ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、イニシアス株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
「運動療育」に特化した児童発達支援事業を展開するイニシアスは、児童発達支援・放課後等デイサービス『TAKUMI』を関東に21教室、関西に5教室展開し、子どもたちが楽しく体を動かす活動を通じて自己肯定感やソーシャルスキルを高められる環境を提供しています。
組織面では、「すべての人がキラキラと輝ける世界を創る」という理念のもと、失敗を恐れずに挑戦するカルチャーを大切にし、女性の育休取得率100%を達成するなど働きやすい環境づくりにも力を入れています。子どもたちの成長を間近で見守りながら、自身も成長できる職場環境が魅力です。
今回はイニシアス株式会社のカルチャーや職場環境、ワークライフバランスへの取り組みについて、代表取締役の三浦さん、エリアマネージャーの下田さん、採用担当の堤さんにお話を聞かせていただきました。
イニシアスのカルチャー:「挑戦」から得られる成長を重要視
▲取材にご対応いただいた代表取締役の三浦さん
編集部
最初に、御社の企業理念やカルチャーをご紹介いただけますか?
三浦さん
子どもたちの未来につながる取り組みを行う企業として「すべての人がキラキラと輝ける世界を創る」という理念を掲げ、「失敗を恐れずに新しいことに挑戦するカルチャー」を大切にしています。
これは子どもたちの成長だけでなく、社員の成長のためにも重要視するカルチャーです。子どもたちが挑戦を通じて成長し自信を得るように、社員も積極的に挑戦する中で成長を重ね、会社や社会をより良くする原動力となることを期待しています。
編集部
「失敗を恐れず新しいことに挑戦するカルチャー」を体現する、印象的なエピソードがあれば教えてください。
三浦さん
教室スタッフの提案から、SNSの有効活用の取り組みが生まれた事例があります。以前あるスタッフが「Instagramで新店舗情報や教室の様子、イベント情報を発信したい」と提案してくれたのですが、その当時はSNSの活用がまだ一般的ではなかったこともあり、子どもの通う教室の様子をSNSで発信することには高いハードルがありました。
しかしスタッフの熱意を受けて挑戦を決め、保護者の方にご理解いただくための事前説明や掲載ルールの策定など、試行錯誤を重ねながら運用をスタートしました。そして教室の日常や活動の魅力を継続的に発信した結果、フォロワー数が徐々に増加していったんです。今ではInstagramを見て当社を知り、利用してくれる方も少なくありません。諦めずに挑戦したからこそ実を結んだ好事例といえるでしょう。
編集部
挑戦の機運を醸成するために取り組んでいることはありますか?
三浦さん
社員の発言の場を多く設けるようにしています。例えば当社では1日のはじめと終わりに必ず会議を行っているのですが、そこが社員同士の積極的な意見交換や、提案と議論の場となるよう工夫しながら運営しています。
また日頃から「どんどん挑戦してほしい」というメッセージを強く発信し、新しい取り組みを見つけた際に賞賛するのも意識していることの1つです。スタッフの成長や挑戦を認め、フォローしていくことで、さらなる挑戦や成長が生まれていくと考えています。
思いやりと仕事に対する熱意を持ち合わせた人材が集う、笑顔あふれる職場環境
▲取材にご対応いただいた堤さんと下田さん
編集部
御社の社内にはどのような雰囲気がありますか?
堤さん
笑顔の多い、とても明るい職場環境です。優しくて思いやりを持った人柄の良い社員が多く、それが子どもたちや保護者の方々、社員など周囲への接し方にも表れています。
また子どもの特性に合わせたより良い療育サービスを提供できるよう、学びへの意欲が高い社員が多いのも特徴です。私自身「もっと成長したい!」という気持ちが日々の仕事の原動力になっています。
編集部
社内の雰囲気が伝わるようなエピソードがあればご紹介ください。
下田さん
ある社員が研修で大縄を回す担当になった際、上手くできなかったために早朝から出勤して一人で練習を重ねていたことがありました。それを見た他の社員が、「その人のための練習時間を設けてほしい」と提案してくれたのです。
子どもたちのために努力する社員の姿、それに対して思いやりを持って支えてくれる仲間の姿勢に、非常に感動しました。一人ひとりの努力や思いやりが、会社全体の成長につながっていると実感しています。
女性活躍:育休取得率100%!働きやすさを支える「仕組み」と「理解」
編集部
ワークライフバランスへの取り組みに関して、御社の働きやすさを示す数字などがあれば教えてください。
三浦さん
女性の育休取得率は100%を達成しています。男性の育休取得実績もあり、平均有給取得日数は約9日と、休暇を取りやすい環境があるのが特徴です。
編集部
育休取得率向上に向けて、どのような工夫をされているのでしょうか。
三浦さん
休暇中の人員補填の仕組みを整えています。当社は関東に21教室、関西に5教室を展開しており、それぞれのエリア内で比較的近い距離に教室が立地しています。ある教室のスタッフが育休を取得する場合でも、同じエリア内の教室間で人員の補填を行うことで、社員が安心して育休を取得できる環境を実現しています。
編集部
実際に働かれる中で、ワークライフバランスに関してどのように感じていらっしゃいますか?
