魅力的な事業を展開する成長企業を紹介する本企画。今回は「ワンストッププロモーション」で多岐にわたる広告制作・媒体の提案を行う株式会社ジェー・ピー・シーを取材しました。
効果にこだわり毎年10%超の売上成長を続ける株式会社ジェー・ピー・シー
株式会社ジェー・ピー・シーは、最新機器の揃う自社撮影スタジオを、東京・京都の2拠点に構える広告プロダクションです。「デザインの領域を広げ、ワンストッププロモーションを提供する。」「世の中に良い商品サービスがあれば、最速で広める。」というミッションのもと、Web制作や映像制作、CG制作を行い、多様化する顧客ニーズに応えています。
60名を超えるクリエイティブスタッフが集結し、各種プロモーションの企画立案から制作までを担当。早くからプロモーション戦略として重視・蓄積してきたWeb広告やSEOのノウハウを駆使し、SNSの運用サポートまで行っています。
株式会社ジェー・ピー・シーは結果につながる広告を制作することをモットーとしています。魅力あるコンテンツづくりと、それを露出する媒体の選択に徹底的にこだわり、広告効果が実感できるサービスを提供しています。新規営業の自動化に成功し、検索エンジンから新規顧客の年間開拓数は250社へ、10億円だった売上は、年に10%以上の成長を遂げ、13億5000万円へと拡大しています(2024年1月時点)。
会社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
---|---|
住所 | 京都市下京区富小路通高辻下る 恵美須屋町193番地 |
事業内容 | ・宣伝広告物の制作 ・Webサイトや動画コンテンツの作成 ・空間プロデュース など |
設立 | 1994年10月3日 |
公式ページ | https://www.jpc-ltd.co.jp/ |
今回は、特徴あるサービスで顧客の心をつかみ、順調に拡大している事業の詳細や、未経験で入社した若手社員の活躍について、代表の山本さんにお話を伺いました。
売上、集客など結果を出せるワンストッププロモーションを提供
編集部
まずはジェー・ピー・シーさんの事業の特徴についてお教えください。
山本さん
私たちは、効果の出る広告制作を行っています。カタログや店頭ディスプレイのほかWeb、映像、SNSなど、クライアントが必要とするプロモーションツールの制作すべてを、ジェー・ピー・シーだけで完結できます。設備とスタッフ、豊富なノウハウを持ち、スピード感と利便性を備えたワンストッププロモーションを実現しています。
編集部
効果の出る広告制作とは、どのようなものでしょうか。
山本さん
「集客したい」「問い合わせを増やしたい」「売上を増やしたい」などが、クライアントが求める広告効果です。私たちは、コンテンツの内容と媒体の組み合わせにこだわって、それらの効果を出せる広告制作と媒体提案を行っています。
コンテンツの内容がターゲットにとって面白いものなのか、どの媒体を使って広告を展開していくのか、この2点がとても重要です。ターゲットの性別、年齢層や住んでいるところ、趣味趣向などを掘り下げて、ターゲットに刺さるコンテンツと、適した媒体をしっかり組み合わせて広告を仕上げます。この組み合わせ方によって、広告効果は大きく左右されます。
Web制作だけ、映像制作だけではなく、効果を考えて広告の運用・フォローまで手掛けられるのが私たちの強みです。
編集部
なるほど。企画提案からコンテンツ作成、媒体の検討、運用のフォローアップまで、ジェー・ピー・シーさんがワンストップで手掛けて、クライアントが求める効果を最大限に引き出していらっしゃるのですね。
直感的な共感・感動を呼ぶ視覚コンテンツを自社スタジオで制作
▲東京の撮影スタジオには最新の機器が導入されている
編集部
ジェー・ピー・シーさんの事業が成長している理由は、ほかにもございますか。
山本さん
当社は画像・映像、そしてそれらを制作する設備にも、徹底的にこだわっています。そこが、多くのクライアントから評価されているのだと思います。
撮影スタジオを東京と京都に構え、最新の撮影・放送機器を導入し、スチール撮影でも動画撮影でも、目にした人をハッとさせる素晴らしいものをつくっています。
編集部
しっかり設備投資をされて、レベルの高い画像や映像をつくり上げていらっしゃるのですね。画像、映像にこだわっていらっしゃる理由についてもお聞かせください。
山本さん
紙媒体、Web、映像、SNSのすべてにおいて、広告表現は画と言葉によるコミュニケーションでできています。画と言葉、この2つなのだから「どちらにもこだわろうよ」ということです。
