入社半年でマネージャー昇進も。株式会社UBX JAPANの若手活躍の秘訣とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、フィットネスジム『UBX(ユーボックス)』を運営する株式会社UBX JAPAN(ユーボックスジャパン)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社UBX JAPANはボクシングとフィットネスを組み合わせた革新的なトレーニングプログラムを提供しており、世界8カ国で事業展開している勢いのあるスタートアップです。急成長フェーズならではのスピード感と、最大100時間にも及ぶ手厚い研修制度が特徴で、業界未経験者が入社半年でスタジオマネージャーになった事例もあります。

今回は、同社で活躍する若手の活躍事例や、未経験からジョインしたメンバーを支えるサポート体制などについて、店舗シニアマネージャーの石田さん、オフラインマーケティング・PRの近藤さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
株式会社UBX JAPAN・店舗シニアマネージャーの石田さん

石田壮汰さん

株式会社UBX JAPANの店舗シニアマネージャー。親会社である株式会社プローバホールディングスからサポートとして派遣され、その手腕を買われ2023年9月に入社。現在は7店舗の運営管理を担当しながら、FC加盟店への運営サポート体制の整備を実施。

株式会社UBX JAPAN・オフラインマーケティング・PRの近藤さん

近藤奈穂さん

株式会社UBX JAPANのオフラインマーケティング・PR担当。前職から販促関係の職務を担当しており、2024年4月のジョイン後は主にオフラインマーケティングを担当。自身にとっては新たな領域である広報にも挑戦中。

若手活躍:店舗は20代中心で運営。他業界のマネジメント経験者も多い

株式会社UBX JAPANのフィットネスジム『UBX』の様子
▲同社が運営しているフィットネスジム『UBX』のトレーニング風景

編集部

UBXの店舗では、どのような方が活躍されていらっしゃいますか?

近藤さん

20代が多い若手中心の組織で、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっているのが特徴です。特に店舗管理を行うスタジオマネージャーは、スポーツやフィットネス経験者だけでなく、保険・不動産などさまざまな業界での営業やマネジメント職の経験者も多いですね。

中にはプロボクサーや総合格闘技の選手、アマチュアのキックボクシングの選手といったボクシング経験者もいますが、全くの未経験者も多く、約7割が初心者という状況です。

編集部

スタジオマネージャーの具体的な業務内容を教えてください。

近藤さん

スタッフ教育や店舗の売上づくりといった店舗マネジメント全般です。もちろんフィットネスの指導スキルは必要となりますが、それ以上に会員を増やすための営業スキル、店舗スタッフ全体のスキル向上のためのマネジメントスキルが求められるポジションです。

入社半年でスタジオマネージャーとして活躍する女性社員のエピソード

編集部

フィットネス業界が未経験で入社した方もいらっしゃるとのことですが、事例をご紹介いただけますか?

近藤さん

業界未経験でジョインし、20代前半でスタジオマネージャーとして活躍する女性メンバーを紹介します。

彼女は当社の研修制度と周囲のサポートのもとで未経験ながら着実に成長し、店舗勤務に必要な社内テストやOJT研修を経て、入社半年弱でスタジオマネージャーを務めるに至りました。年齢や性別、業界経験に関わらず、本人の成長次第で活躍の舞台があるという当社の特徴を示す好事例といえるでしょう。

編集部

店舗勤務の社員は、どのようなキャリアパスを歩むのでしょうか。

近藤さん

基本的に最初は「スタジオマネージャー候補」として採用します。その後、スタジオマネージャー、エリアマネージャーとステップアップしていくのが通常のキャリアパスです。

エリアマネージャーはスタジオマネージャー経験を活かして複数店舗を統括する立場です。実際にUBXのオープン当初から店舗で働いている社員は、スタジオマネージャーとして実績をあげた後、現在はエリアマネージャーとして複数店舗を束ねて活躍しています。

最大100時間の手厚い研修と定期的なスキルアップ機会が成長を支える

株式会社UBX JAPANのマネージャーミーティングの様子
▲月に1回実施するマネージャーミーティングの様子

編集部

社員のスキルアップのために、どのようなサポートをされていますか?

