企業の新しい働き方やワークライフバランスなどについて紹介するこの企画。今回は、飲食業界をリードしながら、DX推進や従業員の働き方改革にも率先して取り組んでいる株式会社すかいらーくホールディングスにインタビューしました。
創業以来、外食業界をリードするすかいらーくグループ
株式会社すかいらーくホールディングスは、日本におけるファミリーレストランの先駆けとして1970年にすかいらーく1号店をオープンして以来、主力業態の「ガスト」をはじめとして洋食・中華・和食などのさまざまなブランドを開発し、成長を続けてきました。
現在、国内・台湾・マレーシアに合計約3,000店の店舗を有しており、来店者数は年間約3億人にも及びます(2023年10月時点)。
「価値ある豊かさの創造」を企業理念として掲げ、「食」を通じた社会貢献を目指す同社は、レストラン運営以外にも「食」に関するさまざまなサービスを展開し、時代とともに進化を続けています。
会社名 | 株式会社すかいらーくホールディングス |
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住所 | 東京都武蔵野市西久保1-25-8(三鷹 第3オフィス) |
事業内容 | フードサービス事業全般、その他周辺事業 |
設立 | 1962年4月 |
公式ページ | https://corp.skylark.co.jp/ |
働き方 | 変形労働時間制 |
株式会社すかいらーくホールディングスは、DX推進による業務効率化や従業員が働きやすい環境づくりにも力を入れており、平均勤続年数は16.8年にも及んでいます。
今回は、人財本部社員採用チームリーダーの中西さんに、ワークライフバランスや仕事のやりがいなどにスポットを当てて、お話を聞かせていただきました。
時代に合わせて進化を続け、食の豊かさを追求
▲すかいらーくホールディングスが運営する「むさしの森珈琲」の店頭に並ぶお二人。さまざまなブランドを展開しているのも同社の特徴。
編集部
まずは、すかいらーくさんの事業内容についてお伺いします。
すかいらーくさんと言えば、「ガスト」や「バーミヤン」などファミリーレストランのイメージが強いですが、そのほかにもさまざまな業態・ブランドのお店を展開されているんですよね?
中西さん
そうですね。例えば、「むさしの森珈琲」や「chawan」などのカフェ業態や、「點心甜心」「グランブッフェ」などのブッフェ業態もあります。専門業態も増えてきており、直近では本場の飲茶がゆっくり堪能できる、飲茶専門業態の「桃菜」の第1号店もオープンしました。
当グループは、消費者のライフスタイルの変化に柔軟に対応し、既存の業態の運営だけではなく、時代に合わせた新業態開発を続けています。
レストラン運営以外にも、内食需要の拡大に伴い宅配・テイクアウトサービスを強化したり、冷凍食品事業・通販事業を展開したりと、食にかかわるさまざまなサービスを展開しています。
より多くの方に「食」を楽しんでいただくことを目指して、時代に合わせてさまざまなチャレンジを行っています。
配膳ロボットも好評!働きやすい環境づくりを目指してDX化推進に尽力
▲主要ブランド店舗では、セルフオーダー端末や配膳ロボットの導入などのデジタル化が進み、生産性が向上している(公式の採用サイトより引用)
編集部
すかいらーくさんは、最近よく見かける配膳ロボットなど、デジタル活用についても業界に先駆けて取り組んでいらっしゃると思いますが、その詳細について教えていただけますでしょうか?
中西さん
まずネコ型配膳ロボットに関しては、2021年から導入を開始し、2022年内にグループで全国約2,100店舗3,000台の導入を完了しました。お客様からも大変ご好評いただいています。主要ブランド店舗では、客席から好きなタイミングで注文いただけるセルフオーダー端末も導入し、順次機能拡充も進めているところです。
客席でのキャッシュレス決済なども2,400店で導入しており、今後も入店から退店まで快適な店舗体験の実現に向けて、取り組みを進めていく予定です。
編集部
利用客の立場としては本当にここ数年で利便性が増したと感じていますが、店舗としては、実際に生産性が上がるなどの成果は出ているのでしょうか?
