企業が展開する事業の魅力や募集しているインターンの内容についてお話を聞く本企画。今回は、元アスリートやパーソナルトレーナーたちを起点に挑戦する人を応援するサービス開発やWebサイト制作、システム開発を手掛ける株式会社RASCAL'sを取材しました。
挑戦者を後押しする株式会社RASCAL's
▲「挑戦する人を心の底から応援できる社会を創る」というミッションのもと事業を展開している(公式サイトより引用)
株式会社RASCAL'sは、スポーツ・フィットネス業界に特化をしたビジネス支援のサービスや企業の健康経営を支援するサービスを提供しています。「挑戦する人を心の底から応援できる社会を創る」というミッションのもと、トレーナーの業務をサポートする「GIMMY(ジミー)」を開発しました。また、「GIMMY」のサービスは、顧客向け、法人向けなどに大きく領域を広げています。
会社名 | 株式会社RASCAL's |
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住所 | 京都市伏見区竹田段川原町239 |
事業内容 | ・GIMMYの企画/開発/運営 ・イベントやHP/システムの受託開発 |
設立 | 2013年10月 |
公式ページ | https://rascals.co.jp/ |
働き方 | フルリモート |
今回は株式会社RASCAL'sの事業やインターンの内容、採用のポイントについて、代表取締役の山本哲史さんにインタビューしました。
アスリートのセカンドキャリアをITの力で支援
編集部
まず最初に、RASCAL'sさんの事業内容についてお聞かせいただけますでしょうか。
山本さん
RASCAL'sはスポーツやフィットネスの領域で様々なサービスを提供し、中でも元アスリートやパーソナルトレーナーの活動支援をするサービス「GIMMY」を運営しております。GIMMYは、トレーナーの集客支援やレッスン管理など事務作業を効率化するサービス「GIMMY」となっております。
編集部
なぜスポーツやフィットネスの業界に特化されたのでしょうか。
山本さん
実は私自身、2012年まで現役の競泳選手でした。ロンドンオリンピック選考会で代表になれなかったのを機に現役を引退し、当時トレーニングを行っていたアメリカのロサンゼルスから帰国をしました。その後、何か自分にしか出来ない仕事はないかなと思い、13年に起業しました。「自身の経験を活かして、スポーツ・フィットネス業界に価値あることがしたい」という思いがありました。
編集部
何か具体的に実現したいことがあったのですか。
山本さん
「アスリートのセカンドキャリア問題」を解決したいと思いました。いざ目の前に現役を退くタイミングが迫ってきたときに、その問題への当事者意識を持ちました。元アスリートたちが置かれる環境に課題を感じ「自分たちで解決したい」と起業を決意したんです。
まず最初に、現役を引退したアスリートのセカンドキャリアを支えるための、スキルシェアのサービスを立ち上げました。
編集部
どのようなサービスなのでしょうか。
山本さん
スポーツレッスンを受けたい個人と経験豊富なコーチのマッチングサービスです。現役を引退したアスリートたちが、持っている知識・経験を活かして、集客の手間をかけずにコーチ活動ができるように考えました。
しかし運用しながら課題も浮かび上がってきました。そこで、起業当時のサービスをブラッシュアップして顧客、決済、予約やレッスンカルテなどを、丸ごと管理できるようなオペレーションツールをつくろうと開発したしたのが「GIMMY」です。
編集部
「GIMMY」は元アスリートである山本さんが、実際に直面した問題を解決するために生まれた事業だったのですね。サービスには、元アスリートの方々が本当に必要としていることを分かっている、山本さんならではのアイデアが詰まっていそうです。
「GIMMY」はトレーナーの集客や売り上げ管理を効率化
編集部
RASCAL'sさんのサービス「GIMMY」について詳しく教えてください。
山本さん
「GIMMY」ではトレーニングをしたいお客様が、自分の希望に合うトレーナーを検索し、レッスンを予約できます。トレーナーは自身の情報を登録しておけば、集客を格段に効率化できます。
また、履歴を蓄積できる機能を使って、お客様一人一人が継続的・効果的なトレーニングが行えるほか、トレーナーがお客様との連絡ツールとして使えたり、決済や売上管理ができたりする機能も備えています。
