株式会社スーツのメンバーが集まっている食事会の様子

世界的なAI研究者も在籍。株式会社スーツの会社づくりにも携われる成長環境とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社スーツにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社スーツは「中小企業の労働生産性の向上」を目指し、チームでかんたん、毎日続けられるプロジェクト・タスク管理ツール「スーツアップ」を開発・提供する、シードステージのベンチャー企業です。労働者の約7割が中小企業で従事している日本において、同社はその労働生産性を向上させるという社会課題に取り組んでいます。

トップクラスの技術を持つエンジニアがCTO(最高技術責任者)としてプロダクト開発に関わるほか、日本を代表するAI研究者が技術顧問としてジョイン。2024年6月には、ベンチャーキャピタルやプライベート・エクイティファンドから2億円の資金調達を実施し、プロダクトのさらなる開発や営業、経営企画部門の体制構築などを進めています。

今回は、40代のマネジメントチームを軸に、社会課題の解決に取り組む株式会社スーツの魅力について、代表の小松さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社スーツ代表取締役社長CEOの小松さん

株式会社スーツ
代表取締役社長CEO

小松 裕介さん

自律した個人が周囲と協調する「大人スタートアップ」のスーツ

株式会社スーツのスタッフ2名が向かい合ってPCを操作している様子

編集部

まずは御社の理念や、スタッフの皆様が共有している大切な価値観を教えていただけますか?

小松さん

当社の経営理念は「私たちは、プロフェッショナルとして、個人の能力を最大限に活かして、全ての人にある“リーダーシップ”を通じて、新しい未来を創造し、社会変革に貢献します。」です。

特に「リーダーシップ」というキーワードを重視しています。私たちは「大人スタートアップ」としてスタッフにはそれぞれが自律した個人として仕事に取り組み、他者にも貢献できる人材であってほしいと考えています。

単に言われた仕事をこなすのではなく、時に自ら困難な課題に立ち向かい、チームで協力し合える。そういった仕事やその仕事への取り組み方自体を楽しんでほしいと思っているんです。

編集部

「大人スタートアップ」というお話がありましたが、一般的なスタートアップのイメージとは異なる点があるのでしょうか。

小松さん

当社のマネジメントチームは経験豊富な40代前半が中心で、一般的なスタートアップと比べると落ち着いた雰囲気で仕事をしています。忙しい時期こそありますが、一人ひとりの業務が具体化されていて極端な残業もありません。スタッフの多くは普段は18時頃に帰宅しています。

また、スタッフそれぞれが自律的に行動できる「大人」な組織ですので、リモートワークも可能です。明確なルールは設けていませんが、業務に支障がない範囲で各自が判断し柔軟に活用しています。

中小企業の業務効率化を図るプロダクト「スーツアップ」で社会課題を解決

株式会社スーツが開発した「スーツアップ」のタスク管理画面
▲「スーツアップ」を導入することで、チームのメンバーが担うタスクの「見える化」が実現します

編集部

御社が開発された「スーツアップ」は、どのようなプロダクトなのでしょうか?

小松さん

「スーツアップ」は中小企業の業務効率化を実現するプロダクトです。これを使うと「誰が、何の仕事を、いつまでに実行しなければならないのか」というチームのタスクの情報を簡単に把握できます。チームのタスクを「見える化」して、チームのメンバー全員でマネジメントサイクルを回せるようになれば、円滑な業務の引継ぎや組織力の強化も図れます。

「スーツアップ」によるチームのタスク管理は簡単です。「スーツアップ」では、弁護士、会計士や経営コンサルタントなどのプロフェッショナルが作成したタスク雛型があり、さらにAIの技術を活用した雛型も使用できます。タスク設定は、これら様々なタスク雛型の中から最適なものを選択し、担当者とタスクの期限を設定するだけでOKです。この使いやすさが「スーツアップ」の強みです。

編集部

「スーツアップ」は職場環境にどんな効果をもたらすのでしょうか?

