新卒で執行役員就任!?ユニークキャリア株式会社の若手を急成長させるカルチャーとは

注目企業の躍進の秘密と成長を支えるカルチャーを探る本企画。今回は、ウェブメディアを複数運営し、人材に関するリーディングカンパニーを目指すユニークキャリア株式会社を取材しました。

ユニークキャリア株式会社とは

ユニークキャリア株式会社は「ユニークキャリア」や「キャリアの実」、「ライブナウ」といったインターネットメディアの運営を主軸に人材育成事情などを手がける会社です。

「未来を創るメディアを作る」をミッションに掲げ、目先のアクセス数や利益にとらわれることなく、ユーザーにとっての真の価値を追求したコンテンツづくりで、手がけるメディアはいずれも高いアクセス数を誇っています。

会社名 ユニークキャリア株式会社
住所 東京都豊島区南大塚3丁目30-12-302
事業内容 ・インターネットメディアの運営
・企業のオウンドメディア運営代行
・リスティング広告の運用
設立 2019年6月
公式ページ https://1dau.co.jp

今回は異業種から転職しユニークキャリアにジョインしたスタッフの武藤翼さんに、同社の躍進の背景や若手を急成長させるカルチャーについて取材しました。

本日お話を伺った方
ユニークキャリア株式会社の武藤翼さん

ユニークキャリア株式会社
スタッフ

武藤 翼さん

提供するのはユーザーにとって真に価値あるコンテンツ

ユニークキャリア株式会社のウェブメディア事業を説明したHP画面
▲ウェブメディアの運営が主力事業(公式サイトより)

編集部

まずは、ユニークキャリアさんの事業内容について教えていただけますか?

武藤さん

弊社のおもな事業は「ウェブメディア事業」と「人材育成事業」です。ウェブメディア事業は創業事業で、現在では自社サイトだけでなく新聞社や出版社との提携メディアも運営しています。

具体的なメディアとしては、オウンドメディアの「ユニークキャリア」、キャリアや働き方のお役立ち情報を提供する「キャリアの実」「フリーランスの攻略本」、トレンド情報を扱う「コレベスト」、ライブ配信する人をサポートする「ライブナウ」などがあります。

これらのメディアに関する新規記事の執筆受注や広告掲載がおもな仕事です。

編集部

運営されているメディアのジャンルもさまざまですから、執筆する記事は多彩になりますね。

武藤さん

転職や人材、フリーランス向けのものから、サブスクや英会話、SNSなど、記事のジャンルは多岐にわたります。しかし、どのメディアも「ユーザーがアクションを起こすきっかけとなるような価値あるコンテンツを提供する」という弊社のポリシーのもとに運営しています。

ウェブライター講座や転職相談で若い世代のキャリア形成をサポート

ユニークキャリア株式会社の人材育成事業を説明したHP画面
▲ユニークキャリアは人材育成事業も展開している(公式サイトより)

編集部

ユニークキャリアさんが手がける「人材育成事業」についても教えていただけますか?

武藤さん

人材育成事業の目的は、若い世代のキャリア支援です。仕事やキャリアに関するメディアを複数展開している立場として、我々自身も人材領域の現場を持つべきだいうことでこのサービスが始まりました。

長期インターンシップ求人サイト「コネクトインターン」を運営するほか、利益の上がるライティング手法が学べるウェブライター講座「ユニークライティング」を開いています。

また、2022年9月に有料職業紹介の免許を取得していて、代表の岸田佳祐が20代のキャリアや転職相談にLINEで直接応えるサービスも本格的にスタートする予定です。

編集部

メディアでの情報提供のみならず、さまざまなアプローチでキャリア支援を行っているのですね。

武藤さん

弊社のミッションは「未来を創るメディアを作る」です。このミッションのもと、サイトを訪れてくれた方など、我々のユーザーすべてにとって真に価値あるものを提供していきたいと考えています。

月間アクセス数10万件!読まれるコンテンツで事業も成長

ユニークキャリア株式会社のオウンドメディア「ユニークキャリア」の画面
▲のオウンドメディア「ユニークキャリア」は月間10万件のアクセス数を誇る(公式サイトより)

編集部

ユニークキャリアさんは創業以来、右肩上がりで成長を続けているそうですね。それを示すデータなどがありましたら教えていただけますか?