下田さん
私は現在小学生の子ども3人の子育てをしながら働いているのですが、イニシアスには家族を大切にしながら働き続けられる環境があると実感しています。休暇の取得のしやすさ、勤務地を希望できるといった条件面の整備ももちろんありますが、それ以上に職場に子育てに対する理解が根付いていることが大きなポイントです。
例えば学校から子どもの具合が悪いと連絡があった際にも、周囲の皆さんが「子どもを迎えに行ってあげて」と後押ししてくれるんです。社員それぞれの家庭の事情を理解して支え合っているからこそ、安心して働き続けることができています。
また私をはじめ、子育てと両立しながら働く社員が社内に多くいることが他のスタッフの刺激になっている部分もあると思います。「子どもを産んでからも働き続けたい」と思ってもらえるような指針となって、後に続く社員がどんどん増えてくれると嬉しいですね。
堤さん
子育て中の社員に限らず、仕事とプライベートのバランスを大切にできる環境があると感じます。実際に家族や友人との時間、趣味やスポーツ、推し活など、自分の時間も充実させている人たちが多いです。自分だけでなく相手のプライベートも尊重する空気感があるため、シフトの調整もみんなで相談しながら行っています。
効率的な働き方で最大の効果を生み出す、チーム力向上の工夫
編集部
その他にも、ワークライフバランス推進のための取り組みがあれば教えてください。
下田さん
社員の業務負担軽減のため、効率的な教室運営の工夫をしています。例えば教室は駅近くに立地しており、原則保護者の方による送り迎えをお願いしているため、スタッフが送迎を行う必要はありません。また教室の利用を18時までとし、スタッフが夜遅くまで働くことなく一定のリズムで業務を終えられる環境を整えています。
一方でただ効率のみを重視するのではなく、効率的な働き方で最大の効果を生み出してより良いサービス提供を行うことを大切にしています。具体的には各スタッフの役割の明確化と分担により、チーム力を高めて対応できる仕組みを整えています。
編集部
チーム力向上の方策について、もう少し詳しくご説明いただけますか?
下田さん
当社ではさまざまなバックボーンを持ち、異なる得意分野を持つスタッフが在籍しているのが特徴です。この一人ひとりの強みを活かせるチーム編成となるよう、人員配置の工夫を行っています。
実際に療育プログラムの運動内容や創作活動、さらには教室の月ごとのイベントを検討する際には、各スタッフが自身の経験や得意な活動のアイディアを持ち寄り、スタッフ全員で打ち合わせを行っています。それぞれの強みを発揮できる環境を整えることで、効率的かつ、より良いサービスの提供につながっています。
例えば、運動療育のプログラムでは、体育指導の経験があるスタッフが中心となり、子どもたちが楽しみながら体を動かせるような工夫をしています。一方で、創作活動では美術や工作が得意なスタッフが企画を主導し、子どもたちの発想を引き出しながら作品づくりを進めています。
また、月ごとのイベントに関しては、地域の行事に詳しいスタッフがアイデアを出し、季節感のある活動を取り入れています。例えば、ハロウィンイベントでは、子どもたちが楽しめる簡単な仮装作りを提案したり、ゲーム要素を加えたプログラムを考案したりすることで、より楽しい時間を提供できるよう工夫しました。
このように、各スタッフが自身の得意分野を活かすことで、業務の効率化だけでなく、子どもたちにとっても魅力的な活動を提供できる環境づくりを目指しています。
事業の特徴:運動療育に特化し、子どもの自己肯定感とソーシャルスキルを向上
編集部
イニシアス株式会社の展開する事業の特徴をお聞かせください。
三浦さん
療育サービスを提供する企業の中でも、当社に特徴的なのが「運動療育」に特化している点です。子どもが大好きな体を動かす遊びを通して、笑顔の絶えない教室運営ができるのが強みです。また運動療育に本格的に取り組んでいる教室はまだ少ないため、そこも他社との差別化の大きなポイントとなっています。
編集部
運動能力の部分にフォーカスを当てている理由は何ですか?
