ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、NE(エヌイー)株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
NE株式会社は、主にEC支援やSaaS(Software as a Service)(※1)事業を展開し、導入実績業界No.1のECプラットフォーム「ネクストエンジン」を提供する企業です。2025年1月からは横浜市の新オフィスに移転し、事業のさらなる拡大を目指しています。
(※1)SaaS:インターネット経由で利用可能なソフトウェアのクラウドサービスのこと
同社のエンジニアチームは、開発だけでなくカスタマーサクセスやセールスと連携し、新たな価値を生み出し続ける存在です。その背景には、「やってみない?」の一言から挑戦が生まれる文化と、エンジニアの成長を支える充実した制度があります。
今回は、NE株式会社が手がける事業の魅力やエンジニア育成に向けた取り組み、組織文化について、社長室の長谷川さん・榊原さんにお話を聞かせていただきました。
エンジニア職:開発したシステムの価値や貢献度を実感しやすい仕事
▲NE株式会社の代表・比護 則良さん
編集部
EC市場において成長を続けている御社では、30名弱の方がエンジニアとして活躍されているそうですね。まず、御社のエンジニア職ならではの魅力について教えてください。
長谷川さん
カスタマーサクセスやセールスのチームといった他の部署と密接に連携し、顧客の声を直接聞きながら開発を進められることでしょうか。必要な機能の検討からリリース、フィードバックの反映まで一つのチームとして動いているため、自分たちが作ったシステムの価値や貢献度を実感しやすい環境です。
また、「ネクストエンジン」のような大規模で長く続いているプロダクトに関われることや、外付けのアプリケーションの開発といった新たなプロダクト開発に携われる機会もあるのでチャレンジし続けられる点も魅力に感じているエンジニアが多い印象ですね。
さらに、当社は楽天市場やAmazonなど他社サービスとの連携も多いため、ベンダーとのコミュニケーションも当社のエンジニアにおける重要な業務の一つになっています。
エンジニア職の場合、社外の方とのやりとりの機会が限られることもありますが、NEではこうした経験を通じて、技術力だけでなく、対外的な調整力や折衝力も磨くことができます。エンジニアとしての幅を広げられる環境があるのも、NEならではの魅力です。
エンジニアの成長支援:勉強会・1on1などの手厚いサポート体制あり
編集部
入社後の成長支援が充実しているそうですが、具体的にどのようなサポートを行っているのか教えていただけますか。
榊原さん
OJT研修によって基礎からしっかりとバックアップする教育体制が整っています。また、社内外の定期的な勉強会の開催や、ブログでの情報発信などで知識やスキルのブラッシュアップを行っていますね。
そうして得た知見を、社内だけでなく「PHPカンファレンス(※2)」といった社外イベントで発揮しているメンバーもいます。
(※2)PHPを使用したソフトウェアやアイデアに関する情報交換や交流が行われるイベント
編集部
エンジニアのスキル向上を目的とした制度も豊富にあると伺いました。
長谷川さん
そうですね。なかでも体系的に運営されているのが、個々の目標達成に向けた定期的な1on1ミーティングです。NEでは、エンジニアとしての各スキルレベルが明確に定義されたジョブディスクリプションシートを導入しています。1on1では具体的な成長目標を設定し、先輩社員との二人三脚で目標達成を目指すイメージです。
例えば「今後はこのスキルを身につけていこう」「一つ上のジョブレベルを目指して頑張ろう」など、明確な指標を見ながらアドバイスを得られます。自分が足りない部分や目指していく方向性がわかりやすく、モチベーションを維持しやすいシステムです。
制度面では、全社員が利用できる年間2万円の自己研さん費用があり、書籍購入や資格試験の受験に活用できる仕組みです。エンジニアの場合はそれに加えて、技術書の購入やクラウドプラクティショナー試験の受験支援なども行っています。
さらに、単なる技術スキルの向上だけでなく、会社のパーパスを実現し、バリューズを体現できる人材の育成にも力を入れています。評価においても「NE株式会社の一員としてのアクション」を期待しており、実際に社員たちは共通の目線で業務に臨めていると感じますね。
また、バリューズを体現した社員を四半期に1回表彰する制度も設けています。
挑戦機会が豊富!新卒入社後に新規プロジェクトへ抜擢されたケースあり
編集部
育成制度の他に、社員の成長支援につながる取り組みや工夫などがあればご紹介ください。
榊原さん
やる気と熱意があれば、どんな技術にも挑戦できる環境を整えています。会社として個人の意欲に応じた柔軟なキャリアプランを描けるよう、全面的にサポートする姿勢を持っています。
また、社内での異動やキャリアチェンジも活発で、例えばカスタマーサクセスからエンジニアへの転向など、個人の意欲に応じた柔軟なキャリア展開を支援していることも取り組みの一つです。新規プロジェクトへの抜擢も多く、「やってみない?」という声がけから新しい挑戦が始まることも少なくありません。
新卒社員が新しい領域のプロジェクトに抜擢された事例もあるなど、挑戦機会が豊富にある環境です。
社風:協力と感謝を大切にする企業文化
編集部
御社には現在140名の社員が在籍されていて、この2年間で約45名ほどの新しいメンバーが加わったそうですね。榊原さんも2ヶ月前に入社されたばかりと伺っておりますが、急激に成長する組織としてどのような雰囲気や文化があると感じていらっしゃいますか。
榊原さん
当社が掲げるバリューズの「ね」という言葉にもある通り、一人で完結せずに周りを巻き込んでいく文化があると感じています。例えば「ありがとう」ではなく「ありがとうね」という言葉遣いに表れているように、互いに手を取り合って目標に向かっていく風土があるんです。
また、感謝の言葉も後回しにせず、その場で伝え合うポジティブな雰囲気が日常的にあります。
編集部
リモートワークも取り入れているそうですが、リモートでもそういった密なコミュニケーションは維持できているのでしょうか。
榊原さん
週1~2回の出社を基本としたハイブリッドワークを導入していますが、オンライン・オフライン問わず、積極的にコミュニケーションを取る文化が根付いています。
当社ではオンラインコミュニケーションツールとしてSlackを使用しており、その中で「times」を活用して日報的な投稿をしている社員も多いのですが、誰かが発言すると必ず誰かが反応していますね。投稿の内容は様々で、例えば仕事に関する考えを共有する人もいれば、参考になるニュースを取り上げる人、プライベートな投稿をする人など、個性豊かな投稿が見られます。
代表もよく投稿しており、イベントや出張でのできごとを共有したり、リモートワーク時にご自身が作ったお昼ご飯の写真を共有したりしているので、timesを通じ身近に感じられますね。
編集部
オフラインコミュニケーションがしやすくなるような取り組みはありますか?
