注目企業の躍進の秘密を探る本企画。今回は、シェアNo.1の英会話学習アプリ『レシピー』の開発・運営を行う株式会社ポリグロッツを取材しました。
インタビューで印象的だったのは「学習者目線」への徹底したこだわりでした。ユーザーのニーズを深く理解し、それに応える機能や内容を提供することで、ポリグロッツは成長を遂げ、レシピーは多くの支持を集めています。その具体的な取り組みや成功の要因について詳しくお聞きしましたので、ぜひご覧ください。
株式会社ポリグロッツの企業概要:No.1英語学習アプリ開発の背景
株式会社ポリグロッツは「言語の壁を超え世界で活躍する日本人を増やす」をミッションに、英語学習のソリューションを提供するEdTechの注目企業です。主力事業は英語学習アプリ『レシピー』の開発・運営で、そのユーザーは累計200万人を突破し、英語学習アプリとしてはシェアNo.1を誇ります。
レシピーは、「今、注目の英語学習アプリ」「一度挫折した人に試してほしい英語学習アプリ」「英語力アップのために利用したい英語学習アプリ」の3部門で5年連続第1位に選ばれるなど、多くの学習者から高い評価を得ています。
会社名 | 株式会社ポリグロッツ |
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住所 | 東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿 16F |
事業内容 | ・英語学習アプリ『レシピー』、日本語学習アプリ『MONDO』の開発・運営 ・アダプティブラーニングプラットフォームの開発・提供 |
設立 | 2014年5月 |
公式ページ | https://www.polyglots.net/ |
今回は、ポリグロッツの代表取締役社長である山口隼也さんにインタビューをさせていただきました。レシピーが多くの学習者から支持される理由やポリグロッツの成長の背景など、さまざまなテーマについてお話を伺っています。
株式会社ポリグロッツの強み:90%以上の学習継続率を実現する英語学習アプリの秘密
▲ポリグロッツが開発・提供する英語学習アプリ『レシピー』
編集部
まずは、ポリグロッツさんの創業の経緯と事業内容を教えていただけますか?
山口さん
弊社は「言語の壁を超え世界で活躍する日本人を増やす」をミッションに掲げ、英語学習アプリ『レシピー』を開発、提供する会社です。
現在の事業を始めた理由からお話しします。私はもともとシステムエンジニアで、海外出張が多かったのですが、グローバルビジネスの場に日本人が極めて少ないことに気づきました。その原因が日本人の英語力にあるのではないかと考えたのです。
日本では小学校から高校まで英語を学びますが、実際に使う機会が少なく、多くの人が苦手意識を持っています。仕事で必要になっても、すぐには上達できず困る人も少なくありません。私自身もその一人でした。
英語ができれば、もっと世界で活躍する日本人を増やすことができるはずです。その思いから、ポリグロッツを創業しました。
編集部
そして、開発されたのが英語学習アプリ『レシピー』なのですね。
山口さん
はい、その通りです。レシピーはスマートフォンと隙間時間を活用して、最短で成果を上げることを目指した英語学習アプリです。「スマートフォンでの自習」と「先生とのレッスン」の両方で英語を学ぶことが特徴です。
自習用のカリキュラムには、リスニング、リーディング、スピーキングなど英語学習に必要な要素が含まれています。さらに、AIが学習者一人ひとりのレベルや好みに応じて内容を生成しているのが特徴です。
隙間時間を使って自分に最適化された教材で自習し、先生とのレッスンでアウトプットすることで、効果的に英語を身につけられます。
編集部
「テクノロジー」と「人」の力によって英語を学んでいくのがレシピーなんですね。
AIによる個別最適化:学習者の興味に合わせたカリキュラム生成
編集部
ポリグロッツさんが開発されたレシピーは、AIがそれぞれの学習者に最適化したカリキュラムを生成するとのことですが、設計に至る考えなどについて詳しく教えていただけますか?
