。
しかし子どもが中学生に成長するにつれ、子どもの学費や将来のことを考えるようになり「このままで大丈夫なのかな?」という不安が膨らみ、転職を考えるようになりました。
年1回の昇給が500円。10年働いても月給が5000円しか変わらないなんて…。
私が働いていたのは認可外保育施設。認可施設と変わらない保育を提供しているのに、国の賃上げの対象外で給料が上がる見込みはありません。
給与の低さ、上がる見込みのなさが決め手となり、転職を決意。思い切って保育業界を離れることにしました。
転職後、給与も働き方も大幅に改善!生活に余裕が生まれた
転職先に選んだのは 飲食業界の事務・経理職。
初めての異業種への転職でしたが、保育士時代に培った「マルチタスク(要領よく複数の仕事を同時に進める力)」や「責任感の強さ」が評価され、無事内定獲得。
また事務職への転職だったので、基本的なPCスキル(wordやExcel)を勉強して、身につけてから転職活動を始めたため、思ったよりも転職活動はスムーズに進みました。
気になる給与の変化は…
手取りの月給が、16万円 → 23万円へアップ!
さらにボーナスも増え、経済的な不安が軽減しました。
給料が上がったことにより心の余裕も生まれ、これまでカツカツだった給与を貯蓄に回すことができています。
そして何より、働き方がガラッと変化!
ここで転職前後の1日のルーティーンを比較したものをご紹介します。
転職前後を比べてみると、転職後の職が遅めの出勤ということも影響していますが、生活のルーティーンがだいぶ変わりました。
保育士の頃は持ち帰り仕事やサービス残業が当たり前でしたが、今はほぼ残業なし。そのおかげで、遅めに帰宅しても次の日が早くないため自分の時間を楽しんだり、家事等の時間ができました。
子供が塾で帰宅するのが同じ22時台なので、一緒に夕飯を取る時間も確保できて、前よりも話す機会が増えました。
そして朝も早くないので、朝のうちに夕飯の準備ができるのはとってもありがたいです〜!
転職直後は大好きな子どもたちと関われなくなる寂しさを感じていましたが、子どもと離れたことで「人のお子さんを預かることに対して知らぬ間に大きなストレスを抱えていた」ことに気付きました。
精神的にも楽になりましたね。
私は給与の安さが決定打となり転職を決意しましたが、転職をしたことでその悩みも解決されて大満足です。
転職活動でアピールできる!保育士経験を活かせるスキルと強み
ここでは保育士の経験をどう異業種へ活かせるのかについて解説していきます!
普段、特に意識せずにやっていた事が立派なスキル・強みになるので異業種転職を諦めるにはまだ早い!また今から伝えるスキルは基本的にどの業種でも使えるので、ぜひアピールしていきましょう。
- マルチタスク力
- コミュニケーション力
- 責任感の強さ
まず一番全面的にアピールしたのが「マルチタスク力」です。
保育士では1人で一度に5〜十数名の子どもたちを見る必要があるので、こども全員の様子を見ながら、同時進行でそれぞれの子供に合わせた対応が必要になります。
そのため広い視野を持ち、マルチタスクをこなす能力が身につきました。他の保育士の方も同じような環境下でお仕事をされているので、スキルの一つとしてアピールできます!
マルチタスク力はどの仕事でも求められる能力です。
そして全員が全員得意なことではないので、保育士時代に培った「マルチタスク力」をアピールできるのであれば、ぜひしましょう!
ただその場合、具体的なエピソードと一緒にアピールすること。そして希望する職種でどのように活かせるかを伝えることが大事です。
次にアピールできるポイントが「コミュニケーション能力の高さ」です。
保育士は子供としっかり信頼関係を築くことも大事ですが、保護者の方とも信頼関係を築くことが大事なのでコミュニケーション能力は必須です。保育士時代のコミュ力は、あなたの武器になります。
父兄との信頼関係を築くためのコミュニケーションって、細かい部分まで意識しながら行うので、保育士時代に培われたコミュニケーション能力は十分にアピールできるポイントです。
今まで自分がどういった部分を意識してコミュニケーションを取り、円滑に仕事を進めてきたのかを説明できるようにしておきましょう!
