ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、auじぶん銀行株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
auじぶん銀行はKDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立されたインターネット銀行です。残高照会や振込、定期預金、外貨預金などのすべての銀行サービスをスマートフォンアプリで提供する革新的な金融サービスを実現しています。
IT部門では女性社員も多数活躍しており、性別や年齢に関係なく実力で評価される文化が根付いています。また従来の銀行のイメージとは異なる柔軟な働き方も特徴で、長期休暇取得が習慣化されているなど、多様なライフスタイルの社員が自分らしく働ける環境が整っています。
今回はauじぶん銀行株式会社の働き方や社風について、SIer出身でIT部門で活躍する藤木さん、人事部の松本さん、広報部の三田さんにお話を聞かせていただきました。
IT部門の約30%が女性!システム開発チームの活躍事例
▲インタビューにご対応いただいた、IT開発部で活躍する藤木さん
編集部
まずは女性活躍のテーマについて伺います。藤木さんのご経歴と転職の経緯を簡単にご紹介いただけますか?
藤木さん
私は前職でも、同じく金融業界でSIerとして仕事をしていました。そこでは数年単位でプロジェクトや常駐先が変わっていたため、長期的に開発や保守に携われる環境で働きたいと考え転職に至りました。現在auじぶん銀行ではIT開発部調査役として、ローン関連商品のシステム開発と保守を担当しています。
編集部
特にどのような点に惹かれてauじぶん銀行にジョインされたのでしょうか。
藤木さん
転職にあたってはSIerの選択肢も検討していましたが、事業者側の方がより裁量大きく同じシステムを継続的に発展させていけると考えたのが理由の1つです。また面接を通じて、男女の壁なく評価するauじぶん銀行の方針に魅力を感じ、ここであれば自分の目指すキャリアが実現できると考えて入社を決めました。
編集部
実際に働かれてみて、IT部門における女性活躍の印象をどのように感じられていますか?
藤木さん
まずチーム内の女性比率が非常に高い点が特徴的だと感じます。以前勤めていたSIerでは9割が男性でしたが、私が今所属するローンチームでは半数近くが女性です。住宅ローン、カードローン、アパートローンという弊社の主力商品のシステム開発において、女性が活躍している状況です。
また評価体制においても、性別や年齢に関係なく本当にフラットに実力で評価される環境があることが魅力です。例えば、私が所属するチームが手掛けたアパートローンの新商品立ち上げプロジェクトでは、その成果を月間MVPとして評価していただき、きちんと上期・下期の評価にも反映されました。頑張った分だけ正当に評価される環境だと感じています。
女性の積極採用により、組織の多様性とチーム力向上を実現
▲多様性のある職場環境が雰囲気の良さにも影響(写真右はインタビューにご対応いただいた三田さん)
編集部
開発チーム内の女性比率が高いとのことですが、御社ではIT部門への女性採用を積極的に進められているのでしょうか。
松本さん
会社の組織力向上のためにはより多様性のある人材活用が必要だと考えています。IT部門はこれまで新卒採用の配属もなく男性社員比率も高かったため、約2年前から戦略的に新卒社員を配属し女性比率も少しずつ上げていけるように進めてきました。IT部門ではまだ全体に比べると女性比率が若干少ないのですが、それでも2年前と比べるとかなり女性比率が増してきており、約30%が女性社員となっています。
藤木さん
実際、私がジョインした約2年前まではまだまだ男性比率が高く、いわゆる「男社会」な雰囲気がありましたね。しかしここ数年でぐっと女性社員の比率が増えたことで柔らかい雰囲気が生まれるなど、良い方向に作用していると思います。
編集部
女性社員が増えたことで、開発業務の上での影響はいかがでしょうか。
藤木さん
実は私個人としては、システム開発こそ女性ならではの能力が生かせる仕事だと考えているんです。プロジェクトを進行していく上では、社内外の多くの人と調整を取りながら、さまざまな課題に対処していくことが必要です。いろいろなところに目配りをする細やかさや視野の広さ、適切なタイミングで課題に対処していく管理能力などは、まさに女性の特性を発揮して活躍できるフィールドといえるでしょう。
もともと一般的に開発業務において男性が多い背景の1つに、長時間労働のために体力が求められるということがありました。しかし近年では全国的に働き方改革が進んでおり、開発現場でもそういった働き方は是正されつつあります。そこに当社の採用方針も加わって開発への女性の参画が進むことで、男女双方の利点を活かし合ってチーム力を高めることができています。
社員の声から生まれた、充実の働き方支援制度
編集部
続いてワークライフバランスのテーマについて伺います。御社ではワークライフバランスの取り組みに注力されているとのことですが、その背景を教えていただけますか?
松本さん
昨今の働き方改革の潮流に加え、3年前に実施した社員アンケートでワークライフバランスに関する要望が非常に多かったことをきっかけに、取り組みを本格的に強化しました。残業削減への取り組みや有給休暇取得の促進を進め、さまざまなライフスタイルの社員が自分らしく仕事とプライベートを両立できる環境を整えています。
実際に現在は有給取得率77%という高水準を達成しています。育児休業の取得率も男性83%、女性100%と高く、復職率が男女ともに100%と、数字にも当社の働きやすさが表れています。
編集部
特に社員から好評な制度はありますか?
