“チーム制”の営業で未経験社員が活躍！株式会社ドムの「フォローし合う」社風とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社ドムにインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

株式会社ドムは、創業25周年を迎える人材派遣会社として、会社・派遣先企業・スタッフの三方がWin-Winとなる「トリプルウィン」を目指しています。同社の特徴は、未経験者の採用に積極的で、営業職の9割が未経験からのスタートという点です。充実したサポート体制と柔軟な働き方の実現により、社員一人ひとりが自分らしく成長できる環境を整えています。

今回は、株式会社ドムで経営企画部の課長を務める山田さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方

株式会社ドム
経営企画部 課長

山田 裕貴さん

営業職の9割が未経験からのスタートする株式会社ドム

編集部

はじめに、御社では営業経験がない方の採用についてどのような方針をお持ちでしょうか。実際の採用実績などについてお聞かせください。

山田さん

営業職に関して申し上げますと、入社される方の9割が未経験者です。弊社の採用では、経験の有無よりも人柄を重視しているので、人材派遣や人材紹介での営業経験がなくても、「誠実さ」のある方であれば、弊社のミッションやビジョンに沿った働き方をしていただけると考えています。

弊社では「トリプルウィン」という考え方を大切にしていまして、会社・派遣先企業・スタッフの「三方よし」の精神でそれぞれがWin-Winとなることを目指しています。そのために、単に売上だけを追求するのではなく、派遣先企業とスタッフの両方に良い体験を提供できる人材を採用しています。

営業は「チーム制」。メンバー同士で助け合う環境で安心して働ける

▲株式会社ドムの営業部では「チーム」で協力しながら営業活動を実施

編集部

営業職の9割が未経験とのことですが、サポート体制などはどのように整備されていますか？

山田さん

弊社の営業職では「チーム制」を導入しており、通常2～4名程度のチームで業務を行っています。このチーム制には様々なメリットがあり、例えば案件やスタッフさんの情報をチームで共有することで、より効率的な対応が可能になります。チームメンバー同士で助け合える環境が整っているので、未経験入社でも安心して仕事に取り組んでいただけますよ。

また、営業部門以外に10以上の専門部署があり、営業担当者が外部とのコミュニケーションに専念できる環境があるのも弊社の魅力です。他社では営業担当が求人票の作成や契約書の作成なども行うことが多いのですが、弊社ではそれらの業務を専門チームが担当することで、営業担当者は派遣先企業やスタッフさんとの関係構築に注力できます。

編集部

チーム活動なら、未経験の方でも孤独感を感じずに仕事ができそうですね。入社後の社員研修についてもお聞きしたいです。

山田さん

社員研修では、OJTを中心とした実践的な教育を行っています。例えば、派遣スタッフさんとの面接にチームで同行するなど様々な業務を先輩社員と一緒に経験していきます。チームメンバーは様々な業界出身者で構成されているため、それぞれの経験を活かした気づきや学びの共有も活発に行われていますね。

また、外部講師を招いて「ロジカルシンキング」や「タイムマネジメント」などの研修も実施しているので、新卒の新入社員研修で行われるような内容を、年齢に関係なく基礎から学べる環境が整っています。管理職も同様の研修を受けているので、研修で理解しきれなかった内容については、上司から直接指導してもらうことも可能です。

他には、週1〜2回の個人報告会やチームミーティング、月2回の営業部全体ミーティングなど、定期的な意見交換の機会も多く設けています。営業部に関しては、代表取締役社長が直接管轄しているので、社長と一対一で対話する機会も頻繁にありますよ。

取引先へのルート営業が中心なので、未経験でもチャレンジしやすい

編集部

続いて、御社の営業職の具体的な業務内容についてお聞かせください。

山田さん

弊社は創業25周年を迎える企業で、取引先企業が2,000社を超えています。そのため、新規開拓よりもルート営業が中心で、既存のお取引先を定期的に訪問し、人材ニーズの確認や課題解決のご提案を行っています。

編集部

すでにお付き合いのある取引先への営業が中心であれば、未経験の方でもチャレンジしやすそうですね。働いている方は、営業職のどのような点にやりがいを感じていられるのでしょうか？

山田さん

一般的な企業では、派遣先企業かスタッフどちらか一方から感謝されることが多いと思うのですが、弊社では、派遣先企業とスタッフさんの両方から感謝の言葉をいただく機会が多いんです。双方から感謝されることは非常に貴重な経験ですし、そこにやりがいを感じている社員も多いですね。

例えば、派遣先企業には、こちらから派遣したスタッフさんについて「この方は、御社ではこのように活躍できると思います」といったご提案をすると喜んでいただけます。いわゆる「ハイスペック人材」を紹介するだけではなく、派遣先企業と一緒に、スタッフさん一人ひとりが最も力を発揮できる場を考えていくイメージです。

一方で、直接的な売り上げには結び付きませんが、スタッフさんが現場で困っているときには、営業担当が時間をかけて電話で相談に乗り、安心して仕事に取り組んでいただけるようにサポートを行っています。

株式会社ドムのワークライフバランスを実現する「準社員制度」

編集部

次に、御社での働きやすさに関する取り組みなどあればお聞かせください。

山田さん

弊社の特徴の一つに「雇用形態の柔軟さ」があります。正社員以外にも「準社員制度」があり、これは元正社員の方が育児などの理由で短時間勤務を希望する場合などに活用されています。

勤務時間は本人の状況に応じて調整できるので、保育園の送迎時間に合わせた勤務なども可能です。この準社員制度を活用することで育休取得率・復帰率100%を実現していますし、準社員から正社員への復帰もできる仕組みを用意しています。