未経験の人材を採用する際に、採用側が重視するスキルの1つが「コミュニケーション能力」です。
保育士の経験がある求職者の方はみなさん、採用側が話を聞いていて「その人のコミュニケーション能力の高さ」を想像しやすいエピソードを豊富に持っています。
なので今までの経験をぜひ活かしていただきたいです!
もう一つ、保育士の方が胸を張って言える強みが「責任感の強さ」です。保育士は大勢の命を預かる仕事。責任感が強くなければ務まらない仕事ってことは保育士の皆さんは日々感じていることですよね。
その「責任感の強さで物事をやり抜く」という強みをアピールしましょう!
私が採用担当の方に言われたのは「足立さんの保育士時代の"責任感を持って、業務に向き合い続けたエピソード"が採用の決め手になった」と。
正直、転職エージェントの担当者の方に言われるまでは当たり前すぎて、責任感があることが自分の強みに繋がると思いもしませんでした。
きっと皆さんにも、自分で気づいていないスキルや強みがあるはずです!迷った際はエージェントの担当者に相談しましょう。
保育士から転職する際におすすめ職種・業界
ここでは保育士資格を活かせる異業種を紹介。
また、完全未経験でも転職しやすい職種についても解説するので「やりたいことがまだわからない…」という方はぜひ参考にしてみてください!
保育士資格を活かせる職業
「保育士しか経験したことないから、今のスキルで転職できる自信がない…」と感じている方も安心してください。
保育士資格があれば、様々な業界・職種で活躍できます。
保育士資格を活かせる職種を知ることで、新たなキャリアの可能性が広がりますよ。
- ベビーシッター
- 企業内保育
- 児童相談所
- 病児保育室
- 医療保育士
- 児童福祉施設
- 乳児院
- 児童館
それぞれの職種の仕事内容を簡単に説明します。
ベビーシッター
ベビーシッターは、保護者の自宅などに訪問し、子どものお世話をする仕事。仕事内容としては、子供との遊び、食事の準備、寝かしつけ、勉強のサポート、保育園・習い事への送迎などが挙げられます。
また場合によっては掃除や洗濯など家事代行を行うこともあり、業務内容は多岐にわたるので、マルチタスク力に自信のある方にオススメです。
派遣やパートで働くことが多いため収入が安定しづらいですが、その分働く時間を柔軟に選べ、働き方によっては高収入を目指せる職業となっています。
企業内保育
企業内保育とは、企業が運営する保育施設で社員の子どもを預かる仕事です。基本的な仕事内容は、子どもに食事をさせたり、遊ばせたりなど保育園とほとんど変わりません。
しかしお世話する子どもの数は少人数の場合が多く、また行事の準備も少ないので、保育園と比べて仕事量の負担は少ないです。
企業の社員として扱われるため、企業によっては福利厚生や高収入も期待できます。
児童相談所
児童相談所とは、子どもや保護者から子どもに関する問題について相談に応じる行政機関です。
具体的な相談内容としては、育児放棄や虐待、不登校、いじめ、心身の障害など様々です。
児童相談所では家庭訪問などで調査を行い、一時保護や家庭への指導など、子どもにとって最善なサポートを行います。
精神的な負担は大きいですが、公的機関のため安定した収入が得られ、子どもの人生に関われるというやりがいもあります。
病児保育室
病児保育室とは、病気やけがで通園・通学できない子どもを自宅で看護できない場合に、子どもを一時的に預かる施設です。
仕事内容としては、子どもの体調を観察しながら検温や通院の付き添いなどを行います。
基本的に医療行為は行わないので、医療関係の仕事が未経験でも問題ありません。
給料は一般的な保育士と大差ありませんが、室内で静かに過ごすことが多いため体力的な負担が少ないです。
医療保育士(病棟保育士)
医療保育士とは、入院中の子どもの保育を行う保育士のことです。主に病棟で働くため、病棟保育士とも呼ばれています。
具体的な仕事内容としては、子どもの食事・排泄・入浴などの生活介助や、遊びや勉強のサポートなどが挙げられます。
必要な資格は保育士資格のみですが、最低限の医療知識が求められ責任も大きいです。
しかしその分、一般的な保育園と比べて給料が高く、専門的な医療知識も身につくためキャリアアップにつなげたい人にはオススメです。
