幅広い不動産知識が身に付くハタス株式会社。20代・30代の未経験者が成長する理由とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、ハタス株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

ハタス株式会社は、愛知県刈谷市に本社を置き、建築や売買、アパート管理、プロパンガス供給まで、不動産・住まいに関するトータルサービスを提供する企業です。三河地域における新築賃貸住宅着工戸数では、2020年から4年連続でトップの実績を誇ります。

同社は、創業1930年という長い歴史を持ちながら、2024年9月には事業部ごとに分社化していた事業部の統合とリブランディングを実施。若い経営陣のもと、新たな変革に挑戦し続けています。

20代・30代の若手社員が中心となって活躍する同社は、社員の希望を重視したキャリア形成や、充実した資格取得支援など、働きやすい環境づくりにも注力しています。

今回は、ハタス株式会社の働き方や社風について、課長の山本さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方

ハタス株式会社
不動産事業部　管理営業課　課長

山本さん

20代・30代が活躍する組織！幅広い不動産業務に携われる環境

▲経営方針発表会の様子。若い社員も多く見られる

編集部

御社の公式サイトで採用情報を拝見しますと、若いスタッフが大勢いらっしゃるように感じました。社員の年齢層について教えていただけますか。

山本さん

20代が最も多く、次いで30代の社員が多いです。比較的、若い世代が中心となって活躍している会社です。

若手の採用に力を入れており、近年は新入社員も含めて若い社員が増えています。以前に比べて職場全体がにぎやかになったと感じています。

編集部

山本さんは、入社されてからどのようなキャリアを歩まれてきましたか。

山本さん

私は2015年に新卒入社し、現場監督からスタートしました。その後、営業部門に異動し、現在は不動産事業部の管理営業課で課長を務めています。

管理営業課の主な業務は、アパートのオーナー様との折衝です。クレーム対応やリフォーム工事の管理、入居中の方から「故障した」などの連絡があれば修理対応もします。契約書更新や水道料金の集金など管理全般を行っています。

当社では数年前から、営業担当者が現場業務から営業交渉まで一括して担当できる体制へと方針を変更したので、私自身が現場で積んできた経験が、今の営業活動にとても活きています。

編集部

山本さんの業務の中で、ハタスならではというものはございますか。

山本さん

当社の事業全体の話にもなりますが、不動産に関わるご依頼を、トータルでお受けできるところが、当社ならではだと思います。

例えば、私が営業や管理の営業中にガスの問題があれば「うち、ガスもやってますので」と解決できますし、お客様が「やはり売買をしたい」と言えば、その要望にもお応えできます。自分の部署では受けられなくても、会社として受けられるのは、当社営業の強みでしょうね。

週1回の面談で若手の悩みに寄り添う。資格取得も手厚くサポート

▲資料などを使って丁寧に若手社員へのフォローを行う山本さん

編集部

新入社員や若手社員へのフォロー体制はどのようになっていますか。

山本さん

週1回、必ず1対1の面談を実施しています。毎週月曜日に、業務の進捗確認だけでなく、困りごとや悩みについても丁寧に聞き取りを行っています。最近では宅建試験に向けた勉強の、モチベーション維持の相談や、新人が一人で営業できるようになる際の不安について、相談を受けることが多いです。

編集部

悩みを持つ社員に対して、山本さんはどのようなアドバイスをされているのでしょうか。

山本さん

例えば、オーナー様との会話に不安を感じる社員のために、15項目ほどの会話のネタ集を作成して、会話の広げ方を一緒に考えています。

ネタの内容は、業務に関する話題からプライベートなものまであります。話しかけやすい話題をきっかけに、会話が盛り上がったり、業務につながったりしそうなものですね。自分がこれまで営業をしてきて、よく話してきたことや、よく話題にのぼるトピックスについて「これはこういうもの」というような、細かい説明を書き添えてもあります。

編集部

資格取得のサポート体制についても教えていただけますか。

山本さん

不動産業界で最も重要な宅建資格については、手厚いサポート体制を整えています。取締役が中心となって勉強会を開催したり、月1回の模擬テストを実施したりと、単に「受験しなさい」というだけでなく、具体的な支援を行っています。

また、宅建を含むPC関連、安全管理などの資格取得に対しては手当も支給されるため、社員の資格取得意欲も高いですね。

編集部

若手社員の雰囲気はいかがですか。

山本さん

20代前半の若手社員たちは、先輩社員や上の役職のそばで、積極的に学ぼうという意欲が強いと感じています。意欲をキープし続けられるよう、若手社員の声に耳を傾けながら、より良い環境づくりを心がけています。

興味ある分野を突き詰めたい！希望の部署でキャリアアップも可能

編集部

社内でのキャリア形成は、どのように行われるのでしょうか。

山本さん

当社では部署異動について、社員の希望を積極的に聞いてくれます。人員配置の状況にもよりますが、上長からのアドバイスによる異動よりも、社員の希望による異動の方が多いですね。

例えば、不動産営業から始めて建築現場の経験を積みたい、あるいは設計部門にチャレンジしたいという希望があれば、可能な限り実現できる環境です。

会社は、その人がどういうキャリアを形成したいか、そのために何が必要かという観点で、希望する経験を積める機会を提供してくれます。

編集部

評価についてはいかがでしょうか。

山本さん

当社では様々な評価項目を設けており、成果を残せば着実にキャリアアップできる仕組みが整っています。

売上などの数字面だけでなく、新規のお客様との関係構築や、空室改善による顧客満足度の向上など、多角的な視点で評価を行っています。工事の受注実績なども含め、総合的に評価されるため、自身の強みを活かしながらステップアップを目指せます。目標を達成すれば、どんどん上のポジションに進んでいけますよ。