中西さん
ロボットと従業員が協働することで、業務効率がアップし、生産性が上がりました。実際に、ランチピーク時の回転率が上昇したり、従業員の歩行数が大幅に削減されたりなど、数値にも明確に表れています。
その分、客席の様子をしっかり見たり、お客様ひとり一人にお声がけをしたりと、お客様により満足していただくためのサービスにより時間を費やすことができるようになってきています。
編集部
ただお客さんの利便性が高まった、従業員の仕事が楽になったということに終始するのではなく、生まれた時間を更なる店舗の改善のために使えるようになったということですね。
中西さん
そうですね。配膳ロボットの珍しさだけで終わらせないようにすることが大事だと思っています。
編集部
本部の業務についても、同様にデジタル活用を進めているのでしょうか?
中西さん
はい。各部門が抱える非効率な業務の改革を進めるべく、2022年には「全社DX推進プロジェクト」を発足しました。本部の全部署にDX専任担当を配置するなど、組織全体として、DX推進にかなり力を入れて取り組んでいる状況です。
店舗でスキルを磨いたあと、幅広い職種に挑戦できる
▲入社後はガスト等の各店舗に配属され、マネージャーとして経験を積むのが同社の方針(公式の採用サイトより引用)
編集部
すかいらーくさんでは、どのようなキャリアプランを描くことができるのでしょうか?
中西さん
グループ内には食品の製造に携わる生産本部や本社機能を担う部署など多くのポジションがありますので、さまざまなキャリアを描くことができます。ただ、どんなキャリアを目指す場合でも店舗での経験が土台となるため、入社したらまずは店舗でマネージャーを目指していただいています。
編集部
マネージャーとして売上をあげるためには、どのようなことが重要になってくるのでしょうか?
中西さん
お店の立地や客層などによっても手法は異なりますが、やはり一番大きい部分は、実際に接客や調理を担ってお店を動かしていただくクルーのマネジメントだと考えています。
例えばガストの場合、マネージャー1人が正社員で、それ以外の30名から40名は全員クルーの方というパターンが多いです。このような店舗構成の中で、クルーの方をマネジメントしてお店をより良くしていくのがマネージャーの役割です。どのように正しいやり方を覚えてもらうのか、課題を克服してもらうのかという、動機付けやトレーニングがとても大事になってきます。
編集部
クルー全体が同じ方向を向いて働けるようにまとめ上げる力が必要だということですね。実際にマネージャーも経験された中西さんが、クルーの皆さんに必ず伝えていたことや大事にしていたことはありますか?
中西さん
私たちは、マニュアルをとても大切にしていて、どこでだれがやっても正しい基準でお店が運営できるような仕組みを作ってきました。そのため、マニュアルどおり対応してもらうことはとても大事だと考えています。
一方で、「マニュアル通りにやっています」だけでは、お客様の満足にはつながりません。なぜこのような動作をするのか、なぜこのような目線を持つ必要があるのかなどという、マニュアルに記載されていることの背景や目的を伝えるということは、とても大切にしていましたね。
編集部
お客様に満足していただけることがやはりとても重要だということですね。クルーの育成も含めて、マネージャーになるためのスキルはどのようにして身につけていくのでしょうか?
中西さん
基本的にはOJTのような形で、研修を担うマネージャーに教えてもらいながらスキルを身につけていきます。
マネージャーになるために必要なスキルは、「MSP(マネジャーステップアッププログラム)」と呼ばれる独自の研修プログラムで明確に規定されているため、それに基づいて、「次はこれをできるようにしよう」という形でマネージャーとすり合わせを行うことで、効果的にスキルを磨くことができるようになっています。
フロアの接客サービス、キッチンの調理などのオペレーション業務に加えて、客数計画や発注計画の立て方、トレーニングなど、必要なスキルは多岐に渡りますが、平均して2年から3年でマネージャーを目指せるようなプログラムになっています。
編集部
必要なスキルと課題が見える化できると、効果的にスキルアップを目指すことができそうですね。
挑戦できる職種は100種以上!「自己申告」や「社内公募」制度も
編集部
すかいらーくさんの人事制度について教えていただけますか?
中西さん
当グループには100種以上の職種があり、マネージャーとして経験を積んだ後は、ジョブローテーション制度によりさまざまなポジションで活躍することができます。
もちろん100%自分の希望が叶えられるわけではありませんが、「自己申告」や「社内公募」の制度があり、自分で手を挙げてチャレンジすることもできるため、自分の希望やスキルに合わせてさまざまなキャリアプランを描くことができます。
▲店舗に配属された後、いろいろな職種にチャレンジできる制度設計となっている(公式採用サイトより引用)
編集部
例えば、どのような職種が人気なのでしょうか?
