先進的な働き方や魅力的なカルチャーをもつ企業にインタビューする本企画。今回は、ペットを取り巻く環境をより良いものに変えていくため、ITの技術で新しいプラットフォームをつくることをビジョンとし、自社のサービスを成長させている株式会社アニマライフにお話を伺いました。
「ブリーダーナビ」など独自のプロダクトを企画・開発
▲アニマライフが運営する「ブリーダーナビ」のサービスサイト
株式会社アニマライフは、ペットに関連する様々な情報を、自社で構築したプラットフォームから発信しているITベンチャー企業です。動物と人間がともに生きることができる世界を創るという理念を掲げ、「幸せな動物・人・事業者」を増やす新しいプロダクトを生みだし続けています。
生まれて間もない子犬・子猫たちが、流通の過程で命を落としてしまうという課題解決を目指し、優良なブリーダーから飼主が直接、子犬・子猫を引き受けるためのサイト「ブリーダーナビ」や「子猫ブリーダーナビ」を運営するほか、ペット保険の検索サイト「ペット保険のトリセツ」などのメディアでさまざまな情報を発信しています。
■ブリーダーナビ
https://www.breeder-navi.jp/
■子猫ブリーダーナビ
https://www.koneko-navi.jp/
■ペット保険のトリセツ
https://pethoken-torisetsu.com/
会社名 | 株式会社アニマライフ |
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住所 | 東京都新宿区神楽坂6丁目66-2 三上ビル4F |
事業内容 | Webサービス・アプリの開発、運営 |
設立 | 平成26年5月30日 |
公式ページ | https://www.animalife.jp/ |
働き方 | 全社員リモートワーク(一部職種は出社のタイミングもあり) |
今回は、執行役員と広報を兼務する廣瀬竜史さんに、リモートワークの現状やエンジニアの皆様の働き方についてお話を聞かせていただきました。
エンジニアのほぼ全員が全国からリモート勤務。毎日ペットに癒されながら働く
▲仕事中でもすぐそばには可愛いペット。癒されながら仕事ができる環境
編集部
まずはじめに、アニマライフさんでの働き方を教えてください。
廣瀬さん
エンジニアは、ほぼ100%がリモート勤務をしています。メンバーの多くは関東近郊に住んでいますが、岩手県から沖縄県まで日本全国の様々なエリアに仲間がいます。
営業や事務系の職種で、出社が必要な業務がある際には、それぞれのタイミングで個々に出社していますが、ほとんど自宅で仕事をしています。
編集部
自宅でお仕事ができるのですね。リモート勤務にはどのようなメリットがございますか。
廣瀬さん
仕事中でも「ずっとペットと一緒の部屋にいられる」というのはひとつのメリットです。
他にも、お子様がいるメンバーからは「子供と過ごす時間を大切にできる」という声を聞いています。
編集部
メンバーの皆様同士でのコミュニケーションは、どのような方法で取っていらっしゃいますか。
廣瀬さん
普段は、SlackやGoogle_Meetなどのコミュニケーションツールを活用しています。こまめに定例会議を開催して、プロジェクトごとに密な話ができる時間をつくっています。対面はしませんが、いつでも気軽にメンバーへの声掛けができる環境が重要だと思っています。
遠くに住むメンバーともオフラインで会えるように、イベントなど顔合わせや交流の機会をつくっています。
編集部
ペットやご家族と過ごす時間を大切にできる働き方ですね。全国から勤務できるというのも大きな魅力だと思いました。
勤務時間中にペットの通院もできる。柔軟に時間を使える体制
▲リモートワークで中抜けも可能なため、仕事をしながらペットのお世話もできる
編集部
アニマライフさんの勤務時間はどのようになっていますか。
廣瀬さん
基本的には、9時から10時までの間に出社して、18時から19時までの間に退社するのをルールとしています。ですが、アニマライフでは、スタッフそれぞれの業務に支障がないのであれば、1日4時間以内、月間20時間以内で中抜けしても良いということにしています。
たとえば、ペットが体調を崩すと「早めに動物病院に連れていきたい」ということもあるんですよね。そのような緊急事態に、柔軟に対応できる働き方にしています。
