【宿泊・サウナ業界に転職】株式会社PLAY&coのキャリア事例と挑戦できる環境とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社PLAY&co(プレイアンドコー)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社PLAY&coは、「世界とつながる場を作り、世界を変える出会いを創る」をミッションに掲げ、宿泊施設・サウナ施設を中心に事業企画、マーケティング、店舗運営を行う企業です。

バックパッカーなど、旅行好きな人が多数ジョインしている同社。未経験者でも数か月で店舗支配人に昇進できるなど、年齢や学歴、経歴に関係なく活躍できる環境があります。「チャレンジ制度」「旅休暇」など、社員の新たな挑戦を応援するユニークな制度も充実しています。

今回は株式会社PLAY&coのキャリアや組織風土、独自の支援・補助制度について、人事部の岡部さんと、宿泊運営事業部アシスタントマネージャーの木暮さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社PLAY&coの岡部さん

岡部菜穂さん

株式会社PLAY&co人事部採用チームに所属。2019年入社。店舗支配人をしながら全店舗の社員・アルバイト採用を担う。一度退社し、2023年にカムバック入社。現在はチームマネージャーとして採用広報と社員・アルバイトの採用業務に携わる。

株式会社PLAY&coの木暮さん

木暮海理さん

株式会社PLAY&coの宿泊運営事業部に所属。バックパッカーとして約30か国を渡り歩いた後、自身初のキャリアとしてジョイン。入社1年半でアシスタントマネージャーを務めるなど、未経験ながら早期から活躍している。

更新履歴

2025年5月26日

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PLAY&coで歩むキャリア:バックパッカーから支配人へ!

株式会社PLAY&coの木暮さん
▲インタビューにご対応いただいた木暮さん

編集部

木暮さんはPLAY&coが初めてのキャリアとのことですが、入社までの経緯を簡単に教えていただけますか?

木暮さん

当社はホステルを運営していることもあってスタッフにも旅行好きが多いのですが、私自身も学校卒業後にバックパッカーとして海外を旅する生活をしていました。

ガーナやインド、モンゴルなど約30か国を旅した後に帰国し、日本のホステルを泊まり歩いているときに出会ったのがPLAY&coです。2か月のアルバイト期間を経て社員になり、現在で入社して約1年半となります(2025年3月取材時点)。

編集部

入社されてからは、どのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか。

木暮さん

最初は秋葉原駅前のホステル「&AND HOSTEL AKIHABARA」に配属され、数か月で店舗の支配人に昇進しました。その後9か月間支配人を務めた後に、蔵前の「FOCUS KURAMAE」に異動、そこから上級支配人に昇進して複数店舗の管理業務を任せていただきました。

現在はアシスタントマネージャーとして東京にある9店舗の内、5店舗の運営を管轄しています。

キャリアの節目に寄り添い、上長やマネージャーが対話するサポート体制

株式会社PLAY&coのオフィスでの勤務風景

編集部

木暮さんは、入社時は社会人経験がそれほどなかったと思うのですが、キャリアアップに関して会社からどんなサポートがあったのでしょうか。

木暮さん

私が特に印象に残っているのが、キャリアの節目ごとに、上長との深い対話の機会があったことです。トップダウンで社員のキャリアを決めるのではなく、社員一人ひとりの気持ちに寄り添う姿勢があるので、前向きにチャレンジする気持ちが生まれましたね。

編集部

支配人やアシスタントマネージャーになる際にも、上長の方に相談をされたのでしょうか。

木暮さん

はい。今回アシスタントマネージャーのお話をいただいたときも、本当に今の自分に務まるのか、実はとても悩んだんです。しかし直属の上長がしっかりと話を聞いてくれたり、事業部トップのマネージャーからも直接お声がけいただいたりと周りが向き合ってくれる環境の中で、時間をかけてじっくりと考えて「チャレンジしよう」と決断することができました。

会社の組織規模も大きくなっていますが、私もマネージャーという立場として社員一人ひとりのキャリアに寄り添う気持ちは今後も大切にしていきたいと考えています。

挑戦を推奨する方針が若手の活躍を導く。イベント企画など機会も豊富

株式会社PLAY&coの勤務風景

編集部

木暮さんを含め、PLAY&coでは関連業務について未経験の方や若い世代の方が早期から活躍されていると伺っています。その要因についてお教えいただけますか?

