株式会社ゼロイチで働く魅力：デザインから開発まで携わりフルスタックエンジニアへ！

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、自社サービスの『01core』をはじめ、システムの受託開発やWeb制作など多様な領域でサービスを展開している株式会社ゼロイチにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

今回は同社の開発環境の特徴やエンジニアとしての働く魅力について、プロダクト部の角田さん、寺山さん、ビジネス部の鈴木さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方

株式会社ゼロイチ
プロダクト部部長

角田 陽亮さん

株式会社ゼロイチ
ビジネス部部長

鈴木 洋太さん

株式会社ゼロイチ
プロダクト課課長

寺山 浩代さん

社員一人ひとりの価値を重視する"共存共栄"の企業理念

編集部

まずは御社の企業理念や、社員の方々の間で大切にされている価値観について教えていただけますか？

角田さん

当社では「共存共栄をテクノロジーで実現する」というビジョンを最も大切にしています。我々の事業を通じて、関わるすべての人にメリットをもたらすエコシステムをつくりあげていくというのが当社の目指す方向です。

それを行動指針に落とし込んだのが、たとえばバリューの一つである「圧倒的なステークホルダー視点を持つ」です。よく「顧客視点」という言葉が使われますが、「共存共栄」の理念を踏まえてあえて「ステークホルダー視点」と表現しています。顧客だけでなくパートナー企業、代理店、エンドユーザー、そして我々ゼロイチのメンバーも含め、あらゆる立場の視点を持って業務に向き合うことを重要視しています。

編集部

「ステークホルダー視点を持つ」ということについて、もう少し詳しくご説明いただけますでしょうか。

鈴木さん

例えば1つのプロジェクトでも、クライアント視点では業務課題の解決、従業員視点では自身のスキルアップ、株主視点では利益還元といったように、立場によって期待するメリットは異なりますよね。これらの複数の視点を持ってプロジェクトに取り組むことで、提供できる価値が広がっていきます。会社の成長を加速させていく意味でも、社員一人ひとりが「ステークホルダー視点」を意識して価値提供をすることが重要だと考えています。

社員の声で進化する企業文化とVMV浸透への取り組み

編集部

そういった会社の方針を社内に浸透させるために取り組んでいることはありますか？

角田さん

実はVMV（※）を約半年前にリニューアルしたのですが、その背景にはVMVをより社内に浸透させていきたいという意図があります。以前のVMVは社内から「わかりにくい」という意見もあり、言葉だけが独り歩きしている状況でした。
※VMV…ビジョン・ミッション・バリューの略。一般的には「MVV（ミッション・ビジョン・バリュー）」だが、ビジョンを重要視するゼロイチでは「VMV」の順で表現している

そのためVMVのリニューアルにあたっては、現在のメンバーも巻き込んで考えていきました。会社の目指す方向性が明確になり、VMVに対する社員の意識が高まっていることを実感しています。

鈴木さん

さらに浸透度を高めていくために、メンバー主体でVMVを広めるためのカルチャーブックを作成しているのも特徴的です。カルチャーブックにはVMV策定時の背景や、共通認識を形成するための事例などを記載しています。VMVの形骸化を防ぐために、今後も定期的にカルチャーブックの内容をアップデートしていく予定です。

社会貢献への思いを持つエンジニア集団の特徴

編集部

御社でどのようなメンバーが活躍しているのかもお聞きしたいのですが、元々の業界や職種など、メンバーに共通する特徴はありますか？

鈴木さん

当社は約8割をエンジニアやデザイナーといったものづくり側の社員が占めています。バックグラウンドは非常に多様で、エンジニアやデザイナーになる前の経歴だとトラックの運転手や芸術大学出身などもいます。特定の業界経験や専門性というよりも、むしろマインドセットの部分で共通点があるのが特徴ですね。単に「ものづくりが好き」というだけでなく、ものづくりを通じて使う人の利益や幸せを実現したいという思いを持った人が集まっています。

角田さん

当社で提供する『01core』（ゼロイチコア）がまさにその理念を体現するサービスで、それに魅力を感じてジョインする社員が多いんです。私自身、『01core』に「業界を変革していこう」という会社の野心を感じたのが入社のきっかけとなっています。「自分たちが生み出すものを通じて世の中に驚きや価値を提供したい」という夢や目標を持ったメンバーが集まっていると感じます。

エンジニアの現場知識を活かしたシステム開発が強み

編集部

エンジニアのテーマに移らせていただきます。まず今お話に出た御社のプロダクト『01core』の特徴的な点をご紹介いただけますか？

寺山さん

『01core』は企業のDX支援サービスです。企業の自社システムはオーダーメイドが基本なのですが、どうしても時間や費用の面で制約が生じるという課題があります。『01core』は標準化された機能パーツを組み合わせるだけで、各企業の特性に応じたDX推進に寄与するシステム生成ができる革新的なサービスです。

私自身もオーダーメイドのシステム開発には限界があると感じていたため、『01core』というプロジェクトに新たな可能性を感じたことをきっかけに入社しました。今はさらに多くのお客様に満足いただけるサービスとしていくため、チーム一丸となって挑戦を続けています。