松本さん
出社とリモートワークのハイブリッド勤務といった柔軟な働き方ができる点が特に好評です。IT部門ではシステム対応の関係でシフト勤務となりますが、リモートワークを活用している方は多く、ご自身が最大限に能力を発揮できる働き方を選択いただけます。
また時間単位での有給休暇取得が可能で、通院や子どもの送り迎え、塾のお迎えなどに活用されています。育児との両立のため、朝は子どもを送ってから出社する方もいます。
三田さん
子育てに関する用事以外にも、病院や市役所に行かなくてはならないときなど、ちょっとしたことにも時間休を使って中抜けが可能です。私は1時間休みを取って犬の散歩に行くこともあります。ライフスタイルを限定せず、社員が自由に利用できるのもこの制度の良いところだと思います。
全員が取得する5日以上の連続休暇!社員のリフレッシュを支援
▲社員のリフレッシュに寄与するフリーバケーション制度。藤木さん、松本さん、三田さんも制度を活用して三者三様にリフレッシュ
編集部
連続休暇の取得も可能とのことですが、こちらはどのような制度なのでしょうか。
三田さん
「フリーバケーション制度」という、年に1回まとまった休みを取得できる連続休暇制度です。当社では最低連続5営業日の有給取得を推奨しており、入社1年目から活用できるのも特徴です。
編集部
実際に皆さんどのように活用されていますか?
三田さん
私の周りだと、夏休みのピーク時期を避けて春先や秋口に取得して旅行に行く社員が多いですね。私自身も11月の平日という、空いていそうな時期を選んで旅行に行ってきました。当社では有給とは別に上期・下期各1日のアニバーサリー休暇の制度もあるため、それも合わせて大型連休を取得する社員もいます。
松本さん
私も毎年フリーバケーション制度を活用して帰省しています。どの部門のメンバーも10日、11日取得するのが当たり前の文化として根付いているため気兼ねなく長期休暇を過ごせるのもポイントです。
藤木さん
私も今年9月に土日祝日も合わせて10連休を取得したのですが、休暇前にチーム内で事前引き継ぎを行っているため、長期休暇中も安心して過ごすことができました。気兼ねなくリフレッシュできるからこそ、お休みから戻ってきて「また頑張ろう」と気持ちを新たに業務に当たることができています。
ドレスコードなし!“銀行らしくない”職場カルチャー
▲TPOに合わせてカジュアルな服装でも勤務可能。銀行のイメージとは違うフラットなカルチャーが特徴
編集部
御社のカルチャーについても伺いたいのですが、会社全体にはどのような雰囲気がありますか?
藤木さん
銀行というと堅いイメージがあったのですが、当社は上下関係も比較的緩やかで良好な社内コミュニケーション環境があります。部長との1on1面談を毎月実施していますが、かしこまらずざっくばらんに話せる関係性があります。チームワークを重視しており、お互いにコミュニケーションを取りながら、リラックスした雰囲気で仕事を進められる環境です。
松本さん
銀行勤務はスーツのイメージがあるかもしれませんが、当社はドレスコードフリーで、カジュアルな服装で勤務できます。お客様との面会時はTPOに応じて対応しますが、基本的には自由な服装で働けます。これは特に銀行出身者からも好評です。
編集部
社内メンバーには銀行出身者の方が多いのでしょうか。
松本さん
全社で銀行出身者は5割強程度です。特にIT部門では他業界からの転職者が多く、むしろ銀行出身者は少数派です。先ほどもお話したように会社としての組織力を高めるために人材育成にも力を入れており、新卒採用も進めています。また全社で数人ではありますが外国籍社員も在籍しており、多様性のある職場環境が実現しています。
銀行未経験でも活躍できる!求める人物像とは
編集部
最後に、記事をご覧になって御社に興味を持った読者に向けてメッセージをお願いできますか?
松本さん
IT部門に興味を持っていただいた方に向けて、銀行業界が未経験でもこれまでのスキルと経験を十分に活かして活躍いただけるということを伝えたいです。業界未経験であっても入社後のOJTを通して金融業務を学んでいただける環境が整っていますので、主体的に新しいことにも挑戦しながら自己成長できる人材を求めています。
SIer出身の方も多く在籍していますが、自社サービスの開発に主体的に関わりたいという思いを持って入社される方が多いです。そういった意欲のある方々にぜひ当社に入社いただき、活躍いただきたいと思います。
編集部
藤木さん、松本さん、三田さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!
この記事のまとめ
柔軟な働き方 |
|
---|---|
社風・職場環境 |
|
人材の特徴 |
|
キャリア開発 |
|
プロジェクト特性 |
|
auじぶん銀行株式会社の基本情報
住所 | 東京都中央区日本橋1丁目19番1号日本橋ダイヤビルディング14階 |
---|---|
事業内容 | 銀行業 |
設立 | 2008年6月 |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) |
公式ページ | https://www.jibunbank.co.jp/ corporate/ |
採用ページ | https://hrmos.co/pages/ jibunbank/jobs |
募集職種 | ・金融システムPL・PM ・金融システムAPI開発推進 ・サイバーセキュリティPM ・IT統制PM ・インフラエンジニア ・社内SE ※詳細は採用ページ参照 |