20代で全社MVP受賞も。株式会社インフォネットの若手社員がイキイキ働ける理由

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、Webサイト構築やCMSサイト構築を中心に各ソリューションをワンストップで提供する株式会社インフォネットにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

インフォネットは、新卒1期生が入社4年目で全社MVPを受賞したり、20〜30代の若手社員が新サービス開発の中心メンバーとして活躍したりと、年齢に関係なく実力を発揮できる環境が特徴です。また、充実したメンター制度や階層別研修制度を通じて、若手の成長をしっかりとサポートしている点も魅力的です。

今回は、株式会社インフォネットの若手社員や女性社員の活躍を支える制度やカルチャーについて、人事部の山下さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社インフォネット人事部の山下さん

山下 理恵さん

株式会社インフォネット人事部に所属。

若手活躍:新卒1期生が入社4年目で社内MVPを受賞!

編集部

株式会社インフォネットの若手社員の活躍について、具体的なエピソードをご紹介ください。

山下さん

半期に一度のALL HANDS(全社会議)で実施する全社表彰「Chain the Value Award」において、入社4年目にしてMVPを受賞した若手社員のエピソードが特に印象的です。

その社員は営業ポジションとしてお客様に真摯に向き合い、お客様の企業価値向上に寄与しながら当社にも利益をもたらすという、数字以上の成果をあげてくれました。まさに当社パーパスである「Change to Value, Chain the Value」、つまり「価値を生み出してそれを連鎖させる」を体現する活躍が評価されてのMVP受賞だったと思います。

またこの社員は2021年から始まった新卒採用の第1期生でもあります。中途採用中心だった中で、新卒1期生がこのような活躍を見せてくれたことは、会社としても非常に喜ばしいことでした。

株式会社インフォネットの全社会議風景
▲ALL HANDS(全社会議)での社員表彰の様子

編集部

御社のMVP制度について、選考プロセスなどをもう少し詳しく教えていただけますか?

山下さん

まずは職種問わず自薦、他薦で候補者を募ります。その後プレゼンテーション動画を配信し、全社員による投票を行ってMVPを決定します。受賞者には記念の盾と商品券の副賞があり、他薦の場合は推薦者にも一部分配される仕組みです。

ここでは十数年勤めているベテラン社員も若手社員も、社員投票により平等に評価されます。実際に今お話した若手社員以外にも、20代前半の社員がMVP受賞した例もあります。

新サービス開発を行う「事業推進部」で、20・30代社員が躍動

株式会社インフォネットの新サービス『LENSAhub』の事業紹介チラシ
▲2024年にリリースされた新たなCMSプロダクト『LENSAhub』の資料

編集部

営業の方の事例をご紹介いただきましたが、他のポジションでも若手社員がご活躍されているのでしょうか?

山下さん

もちろんです。特に、新サービス開発を行う「事業推進部」では、多くの若手社員が活躍しています。具体的には約15名のメンバーのうち約半数が20代から30代前半の若手社員で、他部署と兼任しながら新たなプロダクト開発に携わっているんです。

直近の事業推進部の実績では、約2年の開発期間を経て『LENSAhub』という新たなCMSのプロダクトがリリースされました。そこで素晴らしい成果を上げた30代のフロントエンジニアは、昨期の「Chain the Value Award」でMVPを受賞しています。

編集部

事業推進部には、新しい事業を立ち上げたいという意欲を持つ社員が手を挙げて加わるのでしょうか。

山下さん

自ら立候補することも歓迎していますが、基本的にはスキルセットとポテンシャルを加味して役員がアサインしています。その際は、新プロダクトに若手ならではのフレッシュな視点を活かせるよう、意図的に若手を多く選抜していますね。

事業推進部ではクライアントワークと並行して自社プロダクトの開発を行うため、普段の業務ではなかなかできない経験ができ、若手の貴重な成長機会にもなっています。

若手活躍を支える「メンター制度」と「階級別研修」

株式会社インフォネット人事部の山下さん

編集部

若手社員の活躍を支える制度やサポート体制について、特徴的なものをお聞かせください。

山下さん

大きく分けて2つの制度があります。1つ目はメンター制度です。入社から6か月間、配属部署とは別の部門の先輩社員がメンターと1対1で2週間に1回程度面談を行います。2つ目は階層別研修制度です。等級ごとにカリキュラムが決められており、全社員が1年に1回受講します。

編集部

メンター制度にはどのような効果があると思われますか?

山下さん

入社後6か月という重要な期間に安心して相談できる場があることで、会社への理解や適応がスムーズになる効果があります。所属部署以外のメンターというのも重要で、私自身も実務以外のちょっとしたことや、業務中にはなかなか聞けない会社制度のことなどを面談の機会に解消できるため、とても助かりました。

編集部

階層別研修の具体的な内容についても教えてください。

山下さん

1級から8級までの当社の等級制度に基づくカリキュラム設計で、ステップアップを目指す上で求められるスキルを学ぶ場となっています。コーチングスキル、ロジカルシンキング、コミュニケーション力などのビジネススキルが中心で、上位等級では経営的視点なども含まれます。

基本的にはオンライン動画研修で、1回あたり1時間半程度の講座を3本程度受講し、レポートを提出するという流れです。特に重要なテーマについては外部講師を招いて対面形式で実施することもあります。研修の受講自体は直接ステップアップにつながるものではありませんが、管理職登用に必要な役職資格試験の受験条件の1つになっています。

女性活躍事例:子育てをしながら、入社5か月で管理職に抜擢

株式会社インフォネットの女性管理職メンバー

編集部

御社の女性活躍の事例についてもご紹介いただけますか?