武藤さん

弊社の成長についてはメディアへのアクセス数から推察いただけるのではないかと思います。たとえば、オウンドメディア「ユニークキャリア」の月間アクセス数は約10万件、1日あたりだとおよそ2,200件になります。

一般的な個人ブログの80%は1日のアクセス50件未満で、50アクセス以上あると上位22%に入ると言われています。その中でさらに1日500件以上のアクセスがあると上位3%の「トップブロガー」と言われる存在になります。

こうしたデータと比較すると、1日2,200アクセスある「ユニークキャリア」がいかに多くの方に読んでいただいているのかがわかるかと思います。ただ、まだ道半ばで、月間100万アクセスを通過点にしてメディアを成長させて参ります。この他にもサイトを複数運営しておりますので、それが会社の成長を支えています。

編集部

ユニークキャリアさんの成長の要因はどこにあるとお考えですか?

武藤さん

弊社代表の岸田は学生時代に仮想通貨と就活のメディアを立ち上げ、それぞれを大きく育てて売却し、自己資本100%でユニークキャリアを設立しました。積み重ねてきた実績と堅実な経営が弊社の土台になっています。

その上で、ユーザーにとって価値あるコンテンツは何かを徹底的に追求し、常にユーザーファーストで考えてきたことが成長につながっているのだと思います。

“半歩先”のテーマを素早く見つけ、“ユニーク”な切り口で紹介

ユニークキャリア株式会社のミッションとビジョンとバリューを示した図
▲ビジョンやバリューにおいても「ユニーク」を大切にしている(公式サイトより)

編集部

多くの人に支持されるコンテンツを作るのは簡単ではないと思うのですが、ユニークキャリアさんはどのようなことを意識されているのですか?

武藤さん

弊社のミッションは「未来を創るメディアを作る」とお話ししましたが、ビジョンとして掲げているのが「最もユニークな切り口で差別化したメディアを作り、人々のアイデンティティを確立させる強烈なキッカケを生み出す」というものです。

また、そのための行動指針として「speedy(遅いより速い方がいい)」「unique(哲学的な切り口を見つける)」「professional(プロ意識をもつ)」というバリューを掲げています。

コンテンツ制作にあたっては、世の中の“半歩先”を素早く察してテーマを見つけ、読んでくださった方のアクションにつながるようなユニークな切り口で紹介できるよう工夫をしています。

編集部

半歩先の新しいユニークな切り口を見つけるのは大変ではありませんか?

武藤さん

アイディアを出すのは大変なのですが、日々、SNSなどから最新トレンドをキャッチし、メンバー同士のインプットは欠かさず行っています。そして、ユーザーと向き合い、その心理を先読みしたりしながら制作・運営をしています。

編集部

その努力が、アクセス数という結果につながっているのですね。

ドメイン「1DAU」は「ユーザーファースト」の象徴

ユニークキャリア株式会社さんのドメインについて説明したサイト
▲ユニークキャリアのドメイン「1dau」には深い思いが込められている(公式サイトより)

編集部

ユニークキャリアさんのそのユーザーファーストへの強いこだわりは、ドメインの「1dau」にも現れているそうですね。

武藤さん

はい。DAUはDaily Active Users(デイリー・アクティブ・ユーザー)の略で、特定のウェブサイトやサービスを利用した1日あたりのユーザー数を指します。

一般的にはウェブサイトの利用実態を測る指標で、KPIとして機械的に処理しがちなデータです。しかし、これを単なる無機質なデータとして捉えるのではなく、画面の向こうに存在するユーザー一人ひとりを表すものだと考えています。ユーザー1人の重みを忘れてはいけないという思いが、ドメインに込められているのです。

編集部

ドメインに込められたその想いは、メンバーの皆様にも浸透しているのでしょうか。

武藤さん

もちろんです。記事の向こう側にいる読者を意識しながら、ユーザーにとって価値があるものを探究し、創り、提供するという意識を、社員やアルバイトが徹底していくことを心がけています。