児童福祉施設(乳児院、児童館など)
児童福祉施設とは、子どもの保育、保護、養護を行う14種類の施設の総称です。
具体的には、保護者の代わりに乳幼児を育てる乳児院や、子どもたちに遊び場を提供する児童館などが挙げられます。
乳児院での仕事は責任が重いですが、保育園よりも給料がやや高めで、子どもと深い関係性を築けるというやりがいもあります。
児童館の給料は保育園とあまり変わりませんが、残業や持ち帰り仕事が少ないため、プライベートを充実させたい人にオススメです。
全くの未経験でもチャレンジしやすい職種
実は保育とは全く関係ない仕事でも、未経験からチャレンジしやすい職種はたくさんあるんです。
職種によっては9割近くの求人が未経験者歓迎の場合もあるので、「未経験だから無理」と諦める必要は全くありません。
まずはチャレンジしやすい職種を知り、あなたのこれまでの経験や得意なことを活かせる職を探してみましょう。
以下はマイナビ転職が保持している求人の中で、「未経験者歓迎」の割合が多い職種のランキングです!
保育士から未経験業種への転職を目指す方に、挑戦しやすい業種になっているのでぜひ参考にしてください。
順位 | 職種 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 美容・ブライダル・ホテル・交通 | 88.6% |
2位 | 販売・フード・アミューズメント | 86.6% |
3位 | 教育(塾講など)・通訳 | 83.5% |
3位 | 技能士・設備・配送・農林水産 他 |
83.5% |
3位 | 公共サービス | 83.5% |
6位 | 医療・福祉 | 78.7% |
7位 | 営業 | 75.2% |
8位 | 管理・事務 | 74.5% |
9位 | 企画・経営 | 70.7% |
10位 | 医療・食品・化学・素材 | 67.3% |
※参照:マイナビ転職
このランキングを見ると、「美容・ブライダル・ホテル・交通」(未経験求人の割合88.6%)や「販売・フード・アミューズメント」(未経験求人の割合86.6%)など、接客業やサービス業は特に未経験から挑戦しやすいことがわかります。
これらの業界ではコミュニケーション能力やおもてなしの心が求められ、特別な資格がなくても始められる仕事が多いのが特徴です。
また、「教育(塾講師など)・通訳」(未経験求人の割合83.5%)や「公共サービス」(未経験求人の割合83.5%)も未経験者の受け入れが多い職種です。
指導スキルや対人スキルが求められるので保育士の経験を活かせますよ。
さらに「営業」(未経験求人の割合75.2%)や「管理・事務」(未経験求人の割合74.5%)は、未経験からの転職で人気の職種です。
営業職はトーク力(コミュニケーション能力)や積極性が評価され、事務職は基本的なPCスキル(メールや書類作成など)を身につければ転職で有利となるので、今のうちに必要だと思うスキルは少しずつ勉強するようにしましょう。
選択肢が多い?職種を選ぶコツ
上記では、保育士でもチャレンジしやすい業種を紹介しました。
ただやりたいことが明確でない人にとっては、あまりにも種類が多く「どれがいいんだろう…」と迷う方も多いと思います。
そういった時の対処法を転職エージェント勤務の三浦さんに話を聞いてみました。
まずは、働く上で自分の譲れない条件となぜ保育士から転職したいのかの理由を箇条書きでいいので書き出してください。
そうすることで、条件面から職種をある程度絞れることができます。またそれが一番、ミスマッチを防ぐ方法にもなります。
例えば「残業時間は今と変わらないor5時間程度なら増えてもいいけど、給与を上げたい。」という方は、気になる業種の求人を求人サイト等で、最低でも10件確認しましょう。
そうして求人を確認することで、自分の条件に合う業種を徐々に絞っていくことができます。
ミスマッチを防ぐためには「自分が何を求めているのか。働く上で何を大事にしているのか。(価値観)」を言語化し、そこに違いものを探すことが大切ということがわかりました。
ただ価値観等を言語化することって案外、難しいですよね。そんな時はどうしたら良いのでしょうか?