山下さん

人事部長を務める私の上長は、人事経験者として入社後わずか5か月で管理職に登用された、当社の女性活躍を象徴する存在です。

彼女の入社当時は上場にあたって管理職の強化が会社命題となっていたため、チャンスが広がっている中での抜擢となりました。現在も、子育てと仕事を両立しながら管理職として活躍しています。

他にも時短勤務をしながら管理職に登用された女性社員など、多くの女性社員が管理職として活躍しています。年齢や性別、ライフスタイルなどに関わらず平等にキャリアアップの機会があるのが当社の魅力です。

時短勤務は中学3年まで利用可。充実の制度と育児への理解がある環境

編集部

多くの女性社員が子育てと両立しながら活躍されている秘訣は何だと思われますか?

山下さん

「制度面の充実」と「社内カルチャー」の2つの側面があると考えます。まず制度面では、一般的な産休・育休に加え、中学3年生まで利用できる時短勤務があるのが特徴的です。また有給休暇の取得がしやすく、時間単位の有給休暇もあるなど、自身で働き方を調整できる点も子育てと仕事の両立の上で重要なポイントとなっています。

社内カルチャーに関しては、社内に子育てに対する理解が根付いているのが特徴です。子育て世代が多いこともあって子育てを特別視するのではなく、子どもの事情で働き方が変化することを「当たり前」に受け入れ、自然に助け合っています。

産休・育休に入ることも、復帰することも当たり前に受け入れており、実際に男女ともに育休取得率が高く、女性の産休育休からの復帰率は5年連続で100%を維持しています。

こうした制度と社内カルチャーのもと、お子さまが中学3年生になるまで時短勤務を選ぶ女性社員もいれば、時短勤務を利用せずフルタイムで働く女性社員もいます。多様な選択肢から本人の希望するキャリアを実現できるのも、当社ならではの魅力です。

穏やかで、風通しの良い社内風土が特徴

株式会社インフォネットの全社会議風景

編集部

社内の雰囲気について、特徴的な点をお聞かせください。

山下さん

穏やかな方が多く、社内の風通しが良いのが特徴です。特に経営層との距離感が近く、1年目の新卒社員でも、社長や役員とフランクに話ができる環境があります。

オフィスではフリーアドレスを採用しているため、役員も他の社員と同じ距離間で日常的に挨拶を交わしたり、一緒にランチに行ったりしています。この雰囲気は採用面接でも好評で、候補者の方から「社長との面接がフランクで話しやすかった」という感想を聞くことも少なくありません。

編集部

働き方の面での特徴はいかがでしょうか?

山下さん

リモートワークを部門単位で柔軟に運用し、職種に応じて生産性が高まる働き方を推奨しています。出勤時間に関しても、現在は9時から18時の固定時間制ですが、今後はより柔軟な働き方も検討していく予定です。

インフォネットから転職者へのメッセージ

株式会社インフォネット人事部の山下さん

編集部

最後に、インフォネットに興味を持った読者に向けてメッセージをお願いします。

山下さん

当社は創業から20数年を経て、現在は第二創業期の時期にあります。2019年のマザーズ市場(現グロース市場)への上場を皮切りに、新卒採用の開始や新プロダクトの開発など、大きな変化の時期を迎えています。

このめまぐるしい変化を一緒に楽しめる方、エキサイティングなことが好きな方は、当社にフィットしていただけると思います。「そのビジネスに、伝える力を。」という当社のビジョンに共感し、目の前の仕事だけでなく今後の会社の成長を見据えて一緒にビジョンを達成していける人をお待ちしています。

編集部

山下さん、本日はありがとうございました!

編集後記

全社員による投票で決定される社内表彰「Chain the Value Award」は、社員同士が互いを認め合う組織風土が表れていると感じました。充実した制度のもとで時短勤務を利用しながらキャリアを継続する女性社員もいれば、子育てしながらもフルタイムで勤務する社員もいるなど、多様なキャリアがあるのも印象的です。

この記事のまとめ

若手の活躍
  • 新卒入社5年以内の社員が全社表彰を受賞
  • 20代から30代前半の若手社員が新プロダクト開発で活躍
キャリア支援制度
  • 6か月間の部署横断型メンター制度
  • 等級別の体系的な研修制度
働く環境
  • 中学3年生までの短時間勤務制度
  • 産育休復帰率5年連続100%
  • 職種に応じた柔軟なリモートワーク制度
  • 時間単位の有給休暇取得可能
社風・カルチャー
  • 経営層との距離が近く、フランクな雰囲気
  • 子育てなど生活面への理解が深い

株式会社インフォネットの基本情報

株式会社インフォネットの企業名ロゴ
▲インフォネットと、子会社である「アイアクト」「i-MediX」のロゴ

企業名 株式会社インフォネット
住所(本社) 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー2F
事業内容
  • Webサイト構築・CMSサイト構築
  • システム開発・クラウドサービス・ASPサービス
  • 広告デザイン・印刷・映像制作
設立 2002年10月
働き方 リモートワーク(ルールは部署ごとに運用)
公式ページ https://www.e-infonet.jp/
採用ページ https://career.e-infonet.jp/
募集職種 2025年3月時点では募集なし
※最新の情報は採用ページをご確認ください
取材・編集
紫竹淳志のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。