ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社DCASIA(ディーシーエイジア)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
生成AIの登場でデータセンターの需要が急増する中、DCASIAは高密度冷却や運用効率化などの最先端データセンターインフラ向けソリューションを提供する注目のベンチャー企業です。業界歴20年以上の第一人者による直接指導のもと、25歳でリーダーを務める若手社員が活躍。スタートアップながら、次世代のデータセンターエキスパートを育成する体制が整っています。
同社のソリューションの一つとして、データセンターの運用管理システム「DCIM(※)」による課題解決を強みとし、生成AI対応や脱炭素への取り組みなど、最先端の市場課題に世界最新の技術で挑戦。若手でも大規模プロジェクトを任されるなど、スピーディーな成長環境が整った企業として注目を集めています。
(※)DCIM:「Data Center Infrastructure Management」の略で、データセンター内の設備や機器を統合的に管理できるシステムのこと。データセンターの稼働に欠かせない基盤(電源や配線、空調設備、蓄電池など)を指す
今回は、株式会社DCASIAで働く魅力や求める人物像について、DCIM技術部で部長を務める岩崎和幸さんと、同部に所属のTamang Dhanraj(タマン・ダンラジ)さんにお話を聞かせていただきました。
急成長するデータセンター市場で活躍するDCASIA
編集部
御社は『データセンターの架け橋となる』をビジョンに掲げていらっしゃいますが、具体的な事業内容について教えていただけますか?
岩崎さん
弊社は日本のデータセンター事業者や、自社でデータセンターを保有する企業様を対象に世界最新の製品とソリューションを提供しています。昨今は生成AI対応のデータセンターが登場するなど市場が拡大・複雑化し、脱炭素やエネルギー高騰といった課題が浮き彫りになっている中で、運用の最適化やコスト削減、省人化、ダウンタイムの削減などを、DCIMというソリューションで解決することを提案しています。
また、英国のData Center Dynamics社(データセンターダイナミクス社)が提供するデータセンター関連の研修を日本語で展開しているほか、業界の最新動向を無料で発信するニュースメディア「データセンターカフェ」の運営など、データセンター業界の発展に貢献する取り組みも行っています。
編集部
今後の展望についてお聞かせいただけますか。
岩崎さん
売上規模に関しては、現在は年商数億円レベルですが、10億円から数十億円規模への成長を目指しています。また、データセンターの最適化ソリューションに特化した企業はそう多くないため、この分野における主要なベンダーになることも目標です。
業界のエキスパートが直接指導!若手が即戦力として活躍
編集部
御社の組織構成について教えていただけますか?
岩崎さん
当社は少数精鋭の組織で社員一人ひとりが重要な役割を担っており、事業拡大に向け20~30代の若手を積極的に採用し、次世代の担い手として育成を進めています。
編集部
岩崎さんから見て、若手の方が御社で働く魅力はどのような点でしょうか?
岩崎さん
組織の規模がまだ小さいため、経営陣がつきっきりで教育を行い、次世代の「データセンターのエキスパート」を育てていることでしょうか。当社には各部門にプロフェッショナルな人材が揃っており、その都度フィードバックをもらったり、教えてもらったりできるため、成長スピードが速いことも魅力のひとつです。
さらに、若手でも即リーダーポジションに就けることも特徴ですね。例えば、当社が展開するデータセンターに携わる方向けの教育研修プログラムのリーダーを務めているのは25歳の女性社員です。
得意な英語を活かしてイギリスやシンガポールの拠点とのコミュニケーションやプログラムの改善、日々の運営などの面で活躍しています。また、「データセンターカフェ」の運営においても重要な業務を担当しています。
編集部
若手社員向けの研修制度についてはいかがでしょうか。
岩崎さん
基本的にはOJT研修が中心です。DCIMに関しては充実した社内トレーニングコンテンツを用意しています。具体的には1時間程度のカリキュラムが20ほどあり、入社後に受講いただくことでDCIMへの理解を深めることができます。その他の研修制度については、スタートアップならではの機動的なOJTを中心に展開しています。
異業種からの転職者も活躍中!データセンターの知見を活かせる職場
編集部
タマンさんは、入社されてからどのような業務に携わっていらっしゃいますか?