いわばお寿司みたいなもので、ネタとシャリしかないんですよ。例えば、お寿司屋さんがネタとシャリで勝負するのに「シャリにはこだわっていません」あるいは「シャリにはこだわっていますけど、ネタは古いんですよ。酢につけて、ごまかしています」と言ったらどうですか。ネタとシャリの両方にこだわった方がいいですよね。
広告というものは、パッと見て直感的に理解できないといけないと思っています。わざわざ広告を見に来る人はいないので、私たちは、偶然にでも広告を目にした人の心を、一瞬でつかみたいのです。画の力はとても大きく、瞬間的に人の動きを止めたり、人の心に訴えたりできるものなので、徹底的にこだわっています。
人の心をつかむ画にこだわって広告がつくれる。そのような会社がクライアントから求められますし、コンテンツ表現の頂点に立てるのだと思います。
編集部
どのような撮影スタジオなのか、教えていただけますか。
山本さん
スチール撮影はもちろん、最新の映像撮影・収録・配信ができて、ハウススタジオやグリーンバックも完備しています。背景のCG制作やVFX技術に抜きん出ています。スチールから映像撮影・収録・ライブ配信そしてロケ、ドローン空撮まで撮影に関する全サービスを提供しているスタジオです。
東京スタジオは神田駅前から徒歩3分の好立地です。近隣に、当社同様の規模・設備のスタジオはほかにないと思います。
編集部
スタジオでもワンストップでサービスを提供されているのですね。レンタルでは3ヶ月待ちという話もお聞きしております。「東京で予約の取れないスタジオ」と呼ばれているのが納得できます。
独自のノウハウが詰まったマーケティングオートメーションで新規顧客を獲得
編集部
ジェー・ピー・シーさんでは、新規の顧客獲得に成功していらっしゃるのですね。営業方法にポイントがあるのでしょうか。
山本さん
コロナ以降の3年間で、年間の新規口座獲得数が130社から250社へ増えました。ジェー・ピー・シーにとって新規営業とは、新サービスを開発してランディングページを作成し、SEO対策を施す「マーケティングオートメーション」を意味します。
「Web制作をどこかへ頼みたいな」「映像をつくってSNSで広めたいな」と依頼先を探す企業が、検索サイトから当社を知り、当社のWebプラットホームを通して、問い合わせがやってきます。営業スタッフが架電・訪問をして新規開拓を行うスタイルではありません。
編集部
そのような営業方法だったのですね、驚きました。詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
山本さん
当社の営業スタッフは20名ほどで、彼らは新規開拓のアポ取りなどをしていません。それでいて、売上は毎年10%以上売上成長しているので「どうしてそんなことができるの」と色々な方から言われるのですが、私たちはSEOやデジタル広告、コンテンツマーケティングのノウハウを活用し新規営業を自動化し、増収増益を継続しています。
私たちは自社をマネジメントして広告効果を出しています。検索順位を上げるにはどうしたらいいか、リスティング広告はどうやったら効果的に使えるのかなど様々なコツを知っています。私たちが手掛けたコンテンツで集客が成功し、売上が上がったという実績があるからこそ、問い合わせくださった企業に説得力を持って「ノウハウがあります」と伝えられます。
私たちの実績と提供できるサービスを知っていただければ、それがそのまま新規顧客の獲得につながります。私たちは、自社の経営戦略からその解析方法までお見せできます。聞きかじりではない、実体験を通して得たノウハウで、クライアントのサポートができます。問い合わせくださった企業は「それならジェー・ピー・シーさんに任せよう」と思ってくださいます。
編集部
ジェー・ピー・シーさんの自社広告や事業の成長自体が、クライアントを納得させるビジネスモデルとなっているのですね。顧客数を倍増させていらっしゃる理由がよく分かりました。
入社3年で売上1億円のメンバーも。専用アプリの活用で若手が育つ環境
編集部
ジェー・ピー・シーさんで活躍している、若手のメンバーの方について教えてください。
山本さん
20代、30代が大勢活躍してくれています。入社して3年になる営業の若手メンバーがいるのですが、彼は年間1億円くらいの売上実績を上げています。
編集部
すごいですね。元々営業や広告の経験があった方なのでしょうか。
山本さん
未経験でしたよ。メーカー勤務から携帯ショップの販売を経験し、当社へ入社してくれました。新規案件がWeb経由で入るからと言って「経験のない営業担当が対応して大丈夫なのか」と思われるかもしれませんが、当社なら問題ありません。
編集部