メンバーの半数以上がペットと一緒に暮らしていて、そのような状況は誰にでも可能性があります。もちろん、ペットに限ったことではなく、家族や家庭で緊急事態があった場合も同じです。
編集部
アニマライフさんもメンバーの皆様も、ペットを大切にする気持ちに理解があるのですね。
廣瀬さん
はい。一人ひとりがある程度、仕事がやりやすいタイミングを調整できます。効率よく業務を進めて、成果を上げることを重視しています。
編集部
成果主義でありながら、柔軟な働き方ができるのは魅力的ですね。
20代・30代のエンジニアが活躍中。ペットへの思いを込めたプロダクトを自社開発
▲メンバーの家には数々の個性的な猫ちゃんが。PCの前に陣取ることも
編集部
アニマライフさんのメンバーの皆様について教えていただけますか。
廣瀬さん
人数はアルバイトを含め40人を少し超えるくらいです。年齢層は20代、30代前半のメンバーがほとんどで、全体的に若いメンバー構成です。代表も40歳になったばかりです。
編集部
エンジニアの皆様は、どのような思いで開発に取り組まれているのでしょうか。
廣瀬さん
ペット業界にはまだまだ発展途上な部分があって、DX化を進めていけるところが山のようにあるんですよね。そこを「ITの力で良くしていこう」という思いを強く持って、意欲的に開発をしています。
様々なペット系のWeb・アプリサービスを展開していますが、エンジニアたちはペットのためを思って開発しています。「これからペットと暮らしたい」「ペットとの生活をもっと幸せにしたい」など、ターゲットとなるユーザーと、同じ気持ちや目線でサービスを開発しています。
エンジニアたちは、常に「自分が使うとしたら」という考え方なので、どのサイトに関しても使いやすいサービスができあがっていると思います。
編集部
なるほど。ユーザーと同じ思いでいらっしゃるからこそ、思いつく機能やサービスがあるのでしょうね。
スピード感のある開発環境。ユーザーの声を細かく拾って毎週リリース
編集部
アニマライフさんでの開発の進め方に、特徴的な部分はございますか。
廣瀬さん
アジャイル型の開発で、非常にスピードが速いのが特徴だと思います。
週次のタスクで開発をして、毎週リリースをしています。開発サイクルはかなり細かいのではないでしょうか。ユーザーの声や取引先の意見、社内の声などこちらに上がってきたあらゆるものを、すぐに議論して改修するようにしています。
また、企画、要件定義、SEO対策、マーケティングなど純粋なコーディングのみでなく、サイトの運用に関わる様々な業務をエンジニアドリブンで実施していますので、幅広い経験が積めることも魅力です。自社サービスとして深く入り込み、チーム一丸となって愛着を持って仕事ができます。
編集部
色々なことに取り組める環境が整っているのは良いですね。エンジニアとしての成長も期待できそうです。
アニマライフさんにジョインされたエンジニアの皆様の様子などを教えてください。
廣瀬さん
それぞれの領域を専門とするプロフェッショナルが在籍しているので、UIやUX、サーバー、インフラに関する様々な意見を聞きながら、個人の裁量を持って仕事を進められます。
受託開発の現場に長くいたエンジニアたちは、アニマライフの仕事に携わるようになって、さらに仕事にプライドを持って取り組むようになったのではないかと思います。当社では、9割が自社サービスの開発なので「自社プロダクトがやりたかった」という方には、すごくいい環境です。
中途で入社してくれたエンジニアたちは、自分が手掛けた自社のサービスを、グロースさせることにやりがいを感じてくれていると思います。
編集部
エンジニアの皆様は、他部署のメンバーとの連携もされているのでしょうか。
廣瀬さん
開発の現場では、エンジニアだけではなく、お客様と直接対峙している営業のメンバーやディレクター、デザイナーなどが集まって、プロとしての意見を出し合ったうえでサービスを決定し進めています。上層部の数人で決めるのではなく、メンバーみんなの考えや意見が反映される体制です。
編集部
一人ひとりの意見が開発に活かされる環境なのですね。
廣瀬さん
繰り返しになりますが、エンジニアそれぞれに大きな裁量が任されているのがいいところだと思います。
元々ペットが好きなメンバーたちですから「ペットのためのより良いサービス」を実現できるとなると、モチベーションも上がるのだと思います。
