ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、NE(エヌイー)株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
NE株式会社は、主にEC支援やSaaS(Software as a Service)(※)事業を展開し、導入実績業界No.1のECプラットフォーム「ネクストエンジン」を提供する企業です。2025年1月からは横浜市の新オフィスに移転し、事業のさらなる拡大を目指しています。
(※)SaaS:インターネット経由で利用可能なソフトウェアのクラウドサービスのこと
同社のエンジニアは、単なる開発者ではありません。カスタマーサクセスやセールスと積極的に連携し、顧客の声を起点に新たな価値を自ら創り出す存在です。その背景には、「やってみない?」の一言から挑戦が生まれる文化と、社員一人ひとりの野心、好奇心を燃やす充実した成長支援制度があります。
今回は、NE株式会社が手がける事業の魅力やエンジニア育成に向けた取り組み、組織文化について、社長室の長谷川さん・榊原さんにお話を聞かせていただきました。
更新履歴
2025年5月22日
- 同じトピックを紹介している「TechMagic株式会社、株式会社VRAIN Solution、株式会社SHIFT AI、フォースタートアップス株式会社、株式会社eiicon、NHN JAPAN株式会社、株式会社リードビジョン」への内部リンクを追加しました
エンジニア職:顧客の成功にコミットし、自ら価値を創出する醍醐味
▲NE株式会社の代表・比護 則良さん
編集部
EC市場において成長を続けている御社では、30名弱の方がエンジニアとして活躍されているそうですね。まず、御社のエンジニア職ならではの魅力について教えてください。
長谷川さん
最大の魅力は、顧客の成功に深くコミットできる点です。他部署との密な連携を通じて、エンジニアも顧客の声をリアルタイムで把握しやすく、それを開発に活かすことができます。機能検討からリリース、そしてフィードバックの反映までオーナーシップを持って関わるため、自分たちの仕事が顧客のビジネスにどう貢献しているかをリアルに実感できます。
また、「ネクストエンジン」という大規模プロダクトの進化を担うだけでなく、外付けのアプリケーションの開発といった新たなプロダクト開発にも携われます。バリューズのひとつ「IGNITION 『いいね。』」の精神で、好奇心と野心をエネルギーに、前例のないことにも果敢に取り組める環境です。
NE株式会社は、共通の価値観であるバリューズ「ね」を掲げています。以下3つの行動指針を要約した表現でもあり、同社の文化の基盤となっています。
IGNITION「いいね。」
SPRINT「楽しもうね。」
HIGH FIVE「ありがとね。」
長谷川さん
さらに、楽天市場やAmazonといった外部サービスとの連携も多く、パートナー企業との協業の中で、技術力だけでなくサービス全体を捉える視点や、関係構築力も養われていきます。これは、より高い視座で課題に取り組みたいエンジニアにとっては、大きな成長の機会となっているのではないでしょうか。
エンジニアの成長支援:「SPRINT『たのしもうね。』」で加速する、自律的な成長
編集部
社員の成長を力強く後押しする制度が充実しているそうですが、具体的にどのようなサポートを行っているのか教えていただけますか。
榊原さん
OJTはもちろん、社内外の勉強会や技術ブログでの発信を通じて、主体的なインプットとアウトプットを奨励しています。「PHPカンファレンス(※)」など社外イベントに登壇することで知見を積極的に発信し、業界に貢献する挑戦も応援しています。
(※)PHPを使用したソフトウェアやアイデアに関する情報交換、交流などが行われるイベント
編集部
エンジニアのスキル向上を目的とした制度も豊富にあると伺いました。
長谷川さん
はい。特に重視しているのが、自律的なキャリア形成を支える1on1ミーティングです。明確なジョブディスクリプションに基づき、個々の「なりたい姿」と向き合い、具体的な成長目標を設定します。「このスキルを伸ばし、次のレベルへ行こう」と、自らの意志に基づいてキャリアをデザインできるよう、先輩社員が伴走します。
例えば「今後はこのスキルを身につけていこう」「一つ上のジョブレベルを目指して頑張ろう」など、明確な指標を見ながらアドバイスを得られることで、自分が足りない部分や目指していく方向性がわかりやすくなります。自身の成長を可視化し、次の目標に挑戦し続けられるシステムとして運用されています。
また、学ぶ意欲を後押しするため、年間2万円の自己研さん費用を補助しています。NE株式会社が大切にしているのは、技術スキル向上に留まらず、日々の業務でのパフォーマンス、そしてパーパス・バリューズを体現しようとする主体的な姿勢です。
そうした素晴らしい挑戦や行動は、表彰制度やインセンティブを通じて正当に評価され、称賛されます。これが、互いの成長を応援し合うカルチャーの醸成にもつながっています。実際の評価においても「NE株式会社の一員としてのアクション」を期待しており、社員たちは共通の目線で業務に臨めていると感じますね。
勉強会など成長支援が充実した企業
挑戦機会が豊富!「IGNITION『いいね。』」で、年次にかかわらずチャンスを掴む
編集部
育成制度の他に、挑戦を促す取り組みや工夫などがあればご紹介ください。
榊原さん
「やってみない?」が、私たちの日常です。そこには、役職や経験に関わらず、熱意とポテンシャルを信じ、任せてみようという文化があります。個人の「やりたい」という意欲を起点に、キャリアチェンジや新規プロジェクトへの抜擢が活発に行われています。
実際に、カスタマーサクセスからエンジニアへ転向した例があります。好奇心と野心さえあれば、年次や経験にかかわらず、誰にでも大きなチャンスが与えられる。それがNE株式会社の挑戦を歓迎する風土です。
AIや先端技術分野で若手の活躍が目立つ企業
社風:「HIGH FIVE『ありがとね。』」で、個の力をチームの力へ
編集部
NE株式会社は急成長中の組織ですが、どのような雰囲気ですか?