またアルバイトについては、例えばフリーランスで動画編集をしている方が動画編集スタッフとして、あるいは個人でバーなどを運営している方がアポインターとして働くなどしています。現在は通勤時間を負担に感じている準社員の声を受け、当社の仕事を個人事業主として在宅で請け負えるようにも進めていっています。

▲今回インタビューに対応して下さった経営企画部・課長の山田さん

有休取得率は約90%！チームで協力しながら趣味と仕事を両立する社員も多数

編集部

御社での、休暇取得状況やワークライフバランスについてはいかがでしょうか？

山田さん

人材業界は忙しいイメージがあるかもしれませんが、弊社の有給休暇の取得率は90%近くあります。チーム制を導入することで、社員同士がフォローし合える環境が整っているので、営業職でも有給休暇を使い切る社員は珍しくありませんよ。

また趣味と仕事を両立している社員も多く、週3回日本舞踊の稽古に通って、舞台で発表している営業職の社員や小説を書いている社員もいます。チーム制だと、急な予定が入った際も互いにフォローし合えるので、仕事とプライベートでメリハリをつけた働き方も可能です。

▲チームで業務調整することで、仕事と趣味の両立ができる

月1回、15時退社の「プレミアムウェンズデー」を実施

編集部

ほかにも、働きやすさを実現するための取り組みはございますか？

山田さん

弊社では、15時に業務を終える「プレミアムウェンズデー」という制度が月に1回あります（2025年1月より再開予定）。退勤後に社員同士の交流の時間として活用されることもあります。金曜日ではなく水曜日にしているのは、お客様やスタッフさんへの影響を最小限に抑えるためで、繁忙期を除き、年8回程度実施しています。

また弊社では、給与の「週払い制度」を導入しています。アルバイトだけではなく、正社員も利用できる点は珍しいので、こちらも特徴的な制度と言えるかもしれません。

経営陣との距離が近く、社員の声が反映されやすい社風

編集部

御社の社風やカルチャーについて、特徴的な点をお聞かせください。

山田さん

弊社では社員と管理職の距離が近いので、フランクな職場で働きたい方にはマッチしやすいかもしれません。中でも、営業部は社長が直接管轄していることもあり、社長との個別面談以外にも、社長と社員がフロアで談笑する様子もよく見かけます。社長は社員の意見を積極的に取り入れてくれる方なので、チーム編成の変更や評価制度の改善など、社員からあがった声が社内の施策に反映されることも多いです。

▲社員とのコミュニケーションを大切にする、代表取締役の菊池社長

山田さん

また、管理職も高圧的な態度をとる人はいないですし、社員とのコミュニケーションを大切にしています。指導が必要な場合は人前ではなく別室で個別に行うなど、社員一人ひとりへの配慮を忘れません。

特別な仕組みやルールがあるわけではありませんが、会社として「働きやすく、働きたいと思える環境の提供」を掲げており、社長を含む全社員がその方針に沿って行動するよう心がけています。

障がい者雇用に積極的に取り組み、業界初の「もにす認定」を取得

編集部

御社では、障がい者雇用にも力を入れていると伺いました。そちらについても詳しくお話いただけますか？

山田さん

当社は業界で初めて「もにす認定（※）」を取得し、全社員約70名のうち10名程度が障がい者雇用となっています（2024年11月時点）。
※障がい者の雇用促進と安定した雇用環境を整備している中小企業に対して、厚生労働大臣が認定を行う制度

障がい者雇用の社員には、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持つ支援担当者がリーダーを担う「事務サポート部」での業務をお任せしています。中には、事務サポート部から個人の適性に応じた部署へ異動して活躍する社員もおり、独学で当社のホームページを一から作り上げた方や、フォロワー2万5000人を超えるTikTokの動画編集などを担当する方もいます。

弊社では障がい者雇用だからといって業務内容を一括りにするのではなく、「一人ひとりが戦力になる」という意識をもって働けるよう、適材適所の配置をしています。

▲株式会社ドムでは、有資格者の職場内支援員が障がい者の業務をサポート

株式会社ドムが求めるのは、柔軟な対応力を持つ人材

編集部

御社の採用では人柄を重視しているとのことですが、その他にも御社で活躍できそうな方の特徴などあれば教えていただけますか？

山田さん

やはり、考え方が柔軟な方ですね。先ほどもお話した通り、弊社は経営者との距離が近く、経営判断も早いため、世の中の動きに応じて迅速に方針を変更することがあります。また、人材派遣業界はお客様のニーズが日々変化するので、そういった変化にしっかりと対応できる方が向いていると思います。

編集部

ちなみに未経験で入社される方の場合、前職はどのような業種が多いのでしょうか？

山田さん

やはり、サービス業や接客業のご経験がある方が多いですね。人と接する仕事への抵抗がない方の方が、営業職として活躍しやすい傾向にあります。特にアパレルや販売職のご経験者は、その経験を活かしやすい印象です。

株式会社ドムから転職希望者へのメッセージ

編集部

最後に、株式会社ドムに転職を考えている方々へ向けてメッセージをお願いします。

山田さん

当社は、一人ひとりに合った働きやすい環境を提供できる会社だと自負しています。中小企業だからこそできる柔軟な対応があり、それが私たちの強みになっています。

未経験だからと躊躇せずに飛び込んできていただければ、皆さんに合った環境とお仕事を提供できると考えていますので、ぜひ一緒に働いてみませんか？
編集部
社員へのサポート・教育体制が整っている株式会社ドムなら、「営業職に興味はあるけど、自分にできるか不安…」と一歩を踏み出せずにいる方もチャレンジしやすそうです。本日は、ありがとうございました。

編集後記

この記事のまとめ

株式会社ドムの基本情報