そんな時こそ、転職エージェントを頼ってください。
アドバイザーが面談を通じて、あなたの譲れない条件・価値観を言語化していきます。
転職をする上で、第三者から客観的な意見をもらうことってとっても大事なので(あなたを採用かどうか判断する採用担当者は第三者だからこそ)、ぜひ迷ったときはエージェントに頼って欲しいなと思います。
自分では気付かなかった価値観だけでなく、スキルや強みも一緒に言語化してくれ、それらを考慮した上であなたに合う職種(求人)を提案してくれますよ。
「やりたいことが全く決まっていないんです」でも大丈夫!私たちがしっかりサポートします。
▼アドバイザーの手厚い支援を求めるなら
保育士からの転職にエージェントを使うメリット
上記でも何度かお伝えしているように転職の手段として、1人で進めていく方法と転職エージェントを利用する方法があります。ただ「エージェントって使う必要ある?」と疑問を持つ方もいらっしゃるので、ここではエージェントを使うメリットを説明していきます。
エージェントを使うメリットは大きく分けて3つ!!
- 未経験歓迎の求人を多く取り揃えている
- 書類の準備・面接対策まで幅広くサポート
- ノウハウを活かして、同じく保育士から異様種へ転職した過去の事例を教えてくれる
以下で詳しく説明してきますね。
メリット①未経験歓迎の求人を多く取り揃えている
1つ目は未経験歓迎の求人を多く取り揃えている点です。
転職にはいくつか方法がありますが…
中にはエージェントを利用せずに友人の紹介や、企業へ直接応募して転職活動を進める方がいらっしゃいます。もちろんその方法でも全く問題ありません。
ただこれには人脈が必要だったり、膨大な企業の中から自分の条件に合った+未経験歓迎の求人を見つけなければいけないので、自発的に積極的に行動する必要があります。
ただそれだと、朝から晩まで働く私には転職活動をする時間がなかった…
ただエージェントに登録すると、担当者が求職者の強みやスキルを活かせる+条件を満たす未経験歓迎の求人を複数紹介してくれます。
また大手転職エージェントだと、企業とのコネクションも広いので膨大な量の未経験歓迎求人を扱っています。
▼未経験歓迎求人の件数
エージェント名 | 未経験歓迎求人の件数 |
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リクルートエージェント | 約10万7000件 |
doda | 約4万件 |
マイナビエージェント | 約1万4000件 |
マイナビジョブ20's |
1550件 |
※2025年2月時点
未経験歓迎の求人を多く保有しているのはやはり大手の総合転職エージェントです。
求人の件数が多ければ多いほど、自分の希望に合った求人が見つかる可能性が高いです。
またアドバイザーは、面談やあなたの経歴を見た上でそれぞれに合った求人をピンポイントで紹介。めっちゃ効率よく、自分に合った理想の求人に出会えます。
だからこそ絶対に、転職エージェントを利用すべきです。
メリット②書類の準備・面接対策まで幅広くサポート
メリットの2つ目は、転職でマストとなる書類の準備〜面接対策までしっかりとサポートしてくれる点です。
最初、エージェントを使わずに転職をしていた時期が1ヶ月ほどあるのですが…書類選考で全落ち。
なのでリクルートエージェントに登録をして、担当者の方に書類作成を手伝ってもらったところ書類通過するようになりました!