三浦さん
単に運動スキルを向上するだけでなく、運動を通じて自己肯定感やソーシャルスキルを高めることができると考えているためです。
例えば学校ではなかなか対応が難しい特性を持つお子様でも、当社で適切な指導を行うことによってできることが増えていきます。自分が好きな運動や遊びを楽しみながら「できた」経験を積み重ねることは、自己肯定感を高め、新しいことへのチャレンジ精神を育むきっかけとなるでしょう。
また学習支援が先生と生徒の1対1の関係性が中心なのに対し、私たちの教室では小集団でソーシャルスキル習得のために活動します。お子様たちは同じ目標に向かって取り組む中で、順番を待つことや、お互いを応援することを自然に学んでいきます。このような小さなコミュニティの中でソーシャルスキルが育まれていくのです。
▲TAKUMIの教室の様子。ユニークな運動器具がたくさん用意されている
編集部
会社設立の経緯や想いを教えていただけますか?
三浦さん
イニシアス設立のきっかけは、私自身が子どもを持ったことです。子どもの誕生を機に、児童発達支援事業の存在を初めて知りました。さまざまな事業所を見学する中で、成長の過程で支援を必要とする子どもたちとその家族のために「明るく楽しく、笑い声が響き渡る場所」「子どもたちが自信を持ち、成長できる場所」をつくりたいという想いを強くし、イニシアスの設立を決意しました。
私は、挑戦を通じて得られる経験や成長が、子どもたちの自信や意欲を高めると信じています。子どもたちが失敗を恐れずに挑戦できる環境を整え、「できた!」という達成感を積み重ねられる場を提供するのがイニシアスの目的です。
イニシアスから求職者へのメッセージ
編集部
最後に、イニシアスに興味を持った読者の方に向けてメッセージをお願いします。
堤さん
子どもたちの未来のためのプログラムを考え、実際に子どもたちや保護者の方に喜んでいただけるのがこの仕事の最大のやりがいです。自分たちの仕事が「未来につながる」と信じる仲間たちと一緒に切磋琢磨し合い、自身を成長させていける環境があると考えています。
そんな当社だからこそ、「人のために行動したい」「子どもたちの笑顔が好き」「子どもたちの成長を間近で感じたい」という志を同じくできる方と一緒に働きたいと考えています。もちろんスキルも重要ですが、その想いがあれば必ず行動力となり、成果につながると信じています。
三浦さん
当社は未来ある子どもたちのために、一人でも多くの子どもたちが自信を持てる環境を提供し、社会で自立できるようサポートを続けています。会社としても評価体制の導入や新たなサービス展開など、さらなる成長に向けた検討を進めており、それに伴って新たなキャリアパスも広がっていく見込みです。
当社では会社の理念と行動規範の実践、そして何より「楽しく仕事ができているか」を大切にしています。失敗を恐れずに挑戦し、楽しみながら自己成長させていける方と一緒に、一人ひとりのお子様の成長を見守るという素晴らしい仕事を行っていきたいと考えています。
編集部
本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
編集後記
この記事のまとめ
事業の特徴 |
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企業理念・カルチャー |
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ワークライフバランス |
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求める人物像 |
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イニシアス株式会社の基本情報
企業名 | イニシアス株式会社 |
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住所 | 東京都港区赤坂2-13-5赤坂会館ビル5階 |
事業内容 | ・児童発達支援事業(TAKUMI) ・放課後等デイサービス(TAKUMI) |
設立 | 2014年12月 |
公式ページ | https://initias-corporate.jp/ |
採用ページ | https://initias-recruit.jp/ |
募集職種 | 児童発達支援管理責任者 |