ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、島根県益田市役所にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同市役所で働く魅力をご紹介します。
益田市役所では、部内外を問わず、連携・協働に必要な「対話」の重要性を学ぶため、若手職員を対象とした多彩な研修を実施しています。また、年齢や経歴に関係なく意見を出しやすい風土が根付いており、若手がのびのびと挑戦できる職場環境です。
今回は、益田市役所での若手育成に向けた取り組みや働きやすさについて、人事課の小田川さん・政策企画課の吉田さん・高齢者福祉課の大田さんにお話を聞かせていただきました。
若手育成:対話重視の充実した研修によって成長をサポート
編集部
益田市では人口減少問題の克服と持続的な発展に向けて「人づくり」を推進しており、その一環で若手育成に注力されていると伺いました。具体的にどのような取り組みを行っていらっしゃるのでしょうか。
吉田さん
入庁後3年目までの若手職員を対象とした研修を充実させています。益田市の「ひとづくり」は、対話を通じて互いの価値観に触れ、考えを深める「ライフキャリア教育」に重点を置いていますので、その理解が深まるような研修プログラムを組んでいます。
例えば、仲間作りやロールモデルの発見を目的として同期や先輩職員とのグループワーク研修を行ったり、高校生などの若者が地域の大人と対話をして自分の生き方について考える「対話+(プラス)」という取り組みに職員を派遣したりと、対話を軸とした多種多様なプログラムを実施しています。
▲「対話」から多くの気づきを得られる若手研修プログラム
吉田さん
また、入庁2年目の職員を対象に、市長と対話する研修を実施していることも特徴のひとつです。市長の考えを直接聞き、意見交換することで自分たちの仕事の意義や目標を深く理解するよい機会になっていると思います。
編集部
若手職員の活躍機会についてはいかがでしょうか。
吉田さん
若手職員が市長や幹部職員の前で発表したり、意見交換したりする機会があり、私のような比較的若い職員の意見にもしっかりと耳を傾けてもらえる職場だと実感しています。また、先ほどご紹介した若手職員向けの研修も、プロジェクトチームからの提案を採用していただいて実現に至っており、若手が活躍できる場が充実していると感じます。
加えて、プロジェクトを進めるにあたってチームや上長などたくさんの方々から意見をもらえる風土があることも大きな魅力です。周囲に助けていただきながら安心して取り組めますし、「そういうアイデアもあるんだ!」と自分磨きにも繋がっています。
▲益田市役所で活躍されている若手職員の方々
女性活躍:育児時間制度や看護休暇などの支援あり
編集部
益田市役所では、女性職員へのサポートも充実していると伺いました。大田さんは仕事と育児を両立されているそうですが、働きやすさについてはいかがでしょうか。
大田さん
育児支援制度が充実しているので、とても働きやすい職場だと感じています。中でも特徴的なのが、子どもが1歳未満の場合は1日2時間、1歳~3歳の誕生日までは1日1時間の育児時間を取得できることです。朝の家事・育児をこなしてから仕事に取り組むことができて大変助かっています。
また、子どもが病気やケガをしたときに利用できる看護休暇を年間で5日間利用できることも特徴的で、私の場合は3人の子どもがいるので年に15日間取得できるんです。つい先日も子どもが入院した際は、柔軟に休暇をいただけてありがたかったです。育児との両立に関して、非常に理解がある職場だと実感しています。
編集部
男性の育休取得も推進されているそうですね。
小田川さん
そちらについては人事課の私からお答えしますね。近年は80%程度の高い取得率を維持しており、平均取得期間は5ヶ月間です。一般的には1ヶ月程度のところが多くみられるため、益田市役所の男性職員が育児に積極的に関わっている証だと考えています。
なお、育休取得にあたっては人事課で代替職員を募集するなど、安心して取得できるサポート体制を整えています。また、職場全体で欠員をカバーし合う意識が根付いていることも、男性の育休取得率の高さにつながっていると感じます。
大田さん
私の夫も同市役所の職員なのですが、子ども3人の出産時にそれぞれ半年~7ヶ月ほど育休を取得させてもらえて大変助かりました。性別に関係なく子育てしやすい職場だからこそ、長く働けていると感じています。
女性採用:近年は男女比がほぼ同じ。管理職の女性登用も推進