岡部さん

新しいことへの挑戦を推奨していること、そして経験やスキルよりも一人ひとりの個性や強みを重視する方針が、活躍の秘訣だと考えます。失敗を恐れず、チャレンジを楽しんでいこうというトライアンドエラーに寛容な風土があるため、自分なりの個性を活かしながらのびのびと成長していけるのでしょう。

また、他社からの転職、いわゆるプロフェッショナル採用で弊社にジョインして、事業部の責任者を務めているメンバーもいます。小規模だからこそ、豊富な知識と経験のある上長の直下で若手のうちから色々なことを吸収でき、挑戦できる環境があるんです。

日々「自分の考え」や提案・発言を求められる現場だからこそ、より若手が育ちやすい環境なのかなと思います。

編集部

木暮さんがこれまでにしてきたチャレンジの中で、特に印象に残っているものをご紹介ください。

木暮さん

立場が変わるごとに、新たなチャレンジの機会があります。最初の大きなチャレンジは、アルバイトから初めて正社員になったことです。立場が変わったことで、自分の担う責任感を強く自覚したことを覚えています。

その後は、支配人としてより良い店舗運営のためにさまざまな施策を考え、実行していくことが新しいチャレンジとなりました。特に大きかったのは、自分一人で考えるだけでなく、周りのスタッフを巻き込んでチームとして取り組んでいくという経験です。

編集部

具体的にどのような企画を実施されたのですか?

木暮さん

さまざまな企画がありますが、その中でも印象深いのがイベントの企画と運営です。例えば長期滞在のゲスト同士の交流を深めることを目的とした餃子パーティー、日本文化を体験できるお花見などを企画したことがあります。実際にゲストの方から「餃子パーティーをきっかけに友達ができて、一緒に旅行に行った」というレビューもいただき、良い体験を提供できたことを実感できて嬉しくなりましたね。

編集部

イベントの企画から実施までのプロセスについても教えていただけますか?

木暮さん

イベントに関しては、各施設にイベント経費が設定されており、その予算内であれば支配人の裁量でさまざまな企画を実施できる仕組みになっています。上長への承認なども不要のため、企画から実施までのスピード感も早いのが特徴です。例えば餃子パーティーは企画から3日後に実施しました。

また、イベント企画はアルバイトスタッフにお任せすることもあります。自分で企画を考えるだけでなく、アルバイトスタッフたちの個性を活かした企画運営をマネジメントするのも、新しいチャレンジの1つです。

PLAY&coの独自制度:「チャレンジ制度」で新たな体験を支援

株式会社PLAY&coの岡部さん
▲インタビューにご対応いただいた岡部さん

編集部

PLAY&coにはユニークな社内制度があると伺ったのですが、特徴的なものをご紹介いただけますか?

岡部さん

社員のチャレンジを大切にする当社のカルチャーを体現するものとして、「チャレンジ制度」があります。大人になると新しいことへの挑戦を躊躇しがちですが、新しい経験から得られる刺激や気づきは必ず業務にも良い影響を与える、という考えのもとで生まれた制度です。社員の人生で初めての経験に対して、体験レポートの作成と発表を前提に、会社が月5,000円まで補助するという内容となっています。

具体的な体験としては、大きな魚を1人でさばく体験、お子さんと一緒にダチョウの卵で目玉焼きをつくる体験、デッサン教室など、本当にさまざまです。私自身も苔玉作りやアロマ作りを体験しましたし、最近ではDNA検査や今流行りの耳つぼジュエリーに挑戦する社員もいました。こちらの想像もつかないような体験をしていて、話を聞いているだけでも面白いですよ。

編集部

制度を利用した社員の反応はいかがですか?

