ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、自動車業界に特化した技術者集団として、トヨタ自動車や日産自動車など大手メーカーの開発上流工程に直接携わっているワイズトレーディング株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
同社は、社員数約80名のうち全員が自動車関係の業務に従事しており、自動車の先行開発、製品設計業務に携わることができます。メーカー本体の開発部門で働ける環境があり、先進技術に触れながらエンジニアとしての市場価値を高められる点が特徴です。
今回は、ワイズトレーディング株式会社の働く環境や組織体制について、営業担当の樋川さんにお話を聞かせていただきました。
自動車開発の上流工程を担う、エンジニア専門企業
編集部
御社のエンジニアが大手自動車メーカー各社から求められる理由を教えていただけますか?
樋川さん
まず、自動車の開発のみに特化した技術者集団が少ないことが一つの理由です。加えて弊社には、これまで先輩方が高度な技術力で着実に信頼関係を築き上げてきた実績があります。
弊社は社員数80人と、規模は決して大きくありませんが“成果を出せる技術者集団”と評価頂いていると自負しています。それがトヨタや日産、スバルといったメーカーとの、現在の直接取引につながっているのです。
編集部
技術者集団である御社の社員構成について教えてください。エンジニア職とその他の職種の比率はどのようになっていますか?
樋川さん
弊社には現在約80名の社員がおり、その内エンジニアが全体の約70%、設計サポートが全体の約30%です。設計サポートは技術的な検討を直接行うのではなく、技術や開発に関わる設計のサポートを担っている役職で、主に女性で構成されています。
編集部
樋川さんは現在営業職ですが、以前はエンジニアとして働いていたと伺っています。ご自身のエンジニアとしてのキャリアについて教えて頂けますか。
樋川さん
私はもともと理工系の大学で機械を専攻しており、車のエンジンやトランスミッション(変速機)などの開発に興味を持っていました。
2016年に新卒で弊社に入社し、エンジニア職をしていたのは約6年です。最初の2年間はトヨタ自動車の先行開発の拠点で、次世代ハイブリッド車用トランスミッションの評価・解析業務に携わり、その後、いすゞ自動車の藤沢工場でエンジンの企画設計に携わりました。
弊社では経営層との距離が近く、キャリアについての率直な相談が可能です。実際に私は6年間のエンジニア経験を経て、自身の希望を直接上司に相談しキャリアチェンジをしました。キャリアに関しては、「こういう仕事がしたい」など強い意欲や希望があれば検討してもらえます。
完成車メーカーとの直接取引で、本格的な開発経験を積む
編集部
エンジニアとしてメーカーの関連会社などではなく御社に在籍するメリットは、どのようなところだと感じていますか?
樋川さん
大手メーカーである、トヨタ自動車や日産自動車との直接取引により、メーカー本体の開発部門に携わることができる点です。開発の上流工程に携われることがエンジニアの成長機会として大きな魅力であり、この経験は、エンジニアとしての市場価値を高める貴重な機会となっています。
また、自動車の開発にはさまざまなフェーズがあります。先行開発は販売の60ヶ月前(5年前)から始まり、新しい技術の開発に取り組みます。製品設計のフェーズであれば数年後に発売される車両の設計であり、より具体的な期限とスピード感が求められます。
このように、現場によって異なるフェーズの開発を経験でき、自身の知見やスキルが上がっていくことも、メリットと感じています。
ヒューマンスキルやハイエンドCADなど、多彩な研修で若手を育成
▲半年に一度、社全体の定例会を開催。定例会では主にキャリア形成につながる研修を実施している
編集部
若手社員の成長支援体制について教えていただけますか?
樋川さん
弊社では、新入社員向けに独自の研修プログラムを実施しています。これは、ソニーの元人事部長の方が開発した「熱気熟」をベースにしております。
この研修は部長・課長向けの教育プログラムを新入社員向けにカスタマイズしたもので、ヒューマンスキルの向上に重点を置いています。新卒入社の方にも中途入社の方にも、同様のプログラムを提供しています。
編集部
「ヒューマンスキルの向上」について、詳しく教えていただけますか?
樋川さん
ヒューマンスキルとはパフォーマンスを高めるための心構えであり、「現場で好かれる」ためにとても重要なスキルです。
私自身も、この研修で教わった「報告・連絡・相談は、うるさいと言われるくらいしっかり行いなさい」ということなどは、その後の社会人生活の礎となっています。
編集部
技術面の教育はいかがですか?