山口さん
レシピーは「好きを学びに」をサービスコンセプトとし、「英語を学習する」というよりも、「興味のある分野を英語で学ぶ」ことを重視して設計しています。
英会話学校での学習が続かなかったり、オンライン英会話で成果が出なかったりするのは、人によって苦手なポイントやレベルが違うからです。また、テキストや教材の内容に興味が持てず、学習が退屈でイヤになってしまうということもあるでしょう。
編集部
私も経験があります…。内容が難しくてハードルが高かったり、興味が感じられない教材だと、語学学習を続けるモチベーションは下がってしまいます。
山口さん
そうした問題を解消してくれるのがAIです。AIはユーザーの履歴などをトラッキングして、学習者のレベルや興味・関心、伸ばしたいスキルに合ったコンテンツを選び、カリキュラムを生成します。
この「マイレシピ」という機能によって楽しく学んでいただける結果、レシピーは継続が最大の難関となる語学学習において「継続率90%」という脅威の数字を達成しています。
このコンセプトの背景には私自身の経験があります。私も独学で英語学習をしていたのですが、そのときにいちばん長く続けられたのが「仕事に関するニュース記事を読む」ことでした。
受験勉強的に学習するよりも「自分に興味があることを知る」目的で英語を使ったほうが、能動的に取り組めるんですよね。
編集部
人間の行動特性を踏まえたうえで、AIという先端技術を活用し、新しい英語学習のやり方を提供されているのですね。
効果的なアウトプット:日本人バイリンガル講師によるレッスンの特徴
▲AIがつくるカリキュラムでの自主学習と日本人講師によるレッスンが英語力向上につながる(公式サイトより引用)
編集部
ポリグロッツさんの開発アプリ「レシピー」は、AIのサポートによる自学自習だけでなく「先生によるレッスン」ができるのも特徴の一つですね。この点について詳しく教えていただけますか?
山口さん
はい。ベースはAIによってカスタマイズされたカリキュラムによる自習ですが、毎日スマホに向かって学習しているだけでは、途中で挫折してしまう人も出てきます。
また、英語はコミュニケーションのためのものですから実践的な練習も必要です。そこでレシピーはスマホでの自習に加え、日本人バイリンガル講師とのマンツーマンレッスンというアウトプットの場も提供しているのです。この2つのアプローチによって、より効果的に英語力を向上させることができると考えています。
編集部
バイリンガルの日本人がレッスンの講師なのですね。それには、どのような意図があるのでしょうか?
山口さん
一般的なオンライン英会話の場合、先生は基本的に海外のネイティブスピーカーで、アドバイスも英語でのコミュニケーションになります。そのため、「もっとこうしたほうがいい」「他にこんな表現がある」といったアドバイスが的確に伝わらないこともあるでしょう。
日本人講師であれば、日本語で質問できて、フィードバックも日本語で受けることができます。学習者にとってもっとも理解しやすい日本語で指導を受けられるので、改善すべきポイントが明確になるんです。
編集部
「英語の習得には浴びるように英語を聞くことが大切だから、レッスンはすべて英語がいい」という考え方もあるのではないでしょうか。
山口さん
たしかにその考え方も理解できますが、それは学習者のレベルによります。ある程度、英語のベースができたあとであれば、ネイティブの講師とひたすら会話をしてできるだけ多くアウトプットすることで成長できるでしょう。
しかし、日本人の多くは、特にスピーキングに関しては初級から中級前半くらいのレベルです。まずはベースをつくる必要があるんです。そのため、日本語のできる先生が指導して深いコミュニケーションをとりながらアウトプットをするという方針にしています。
また、日本人講師には「英語を学んできた」経験があるため、どんなときにつまずきやすいかが理解できます。「学習者の気持ちがわかる」のも、日本人講師の魅力だと思います。
編集部
自習のカリキュラムも、そしてアウトプットの方法も、レシピーは学習者の気持ちに寄り添って設計された英語学習アプリなのですね。
実践的な英語力の育成:日経ニュースを活用した最新コンテンツの提供