小松さん

「スーツアップ」を利用すれば、タスクの抜け漏れや期限遅れもなくなり、チームで効率よく業務を進めていけます。日本ではこれから急激に労働人口が減少していくことが見込まれています。このような状況下で、ますます中小企業での人材採用が難しくなっていくことを考えると、現在、会社に所属しているスタッフにどうやって労働生産性を上げて働いてもらうかが重要です。

つまり、「スーツアップ」は日本の社会課題の解決に貢献できるプロダクトなんです。当社のスタッフは全13名のうち10名がエンジニアなのですが、「スーツアップ」の開発や普及に社会的な意義を感じてジョインしてくれた人も多いのです。

日本を代表するAI研究者やトップレベルのエンジニアが所属

代表取締役社長CEOの小松さんが椅子に座ってPCを操作している様子
▲上場企業や大手YouTuberプロダクションの社長経験など様々なキャリアがある代表取締役社長CEOの小松さん

編集部

御社のスタッフについて、特徴的なことがあればお教えください。

小松さん

当社には日本でトップクラスの技術力を持ったエンジニアが集まっています。

「スーツアップ」では、多くの人が使用しているExcelやスプレッドシートなどの表計算ソフトに似た、馴染みのあるインターフェースを採用しています。これら表計算ソフトは世界トップクラスのエンジニアが長年の時間をかけて作り上げたもので「スーツアップ」の開発にも非常に高度な技術が必要です。この開発をスムーズに行うことができる高い技術力を持ったエンジニアたちが当社に所属してくれています。

編集部

具体的にはどんなエンジニアの方々が所属されているのでしょうか?

小松さん

技術顧問として、日本を代表するAI研究者の榊 剛史先生を迎えています。榊先生は、2020年に中国の清華大学が選定した「世界的AI研究者」の日本人8名のうちの1人です。

榊先生は、私の中学・高校の同級生という縁もあり、スーツにジョインしてくれました。シードステージのベンチャーでありながら、世界トップレベルの研究者からサポートを得ていることは珍しいと思います。

また、CTOの上原は、NECの関連会社出身で、コミュニケーション能力が高いフルスタックエンジニアです。ブロックチェーンやAIなど、幅広い技術に精通しており、多くのエンジニアから「トップレベル」と評価されています。

編集部

素晴らしい経歴の方々がいらっしゃるのですね。若手のエンジニアの方にとってはとても刺激的な環境でしょうね。

「営業職」はパートナーセールスの「仕組みづくり」から携われる

株式会社スーツのメンバー2名が向かい合ってPCを操作している様子

編集部

エンジニアのほか、御社にはどのような職種がありますか?

小松さん

ほかには例えば営業職や経営企画職があり、現在はこれらの部署のスタッフを積極的に募集しています(2024年11月現在)。

当社では、約3年間のプロダクト開発の期間を経て、営業活動を本格的に始める段階にあります。ですから、単なる営業マンというよりも、営業の「仕組みづくり」から携わりたい方を求めているんです。営業方法としても、「スーツアップ」が膨大な社数の中小企業をターゲットにしていることもあって、パートナーセールス、つまり代理店営業を想定しています。

編集部

パートナーセールスの経験は必要なのでしょうか?

小松さん

必ずしも経験は必要ありません。私たちのプロダクトが目指している世界観にも通じるのですが、タスクを適切に分解すれば、初心者でも十分に対応できるんです。

上司からも必要な業務やタスクをお伝えしますので、たとえパートナーセールスの経験のない方でも段階的に成長していけます。アウトプットのチェックや期限管理、業務指示などについて、上司と密に連携しながら仕事を進めてもらいます。

編集部

御社の営業職だからこそ得られる経験はございますか?

小松さん

「スーツアップ」は中小企業向けSaaSですので、多くのSaaSがターゲットとするエンタープライズ(大企業)相手の営業とは異なる商習慣を学べる良い機会になると考えています。また、手前味噌ですが、当社の「スーツアップ」は既存サービスと比較して大きく差別化されたものですので、その商品力を活かした営業活動ができることも魅力だと思います。

経験豊富な経営陣から直接学びつつ成長していける「経営企画職」

編集部

経営企画職はどんな仕事になりますか?