中西さん
やはりメニュー開発ですね。採用活動をやっている中でも、「メニュー開発をやりたい」と希望される学生さんは多いです。最近はDX部門に興味を持たれる方も多くて、学生さんの中には、IT企業か当グループかという2択で検討されている方もいるくらいです。
編集部
飲食業界や食品メーカーだけでなく、IT企業も採用活動における競合になってきているんですね。入社後、中西さんはどのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか?
中西さん
私は入社してから20年以上経ちますが、前半の12~13年は店舗で働いていました。ガストでマネージャーを経験した後、エリアマネージャーを経験し、現在人事のポジションに就いています。
編集部
やはり現場の経験が生きていると感じることはありますか?
中西さん
もちろんです。店舗の経験で料理や接客のオペレーションを理解していることが仕事の土台になっていますし、実際にご利用いただけるお客様のことを知ることができたのも大きかったですね。
また、私の場合、学生の皆さんに店舗運営やマネージャーの仕事の魅力を伝えることも大事な仕事です。その際に、自分の経験をもとにしっかり語ることができます。
加えて、対人スキルや企画提案スキルという部分に関しても、マネージャーの仕事で培ったマネジメントスキルが活きていると感じています。
平均勤続年数16年超!働きやすい環境作りで高い定着率を実現
編集部
続いて、社員の皆さんの働く環境についてお伺いしたいと思います。
すかいらーくさんでは社員の皆さんの働き方改革にも積極的に取り組んでいると伺っておりますが、具体的な制度や取り組み事例があれば教えてください。
中西さん
まず、柔軟な働き方という観点では、「変形労働時間制」という制度があります。
これは、1か月の所定労働時間の中で自由に勤務時間を設計できるという制度で、1日8時間労働をベースとして、「この日は午後予定があるからランチだけ4時間だけ勤務して、その代わりに忙しい土日に10時間勤務しよう」といった具合で柔軟に調整することができるんです。
編集部
子育て中の方などに限らず、誰でも利用できるのでしょうか?
中西さん
はい。誰でも利用できますが、お子さんの保育園送迎や学校のイベントなどに合わせて勤務時間を調整できるなど、特に子育て中のご家庭には相性の良い制度だと感じています。
編集部
育児などのライフステージの変化に合わせて、メリハリをつけて勤務時間を調整できるというのはとても良い制度ですね。
休暇が取得しやすい風土で、年2回の5連休は取得率ほぼ100%
編集部
すかいらーくさんは、自社の労働環境を整えるという点ではどのような想いを持っていらっしゃいますか?
中西さん
飲食業界は休暇が取りづらいというイメージを持たれている方が多いのではないかと思いますが、当グループではこの5年〜10年で、「休暇制度をしっかりと活用しよう」というカルチャーが会社全体に根付いてきたと感じています。
やはり、我々の仕事においては人材が一番大切な経営資源だと考えています。社員のワークライフバランスの実現は、経営層も大きな課題だと捉えていますし、トップメッセージとしても会社全体に発信しています。
国の方針で「働き方改革」が提唱されてきましたが、すかいらーくでは休む機会を増やすことに加え、勤務時間の調整や勤務地の選択、その他各種補助制度など、社員の声を積極的に聞きながら制度を整えています。
編集部
具体的な休暇制度や、その取得状況についても教えていただけますか?
中西さん
例えば年に2回、5連休以上の連休を取得できるという制度があるのですが、現在、取得率はほぼ100%です。「休暇は取って当たり前」という共通認識のもと、サポートし合って取得しています。日数も、従来は4連休程度でしたが、少しずつ増やしていって、現在は年に2回の7連休を推奨していますね。
また、有休は直近の2年間で最大40日まで貯められますので、病気になったときや育児・介護の都合など、必要なときにプールした分を使うことができます。
私も実際に、妻の出産のときにこの制度を使って1週間ほど休暇を取得しました。育休よりも有休を使った方が給料が満額支給されるということもあり、この制度を活用する社員が多いですね。もちろん、それとは別に男性が育休を取得するケースも年々増えています。
女性活躍のサポートも。子どもの小学校卒業まで時短勤務も選択可
編集部
ライフワークバランスに関連して、女性社員の活躍についても伺いたいと思います。
すかいらーくさんでは女性社員も多く活躍されていると思いますが、例えば女性が出産・育児といったライフイベントを迎えたときに、継続して働きつづけられるような独自の制度や取り組みがあれば教えてください。
中西さん
レストランは土日祝日を含めて夜遅くまで営業していますので、子育てをしながら店舗に復職するのはハードルが高いことだとは思います。ただ、店舗勤務の方でも安心して復職いただけるように、お子さんが小学校卒業するまでは時短勤務を選択できるようにしています。
その後、お子さんが中学生くらいになって少し遅くまで働ける状況になったタイミングでフルタイム勤務に戻すなどして、ご家庭と仕事を両立されている方は年々増えていると感じています。
編集部
法律上の基準以上に、長い期間に渡って時短勤務ができるような制度が整っているのですね。実際に時短勤務を利用される方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?