編集部
ポリグロッツさんが開発したレシピーは、教材のコンテンツも充実していますね。
山口さん
既存のコンテンツだけでは新鮮味が失われたり、内容が古くなったりする課題があります。そのため、最新ニュースからビジネス、テクノロジー、エンタメなど、学習者それぞれが興味ある情報を集めながら学んでいけるよう、コンテンツの拡充は積極的に進めています。
2023年4月からは、日経電子版に掲載された最新ニュースを英語で配信する『日経LissN』も学習コンテンツに追加搭載しました。これにより、最新の経済・ビジネス情報を英語で学ぶことができます。
資格試験やTOEICのために英語を学ぶ方もいますが、真に必要なのは実際に「使える英語」です。その点において日経LissNは理想的なコンテンツです。レシピーはコンテンツを充実させて、実践的な英語を学ぶという方向性で進めています。
編集部
「使える英語」「実践的な英語」という点を強く意識されているのですね。
山口さん
TOEICで高得点を取得しても、必ずしも実践的な英語力が身につくわけではありません。今後、「使える英語」の必要性はますます高まっていくでしょう。グローバル化の進展に伴い、海外から日本へ来る人が増えるだけでなく、日本から海外へ出ていく人も増加すると予想されます。
これまでは「英語はできたほうがいい」と感じつつも、日本国内では「英語ができなくてもなんとかなる」環境でした。しかし、その状況が大きく変わることは確実です。そのため、「使える英語」にフォーカスすることは重要だと考えています。
編集部
レシピーがこれほどの支持を集めているのは、社会環境の変化に備えて「使える英語」を身につけたいと考える人が増えているからなのでしょうね。
株式会社ポリグロッツの成長戦略:法人向けサービス拡大で200万ユーザー突破
▲需要が高まっている「法人英語研修サービス」
編集部
ポリグロッツさんは2014年5月に設立し、その3か月後にレシピーの前身となるアプリをリリースされています。約10年が経過した現在、ユーザー数はどのように変化していますか?
山口さん
累計ユーザー数は200万人を突破しました。1年前は150〜160万人ほどでしたので、最近さらに成長が加速していますね。
編集部
レシピーのユーザー数増加やポリグロッツさんの成長の理由について、山口さんはどのようにお考えですか?
山口さん
レシピーは個人向けだけでなく、法人向けにもサービスを提供しています。この「法人英語研修サービス」の利用拡大が成長の主な理由として挙げられます。
大人が英語学習を始めるきっかけとして多いのは、「仕事で必要になった」「キャリアアップのため」といったものです。また、最近ではリスキリング(職業能力の再開発)がトレンドになっています。従業員の学び直しを支援するため、英語学習のソリューションを福利厚生の一環として採用する企業が増えているんです。
編集部
企業の英語学習ニーズの高まりを受けて、法人営業に注力されたのでしょうか?
山口さん
私たちからのアプローチだけでなく、福利厚生の担当者が一般ユーザーとしてレシピーを使っていて、自社に導入するといった流れも少なくありません。
一般ユーザーに多くご利用いただき、高い評価をいただけていること。そして、「学習成果が出ている」という実績によって法人にも採用されるケースが多いのはとてもうれしいですね。
編集部
それは理想的な循環ですね。レシピーが優れた教材だからこそのことだと思います。
企業向けソリューション:管理機能の充実と社員の英語力向上支援
編集部
「法人向け」の英語学習アプリという点で、ポリグロッツさんがこだわったポイントはありますか?
山口さん
企業の英語学習支援は、これまで幹部候補生には重点的に行う一方、一般社員には福利厚生として提供するにとどまり、学習成果にはあまり注目しないケースが多く見られました。
しかし、最近では「投資に見合った成果を出したい」という企業の意識が高まり、社員の利用率や学習成果の可視化を求めるニーズが増えています。そのため、弊社の法人向け英語研修サービスではこうした要望に応える機能を提供しています。
編集部
法人向けには、どのようなサービスが付加されているのでしょうか?