岡部さん

とても好評です。「会社が背中を押してくれたおかげで挑戦できた」という声をよく聞きますね。中には、体験がきっかけで新しい趣味が見つかったという社員もいます。

事業内容と結びついた「宿泊補助」と「旅休暇」の制度も魅力!

編集部

他にも特徴的な社内制度があれば教えてください。

岡部さん

宿泊施設を運営する、私たちならではなのが「宿泊補助」と「旅休暇」です。

宿泊補助は、他社施設に宿泊する際に一定額を補助するもので、施設の良いところや改善点を学び、レポートの作成・発表を通じて自施設の改善に活かすための制度です。

皆ベッドの幅や天井の高さ、電気の位置といった、とても細かいところまで観察してくれて、良いところを積極的に取り入れようとしている姿勢がみられます。旅好きな人が多いこともあり、趣味と実益を兼ねた非常に人気の制度となっています。

旅休暇は、年間10日以上の連続休暇の取得を推進する制度です。社会人になるとまとまった休みが取りづらくなりますが、大好きな旅行を楽しんで、そこで新たに体験したことをサービスに還元してもらうことを目的とした制度となっています。こちらも非常に人気で、毎月誰かしらの利用があるほどです。

木暮さん

10日の休暇ということで、ケニアやフィンランドなど、長期の休みがないと難しい場所に行けるのがポイントです。私も旅休暇を利用し、ブラジルに旅行に行きました。仲間と一緒に久しぶりにゆっくりと旅行を楽しむ中で、改めて自分を見つめ直す良い機会になりました。その経験は、帰国後の仕事への取り組み方という点でも良い影響を与えてくれていると思います。

PLAY&coの組織風土:「人」が魅力であり強み

株式会社PLAY&coの社員集合写真

編集部

PLAY&coがどんな組織なのかをお聞きしたいです。社内の雰囲気や、メンバーの特徴について教えてください。

岡部さん

当社の最大の強みは「人」だと言えるほど、魅力的な人材が多いことが特徴です。社員は皆、旅行が好きで、人とのつながりを大切にし、そして優しい方たちばかりで、社内外から「PLAY&coには素敵な人が多い」とよく言っていただきます。

また社内では代表も含め、役職に関係なくファーストネームで呼び合う、フランクなコミュニケーションカルチャーが根付いています。ただし単なる馴れ合いではなく、それぞれの立場で全力で仕事に向き合い、互いをリスペクトし合う関係を築いています。

株式会社PLAY&coの勤務風景

編集部

「人の魅力」は、特にどういった部分で感じますか?

岡部さん

社名の「PLAY」が示すように、遊び心を大切に、仕事もプライベートも本気で楽しんでいる人が多く、そこがとても魅力的だなと思いますね。また向上心や夢を持って何かに打ち込んでいる人が多く、一緒にいるだけで刺激を受けられる環境です。カムバック入社も多いのですが、この事実からも当社の「人の魅力」が表れていると思います。

木暮さん

当社の行動指針の1つにある「オーナーシップ」を体現する、責任感のある社員が多いのもポイントです。会社を自分ごととして捉え責任感を持ち、最後までやり切るのが当たり前という考えを皆が持っています。さらにそこに対して「仕事だから」とビジネスライクに割り切るのではなく、情熱やプライドを持って取り組んでいるのが特徴です。

例えば私が支配人をしていた店舗で一緒に働いていた社員も、店舗の運営を自分ごととして捉え、私が不在の際は自分が店舗の責任者であるという意識を強く持って働いてくれていました。特にアルバイトの方のマネジメントに関しては、私の目が届かない部分まで見てくれて、コンディションやモチベーションを把握した上で「こういうことを任せてみては」といったいろいろな提案をしてくれていました。

単なる仕事上の関係を超えて、一人ひとりのスタッフに対して深い愛情を持って接してくれていたことが、そういった気づきや提案につながっていたのだと感じています。

丁寧なコミュニケーション文化と、それを支える「コミュニティ補助」

株式会社PLAY&coのオフィス内観

編集部

社員間のコミュニケーションの機会も多いのでしょうか。

岡部さん

はい。木暮の話にもあったように、トップダウンで指示を出すのではなく、普段から皆で膝を突き合わせて会話を行い、一緒に仕事を行う風土が根付いています。

マネージャー陣も店舗の支配人経験者が多いため、迅速かつ的確にコミュニケーションを取っていることが、スムーズなプロジェクト進行につながっているのだと思います。

編集部

コミュニケーションを促進する仕組みなどはありますか?

