店長の世界観を100%活かせる。株式会社オリンピアの「カワイイ」お店のつくり方とは

株式会社オリンピアの魅力:自由な発想で「カワイイ」を形にする店舗運営

入社して間もない若手や女性社員が、イキイキと活躍する職場の環境についてインタビューする本企画。今回は、中部、関東、関西のショッピングモール内などへ、バラエティショップ「OLYMPIA(オリンピア)」を68店舗(2024年5月末時点)展開する、株式会社オリンピアにお話を伺いました。

株式会社オリンピアの多彩な店舗展開と「カワイイ」商品開発の取り組み

株式会社オリンピアは「カワイイを集め、カワイイを発信する、世界的企業になる。」というビジョンのもと、小中高生をメインターゲットに「カワイイ」がギュッと詰まった雑貨店を中部、関東、関西地区に展開している企業です。

店舗では、ステーショナリー文具やファンシー雑貨、キャラクターグッズ、輸入菓子、コスメなどを幅広く取り扱っており、定番から話題の商品まで、流行に敏感な品ぞろえを徹底しています。各店舗の地域性やお客様の特徴に応じて、店長やスタッフ一人一人がアイデアや個性を発揮し、特色のある店舗づくりを行っています。

株式会社オリンピアでは、年4回の「未来会議」を開催し、次のシーズンの仕入れや商品開発について話し合います。この会議では、お客様と直接かかわるショップスタッフの意見も取り入れ、商品計画に反映させています。

実店舗がないエリアのお客様にもオリンピアでの買い物を楽しんでいただけるよう、オリンピア公式オンラインショップを運営しており、オリジナル商品をはじめとする多数の商品を購入することができます。

■オリンピアオンラインショップ
https://olympian-shop.com/

会社名 株式会社オリンピア
住所 名古屋市中区平和1-6-1
事業内容 中部、関東、関西地区にて各種雑貨店を運営
設立 昭和44年11月4日 ※創業は昭和2年
公式ページ https://www.olympiashop.co.jp/

今回は、若手社員の活躍や、女性が働き続けられるように整備されている制度などについて、関西エリアでブロックリーダーを務める小林明日美さん、サポート本部で人事を担当する太田真衣さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社オリンピアの関西エリアでブロックリーダーを務める小林明日美さん

株式会社オリンピア
店長職、ブロックリーダー

小林明日美さん

株式会社オリンピアのサポート本部で人事を担当する太田真衣さん

株式会社オリンピア
サポート本部
主任職、人事担当

太田真衣さん

株式会社オリンピアの若手活躍の場:多彩なプロジェクト参加と早期キャリアアップ

株式会社オリンピアの社内ミーティングで女性3名が男性上司から説明を受けている様子
▲キャリアに関係なく、希望や能力に応じて商品開発やSNS運用など興味のある業務のチームに入り、活躍することができます

編集部

オリンピアさんで働く皆様は、どれくらいの年齢の方が多いのでしょうか。

太田さん

全国の68店舗で、アルバイトも含め約400名が働いています。正社員の平均年齢は30歳くらいです。

編集部

入社後に、若手の方に向けた教育などはあるのでしょうか。

太田さん

新入社員向けの研修は、4月の入社式後に3日から5日かけて行います。社会人、ビジネスパーソンに必要なマインドや基本スキルを身につけることに加え、オリンピアの社員として働く上で必要なマインドや基本スキルを習得する研修です。その後は、半年程経過したタイミングでフォローアップ研修、2年目の始まりにGrowUP研修など定期的に学びの機会を設けています。

入社後は各店舗へ配属されるため、同期との絆やつながりが薄くならないように、オンラインの同期会も実施しています。

編集部

キャリアステップについても伺えますか。

太田さん

まず、サブ社員から店長へ昇格を目指していただきます。その後は、店長を経て複数店舗のマネジメントを行うブロックリーダー、さらにエリアを統括するエリアマネージャーへとキャリアアップを目指していただきます。