山口さん
アプリでの自主学習と日本人講師によるレッスンでのアウトプット練習は個人向けサービスと同様ですが、法人向け英語研修サービスでは人事部門など運営担当者へのサポートを重視しています。
具体的には、担当者専用の管理画面を用意しており、社員ごとの学習状況を確認できます。これにより、適切なタイミングでの声掛けや研修の進捗分析が可能になります。さらに、企業の要望に応じて毎月レポートを提出し、研修実績を可視化するサービスも提供しています。
編集部
英語を学ぶ社員だけでなく、管理する担当の方にとっても使いやすい教材なのですね。
教育現場への展開:『レシピー for School』によるAI活用の課題作成支援
▲2023年から学校向け『レシピー for School』のサービスがスタート
編集部
ポリグロッツさんは2023年から、学校向けサービス『レシピー for School』の提供もはじめていますね。
山口さん
はい、その通りです。2022年から学習指導要領が改訂され、文法中心の英語学習から実践的な英語力の育成へと方針が変わりました。現場の先生方にとっては大きな変化ですが、私たちにとっては新たな可能性を感じています。
レシピー for Schoolは、教科書や先生が選んだ記事、システムに搭載されているコンテンツを入力するだけで、「単語」「ライティング」などテーマに応じた課題をAIが自動生成します。先生方の大きな負担となっていた課題作成を支援し、実践的な英語での授業をサポートするアプリとなっています。
編集部
多忙な先生方にとってはとても助かるサービスですね。全国の学校に積極的にアプローチされているのでしょうか?
山口さん
実は、学校への営業活動はかなり特殊で簡単ではありません。当初は積極的に学校へ連絡を取り営業活動を行っていましたが、新興のベンチャー企業として見られることもあり、話を聞いていただくのも容易ではありませんでした。
法人向けサービスと同様に、先生のお子さんがレシピーを利用しているなど、身近にユーザーがいて、その評判を聞いて学校側からお問い合わせをいただくこともあります。
ただし、問い合わせを待っているだけでは広がりが限られますので、日本最大の教育分野の展示会「EDIX(教育総合展)」に出展するなど、今後、積極的にプロモーション活動を行っていく予定です。
編集部
現在、「実践的な英語力」をどう育成するか悩んでいる先生も多いでしょうし、教育現場のデジタル化も進んでいます。レシピー for Schoolはポリグロッツさんの今後の成長を牽引する重要なサービスになりそうですね。
株式会社ポリグロッツのビジョン:韓国進出と外国語学習不要の世界の実現
編集部
ポリグロッツさんの今後の展望をお聞かせいただけますか?
山口さん
私たちは個人のユーザーはもちろん、企業や学校もターゲットとしています。しかし、特定の層に絞るつもりはありません。英語学習者がいるところすべてをターゲットとし、本当に使える英語を日本人に身につけてもらいたいと考えています。
20代から30代の若い世代は、外資系企業への転職やより良い条件の企業での就職を目指していることが多いです。私たちの目標は、そうしたキャリアアップをサポートすることです。
そして、日本と世界の架け橋となり、「外国語学習が不要な世界を作る」というビジョンを実現したいと思っています。
編集部
外国語学習に関して、ポリグロッツさんは海外進出についてどうお考えですか?例えば、「中国語話者のための英語学習アプリ」など、レシピーのコンセプトと技術は他の言語にも応用できるのではないでしょうか。
山口さん
日本人が英語を学ぶ上で大きな障壁となるのが、日本語と英語の語順の違いです。
レシピーには、1分あたりに読める単語数「WPM(Words Per Minute)」の指標が入っていて、英語の語順どおりに聞いたり読んだり話したりするトレーニング機能やコンテンツがたくさん搭載されています。これは、英語の語順で苦労する日本人が多いことを踏まえたカリキュラムになっています。
このスキームを活かせるのは、日本語と同じ「主語→目的語→動詞」という語順の言語です。この条件に当てはまるのは韓国語です。韓国語については視野に入れていますが、それ以外の言語についてはまだ考えていません。
むしろ、弊社はレシピーのほかに、外国人が日本語を学べるリーディングアプリ『MONDO(モンド)』の開発・提供も行っています。日本のアニメや漫画といったコンテンツは世界中にファンが多いため、MONDOの需要は期待できると考えています。こちらの育成を優先的に進めていく方針です。
編集部
インバウンドの再活性化もあり、日本語を学びたい外国人の方も多いでしょうから、MONDOの成長も期待できそうですね。
株式会社ポリグロッツの採用方針:英語学習者の視点を持つ人材の重視
▲ポリグロッツの代表取締役社長の山口隼也さん
編集部
ポリグロッツさんでは、現在どのような人材を必要とされているのでしょうか?