求人に応募する際に必要な書類は主に、職務経歴書と履歴書の2点です。履歴書は今まで書いたことある方も多いと思うので問題ないと思いますが、問題は職務経歴書です。
ネットで書き方は調べられますが…応募後、面接へ進めるかどうかの重要な判断材料になるのが職務経歴書なので、ここは力を入れて仕上げる必要あります。
自分を最大限に良く見せる履歴書を作るためにはコツが必要になります。そしてこれ、1人で書くとなると結構難しいんです。
だからこそ、何十人・何百人もの求職者を転職へ導いているアドバイザーから、職務履歴書の添削をしてもらうといいでしょう!
転職の際、最初の鬼門となる書類の準備。ここもエージェントに任せられるのは心強いですね!
また苦手意識がある人も多い面接もしっかりとサポートしてくれます。
具体的にやることとして、まず求職者へ情報共有をします。例えば「〇社の面接では、今までこういった質問を求職者にしています」「ここの会社は、〇〇のような人材を求めているので〇〇をアピールすることが大事です!」など、情報を共有して一緒に戦略を立てます。
また一通り戦略を立てたら、模擬面接をやっています。担当者が面接官役をやり、面接後はFBをしていきます。要望があれば何回でもやるので、不安な方はぜひ面接対策を有効活用しましょう。
面接は何度も繰り返し行って慣れることが大事です。自分1人では、練習も中々難しいのでエージェントに頼ってみるといいですね。
担当者の方が、前に同じ会社を受けた求職者の方が面接でどんな質問を受けたのか、事前に教えてくださったので、入念に対策した上で面接に臨めました!
メリット③ノウハウを活かして、同じく保育士から異業種へ転職した過去の事例を教えてくれる
メリット3つ目は、転職エージェントの担当者がこれまでのノウハウを活かし、同じ状況から異業種へ転職をした人の経験談を元にアドバイスをくれる点です。
エージェントで働いているキャリアアドバイザーはこれまで、様々な業種のそして様々なバックグラウンドを持つ方の転職をサポートしてきました。
だからこそ、たくさんの転職事例を知っているのです。
つまり、今までたくさんの転職を見てきているからこそ、それぞれの状況に合ったアドバイスをくれます。
保育士以外の就職活動が初めてだったので、一般企業で社員等に求められるスキルがどのくらいなのかイメージできなかったのですが…
担当者の方が過去の事例として、"保育士から未経験で飲食関係の事務"へと転職した方がどのようなスキルをアピールしたのか詳しく教えてくださったので、すごく役に立ちました。
キャリアアドバイザーは本当にたくさんの転職事例を知っています。だからこそ、そのノウハウを存分に利用してください!
私も求職者の方で「どうやって転職進めればいいかな…」と悩む方がいたら、積極的に過去の事例を出してアドバイスをするようにしています。
少しでも、似たバックグラウンドを持った過去の事例を出すことで求職者の方は、それを手本にしながら転職活動ができるので。
保育士からの転職にオススメの転職エージェント
ここでは保育士から転職する際に使うべきオススメの転職サービスを紹介します。
サービス名 | 特徴 |
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求人数が業界トップクラスのため、未経験OKの求人が多い。 事務・営業・福祉・IT業界など幅広い選択肢があるので、「保育士以外の仕事をたくさん知りたい」「条件を妥協せずに選びたい」という方におすすめ。 大手にこだわるなら登録して間違いなしの転職エージェント。 |
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担当者の手厚いサポートが評判のdoda。 「保育の経験しかないから異業種に転職できるか不安」「そもそも何をやりたいのかわからない」という方でも、担当者があなたのやりたいこと・スキル・強みを言語化して徹底的にサポート。 |
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首都圏だけでなく、地方の求人も多い。 「里帰りしたいけど、保育士以外にどんな仕事があるんだろう?」「転職後も地元で働きたい」という方におすすめ。 |
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新卒3年未満(=第二新卒)に特化した転職エージェント。 第二新卒にあたる保育士の方で「新たな分野に挑戦したい。社会人歴短いけど大丈夫かな」と不安な方は、マイナビジョブ20’sを使いましょう。 |
それでは以下で各エージェントについて細かく説明するので、ぜひ参考にしてください。