中西さん
復職される方のほとんどが、時短勤務を選択しています。勤務時間も4時間~6時間から選択できるので、まずは1日4時間から働きはじめて、少しずつ伸ばしていくという方が多いですね。
編集部
「まずはランチタイムの4時間だけ復帰する」といった働き方もできるということですね。マネージャーの立場にある方でも、同様に制度が利用できるのでしょうか?
中西さん
はい。マネージャーをやっていた方でも時短で働いていただけますし、マネージャーの資格が消滅することもありません。
勤務時間が短いとやはりマネージャーの立場は難しい部分も多いですので、アシスタントマネージャーという形で復帰するのが通常ですが、フルタイムで働けるようになったタイミングで改めてマネージャー認定試験を受けなくてはいけないということはありません。
編集部
ライフステージに合わせて、これまでの実績を失うことなく働き方を調整できるというのは、とても理想的ですね。飲食業界において、すかいらーくさんが高い定着率を維持できているのは、社員の皆さんが働きやすい環境を整備されてきたというのも大きな要因だと感じました。
チャレンジを歓迎し、社員同士で支え合うのが「すかいらーく流」
編集部
「平均勤続年数16.8年」という数字は、働きやすい環境作りの積み重ねによる部分も大きいかと思いますが、それ以外の部分で、すかいらーくさんで働くうえで魅力だと感じていることがあれば、教えてください。
中西さん
個人的な意見ではありますが、社員の人柄が良く、助け合いの精神を持っている方が多いというのは魅力だと思います。
もちろん仕事をしていると大変なことも多いですが、大変なときには同僚や上長が手を差し伸べてくれます。店舗ごとの正社員の人数はとても少ないビジネスモデルですが、その分、横のつながりがとても強いと感じています。
編集部
店舗を越えて、社員同士で支え合っているのですね。具体的に、同僚や上長の方に助けられたというエピソードがあれば教えてください。
中西さん
店舗でマネージャーをやっていたとき、売上や組織づくりについて悩んだことがありました。「マネージャーとしてやっていけるのかな」と考えていたときに、他の店舗の先輩マネージャーが自分のお店に来てくれて、長時間にわたって相談に乗ってくれたのをよく覚えています。
実はこのとき、上長のエリアマネージャーが、私が思い悩んでいることを察知して伝えてくれていたんです。同じような経験は、本当にいろいろなタイミングでありました。自分がたくさん手を差し伸べてもらった分、後輩ができたときには、同じようにしてあげたいと思うようになりましたね。
編集部
自分が助けてもらったら、今度は自分が助けてあげようという気持ちになりますよね。とても素晴らしい組織の風土だと思いました。
北浦さんは、すかいらーくさんのどのようなところに魅力を感じていますか?