山口さん
弊社は今、サービス拡大期にあり、とくに法人や学校向けの「カスタマーサクセス」を必要としています。カスタマーサクセスとは、英語学習教材の導入に関して決定権をもつ企業人事部や学校の先生とコミュニケーションをとり、マーケティング、提案、研修の運用を行う役割です。
編集部
カスタマーサクセスに必要な経験や能力について教えていただけますか?
山口さん
カスタマーサクセスに限らず、採用にあたって重要視しているのは「英語学習者の気持ちが理解できる」ことです。実際、今いるメンバーも全員、英語学習経験者です。
英語を学んだ経験がある人は、自分の経験から英語学習でつまずきやすいポイントがわかります。また、「こんな機能があったら便利」「こうした研修はうれしい」といったアイデアも浮かびます。
カスタマーサクセスはお客さまとの架け橋になる重要なポジションです。学習者の視点が不可欠ですし、加えて、サービスを選ぶ側の視点も求められます。
編集部
ポリグロッツさんで働くには、高い英語力が必要なのでしょうか。
山口さん
オンライン講師以外は英語力について「TOEIC何点以上」といった必須条件を設けていません。むしろ、帰国子女で英語力はネイティブレベルという人より「現在進行形で英語学習を頑張っています」という人のほうが向いているように思います。「英語学習に挫折した経験がある」という人も歓迎します。
編集部
そのほかに、採用にあたって重視されているポイントはありますか?
山口さん
自分で自由に発想して動ける人がいいですね。弊社は創業して10年未満、社員も10人程度のスタートアップです。やりがいは大きいですが、1人1人の責任も大きくなります。
会社のルールや決まりごとなどを、やりながらつくっている過程ですので、こうした環境を楽しめる人が合うのではないでしょうか。
同席の取締役CMO・市村さん
補足すると、現在の弊社のステージでは「ベンチャー気質のある方」が求められます。仕事を自分でつくりだせる人、施策を自分で考えて完結できる人、トライアンドエラーを繰り返しながらやり続けられる人を歓迎します。
代表の山口は、個々の小さな成功や失敗よりも、連続性をもって論理的に仕事を積み上げていくことを大切にしています。そういう思考ができる人が適しています。
社内イノベーションの促進:若手社員による新規事業プロジェクトの実例
編集部
ポリグロッツさんでは、入社して間もない方々も自由に挑戦し、活躍されているのでしょうか?
山口さん
はい。例えば『レシピー for school』は、入社1年半の社員が「"学校"というマーケットに挑戦したい」と自ら開拓しはじめたのがきっかけです。
彼は学校の英語教育のあり方に対して強い思いがあり、それが原動力になっています。日本人の英語力不足は学校時代の学習方法や指導方法に課題があると考え、その改善に取り組みたいという強い意志を持っています。
編集部
英語教育のあり方について変えていきたいという使命感をもっているのですね。その方はもともと学校向けの営業をされていたのですか。
山口さん
いいえ、学校営業の経験はありません。外資系商社で働いた際に英語で苦労したそうです。学生時代は英語に自信があったにもかかわらず、実際の仕事で使えなかったことにショックを受けたようです。
英語学習の経験や実践での挫折を通じて、彼は学習者の視点を持っています。現在では、営業の中心メンバーとして活躍しています。
編集部
入社してすぐの方の提案で新サービスがスタートするとは、ポリグロッツさんは社員の意欲や挑戦を応援するカルチャーなのですね。
山口さん
そうですね。他にも、入社1年未満のメンバーを中心に新規事業のプロジェクトが始動しています。社風に合致し、方向性が一致していれば、やりたいことにどんどん挑戦してもらえるというのが弊社のスタンスです。
前向きな取り組みであれば、失敗も大歓迎です。英語学習に対して熱意があり、チャレンジ精神旺盛な方と一緒に働けることを楽しみにしています。
編集部
グローバル化の流れが加速するなか、レシピーの需要はさらに高まり、ポリグロッツさんの成長も続くのだろうと感じました。本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社ポリグロッツ:https://www.polyglots.net/
採用ページ:https://www.polyglots.net/recruit/