編集部
トレーナーさんの業務が効率化できる便利な機能がいっぱいですね。サービスのバリエーションはほかにもありますか。
山本さん
個別指導型のトレーナースクール「GIMMY Grit」ではトレーナーのスキルアップをサポートしています。「本格的に独立したい」などと、次の段階へ進もうとするトレーナーを、ビジネススキル向上に向けた講義や丁寧なコンサルティングなどでサポートしています。RASCAL'sは「挑戦する人の伴走者となるようなサービス」を目指しているのです。
他にも「GIMMY」の関連サービスとしては、「アスリートの経験を活かしてビジネスがしたい」という方に事業計画立案や集客などのサポートを行う「GIMMY for Athlete」や、トレーナー向けの情報や健康に関する話題を集めたメディア「GIMMY Magazine」、企業や団体向けのウェルネスプログラム「GIMMY for Company」があります。
▲トレーニングを受けたい方、トレーナーとしてスキルアップしたい方、従業員のヘルスケアを大切にしたい企業など様々なターゲットにピッタリのサービスを提供
編集部
公式サイトの作成やSNSの運用についても相談ができるのですね。引退して新しい道を選ぶとき、そしてその後のサポートも力強く支援できる体制が整っているのは、アスリートの方にとって心強いのではないでしょうか。
関西や首都圏、九州に住む約50人がフルリモートで勤務
編集部
RASCAL'sさんに勤務している皆様はどのような働き方をされているのでしょうか。
山本さん
拠点は私の出身地である京都にありますが、業務委託を含む約12名のメンバーが基本的にフルリモートで勤務しています。関西のほか、首都圏、東海、九州など各地にメンバーがいて、それぞれ近隣のメンバー同士が定期的に集まってミーティングをしています。ミーティングの最中に、ふと良いアイデアが出たりすると嬉しいですね。
ちなみにメンバーには、マーケティングや事業開発、営業、システムエンジニア、デザイナー、プロジェクトマネージャーなどがいます。
編集部
離れた場所にいるメンバーの方々と、スムーズに仕事を進めていくために工夫していることはありますか。
山本さん
やりとりにはSlackを使用しており、各メンバーにタスクとスケジュールを割り振ります。メンバーそれぞれが稼働するときに「今から作業を始めます」という連絡をして、コミュニケーションを取りながら仕事を進めるようにしています。
編集部
メンバーの方々の稼働時間やその時間帯は決まっているのですか。
山本さん
各メンバーで働きやすい時間帯を融通しながら、それぞれに合わせて決めています。例えば「月100時間の稼働時間でこのように勤務できますか」と調整してもらったり、「月○時間、時給○円で仕事をしてください」という依頼をしたりしています。
編集部
フレキシブルに働ける環境ですね。なぜそのような働き方にしているのでしょうか。
山本さん
働く側のメリットとして、通勤の移動時間がないので、その分の時間が仕事やプライベートに充てられるということがあります。またRASCAL's側にも、本来なら京都には出社できないような、東京など遠方のメンバーにも、当社の仕事にコミットしてもらえるというメリットがあります。
編集部
メンバーの皆様のプライベートにも配慮した上での勤務形態なのですね。RASCAL'sさんでの働き方に魅力を感じる方は、多くいるのではないかと感じました。
インターンでは業界の調査やSNSでの発信に携われる
編集部
RASCAL'sさんでは、インターンは実施されているのでしょうか。
山本さん
はい、現在1名のインターン生が在籍しています。経済学部で学ぶ大学2年生で、シンガポールから日本に留学しています。長期インターンを受け入れる企業を紹介するWEBサイトを見て、彼女の方から私たちに問い合わせをしてきてくれました。
編集部
そのインターンの方には、どのような業務を任せていらっしゃるのですか。
山本さん
業界や競合他社の調査、SNSでの情報発信などをやってもらっています。上流部分は私たちメンバーで方針を決め、そこから先の部分を任せています。
編集部
業界調査などでは、スポーツに興味がある学生にとって興味深い経験ができそうですね。
事業拡大に合わせインターン生を増員予定
▲RASCAL'sはスポーツ庁のSport In Life認定企業に認定されているほか、スポーツ庁が実施している「スポーツエールカンパニー2023」にも認定されている