広報担当の北浦さん(同席)
私も当グループは社員の人柄が素晴らしいと思っています。そして、年齢、職位に関係なく、チャレンジさせてくれる風土ですね。
私は現在広報室に所属していますが、入社後は6~7年ほどガストで働き、マネージャーをしていました。その後は本部のマーケティングで、お客様の行動分析やアンケート分析、商品政策などに携わっていました。
本部に来てすぐ、マーケティングの仕事でお客様の行動分析をしていたときに、なかなか自分の仮説どおりにいかないことがありました。私の少ない経験値では見えていなかったことも多々あった中、チームで多くのディスカッションを重ね、広い視点を学ばせていただきました。
すかいらーくグループの店舗は全国に約3,000店あって、地域によってお客様の層や価格感度、利用動機も全然違います。常に固定概念をなくし、今起こっていることをあらゆる視点で考え、それを行動につなげる実行力の大切さを学びました。新しいチャレンジも大いに応援してくれる会社です。たくさんのことを学ぶきっかけを与えていただき、本当に感謝しています。
編集部
チャレンジを後押ししてくれて、困ったときに手を差し伸べてくれるという環境は、社員の成長にもつながりそうですね。
社員証提示で25%割引も。嬉しい福利厚生が充実
編集部
続いて、すかいらーくさんの福利厚生について教えていただけますか。
中西さん
代表的な制度として「社員割引制度」があります。これは、社員証を提示すればほぼすべてのグループのお店で25%割引で食事ができるというものです。自分だけではなく家族6人まで適用されるので、私も重宝しています。
また、勤務しているお店で1日2回まで割安価格で食事できるという、従業員の食事補助制度もあります。ライス付きで1食300円程度で食事ができるので、とてもお得なんです。
編集部
日々の食事において補助が受けられるというのは、すごくありがたいですね。
中西さん
そうですね。あとは、割引制度を使って他の店舗で食事をとることで、新たな気づきや学びが得られるということも大きいです。私もときどき他のお店を見に行くことがありますね。
店舗のマネージャーであれば、他店の取り組みを自分の店でも活かすことができるでしょうし、本部勤務のメンバーであれば、取組中のプロジェクトが店舗運営に反映されているかの確認にもなります。福利厚生を通して、ビジネスにも寄与できていると考えています。
「誰かが喜んでくれること」にやりがいを感じられる人を歓迎!
編集部
最後に、すかいらーくさんに興味を持たれた方に向けて、メッセージをお願いします。
中西さん
当グループは、「食」を通じて、お客様の豊かな生活と社会の発展に貢献する会社です。「食」を通じて、お客様に喜んでいただくことにやりがいを感じていただける方に興味を持っていただけると嬉しいです。
また、私たちの仕事は、「人」を介在してお客様に喜んでいただく仕事です。人と関わることが好きな方、また、他の人の成長を支援し、その成長を喜べる方と、一緒に働きたいですね。当グループにはそういう熱い人間がたくさんおりますので、仲間になりたいという方は、ぜひご応募いただければと思います。
編集部
まずは店舗でマネージャーを目指すことになるとのことですが、必要なスキルや素質があれば教えてください。
中西さん
ひと言にマネージャーといっても、それぞれの得意分野がありますし、それぞれの強みを生かしたマネジメントの方法が必ずあります。自分なりのマネジメントスタイルを確立して、お店を作っていくことができますので、入社の時点で特別なスキルを求めているわけではありません。
とはいえ、「誰かが喜んでくれることが、自分のやりがいだと思える」という本質がないと、困難があったときに乗り越えられなくなってしまうと思います。お客様のため、あるいは従業員のために何ができるかを常に考え、チャレンジし続けられるということは、とても大事だと思いますね。
▲すかいらーくホールディングスでは「食の未来」を一緒に変える人材を募集している(公式採用サイトより引用)
編集部
飲食業界未経験の方でも大丈夫でしょうか?
中西さん
もちろん大丈夫です。しっかりとした研修制度やサポートがありますので、未経験の方でも入社後すぐに活躍できます。
また、オーダー端末や配膳ロボットなど、店舗のDX化も進めておりますので、昔と比べて覚えることも減りましたし、体を動かして走り回らなければないという環境も変わってきています。お客様対応や店舗運営のさらなる改善に集中できる環境になってきていますので、未経験の方でもぜひ挑戦していただければと思います。
当グループにはさまざまな業態のお店がありますし、本部には100種にも及ぶ職種があります。店舗での経験を経て、自分のスキルや希望を活かして活躍できるフィールドが広がっていますので、このような点にも目を向けていただいて、興味を持っていただけたら嬉しいです。
編集部
インタビューを通じて、時代とともに進化を続けるすかいらーくさんの、挑戦する姿勢が大変よく伝わりました。すかいらーくさんで描けるさまざまなキャリアプランに興味を持たれた方も多いのではないのでしょうか。
本日はたくさんの貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
■取材協力
株式会社すかいらーくホールディングス:https://corp.skylark.co.jp/
採用ページ:https://recruit.skylark.co.jp/