小松さん

所属部署は社長室になりますが、現在はSaaS事業の立ち上げ段階ということもあり、経営陣だけでは手が回らない業務が多々あります。そこをサポートしていただける人材を探しています。

私自身、上場企業の代表を務めた経験もあり、他の経営陣も経験豊富なメンバーで構成されています。ですから、これからキャリアを築きたいという方にとっては学べることも多いのではないかと思います。

編集部

経営企画職に求めるスキルや経験はございますか?

小松さん

会計やマーケティングについての基本的な知識は必要です。とはいえ、極端に高いスキルやキャリアを求めているわけではありません。

ビジネスを立ち上げていくフェーズにある当社では、高度な仕事から細かな作業まで多様な業務があります。それを一人ひとりの適性や働き方に応じて割り振っていき、全員で役割分担しながら効率よく事業を進めていければと考えています。

社内の仕組みを「0からつくり上げる」意欲を持ったスタッフを募集

代表取締役社長CEOの小松さんが立ってこちらに微笑んでいる様子
▲求める人材についてや採用のポイントを語ってくれた小松さん

編集部

最後に、御社に興味を持たれた読者の方々へのメッセージをお願いします。

小松さん

シードステージのベンチャーである当社では「仕組みを0からつくり上げていく経験」ができます。

私たちは、経験やスキル以上に、当社の経営理念や社会課題を解決したいという思いに共感していただけるかどうかを大切にしています。当社が取り組む「中小企業の労働生産性の向上」というテーマは、労働人口減少社会の日本において今後10年、20年、30年と続く課題です。

この課題を解決して「日本のために貢献したい」という方を求めています。このテーマに対して長期的な視点で問題解決に取り組み、仲間と共に汗をかきたいという方と働きたいと考えています。

また、当社は、IPOを通過点としてユニコーン企業を目指しており、スタッフのインセンティブ・プランとして、ストックオプション制度を導入しています。今のシードステージのフェーズだからこそ大きなキャピタルゲインを得ることも可能なので、入社のモチベーションのひとつになるのではないかと思います。

当社は「大人スタートアップ」として一般的なスタートアップと比較すると落ち着いた雰囲気で業務を進めています。その中に向上心のある若手が仲間入りしてくださると、世代の異なる意見も増えて、組織全体の活性化につながると考えています。経験豊富なスタッフから積極的に学びたい方は、ぜひご応募ください。

編集部

これから入社される若手の方には、初めて経験することや刺激的なことが多い、ワクワクする職場なのだろうなと想像いたしました。本日はありがとうございました。

この記事のまとめ

組織体制 ・日本を代表するAI研究者やトップレベルのエンジニアが参画
・マネジメントチームは40代が中心で、落ち着いた雰囲気の「大人スタートアップ」
若手が活躍できる環境 ・パートナーセールス職は、未経験でも段階的に成長できる仕組み
・上場企業の社長も務めたCEOら経営陣から直接指導を受けられる
・「0から仕組みを作り上げていく経験」ができる
ワークライフバランス・福利厚生 ・業務が明確化されていて、極端に長い残業はない
・リモートワークと出社を柔軟に選択できる
・ストックオプション制度あり
求める人材像 ・「中小企業の労働生産性の向上」を通じて、社会に貢献したいという人
・経験豊富なスタッフから積極的に学びたい人

株式会社スーツの基本情報

株式会社スーツのミーティングスペースに机と4脚のイスとモニターが置かれている様子

住所 東京都千代田区九段南4丁目6番13号
ニュー九段マンション301号
事業内容 ・経営支援クラウド事業
・経営支援事業
・投資銀行事業
設立 2022年12月1日
働き方 ハイブリッドワーク(出社+リモートワーク)
公式ページ https://suits.co.jp/
採用ページ https://suits.co.jp/company-profile/#recruitment
募集職種 ・営業
・経営企画
・エンジニア