「相手目線」「消費者目線」でのアウトプットを弊社メディアにかかわるすべての人間が、代表である岸田のレベルにまで達することができれば、会社はもっと成長できるはずです。そのためには日々、スピード感をもってPDCAを回していくことが必要だと思っています。

実力があれば若手も重用。入社数か月で執行役員に就任した新卒社員も

ユニークキャリアの武藤さんと新卒で入社し執行役員になった柏木翔斗さん
▲武藤さん(左)と新卒で入社し執行役員になった柏木翔斗さん(右)

編集部

ユニークキャリアさんでは、若い世代が活躍されていると伺いました。具体的な事例がありましたら、教えていただけるでしょうか。

武藤さん

たとえば、弊社の事業部長は最初、ユニークキャリアに見習いライターとして参加していたそうです。そこから経験と実績を積んで取締役に就任し、現在はサイト「キャリアの実」の編集長を務めるほか、個人で会社を経営しています。

また直近の話でいうと、2023年4月入社の新卒社員、柏木翔斗は早くも執行役員となり、代表の岸田に変わってメディア運営を担っていたりもします。

編集部

新卒で入社されて、すぐに執行役員に就任されたというのはすごいですね!

武藤さん

柏木は弊社の新卒第1号ですが、大学4年生の2022年7月からインターンとしてジョインし、ライターなどをしていました。インターン時代に書いた記事は軒並み検索順位の上位に入り、ディレクターに就任するなど当初から活躍をしていたそうです。

彼は学生時代、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで長くアルバイトをしていたそうで、弊社のポリシーでもある「ユーザーファースト」への理解の深さが結果に現れているのだと思います。

素早いフィードバックがメンバーの成長を加速

ユニークキャリア株式会社に2023年に入社した中村さん
▲2023年入社の中村さん。ユニークキャリアさんでは代表とメンバーの距離が近い

編集部

ユニークキャリアさんで、若手が活躍できる理由を教えてください。

武藤さん

弊社の平均年齢は26〜27歳、代表長も20代で、30代は私だけです(笑)。とても若い会社で、みんな年齢が近いのもあってコミュニケーションがとても円滑なんです。代表の岸田との物理的な距離がとても近く、直接フィードバックをもらうことができます。

作業に対するフィードバックはとても早く、PDCAを高速で回すことができるんですね。結果、一人ひとりの成長が早いのだと思います。

あとは、メンバー全員が自分自身の成長と会社の成長とをリンクさせているので、高いモチベーションが維持されているのもありますね。

編集部

社員の成長を促す環境があるのですね。

武藤さん

たとえば、仕事で何か失敗してしまったとしても、ユニークキャリアの中には、その失敗を責める人は誰ひとりいません。

なぜかというと、失敗は責めるものではなく活かすものだと考えているからです。失敗を分析して、次のアクションをどうしたらいいのかをみんなで考えるカルチャーがあるんです。

編集部

安心してチャレンジできる組織で、社内の雰囲気がとてもよいのだと感じます。なにか、社内コミュニケーションを活発にするための活動などはありますか?

武藤さん

Slackで「休みの日にこんなことをしました!」と投稿して、プライベートを共有したりしていますね。あとは、新しいメンバーが来たらウェルカムランチを行って交流を深めます。

ただ、何か特別なことをして意識的に関係を築くというよりも、代表の「『人材系メディアでユニークキャリアが一番』と言われるメディアになろう」という思いにメンバー全員が賛同し、一致団結できているのだと思います。

ウェブ業界での成功を目指して自動車メーカーの整備職から転職

会社メンバーとランチをするユニークキャリアの武藤さん
▲まったく異なる業種からの転職で戸惑うことも多かったという武藤さん

編集部

メンバーのみなさんの中には、ユニークな経歴の方が多くいらっしゃるようですね。

武藤さん

新卒で大手IT企業に入社したものの、自分の強みを活かせず2か月で辞めて弊社にジョインしたメンバーがいます。ただ、ユニークな経歴という意味では私もそうかもしれません。

編集部

武藤さんは2023年2月にユニークキャリアさんにジョインされたのですよね?前職は何をされていたのですか?