また、現場での役職的なキャリアアップだけでなく、希望や能力に応じてサブプロジェクトとして商品開発や商品スペシャリスト、公式SNS運用、人事教育チームに所属して、店舗運営で培った経験を活かしながら多角的なキャリアを形成することができます

入社2年目で店長に昇格する人もいれば、入社1年目からサブプロジェクトに参加する人もいます。例えば、オリンピアの公式SNSを運用しているコンテンツチームでは、コンテンツの企画、運用管理のすべてをチームメンバーで行っており、社歴や役職に関わらず一人一人が主体的に行動しています。

店長の裁量で実現する、オリジナリティあふれる店舗づくり

株式会社オリンピアの店舗にリュックサックやポーチなどの雑貨が陳列されている様子

編集部

若手の方の活躍について、事例などがあればお聞かせください。

小林さん

私は、入社4年目で店長になり、リニューアルオープンを手掛けたことがあります。オリンピアの店長は、会社からの指示に沿ってお店をつくるのではなく、自分の考えでお店を育てていきます。

棚ひとつをとっても「ここに何を置くか」は店長次第です。エリアや店舗の特性、「これならお客様に喜んでいただける」という自分なりの考えで、店長が仕入れや陳列を行います。

初めて、ゼロからつくっていくお店を任されたので「自分のスキルに合っていないのではないか」とも思いました。会社から、大きなギフトショーに行かせてもらったときには、初めてお会いする取引先にご挨拶したり、自分で仕入れの交渉をしたりしました。試行錯誤を重ねた結果、オープン日にはたくさんのお客様が来てくださって、胸がいっぱいになりました。

編集部

ご自身のアイデアでラインナップに特徴を持たせたり、棚に推しのキャラクターを並べたりもできるわけですね。リニューアルオープンの際には、どのような工夫をされましたか?

小林さん

お店の立地を考えて美味しいカレーを仕入れました。オープンするお店は、とてもおしゃれな方や流行に敏感な方が多いエリアにあったので、特別感のあるスパイスカレーで、しかもパッケージがとても「カワイイ」ものを仕入れたんです。オリンピアらしさがある商品をセレクトしました。

その他には、すごく可愛いけど、まだそれほど流通していないお菓子を雑誌で見つけて、自分で仕入れ先を探したこともあります。エリアマネージャーに相談して、仕入れ先を探して、お目当ての商品を引っ張ってきました。これも自分の中で「大きなチャレンジだったな」と思います。

そのお菓子は「どこに売っているかわからない、見つけた人はラッキー、願いが叶うかも」というコンセプトの商品でした。その当時、関西の中でも都会のお店で勤務していたので「流行に敏感な女子中高生にウケるのではないか」と思いました。「これは絶対うちの店でハマる」と直感したんです。

編集部

実際に商品を並べてみて、どうでしたか。

小林さん

とても可愛かったです。売場を見て、自分自身でときめきました。「あ、これがやりたかったんだ」と実感した、忘れられない経験です。

編集部

現場で働く店長やスタッフの方の、やってみたいという気持ちが実現できる職場なのですね。店舗ごとに特色があるというのも、うなずけます。

株式会社オリンピアの女性活躍支援:充実した制度と柔軟な働き方

株式会社オリンピアの店舗内で赤いエプロンの女性メンバーがタブレット端末を使って商品の確認をしている様子

編集部

オリンピアさんで働く方の、男女比率をお聞かせください。

太田さん

正社員150名のうちの約8割が女性です。特別な採用基準はありませんが、応募者の多くが女性であるため、このような比率になっています。

応募者からは「小中高生のころ、オリンピアが好きでした」という声を、たくさんいただいています。

編集部

女性が働きやすい制度などはございますか。

太田さん

出産・育児休暇はもちろん、復帰後も仕事と育児を両立できるよう、時短勤務制度があります。私自身も育児休暇を取得し、復帰しました。当初は店舗勤務でしたが、子育てとの両立が難しくなり、サポート本部へ異動しました。