編集部

『01core』の機能拡張のために、エンジニアとして具体的に取り組んでいることはありますか？

寺山さん

機能の標準化に向けては、さまざまな業界を経験することが重要だと考えています。例えば同じ在庫管理システムを開発するとなっても、業界が違うと運用方法が全く異なるんですね。そのためより多くの情報や現場の知識を吸収するため、なるべくお客様の現場に直接足を運んでいます。システム開発において現場の知識は非常に重要で、それが私たちエンジニアの強みになっています。

編集部

現場訪問の機会はどのくらいありますか？

寺山さん

システム開発の契約後に現場を見せていただくこともありますし、商談段階で見学させていただくこともあります。お客様から気軽に現場を見に来てほしいとお声がけいただくことも少なくありません。

実際の例として、大阪の大手倉庫様の物流現場を見学させていただいたこともあります。一般的な物流の知識だけでなく、実際の現場の運用方法など、業界特有の知識を得られるとても貴重な機会となりました。

幅広い案件にデザインから携わる環境が、エンジニアのスキルアップにつながる

編集部

御社では自社プロダクトだけでなく受託開発も手掛けられていますが、どのような案件に携わることができるのでしょうか。

寺山さん

在庫販売管理のためのシステム開発といったオーソドックスなものから、実店舗を持つクライアントのECサイトの構築、CMSシステムを使ったコーポレートサイトの構築まで、本当に幅広い案件があります。エンジニアとしてさまざまなシステム開発案件に携われることが成長につながっています。

編集部

エンジニアの技術スタックに関してはいかがでしょうか。

寺山さん

モダンな開発に関わり、フロントエンドとバックエンドの両方を経験してフルスタックエンジニアとして成長できる土壌があります。

社内にデザインチームもあるため、デザインから関われるのもゼロイチならではの面白さですね。システムエンジニアとデザイナーでは重視するポイントが異なるため、デザイン視点でのWeb技術の知見も学べる環境があります。

裁量労働やチームでの開発体制で、エンジニアの柔軟な働き方を実現

編集部

エンジニアの方々が働きやすい環境を整えられているとのことですが、詳しく教えていただけますか？

寺山さん

裁量労働制とハイブリッドワークを導入しており、社員の自主性に任せて柔軟な働き方が可能です。週1、2回出社している社員が多いですが、完全なフルリモートで働いているメンバーもいます。ご家族の急病で中抜けするなど、個々の事情に合わせて働くことができています。

またエンジニアの働きやすさに関して、複数人体制での開発を行っているのも特徴です。特に保守案件などはいつ対応が必要になるか分からないため、1人で対応していると休みが取得しづらくなりますよね。担当社員が休むことでお客様にご迷惑をおかけする可能性もあります。そのためチーム体制でフォローしあい、相互サポートができる体制を整えています。

ルールづくりも行う「委員会制度」。ボトムアップのカルチャーが魅力

編集部

御社のカルチャーについても伺いたいのですが、全社的にどのような雰囲気がありますか？

角田さん

上下関係が少なく、改善提案がしやすい環境があると感じています。それを象徴するのが「委員会制度」です。セキュリティ、情報管理、コミュニケーション、教育の4つの分野があり、全社員がどこかの委員会に属しています。会社のルールづくりも委員会で行っており、社員からの提案が直接経営層に届く仕組みを整えています。

鈴木さん

委員会制度自体が社員からの発案で始まったものなんですよ。バックオフィス機能を社員全体で担う形で運営しています。社員主導で始まった取り組みですが、現在では中期経営計画にも組み込まれています。まさにスタートアップならではの、社員が主体的に会社をつくり上げていける文化があります。

編集部

委員会をきっかけに実現した取り組みはあるのでしょうか。

鈴木さん

たくさんありますが、例えば先ほどお話したカルチャーブックが委員会から生まれた取り組みです。

また、教育の委員会では新入社員向けOJT制度の構築などの施策も実施していますし、セキュリティ委員会では、プライバシーマーク取得後の次のステップについても検討しています。全社的な取り組みの多くが、こうした委員会からのボトムアップで実現されています。

夢や目標を持ってチャレンジできる人材にマッチ

編集部

最後に、ゼロイチに興味を持った読者に向けてメッセージをお願いします。

角田さん

前提として、ゼロイチのビジョン・ミッション・バリューに共感いただける人と一緒に働きたいです。その中でも、自分なりの夢や目標を持っている方が活躍できる環境があるのではないかと考えています。キャリアアップへの意欲を持つ方でも良いですし、自分のものづくりで世の中に変革を起こしたいといった情熱を持つ方も歓迎します。当社で一緒に目標の実現に向けて取り組んでいけたらと思います。

編集部

角田さん、鈴木さん、寺山さん、本日はありがとうございました！

編集後記

この記事のまとめ

株式会社ゼロイチの基本情報

取材・編集

ミライのお仕事編集部

紫竹 淳志

元新聞記者として約10年間、地方行政や選挙、プロ・アマチュアスポーツなど幅広い分野の取材経験あり。ミライのお仕事では、ソフトバンク株式会社や東京商工会議所、株式会社オープンハウスグループなど、数多くの著名企業や教育機関への取材を担当。