AI技術も敏感に吸収。メンバー同士で情報共有しスキルを磨き合う
編集部
エンジニアの皆様のスキルアップのために、アニマライフさんが取り組んでいらっしゃることはございますか。
廣瀬さん
定期的に、エンジニア同士での勉強会や講習会を行っています。エンジニアそれぞれが興味を持っているジャンルや分野はバラバラなので、一人ひとりが専門的に勉強している領域を紹介してもらっています。
これまで詳しく知らなかった情報や新しいノウハウを獲得して、それが何かのヒントになればいいですよね。エンジニアの皆さんがどんどん成長していける環境はできていると思います。
編集部
最近の勉強会で取り上げられていたテーマは何だったでしょうか。
廣瀬さん
当社の中にAIを使っているプロジェクトがあります。そこに携わるエンジニアから「今、AIでこういうことをやっている」という事例の紹介がありました。
世間ではどのようになっているのかなど、新しい技術に特化し、アンテナを張って試しているメンバーが、仲間に最新の状況を共有していく文化があるんですよね。
編集部
エンジニアの皆様は随時、情報をキャッチアップしてスキルを伸ばそうとしていらっしゃるのですね。メンバー同士でそれを実現しているところが素晴らしいと感じました。
ペットの情報共有から1日が始まるアニマライフのほっこりしたカルチャー
編集部
アニマライフさんの公式サイトで拝見したのですが、こちらに掲載されているお写真はメンバーの皆様のおうちにいるペットなのですね。
廣瀬さん
はい。全員ではないですが半数以上がペットを飼っていて、私の家には猫が3匹います。リモート会議の最中に、メンバーの背後をペットの犬や猫が横切るのはしょっちゅうです。私の場合も、猫たちは部屋を闊歩しています。普通にペットが会議に参加しているケースもありますよ。
社内のSlackでも、ペット系の話をするチャンネルなど雑談系のものを用意しています。自分の家族自慢というか、ペット自慢もしています(笑)。
編集部
ペットが好きなメンバーの方が集まっているからこそというような、アニマライフさん独自のカルチャーはございますか。
廣瀬さん
毎朝、全社員でオンラインの朝会をやっていて、時間は10分程度なのですが、内容は雑談なんですね。持ち回りでトークテーマを用意して雑談すると、やはり内容が自身のペットの話だったり、ペットグッズの使い心地だったりになっていますね。
「最近買ったこれが良かったよ」などペット関連の情報共有が多いのは、他社にはない当社のカルチャーがあってこそだと思います。
編集部
朝会をしている企業様は他にもたくさんありますが、楽しいペットの雑談から1日がスタートするのは、アニマライフさんならではですね。
採用したいのはペット業界に興味がある方、積極的に発言できる方
編集部
最後に、アニマライフさんが採用の際に重視されているポイントをお教えください。
廣瀬さん
エンジニアでも営業職でも、能動的に前向きに動いてくださる方と働きたいですね。オンラインでやりとりをしている中で、待ちの状態が続くと進展が望めません。オンラインの環境での業務が多いアニマライフでは、自分から声掛けができたり意見を発信したりできる方が活躍できると思います。
編集部
ペットへの興味は採用の条件に関係するのでしょうか。
廣瀬さん
当社のメンバー全員がペットを飼っているわけではありませんし「ペットが好き」という思いがあるかどうかは、必須条件ではありません。
ただやはり、仕事に思いを込めるという意味では「ペット業界をもっと良くしていきたい」という思いがある方だと、仕事への取り組み方も違ってくるのではないかと感じています。
ペット業界が良くなると、ペットを飼っている方であれば自身が一緒に暮らしているペットたちにも良い影響があるわけですから「ペットが好き」という思いは、仕事に向き合うモチベーションになるでしょうね。
編集部
ペットやペット業界をより良くしたいという思いがある方は、アニマライフさんで携わる仕事を通して実現することができそうですね。本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社アニマライフ:https://www.animalife.jp/
採用ページ:https://www.wantedly.com/companies/animalife/projects