石田さん

経験の有無に関わらず、入社後はアルバイトスタッフには計40時間、社員には計100時間に及ぶ非常に手厚い研修を行っています。フィットネス業界の基礎知識からUBXでのコーチスキルまで幅広く学ぶ内容で、未経験でジョインして店舗スタッフとして活躍する上で欠かせない制度となっています。

コーチスキルは細かい部分も含めてすべてマニュアル化されているため、店舗でのOJTも交えながら研修と実践の中で習得していきます。社員はそれに加えて、マーケティング概論やブランドガイドなどの内容も含めた、プラスアルファの研修があるのが特徴です。

編集部

研修を終えて店舗で勤務するようになった後は、どのようなスキルアップの機会があるのでしょうか。

近藤さん

大きく2点ご紹介します。1つ目は、全店舗スタッフ向けに定期的に実施する「スキルアップ研修」です。

当社ではサービスの質向上のため、営業時間中のコーチングが適切にできているかを見る「品質チェック」を年3回、全店舗で実施しています。その際に全体に共通する課題や不足するスキル・知識を洗い出し、それをテーマに「スキルアップ研修」を実施しています。定期的な品質チェックとスキルアップ研修を通じて、知識の定着とアップデートを図っていけるのが魅力です。

2つ目は、スタジオマネージャーを対象としたミーティングです。具体的には毎週のエリアマネージャーとのミーティング、月に2回のエリア合同ミーティング、月に1回の全店舗マネージャーが本社に集結するマネージャーミーティングの3つの機会があります。その中で各店舗のアクションプランの立案や検証、店舗ごとの好事例の共有を行い、より良い店舗運営に向けたスキルアップを図っています。

月1回のマネージャーミーティングでは、本社のWebマーケティング担当やオフラインマーケティング担当から、会社方針に関わる内容の共有も行っています。自身の店舗運営のことだけでなく会社全体の方向性も理解でき、より幅広い視点を身に付けて成長できる機会になっています。

カルチャー:ボクシングにちなんだ5つのバリューが浸透

株式会社UBX JAPANの仕事中の様子

編集部

御社が大切にしている価値観や行動指針をお伺いできますか?

石田さん

「とにかく前進し、実行する」というのがUBX JAPANの大切にするカルチャーです。それをボクシングの技にちなんで、「ジャブ」「クロス」「フック」「カウンター」「アッパー」という5つのバリューで表しています。

まず「ジャブ」は「積み重ねとスピード」と定義しています。スタートアップらしいスピード感を大切にしつつ、一方でコツコツと足元から丁寧に積み重ねていく姿勢を示しています。

「クロス」は、仕事中は1分1秒たりとも無駄にしないよう、本気で、全力で仕事にあたろうという意味を込めています。一方で、チームの一員として時には「冷静・客観的」な視点を持ちましょう、という姿勢を「ガード」で表しています。

「フック」は「柔軟性・実行」と定義しています。冷静に物事を見ることも大切ですが、そこで立ち止まってしまうのではなく、柔軟性を持って実行していこうという姿勢を示しています。

そして「カウンター」は「逆境からの形勢逆転」、「アッパー」は「諦めない気持ち」と定義しています。いろいろ考えて実行しても、追い詰められるときや辛いときもあるでしょう。それでもネガティブな状態からポジティブに転じる可能性を信じて、常に前向きな気持ちを持ち、形勢逆転を狙って最後まで諦めずに仕事をしましょうという構成になっています。

編集部

その5つのバリューは、実際の業務の中でどのように体現されていますか?

石田さん

スタジオマネージャーの場合、一人でも多くのお客様にUBXに入会してもらう「数字をつくる覚悟」が求められます。そのために目の前の一人ひとりのお客様に向き合う姿勢は、「ジャブ」の姿勢を表す行動といえます。

また目の前のことに全力投球する一方で、店舗の継続的な成長のためには中長期的な視点も必要です。1週間、1か月という期間でプランを立て、実行と改善を繰り返す柔軟性、つまり「フック」もスタジオマネージャーに期待する姿勢です。

前向きで運動好きなメンバーが多い。トレーニングルームでリフレッシュも

編集部

本社、店舗含め、UBX JAPANには全体的にどのような雰囲気や特徴を持つメンバーが多いですか?