編集部
女性の採用・人事面における特徴についてはいかがでしょうか。
小田川さん
女性の採用も積極的に行っており、最近の採用では男女比がほぼ同じです。女性職員は企画部門や地域振興など、様々な分野で活躍しています。
また、係長以上の管理職への女性登用も推進しています。管理職における現在の女性割合は約20%ですが、増加に向けて積極的に取り組んでいるところです。ただし、過度な昇進を急がせることは女性職員の負担になる可能性もあるため、日々の研修などを通じて着実にキャリアを積んでもらえるよう配慮しています。
ちなみに、入庁された女性職員のバックグラウンドとしては、都会の大学を卒業後に地元に戻って就職するケースが多いですね。また、祖父母が益田市出身の方や、パートナーとの関係で益田市に移住を決めた方など、何らかの形で益田市とつながりのある方が多い印象です。
カルチャー:残業時間が少ない&和気あいあいとした雰囲気
編集部
続いて、益田市役所における働き方について特徴を教えてください。
小田川さん
県内でもトップクラスに残業時間が少ないことでしょうか。限られた人員の中で、職員一人ひとりが効率的に働いているからこそ実現できていると感じています。
また、益田市では業務改善を積極的に進め、必要最小限の業務量で最大の効果を出せるよう取り組んでいることも残業時間の少なさにつながっていますね。現在はDX化も推進中で、より一層の業務効率化を目指しています。
編集部
職場の雰囲気についても教えてください。
小田川さん
様々な部署の人とのコミュニケーションが活発な環境で、職員同士が和気あいあいと過ごしている様子をよく見かけます。
また、外部の産業カウンセラーからは「他の自治体と比べてメンタル不調者が少ない」と評価されており、これは職場環境のよさを示す一つの指標だと考えています。予防的な取り組みとして、不調になる前の段階からカウンセリングも実施しています。
さらに、人事課において個別のサポートを行っていることも特徴的です。例えば、業務が多忙な部署については人員配置を見直したり、職員の悩みには早期に対応したりしています。
こうした職員一人ひとりへの個別のケアが叶うのは、正規職員が約440人という比較的コンパクトな組織ならではだと思いますね。
編集部
市長との交流機会もあるのでしょうか。
小田川さん
年2回の公式な意見交換会に加え、任意参加の懇親会なども行っており、仕事以外でも市長と交流する機会を多く持てる環境です。市長はいつも「どんどんチャレンジしてください」と背中を押してくださっています。
求める人材:問題意識を持ち、アイデアを積極的に提案できる方
編集部
求める人物像も含めて、転職希望者へのメッセージをお願いします。
小田川さん
益田市役所では「もっとこうしたらよいのでは」「なぜこうなっているのか」といった問題意識を持ち、改善のアイデアを積極的に提案できる人材を求めています。チャレンジを歓迎する組織風土があるので、そういった意欲的な方はきっと活躍できると思います。
特にまちづくりに関わりたい方や、人とのコミュニケーションを大切にしたい方にとって、益田市役所は可能性に満ちたフィールドだと思います。ぜひ益田市役所で一緒に働きませんか?
編集部
本日はありがとうございました!
この記事のまとめ
組織の特徴 |
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若手育成・キャリア支援 |
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女性活躍の状況 |
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働き方・職場環境 |
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求める人物像 |
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益田市役所の基本情報
市役所名 | 島根県 益田市役所 |
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住所 | 島根県益田市常盤町1番1号 |
事業内容 | 益田市の行政業務全般 |
公式ページ | https://www.city.masuda.lg.jp/ |
採用ページ | 公式ページの最新情報をご確認ください |
募集職種 | 公式ページの最新情報をご確認ください |