■「Sport in Life」「スポーツエールカンパニー2023」について
https://sportinlife.go.jp/
編集部
今後、インターンの人数を増やす予定はあるのでしょうか。
山本さん
タイミングやスキルを見ながら、3~5名くらいに増やしたいですね。RASCAL'sは、ここまで進めてきた事業をさらに飛躍させていくフェーズに入っています。事業ごとにタスクが増えているので、それらをインターンにフォローしてもらえたらと思っています。
編集部
これから採用するインターンに任せたい業務は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
山本さん
例えば企画の提案をするような、クリエイティブマインドが活かせる業務を考えています。また現在、新しいサービスの立ち上げが進行中ですので、それに関わる営業活動、例えばテレアポやメールでの問い合わせ対応などの業務も増えてきそうです。
編集部
新サービスの立ち上げを間近で体感できるのというのは貴重な体験ですね。インターンをすることによって得られるものも色々とありそうです。
山本さん
私たちは、何度失敗しても何歳になっても挑戦を楽しむ人や、自分らしい人生を生きる人を応援したいですし、自分たちもそうでありたいと思っています。こんな私たちと時間を過ごしてくれたインターンが「自分も何か挑戦したい」というキラキラしたマインドになってくれたら嬉しいですね。
国内外にかかわらず、エンジニアや営業など随時募集
▲拠点を置く京都にて、スタートアップ企業経営者を育成するプログラム「京都イノベーションベース(KIB)」に採択された(公式サイトより引用)
編集部
全国各地にメンバーがいらっしゃるRASCAL'sさんですが、今後も地域にこだわらず人材を採用されていくご予定でしょうか。
山本さん
そうですね。どこに住んでいるかは関係なく、優秀な人材を増やしていく予定です。それこそ国外にいる方でも問題ありません。
職種としては、常に開発エンジニアやデザイナー、プロジェクトマネージャー、営業の募集をしています。私たちに興味がある方がいれば、いつでも対応できるよう窓口を開いている状態です。
編集部
特に枠組みは設けず、国外からも応募可能ということですね。広い地域から様々な才能が集まりそうです。
目指すのは「フィットネス業界のインフラ構築」。人々の健康を支える人材を求む
▲採用のポイントについて語ってくれた代表取締役社長の山本哲史さん
編集部
最後にRASCAL'sさんが求める人材について、どのような方かお聞かせください。
山本さん
私たちが一緒に働きたいのは、自分から動ける方です。例えば「こんなことをやってみよう」「こういうサービスがあればいいんじゃないか」と自分で考えて、勉強したり努力したりできる方です。現状に満足せずに「今よりももっと頑張りたい」という意欲を持った方と一緒に仕事がしたいと考えています。
あとは、根本的にスポーツやフィットネスが好きな方、それらに興味がある方だといいですね。
編集部
RASCAL'sさんで働くからこそ得られる、やりがいや経験はどんなことがあるでしょうか。
山本さん
私たちはスポーツ・フィットネス業界のインフラを構築しています。スポーツの先にはヘルスケアという領域がありますので、RASCAL'sのサービスを通じて、非常に大勢の人の健康を支えていけるというやりがいがあります。
またRASCAL'sはベンチャーで、新しいアイデアを事業にしていくスタートアップ企業です。これから入社する方は、潜在的なニーズを探る作業や、全く新しいサービスを生みだしていくための挑戦など、今まで経験したことのない、色々な冒険や経験に出会う機会があると思います。
「役立つことがしたい」「大きな夢に向かって力を試したい」と考えている方は、ぜひRASCAL'sに連絡してほしいです。
編集部
健康にかかわる仕事に興味がある方、新しい挑戦がしたい方にはピッタリの環境ですね。様々なエリアから多才なメンバーの皆様が集まるRASCAL'sさんの新しいサービスが、今後も次々と誕生しそうです。本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社RASCAL's:https://rascals.co.jp/
採用ページ:https://rascals.co.jp/recruit