近藤さん

チャレンジ精神旺盛で、新しいことにも前向きに取り組めるメンバーが多いですね。店舗スタッフの場合、お客様に「このトレーナーに会いたい」と思ってもらえるような、人としての魅力も重要であるため、キャラクターや個性を活かして活躍しているメンバーが多いのも特徴です。

またシンプルに運動好きも多く、オフィスに併設された「ショールーム」というトレーニングルームで、仕事の息抜きに運動をしてリフレッシュすることもよくあります。

編集部

本社と店舗スタッフの交流機会もあるのでしょうか。

近藤さん

はい。本社も店舗も普段から密にコミュニケーションを取っており、全体的に活気のある職場環境です。先ほどお話した月1回の「マネージャーミーティング」などに加え、年に1回全社で集まるパーティーも開催しています。

採用メッセージ:チャレンジ精神を持ってやり切る人を歓迎!

編集部

最後に、UBX JAPANに興味を持った読者に向けてメッセージをお願いします。

近藤さん

私たちは、「日本でボクシングを親しみやすいポピュラーなトレーニングに変える」をミッションに、「日本最大のボクシング・コミュニティになる」をビジョンに掲げています。その大きな目標に向けて、チャレンジ精神を持ってやり切ろうという姿勢を持つ方は、ぜひ当社に来ていただけると嬉しいです。

石田さん

成長意欲、つらいことから逃げない忍耐力、粘り強さがある方を歓迎します。年齢や経験に関わらず、その姿勢を持っていれば、当社の手厚い教育体制のもとできっと活躍できるはずです。

編集部

石田さん、近藤さん、本日はありがとうございました!

編集後記

アルバイトは40時間、社員は100時間という非常に丁寧な研修制度が、若手社員の活躍の下地を作っていることを実感しました。業界未経験の20代前半女性が入社後半年でスタジオマネージャーに任命されたエピソードは、年齢や性別、経験を問わずに成長・ステップアップしていける当社をよく表していると思います。

この記事のまとめ

研修制度
  • 40時間から100時間の研修があり、未経験者でも体系的に学べる
  • 四半期ごとに「品質チェック」と「スキルアップ研修」を実施
  • さまざまなミーティング機会を通じたスキルアップが可能
若手の活躍機会
  • フィットネス業界未経験でも数か月でスタジオマネージャーに就任できる事例あり
  • 年齢を問わず、成果に応じてステップアップできる
キャリアパス
  • 店舗マネージャーからエリアマネージャーへのステップアップ可能
  • 店舗運営からマーケティングまで幅広いスキルが身につく
企業理念・バリュー
  • ミッション:「日本でボクシングを親しみやすいポピュラーなトレーニングに変える」
  • ビジョン:「日本最大のボクシング・コミュニティになる」
  • ボクシングの技にちなんだ5つのバリュー(ジャブ・クロス・ガード・フック・カウンター)を設定
社風
  • チャレンジ精神旺盛な人が多く、スピード感を大切にする
  • 「とにかく前進し、実行する」文化
  • 運動好きな人が多く、本社にもトレーニングルームを完備
求める人材像
  • チャレンジ精神が豊かで決めたことをやり切る気持ちのある人
  • 成長意欲とコミュニケーション力がある人
  • 困難があってもすぐに逃げない忍耐力のある人
採用バックグラウンド
  • 格闘技経験者は全体の約30%で、70%は未経験者
  • 保険・不動産など様々な業界からの転職者が活躍
  • 人材育成面では特に「営業経験」や「マネジメント経験」が活かせる

株式会社UBX JAPANの基本情報

企業名 株式会社UBX JAPAN
住所 東京都港区芝浦1-3-11ニュー芝浦ビル1F
事業内容 フィットネスジムの「UBX」の運営
設立 2022年12月
公式ページ https://promo.ubxtraining.co.jp/
採用ページ https://promo.ubxtraining.co.jp/recruit
募集職種 店舗スタッフ
取材・編集
紫竹淳志のプロフィール写真

ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。