編集部

若手で活躍されている方について、ぜひお聞かせいただけますか。

山本さん

たくさんいるのですが、例えば管理部の現場対応部署に配属になってから同じ管理部の営業に異動し、賃貸不動産経営管理士や宅地建物取引士などの資格を取得するなどスキルアップした上で、管理部門のリーダーに抜擢されたケースがあります。この社員はチームの中心として業務に励んでくれていますね。

また、他にも建築の現場監督として入社後、建築営業に異動したという事例もあります。現場での経験を活かすことで、営業の中心となり活躍しています。

不動産営業の働きがい：数字だけでなく「幸せ」につながる仕事

▲「住まい」に関する幅広い業務に携わりたいと思い、入社を決めた山本さん

編集部

不動産業界というと、厳しいノルマや飛び込み営業のイメージを持つ方も多いと思うのですが、実際の業務についてお聞かせいただけますか。

山本さん

私が担当している営業職でいうと、目標設定はありますが、数字だけを追い求めることはしていません。

というのも、アパート管理は建物が存在する限り継続していく長期的な仕事です。そのため、顧客満足度を下げてまで数字を追求すると、その後の関係性が悪化し、管理業務自体が成り立たなくなってしまいます。顧客や取引先と共に成長していける関係性を築くことを大前提としています。

営業活動についても、現在取引のあるオーナー様への営業や、管理でお困りの方からのご相談に対応する形が基本で、飛び込み営業は行っていません。お客様のニーズに寄り添いながら、Win-Winの関係を築いていくことを重視しています。

編集部

具体的な仕事の中で、特に印象に残っているエピソードはありますか。

山本さん

空室率が50%近くあったアパートを担当した際の経験が特に印象に残っています。満室にして、資産の最大化を図るお手伝いをするのが私たちのミッションですから、どうやったら部屋が埋まるか、どういうリフォームが効果的か、様々な角度から検討しました。

住んでいる方にお話を伺ったり、写真を撮ったり、オーナー様の予算に合わせながら、約2年かけてリフォームを進め、入居者募集の対策を行いました。その結果、なんとアパートは満室になり、オーナー様が涙を流して喜んでくださいました。

リフォーム後に、入居者の方々からも満足の声をいただきました。自分が「何とかしたい」と情熱を持って携わった仕事が、多くの人々の幸せにつながっていることを実感できたのが、非常に嬉しかったですね。

編集部

自分の頑張りが誰かの満足に直結しているのは、大きなやりがいですね。

ハタスの組織文化：経営陣と同じフロア、チームワークが自慢

▲部署に関係なく、全社員が集まって仕事をするフロアは、改装されたばかりでピカピカ

編集部

ハタスのオフィス環境について、教えていただけますか。

山本さん

建物自体は数十年前に建てられたものですが、フロアは改装を行ってピカピカです。フロアは柱以外の仕切りがなく、各部署のデスクが見渡せる開放的な空間になっています。

現在は144名の社員のうち、支店の20～30名を除く本社勤務の社員全員がそのフロアで働いています。公式サイトでご覧いただける通り、きれいに整備された快適な職場なんですよ。

編集部

ワンフロア化によって、何か変化はありましたか。

山本さん

会社全体の風通しが格段に良くなりました。以前は部署ごとの意識が強かったのですが、ワンフロア化によって団結力やチームワークが向上したと感じています。

編集部

ワンフロア化には、代表の意向もあったと聞きましたが、経営層との距離感はいかがですか。

山本さん

とても近い関係性です。普段からよく会話をしますし、フロアには経営陣とスペースを区切るような仕切りもありません。社内で何か問題があっても、すぐに相談できる雰囲気です。一人で抱え込むことはありませんね。

▲社内のBBQイベント

編集部

フラットな組織づくりで、工夫されていることはありますか。

山本さん

例えば、当社では役職名での呼び方はせず、全員「さん」付けで呼ぶようにしています。課長であっても「山本さん」、代表であっても「さん」付けで呼びます。役職は単なる役割であり、みんなで一緒に仕事をしていくために、このような呼び方を大切にしています。

編集部

社内イベントがあれば、教えていただけますか。

山本さん

定期的な社内バーベキューや年1回の社員旅行など、全社員で交流する機会が多くあります。今年の社員旅行では横浜中華街を訪れ、みんなで食事を楽しみました。

イベントとは違いますが、社員の結婚式では役職者がスピーチで会を盛り上げることもあります。会社全体で人間関係が和やかで仲が良く、結束力も高いのが当社の特徴ですね。

積極的に上を目指す人、新しいことにチャレンジしたい方を歓迎

▲求める人材像について、熱く語ってくれた山本さん（右端）

編集部

御社に興味を持った方へ、メッセージをお願いします。

山本さん

キャリアアップを目指している方に、是非ご応募いただきたいです。当社は、目標達成し結果を残せば着実にステップアップできる環境です。

また、自分から新しい仕組みを作りたい、新しいことを始めたいという方にも向いている会社だと思います。チャレンジ精神があって、何かを成し遂げたい、大きな仕事をしてみたいという方は、きっと活躍できるはずです。

編集部

ハタス株式会社は、未経験者や新入社員へのフォローが手厚く、頑張りたいという思いがある方が成長できる職場だということが分かりました。本日はありがとうございました。

編集後記

この記事のまとめ

ハタス株式会社の基本情報