タマンさん
私は2014年に留学生としてネパールから来日し、専門学校でITの勉強をしてIT業界に就職しました。そこで約4年半、データセンターの運用・管理に携わり、2024年5月に株式会社DCASIAへ転職しました。部署としてはDCIM事業部に在籍しており、データセンターの運用管理システムのインテグレーターとして、岩崎のもとで業務を学んでいるところです。
岩崎さん
彼には現在大きなプロジェクトに参画してもらっており、技術面でたくさん助けてもらっています。次の中規模プロジェクトからはエンジニアリングのリーダーとして活躍してもらいたいと考えており、とても期待している存在です。
編集部
DCASIAへの転職を決めた理由を教えていただけますか?
タマンさん
DCIMやデータセンター管理のスキルをさらに磨き、専門性を深めることができると感じたためです。DCASIAでは、最先端のテクノロジーやシステムを活用し、成長できる環境が整っていると感じました。前職ではデータセンターにおける運用管理業務、現在はソフトウェア中心で具体的な業務内容は異なりますが、これまでの経験で培った知見が大いに役立っていると思います。
風通しの良い職場環境!DCASIAの社風とコミュニケーション
編集部
続いて、御社の社風や人間関係について教えてください。
岩崎さん
雰囲気は良好で、最近は若手社員が増えてきていることもあって社内コミュニケーションが活性化してきていますね。現場での業務も多いので他の社員とすれ違いが発生することもありますが、社内チャットなどを活用して頻繁に連絡を取り合うようにしています。
また、週に1回、30分程度の全社共有会議を実施しており、その際には約10名のメンバー全員が集まって情報共有を行っています。このようにコミュニケーションを密接に取れる環境が整っているのは、小規模な会社ならではの魅力かもしれません。
タマンさん
私もそう思います。メンバーは皆とても優しく、丁寧に指導してくれます。人間関係の良さだけ見ても、当社に転職して良かったと感じています。
編集部
業務後の社員同士の交流についてはいかがでしょうか?
岩崎さん
親会社と同じフロアにカフェテリアスペースがあり、よくそこで交流していますね。業務後であればビールも飲めるので、気軽なコミュニケーションもでき、社員同士とても良い関係が築けていると感じています。
DCASIAが求める人材像:技術力と興味のある人
編集部
データセンター業界で働く上で必要となる経験やスキル、また特に御社で求められる専門性について教えていただけますか?
岩崎さん
部門によって求めるスキルは異なりますが、私が所属するDCIM技術部ではソフトウェアの基礎的な知識やスキルが必要です。例えばTCP/IPなどのネットワークの知識がある方や、Cisco Certified Network Associate(CCNA)などの資格を有している方が望ましいです。
そして、現在特に求めている人材は、高度なAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)の知識をお持ちの方です。システム間でのデータ連携に関する業務については外部に委託している状況なので、その分野に精通している方にお越しいただけると非常に嬉しいですね。
そして、どの部門でも共通して必要なのが、データセンターに対する基本的な理解や興味を持っていることです。データセンターは一般的にはあまり知られていない分野ですが、そういったインフラ側への興味を持っていることが、当社で働く上で重要なポイントになります。
編集部
最後に、これから転職を考えている読者へのメッセージをお願いします。
岩崎さん
データセンター業界は急速に発展しており、特に生成AIなどの最先端技術を支える基盤として大変注目を集めています。当社はベンチャー企業としてスピーディーに成長できる環境を用意しておりますので、アグレッシブに最先端技術に触れ、自己成長を目指したい方にとって魅力的な環境だと思います。
そういった方々のご応募を心よりお待ちしています。
タマンさん
私は現在、当社で唯一の外国籍社員として働いていますが、今後は外国籍をもつ社員がもっと増えたらいいなと思います。ぜひ様々な国籍の方々に応募していただけたら嬉しいです。
編集部
本日はありがとうございました!
この記事のまとめ
事業内容 |
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組織の特徴 |
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若手の活躍 |
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職場環境・社風 |
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求めるスキル・経験 |
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株式会社DCASIAの基本情報
住所 | 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー23階 |
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事業内容 |
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設立 | 2019年10月 |
公式ページ | https://www.dcasia-ltd.com/ |
採用ページ | https://en-gage.net/dcasia/ |
募集職種 |
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