社員一人ひとりの希望やライフスタイルに合わせて、その都度働き方やポジションを用意してくれるので、とても働きやすく感じています。

編集部

キャリアについて悩んだときに本部に相談できる雰囲気なのですね。他にもライフステージに合わせて、働き方を変えている方がいらっしゃいましたらお教えください。

小林さん

一緒に働いているブロックリーダーは、基本的に早番で勤務しています。また、結婚を機に関東から関西に異動した店長もいますが、そのメンバーは異動先でも店長職を続けています。

編集部

オリンピアさんでは、勤務時間や、所属する部署、勤務地などの変更について、柔軟に対応してくださるのですね。女性が長く働き続けられる職場だと感じました。

社員の意見を尊重:株式会社オリンピアの商品開発とイベント企画

株式会社オリンピアのメンバーがハロウィン用の仮装をして店舗の前に集合している様子
▲店長や現場スタッフが周辺店舗も巻き込みながら、積極的に楽しいイベントを計画・実行しています

編集部

オリンピアさんの、会社の雰囲気はどのような感じでしょうか。

太田さん

当社は一人ひとりが自由に意思決定できる職場です。店長が自分の意思を100%反映させて、お店のカラーをつくっていけるようになっています。社員同士は興味のある業務を通してつながり、自由にチームを組んで新しいチャレンジに挑戦できます。

例えば、独自商品の開発では、「未来会議」で最終決定を行いますが、アルバイトを含む全員が意見を出すことができます。「こんなバリエーションがあるといい」「このデザインの方が売れそう」といった提案が実際に商品に反映されることもあります。

編集部

現場や個々の意見が、しっかり上に届いているのですね。

小林さん

私も、小学生向けのマフラーや耳あての開発時に「今年はこういう方向性がいいです」と提案したことがあります。

編集部

オリンピアさんは、店舗や一人ひとりの意見を、とても大切にしているのですね。メンバーの方同士の交流などはございますか。

小林さん

ハロウィンや夏祭りのお菓子イベントでは、エリアのメンバーが一丸となります。お菓子や雑貨の選定から、ブースの設営、人員配置まで、自分たちで計画を立てて実行します。

特に印象深いのは、関西のエキスポシティでのハロウィンイベントです。3~4日間の短期出店でしたが、通行するお客様のほとんどが立ち寄り、商品を購入してくださるほどの盛況ぶりでした。

編集部

ほかの店舗からも応援が来て、協力しながらイベントを盛り上げていかれるのですね。とても楽しそうです。

株式会社オリンピアが求める人材:好奇心旺盛で長期的キャリアを目指す方

株式会社オリンピアの店舗内で男性メンバーが商品を手に取って確認している様子

編集部

オリンピアさんが、採用の際に重視しているポイントはございますか。

小林さん

好奇心旺盛な方、思いをアウトプットできる方と一緒に働きたいと思っています。「楽しそう、やってみたい」など、自分の気持ちを口に出せば、それが叶う可能性は十分にあります。当社には、社員の希望や夢を後押ししてくれる人がたくさんいます。

編集部

積極的な発言が歓迎される環境なのですね。個人の挑戦を、会社や先輩たちが応援してくれるのは、とても心強いですね。

太田さん

私は以前「女性が働き続けるのは難しい」と決め付けていました。しかしオリンピアは、そうではありません。社員の悩みに対して、社内で解決策が検討され、女性が働き続けやすいような新しい制度が、生まれることもあるのだと分かりました。

例えば、仕事とプライベートの両立についてなど、何か不安があるときには、相談して解決できる会社です。自分から行動することで、新しい制度をつくっていけることもあります。長く働き続けたいと考えている方には、ぜひご応募いただきたいと思います。

編集部

オリンピアさんが社員のことを大切に思い、ライフステージの変化があっても、働き続けられるような提案をしてくださる会社だということが分かりました。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社オリンピア:https://www.olympiashop.co.jp/
採用情報:https://www.olympiashop.co.jp/recruit/