岡部さん

「コミュニティ補助」という制度を導入しており、3人以上の社員が集まる場合、1人あたり5,000円まで会社が補助を行っています。普段は別々の店舗や場所で働く社員同士が実際に会って交流することで、テキストコミュニケーションだけでは分からない人柄を知り、より深い相互理解と信頼関係を築くきっかけとなっています。

PLAY&coの採用方針:応募者の人生や情熱を重視!

株式会社PLAY&coの施設受付

編集部

採用において重視するポイントについてもお聞かせいただけますか?

岡部さん

PLAY&coの面談や面接では、応募いただいた方がこれまでどのような人生を歩んできて、何が好きで、何に情熱を持っているのかを伺い、その上で人柄や当社との相性を判断し、採用を決めています。

というのも、当社では学歴や資格よりも、一人ひとりの個性や能力を大切にしており、それぞれの強みを活かしながら共に成長できる環境があるからです。よく「旅行業界や宿泊施設での経験がなくても大丈夫ですか?」というご質問をいただきますが、問題ないとお答えしていますね。

編集部

面接では、かなり時間をかけてその方の人生や興味を深掘りしていくということでしょうか。

岡部さん

そうですね。採用プロセスとしては書類選考、オンラインの1次面接、対面の2次面接を経て内定となるのですが、1次も2次も1時間くらいの時間をかけています。面白い経験をしている方が多く、1時間話していても時間が足りなくなることもありますよ。

編集部

最後に、PLAY&coに興味を持った読者に向けてメッセージをお願いします。

岡部さん

当社では「世界とつながる場を作り、世界を変える出会いを創る」というミッションを掲げています。社名にある「PLAY」の通り、仕事の場でも遊び心を大切に、このミッションの実現に向かって会社と一緒に成長していける方を求めています。

編集部

岡部さん、木暮さん、本日はありがとうございました!

株式会社PLAY&coの働き方のまとめ

キャリアの特徴
  • 未経験でも数か月で店舗支配人に昇進可能
  • 年齢・学歴・経歴不問
  • 1年半でアシスタントマネージャーへの昇進事例あり
独自の制度
  • 初めての経験に月5,000円までを補助の「チャレンジ制度」
  • 年間10日以上の連続取得可能な旅休暇
  • 他社施設宿泊費用補助制度あり
社風
  • 役職関係なくファーストネームで呼び合う
  • トライアンドエラーに寛容
  • 旅行好きが多い
  • オーナーシップを重視
成長支援
  • キャリアの節目でのサポート充実
  • 裁量権が大きく主体的な企画運営が可能
コミュニケーション
  • 3人以上の集まりに1人5,000円までの「コミュニティ補助」
  • 現場と丁寧な対話を重視

株式会社PLAY&coの基本情報

企業名 株式会社PLAY&co
住所 東京都渋谷区渋谷3-8-12渋谷第一生命ビルディング5階
事業内容 宿泊施設ならびにサウナ施設の事業企画、マーケティング、店舗運営
設立 2016年11月
公式ページ https://playandco.jp/
採用ページ https://playandco.jp/recruit/
募集職種 ホテルの運営社員
取材・編集
保科有伽のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

保科 有伽

企業の採用や働き方に関する取材を担当し、サッポロビールやYahoo! JAPAN、キヤノンマーケティングジャパンなど、これまでに約500件の取材を実施。人事・採用の現場で15年以上の経験を持ち、国家資格キャリアコンサルタント、有料職業紹介責任者、メンタルヘルスマネジメントII種などの資格を有す専門家。