リクルートエージェント


- 人材業界大手の株式会社リクルートホールディングスが提供する転職サービス
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- 独自に分析した業界・企業情報の提供など転職サポートが充実
エリア | 求人数 | 利用料 |
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全国 | 公開求人:約55万件 非公開求人:約26万件 (2025年2月時点) |
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株式会社リクルートが運営する「リクルートエージェント」は、転職支援実績NO.1、日本最大級の転職エージェントサービスです。
公開求人が55万件以上、非公開求人が26万件以上、若手層~中堅・管理職層までの幅広い経験者、全国を対象としているので、転職初心者の方はまず登録をしてみるとよいでしょう。
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- 会員登録者数750万人と日本最大級
- 3つの求人紹介サービス(転職エージェント×スカウト×アドバイザーサポート)を提供
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エリア | 求人数 | 利用料 |
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全国 | 公開求人:約25万件 非公開求人:不明 (※2025年2月時点) |
無料 |
パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」は、幅広い業界・業種の求人を扱う総合型の転職エージェントです。年収査定や合格診断、レジュメビルダーなど、独自の転職お役立ちツールを提供しています。
dodaの会員は、転職が未経験もしくは1回という人が78%で20代~30代の中堅層が中心です。
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マイナビグループ一つであるマイナビジョブ20’sは第二新卒に特化した大手の転職エージェントで、大手の中でも第二新卒に特化したエージェントはマイナビだけです。第二新卒を受け入れている求人が多くあるため、特別なスキル等がなくてもポテンシャル採用に繋がりやすいのが特徴。
第二新卒に当てはまり(一般的に社会人3年未満の人)、未経験分野への転職を考えている保育士の方はマイナビジョブ20'sに登録しておくと、第二新卒しか応募できない求人を紹介してもらえるので登録して損はありません。
他の大手エージェントと比べると求人数がどうしても少なくなってしまうので、求人数の多さを気にするならリクルートエージェントと併用することをオススメします。
保育士からの転職!失敗しないエージェントの使い方
上記ではエージェントを使うメリットから、実際に保育士から未経験分野への転職で使うべき転職エージェントを紹介しました。
ここでは「転職エージェント使ってみようかな」と思った方へ向け、失敗しない転職エージェントの使い方をご紹介します。
- 希望条件や悩みは遠慮せずに伝える
- 担当者と合わないな〜と思ったら変更を申し出ても可能
- エージェントは複数登録がオススメ◎
まず、遠慮は禁物です。自分の要望をしっかり伝えられないとどういったことが起きるかというと…求人とのミスマッチです。それはエージェント側も望むことではありません。
遠慮せずに求人の希望条件や悩みを担当者へ伝えなければ、エージェント側も「あなたに本当に合った求人」を紹介することが難しくなります。なのでアドバイザーとしても、意見は躊躇せずに言っていただきたいと思っています。また結果的にそれが、あなたの満足のいく転職へとつながります。
遠慮せず、気になることなどは伝えてエージェントを有効活用しましょう!
ただエージェントを利用していると「ちょっとこの担当者とは合わないかもな〜こちらの要望が伝わっていない感じもするし。」と、担当者との相性に悩まされる人も少なくないです。そういった時は、担当者を変えてもらいましょう。
アドバイザーと合う合わないがあるのは自然なことです。
しっかりと信頼関係があった上でこそ満足のいく転職があるので、エージェントをうまく活用したいのであれば「担当者を変えたい」と思ったら変更希望を申し出ましょう。
その際に「なぜこの人だとダメだったのか」しっかりと言語化して伝えることで、次の担当者とのミスマッチを防げるので、理由はしっかりと伝えるように!