榊原さん
当社では、月に一度、全社員がオフィスに集う「NEday」を実施しています。この日は、全体朝礼やAll NE Meeting(ANM)、業務後の懇親会を通じて、直接顔を合わせるからこそ生まれる対話や交流の機会を大切にしています。
ANMでは、社員が持ち回りで行うLightning Talkや、当社のバリューを体現するメンバーの発表を通じて、互いの挑戦や成果を共有し、自然な会話のきっかけを生み出しています。また、カルチャー推進チームが主体となり、部署や職種を超えたシナジーを生み出す施策を企画・実施し、オフラインだからこそ築けるつながりを後押ししています。
事業内容:業界シェアNo.1「ネクストエンジン」の更なる発展に手応え
▲設立2周年の記念にケーキでお祝いも
編集部
御社のパーパスと事業内容についても詳しく教えてください。
榊原さん
私たちが掲げるパーパスは『コマースに熱狂を。』です。コマースとは商取引・全般を指す広い概念で、EC分野を中心に、取引に関わる全ての人に熱狂を生み出すことを目指しています。
主力となる自社プロダクトは、EC事業者向けのクラウド(SaaS)型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」です。本プロダクトは、受注、発注、仕入、在庫管理、データ分析など、ネットショップ運営に必要な機能を一元管理し、業務の効率化と事業成長を支援します。
特に、複数のECショップを一元管理できる点が特徴で、煩雑な管理業務を効率化することができます。これにより、売上向上のための施策やプロモーション、新商品開発など、より本質的な業務に注力できる環境を提供します。
ちなみに、当社は2022年にHamee(ハミィ)株式会社から分社化する形で設立されたのですが、「ネクストエンジン」はそのHamee時代に自社のEC運営現場から生まれたんです。以降、ユーザー数の増加とともに業界でのシェアを着実に広げ、EC事業者のビジネスを支えるインフラへと成長を遂げました。
そこで、Hamee株式会社のプラットフォーム事業を継承する形でNE株式会社が設立され、現在に至ります。
編集部
サービスの具体的な規模感や今後のビジョンについてお聞かせいただけますか。
榊原さん
2024年12月現在、「ネクストエンジン」の導入企業数は6,400社を超え、業界内でシェアNo.1を獲得しています。日本のEC市場全体の流通総額が13兆円と言われる中で、「ネクストエンジン」を通じた流通総額は1.2兆円を超えている状況です。今後は2割、3割とさらなる成長を目指していきたいと考えており、この成長可能性に大きな手応えを感じています。
求める人材:熱い想いで挑戦できる「熱狂パーソン」を歓迎
編集部
エンジニアの育成に関して、今後の展望を教えていただけますか。
榊原さん
2025年2月より、インターンシップの受け入れを開始しています。特にデータ領域やエンジニアを志望する学生を対象に、1~2ヶ月の実践的な就業体験を提供します。実務に深く関わることで、スキルを磨き、今後のキャリア形成に役立つ貴重な経験を積んでいただけるプログラムを予定しています。
将来的にはインターンシップを通じてNE株式会社に興味を持っていただき、入社につながることも期待しています。
編集部
最後に、転職を検討されている方々へメッセージをお願いします。
榊原さん
当社は2025年1月に新横浜オフィスへと移転し、より快適な勤務環境が整っています。コミュニケーションを重視した設計になっており、会議室を最小限に抑え、様々な形態の打ち合わせに対応できるオープンスペースを多く設けたつくりです。席は固定ではなくフリーアドレス制で、社長室もないフラットな環境となっており、役職や部署などの垣根を超えた交流を楽しめるオフィスです。
また、私たちは「コマースに熱狂を。」というパーパスのもと、「熱狂」というキーワードを掲げており、何かに熱狂したい方、熱い想いを持っている方が思い切り挑戦できる環境が整っています。そういったパッションを持った“熱狂パーソン”にぜひご応募いただけたら嬉しいです。
長谷川さん
私も同感です。“熱狂パーソン”と一緒に働けることを楽しみにしています!
編集部
本日はありがとうございました!
編集後記
この記事のまとめ
事業の特徴 |
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エンジニア組織の特徴 |
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キャリア支援制度 |
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働き方 |
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組織文化 |
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求める人物像 |
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NE株式会社の基本情報
企業名 | NE株式会社 |
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住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-3 EPIC TOWER SHIN YOKOHAMA 16階 |
事業内容 |
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設立 | 2022年5月 |
働き方 | ハイブリッド勤務(週1~2回の出社+テレワーク) |
公式ページ | https://ne-inc.jp/ |
採用ページ | https://ne-inc.jp/recruit |
募集職種 |
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