樋川さん
弊社では、自動車業界で広く使用されているハイエンド3D CADの1つ「NX」のライセンスを保有しており、実践的なCAD研修を実施しています。例えば、日産自動車やいすゞ自動車はNXを主流で使用しているため、それらのメーカーの現場で即戦力として活躍できる技術を身につけることができます。
編集部
ハイエンドCADソフトということは、かなり高額なのではないでしょうか。
樋川さん
年間のライセンス費用は数100万円ほどと確かに高額ですが、現場での製品開発には欠かせないツールなので、人材育成のため必要な投資と考えています。現在、社内にはこのNXが4台あるので、一人ひとりが実際に触る機会も十分にあります。
一流の技術者から学ぶ。充実のメンター制度
編集部
配属後の育成体制について教えていただけますか?
樋川さん
現場では各メーカーの一流の技術者の方々と一緒に働くことができ、多くのメーカー社員さんが、プロパー・派遣の区別なく熱心に教えてくださいます。若手エンジニアは現場で可愛いがってもらいながら、優れた技術者の仕事ぶりを吸収することができるので、とても恵まれていると言えますね。
編集部
各メーカーの現場へ、御社からは1人ずつ行かれるのですか?
樋川さん
複数人の場合もありますが、基本は1人です。やはり最初のうちは心細いこともあると思うので、その点をフォローするため、オンボーディングというコミュニケーションの場を設けています。
配属先が決まってから2ヶ月間、上司や先輩と週に1度面談を行い、「困りごとはないか」「業務で苦労している点は」などについて話し合い、都度、周囲と連携して改善につなげる体制を整えています。
先ほどお話しした通り、どの現場でも温かく受け入れていただいております。ただもしも何かあったときには、セーフティーネットとして機能するようにしています。
自動車好きが集まる職場。趣味も仕事も共有できる環境
編集部
御社では、社内交流などの取り組みはありますか?
樋川さん
日ごろはそれぞれの現場へ出ていますので、社員同士のコミュニケーションを目的としたレクリエーションを行っています。活動内容はバーベキューやフットサル、ゴルフなどさまざまですが、最近の弊社ではバドミントンが特に人気です。土日でも15人ほど集まって、皆でワイワイ楽しんでいますよ。
飲み会や社員旅行もあります。日ごろ話す機会の少ない社員同士や上司とコミュニケーションがとれる、貴重な機会です。なお、社員旅行は任意参加です。
▲一緒にスポーツをしたりと、交流機会も多い同社
編集部
自動車開発に携わる会社ならではの活動もあるのでしょうか?
樋川さん
車に興味のある社員は多いと思いますが、そのタイプは人によって色々です。例えば私は、車の機構や歴史に興味があるというより、どちらかと言えば運転が楽しいとか、デザインが好きという部類です。中には、定期的にレースに参加したり、車の改造を楽しんだりするメンバーもいますよ。
毎年8月には、富士スピードウェイでエコラン(省エネカーレース)の大会が開催され、弊社も営業車として使用している日産のノートe-POWERで出場しています。このエコラン参加には、次期入社予定の内定者との交流会という意味合いもあり、車好きな若手メンバーが中心になって盛り上がっています。
一流の環境で技術を追求したい仲間を募集
編集部
最後に、御社に興味を持った方へのメッセージをお願いします。
樋川さん
弊社の魅力はやはり、自動車開発の上流工程に携わり、さまざまな先進技術に触れられることだと思います。自動車業界に興味のある方や技術を追求したい方にとっては、やりがいを持って取り組める環境だと自信を持ってお勧めできます。
成長していく意欲があり、一流の環境を求める方は、ぜひ認識してもらえたら嬉しいです。
編集部
インタビューから御社の高い技術力、また樋川さんや社員の方の誇りを感じ、さらに邁進される姿勢が伝わってきました。同じように、技術を極めていく意欲のある方にはとても魅力的な職場だと感じます。
本日はありがとうございました。
ワイズトレーディング株式会社の働き方のまとめ
事業の特徴 |
|
---|---|
技術者の成長環境 |
|
社風・カルチャー |
|
キャリアの特徴 |
|
求める人物像 |
|
ワイズトレーディング株式会社の基本情報
企業名 | ワイズトレーディング株式会社 |
---|---|
住所 | 神奈川県横浜市中区尾上町6-83 東横尾上町ビル7階 |
事業内容 | 自動車の先行開発・車両設計、要素技術開発 |
設立 | 2007年6月 |
公式ページ | https://wise-staff.com/ |
採用ページ | https://wise-staff.com/recruit/ |
募集職種 | エンジニア |