入社されたばかりの方向けの教育制度などがあるのでしょうか。
山本さん
社内限定の動画アプリがあります。それを活用して業務についての学習が繰り返しできるようになっています。内容は「インスタグラムの広告費運用について」「サーチコンソールの使い方」など専門的な内容の動画が100種類以上。新人は、これを通勤時間や隙間時間に1.5倍速くらいで視聴して、理解を深めています。
1度勉強しただけで理解して、東大に合格したという人はいないですよね。誰でも繰り返し学習して様々な情報を吸収します。アプリを使えば、それが効率的にできます。スマホにインストールしたアプリから、知りたい情報を簡単にピックアップして学んだり、売上を上げている先輩社員の体験談などを動画学習できます。
編集部
新人を育成する仕組みを整えていらっしゃるのですね。積極的に学びたいと考える20代、30代の若手の方や、未経験で入社された方には、知りたい情報がすぐに確認できるありがたいアプリですね。
ノルマに追われず業務に集中。それが結果につながる
編集部
ジェー・ピー・シーさんで、新人の方、若手の方の成長を支えるために、取り組んでいることがあればお教えください。
山本さん
ストレスのない環境づくりをしています。具体的にいうと、ノルマを持たせないということです。売上の目標などはメンバーそれぞれに意識させていません。
例えば当社の2023年度の売上が13億5000万円で、2024年は20億を目指すとなれば、メンバーは「よほど頑張らないといけない」というプレッシャーを感じると思うんですよね。しかし当社では、売上の数字ではなく「新しいサービス開発と、検索エンジンからの問い合わせ件数」を意識し、そこにコミットしてもらうようにしています。「売上目標は忘れてください」と言っています。
ピンとこない数字をゴールとして意識するより、業務のパフォーマンスを上げることに集中する、それでいいのです。引き合いのあるサービスが生まれたら、問い合わせが増え、おのずと数字がついてきます。気持ちが楽ですよね。
編集部
はっきりとしたロジックに基づいていて、会社の姿勢として、そこに集中してほしいと言われるのですから、クリエイターの方も営業の方も、全力で業務に集中できるでしょうね。
山本さん
そうなんですよ。結果ではなくパフォーマンスに集中するのは、ストレスにならないんですよ。若い方を伸ばしていくときに、いきなり高い目標を設定してもストレスになるだけです。業務もなるべく単純化して、高いレベルを維持しながら継続できるようにしています。
編集部
そのような環境づくりが、新人の方、若手の方の成長を後押ししていることが分かりました。迷わず業務に取り組める環境なのですね。
好きなものが武器になる。未来をあきらめない熱い方を採用
▲採用のポイントや求職中の方へ向けたメッセージを語ってくれた株式会社ジェー・ピー・シーの代表山本さん
編集部
近年は採用を加速されているとお聞きしました。ジェー・ピー・シーさんが、採用の際に重視しているポイントを教えていただけますか。
山本さん
採用面接の場面では「好きなものや得意なことを教えてください」と言っています。言葉が好き、デザインが好き、人とのコミュニケーションが好き、マーケティングが得意など何でもいいと思います。何かひとつ自分の武器になるものがあれば、それでいいんですよ、あれもこれも得意である必要はありません。
好きなものや得意なことをずっと追及していける、その力が仕事で活かせると思います。
編集部
未経験の方も気兼ねなく応募できるということでしょうか。
山本さん
未経験でも、転職回数が多くても、気にしなくていいと思います。特に30代前半までは、入社した会社になぜか馴染めなかったなど、ボタンの掛け違いが多いのではないでしょうか。まだ就職を経験していないという方もいるかもしれません。
それでも「これから成長したい」と思って行動を起こしてくれるなら、それが素晴らしいことだと思います。ぜひご応募いただきたいですね。過去は関係ありません。入社後に学べるツール、環境は整っています。力になってくれる仲間もいます。あきらめないで、どんどん前進してほしいです。
編集部
転職に悩んでいる方の、背中を押してくださるメッセージをありがとうございます。お話を聞かせていただき、右肩上がりに成長しているジェー・ピー・シーさんの事業の魅力や、新人・若手の方の成長を考えて、整備されている職場環境がよく分かりました。本日はありがとうございました。
■取材協力
株式会社ジェー・ピー・シー:https://www.jpc-ltd.co.jp/
採用情報:https://www.jpc-ltd.co.jp/recruit/