そして最後の活用のコツは、エージェントは複数登録することです。理由はエージェントによって保有している求人が違うから。
エージェントによってはITに特化しているものや、未経験求人を主に扱っているものなど、それぞれ色が違います。そのため少しでも多くの求人の中から自分に希望に合った職場に出会いたいのならば、複数のサービスを併用しましょう!
例えば、社会人3年目未満の保育士が転職する際「マイナビジョブ20's」か「リクルートエージェント」で迷ったとしましょう。
25歳以下の第二新卒向けのマイナビジョブ20'sのメリットは「新卒と同じ、ポテンシャル採用が可能な求人がたくさんある!」で、デメリットは「求人数が少ない点」。
一方、大手総合転職エージェントのリクルートエージェントのメリットは「膨大な求人数を保有しており、選択肢がたくさんある点」で、デメリットは「マイナビジョブ20'sのように第二新卒特化ではないため、求人の中にはポテンシャル採用が厳しいものがある点」。
この2つのメリットデメリットを考えた時、第二新卒向けのマイナビジョブ20'sだけを使うと、どうしても求人数が他サービスと比べて少ないという壁に当たってしまいます。
しかしリクルートエージェントのみの利用だと、第二新卒特化の求人以外も扱っているという問題が…
そこでそれぞれのデメリットを補い合うため、そして自身の選択肢を増やすためにこの2つを併用するのです。
【保育士からの転職】転職活動の進め方と成功ポイント
ここでは保育士が異業種へ転職するために抑えておきたい、転職の進め方と成功ポイントをエージェント勤務の三浦さんに。
円満に保育園を辞める方法を足立さんに聞きました。
保育士からの転職成功ロードマップから知る転職の進め方
では早速、保育士から異業種への転職成功のロードマップの図をもとに転職の進め方を詳しく解説していきます。
成功するための転職の流れは「自己分析→情報収集→書類準備→企業への応募・面接練習→面接→内定承諾」です。
それぞれのSTEP1でやるべきことを説明しますね。
STEP1:自己分析
自己分析はとても大事。理由は、自己分析をすることで自分のやりたいことやスキルをより具体的に明確になるからです。
やり方はとても簡単で、ノートにメモしながら以下のことを深掘りしてみてください。
- 転職理由
- 保育士でやってきたこと
- これからやりたいこと(今興味をもっていること)
その際に「なぜ辞めたいのか?」「今までの経験が、今の自分のスキルになっているのか?なぜそう思うのか?」「どうして〇〇に興味をもっているのか?」と、1つの回答で終わるのではなく、そこからさらに「なぜ」を繰り返してください。
深掘りして、より明確にすることで面接時に常勤について聞かれた時に問題なくサッと答えられます。
やりたいことが見つからない時、自分のスキルがわからない時は必ず自己分析をするようにしましょう。
やり方がわからなかったり、うまくできているか不安な時はエージェントに頼るのも良いです。
STEP2:情報収集
転職エージェントやネットを使って求人を調べたり、未経験分野へ転職するコツを調べましょう。
もうすでに次にやりたいことが決まっている場合は、その職に就くためにはどんなスキルが必要か?をリサーチして、必要な行動を起こしていきましょう!
STEP3:書類準備
求人に応募するには職務経歴書と履歴書が必要です。
未経験分野への転職でスキルに自信がないならば、自己PRは多めに書くようにしましょう。
ただ注意して欲しいのは、応募する職種に使えるスキルでないと書いてはいけないという点です。
例えば、事務職への転職を考えた際に「私は工作が得意で、実際に保育園でも園内の装飾を担当していました。」と言っても、そのスキルって事務で使いますか?という話になってしまいますよね。
つまり採用側が「この人が入ってくれたら、こんなふうに活躍してくれる!」と想像してもらえるような自己PRを書く必要があります。
職務履歴書のテンプレはネットにたくさんありますが、実際に「採用側の目にとまる職務経歴書を作る」となるとどうしてもコツが必要になります。
そういった時にエージェントに頼ると、代わりに作ってくれたり、添削してくれたりするので、エージェントの力を借りるのもおすすめです。
STEP4:応募・面接練習
書類が完成したら早速、求人へ応募しましょう。それと同時に面接練習も始めましょう。
面接練習では対策として、質問されそうなことをリスト化して"簡潔にわかりやすく"答えられるように練習することが大事です。繰り返し何度も行うことで面接慣れしてくるので、何度も何度も練習を繰り返しましょう。
エージェントを使う予定の方は、エージェントの人と一緒に面接練習をすると、プロの目線からのFBをもらえるのでより効果的です!