武藤さん

私は新卒で大手自動車メーカーに入社し、整備保全の仕事をしていました。エンジン部品の生産設備のトラブル対応などを担当していて、それなりにキャリアは積んでいました。新しいエンジン部品の立ち上げや新領域のプロジェクトに加わるようになっていましたし、技能の高さを表彰されたこともあります。

編集部

転職を決意したきっかけはなんだったのでしょうか?

武藤さん

結婚が大きかったですね。仕事は20〜30キロを超える重いものを持ったり夜勤があったりの肉体労働ですから、健康に対しての将来的な不安がありました。また、子どもが生まれ「仕事と育児を両立したい」という思いを抱くようになったんです。

将来性やワークライフバランスという点から、ウェブ業界で実力をつけて、「今より稼いで豊かになる!」と一念発起し、転職を決意したんです。転職活動は厳しく不安なときもありましたが、2023年2月末にユニークキャリアでアルバイト採用されました。

編集部

前職とユニークキャリアさんの仕事では、勝手が違うことも多かったのではありませんか?

武藤さん

何が違うかというと、すべてが違っていましたね(笑)。本当に戸惑うことばかりでした。その中で一番大きかったのは、意思決定に対する根拠が求められるという点ですね。

前職であれば、自分が行うことに対して理由を求められることはほとんどありませんでした。「昔からそうやっているから、その方法でいいよ」といったことが多かったのです。

でも、ユニークキャリアでは「どうして、それを行うのか?」を意識する機会が多く、驚きました。すべての行動には理由があるということを深く考えるようになりましたね。

目標は「3年以内に年収5倍」。具体的なビジョンがモチベーションに

パソコンの画面に映るユニークキャリア株式会社のサイト

編集部

ユニークキャリアさんの社員のみなさんに共通している特徴などはありますか?

武藤さん

将来のビジョンを具体的に見据えているということでしょうか。私自身の目標は「3年以内に年収を前職の5倍にして、マイホームを建てること」ですし、みんな、「30代には年収1,000万円に到達」「3年以内に実力をつけて会社を経営」「40代までに生涯年収を稼ぐ」など、具体的なビジョンをもっています。

そして、その思い描いた人生を歩むために今をとことん頑張るというのが弊社のメンバーの特徴かもしれません。

編集部

みなさん、ご自身のキャリア形成をしっかり考えてらっしゃるのですね。

武藤さん

将来のビジョンは選考においても大切な要素の一つで、入社時に必ず聞かれますし、入社してからも仕事の中で話題になったりします。

弊社では個人の力が高まることで、チームでの結果につながると考えています。個人の力を高めるためには明確な目標があったほうがいいし、それが仕事のモチベーションになります。また、何かつらい状況に陥ったとしても、具体的な目標があると頑張る支えになりますよね。

ユニークキャリアにマッチするのは誠実で勤勉、そして願望がある人

入社日の2023年4月3日、笑顔でカメラを見るユニークキャリア株式会社の武藤さん

編集部

最後にユニークキャリアさんに興味を持った方へメッセージをいただけますか?

武藤さん

私自身は、次の三つの要素を備えている方はユニークキャリアに向いていると思っています。一つは「自分の仕事に責任を持てる誠実さがある人」で、二つ目が「自ら考えて行動ができる勤勉な人」、三つ目が「自身に叶えたい強い願望がある人」です。

弊社はまだまだ創業期ですから、新卒だろうと中途だろうと責任ある仕事を任され、裁量が与えられます。もちろんノウハウはシェアされますが、“半歩先”の未来をコンテンツにする仕事ですから、自分から学び成長したいと望み、努力を続ける必要があります。チャレンジ精神が必要で、そのモチベーションになるのは強い願望です。

「仕事に誠実な人」「勤勉な人」「願望がある人」はユニークキャリアにとてもマッチすると思いますし、そういう方と一緒に働けたらうれしいですね。

編集部

ユニークキャリアさんには、その名のとおり多彩なキャリアを持つメンバーを受け入れ、成長を促す環境が整っているのだと感じました。本日はありがとうございました。

■取材協力
ユニークキャリア株式会社:https://1dau.co.jp
採用ページ:https://www.wantedly.com/companies/dauinc