榊原さん
当社が掲げるバリューズの「ね」という言葉にもある通り、一人で完結せずに周りを巻き込んでいく文化があると感じています。例えば「ありがとう」ではなく「ありがとうね」という言葉遣いに表れているように、互いにリスペクトし、高め合いながら大きな目標に向かっていく風土があるんです。
また、感謝の言葉も後回しにせず、その場で伝え合うポジティブな雰囲気が日常的にあります。
編集部
リモートワークも取り入れているそうですが、リモートでもそういった密なコミュニケーションは維持できているのでしょうか。
榊原さん
出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッドワークですが、オンライン・オフライン問わず、積極的にコミュニケーションを取る文化が根付いています。
当社ではオンラインコミュニケーションツールとしてSlackを使用しており、その中で「times」を活用して日報的な投稿をしている社員も多いのですが、誰かが発言すると必ず誰かが反応していますね。投稿の内容は様々で、例えば仕事に関する考えを共有する人もいれば、参考になるニュースを取り上げる人、プライベートな投稿をする人など、個性豊かな投稿が見られます。
代表もよく投稿しており、イベントや出張でのできごとを共有しているので、timesを通じ身近に感じられますね。
編集部
オフラインコミュニケーションがしやすくなるような取り組みはありますか?
榊原さん
月に一度、全社員がオフィスに集う「NEday」を実施しています。この日は、全体朝礼やAll NE Meeting(ANM)、Lightning Talkなどで互いの挑戦を共有し刺激し合うことで、新たなコミュニケーションを生み出しています。
また、カルチャー推進チームが主体となり、部署や職種を超えたシナジーを生み出す施策を企画・実施し、オフラインだからこそ築けるつながりを後押ししています。
活発なコミュニケーションの機会がある企業
事業内容:業界シェアNo.1「ネクストエンジン」の更なる発展に手応え
▲設立2周年の記念にケーキでお祝いも
編集部
御社のパーパスと事業内容についても詳しく教えてください。
榊原さん
私たちが掲げるパーパスは『コマースに熱狂を。』です。コマースとは商取引・全般を指す広い概念で、EC分野を中心に、取引に関わる全ての人に熱狂を生み出すことを目指しています。
主力となる自社プロダクトは、EC事業者向けのクラウド(SaaS)型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」です。本プロダクトは、受注、発注、仕入、在庫管理、データ分析など、ネットショップ運営に必要な機能を一元管理し、業務の効率化と事業成長を支援します。
特に、複数のECショップを一元管理できる点が特徴で、煩雑な管理業務を効率化することができます。これにより、売上向上のための施策やプロモーション、新商品開発など、より本質的な業務に注力できる環境を提供します。
ちなみに、当社は2022年にHamee(ハミィ)株式会社から分社化する形で設立されたのですが、「ネクストエンジン」はそのHamee時代に自社のEC運営現場から生まれたんです。以降、ユーザー数の増加とともに業界でのシェアを着実に広げ、EC事業者のビジネスを支えるインフラへと成長を遂げました。
そこで、Hamee株式会社のプラットフォーム事業を継承する形でNE株式会社が設立され、現在に至ります。
編集部
サービスの具体的な規模感や今後のビジョンについてお聞かせいただけますか。
榊原さん
2024年12月現在、「ネクストエンジン」の導入企業数は6,400社を超え、業界内でシェアNo.1を獲得しています。日本のEC市場全体の流通総額が13兆円と言われる中で、「ネクストエンジン」を通じた流通総額は1.2兆円を超えている状況です。今後は2割、3割とさらなる成長を目指していきたいと考えており、この成長可能性に大きな手応えを感じています。
求める人材:熱い想いで挑戦できる「熱狂パーソン」を歓迎
編集部
エンジニアの育成に関して、今後の展望を教えていただけますか。
榊原さん
2025年2月より、インターンシップの受け入れを開始しています。特にデータ領域やエンジニアを志望する学生を対象に、1~2ヶ月の実践的な就業体験を提供します。実務に深く関わることで、スキルを磨き、今後のキャリア形成に役立つ貴重な経験を積んでいただけるプログラムを予定しています。
将来的にはインターンシップを通じてNE株式会社に興味を持っていただき、入社につながることも期待しています。
編集部
最後に、転職を検討されている方々へメッセージをお願いします。
榊原さん
当社は2025年1月に新横浜オフィスへと移転し、より快適な勤務環境が整っています。コミュニケーションを重視した設計になっており、会議室を最小限に抑え、様々な形態の打ち合わせに対応できるオープンスペースを多く設けたつくりです。席は固定ではなくフリーアドレス制で、社長室もないフラットな環境となっており、役職や部署などの垣根を超えた交流を楽しめるオフィスです。
私たちは「コマースに熱狂を。」というパーパスのもと、自らの好奇心と野心を原動力に、変化を恐れず挑戦し続ける「熱狂パーソン」を求めています。そういったパッションを持った方のご応募をお待ちしております。
長谷川さん
私も同感です。“熱狂パーソン”と一緒に働けることを楽しみにしています!
編集部
本日はありがとうございました!
編集後記
この記事のまとめ
事業の特徴 |
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エンジニア組織の特徴 |
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キャリア支援制度 |
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働き方 |
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組織文化 |
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求める人物像 |
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NE株式会社の基本情報
企業名 | NE株式会社 |
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住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-3 EPIC TOWER SHIN YOKOHAMA 16階 |
事業内容 |
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設立 | 2022年5月 |
働き方 | ハイブリッド勤務 |
公式ページ | https://ne-inc.jp/ |
採用ページ | https://ne-inc.jp/recruit |
募集職種 |
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