STEP5:面接
書類選考を通過したら、いよいよ面接です!
緊張するかもしれませんが、これまで練習してきたことを思い出して臨みましょう。
また終わった後はすぐに「何を聞かれたか?」「それに対して、どう答えたか?」を覚えている限りメモしておくと次の面接対策に役立てます。面接終わったら満足してしまう人が多いのですが…この振り返りがとっても大事です。
面接は何回か行われる場合が多いので、次の選考も問題なく進めるためにも"面接の振り返り"は怠らないように!
STEP6:内定承諾
内定が出たら、内定を承諾するかどうか決めましょう!承諾する前に、一通り条件面(給与・福利厚生・休みについて)などをもう一度確認し、気になる点があれば企業の採用担当者へ質問するようにしてください。
承諾した後に「ちゃんと条件面を確認していませんでした!違ったので辞めます!」となると大変なので、承諾前にしっかりと確認することが重要です。
「あれ?面接時には言われた条件と違う…」などが万が一起こった場合、内定先へ交渉をする必要があります。
ただ交渉と聞くと気が引けてしまう方も多いと思います。そんな時に交渉役として利用していただきたいのがエージェントです。
我々の仕事は求職者が満足のいく転職をサポートすることで、企業への疑問・不安点は晴らした上で転職していただきたいので、企業との交渉はしっかりやらせていただきます。
次に、保育園を円満に退職するポイントについて足立さんからお話を伺いました。この点は難しく、悩まれる方も多いと思うのでぜひ参考にしてください!
保育園を円満に退職するコツ
ここでは足立さんが円満に保育園を辞めるために行ったことを紹介します。
私は園に迷惑をかけないよう、年度末に辞められるように転職活動を進めました。
円満に退職するために意識したのは「なるべく早く辞めることを伝える」という点です。
具体的に私がどんなことをやったのか、スケジュールをお伝えしますね。
7月:年度末で退職することを伝える
8月:保育園が求人を出し、来年度から入社の保育士が見つかる
この頃からエージェント登録。書類作成や求人応募などし始める
9月:転職活動を本格的に始める(=応募数を増やす)
12月:内定をもらう
翌年 3月末:退職
足立さんは円満退社するために、転職活動を本格的に始める前から、保育園には事前に辞める(転職活動をしたい)ことを伝えていました。
私の園ではクラス制だったので年度末に辞めるのがキリが良いですし、園児や保護者、園側にも一番迷惑をかけない方法だと思ったからです。
一方的に「やめます!」と伝えるのではなく、園側の意見も聞き、話し合いながら双方が納得する形で辞められるようにするのが円満退社するポイントです。
まとめ:保育士からの異業種の転職も怖くない!うまくエージェントを活用して満足のいく転職を達成しよう
ここまでお伝えした通り、保育士から異業種へ転職するのは、決して珍しいことではありません。
実際に多くの人が異業種にチャレンジし、新たなキャリアを築いています。「保育の経験しかない…」と不安に感じるかもしれませんが、自分が気づいていないだけで活かせる経験はたくさんあります。
とはいえ一人で転職活動を進めると、「自分のスキルを活かせる仕事がわからない」「書類選考がなかなか通らない」など、行き詰まってしまうことも。そのため転職活動に不安を感じている方は、積極的にエージェントを使うのがオススメです。
エージェントを活用すれば、あなたのやりたいことや強みを言語化しながら、書類作成や面接対策もサポートしてもらえます。一人で悩まず、プロの力を借りながら理想の働き方を叶えましょう!