女性のキャリア形成を手厚く支援!業務時間内に学習時間を設ける「株式会社Spelldata」

新しい働き方を取り入れている企業にお話を伺うこの企画。3年ほど前から、女性が働きやすくプロフェッショナルを目指せる環境作りに徹してきた株式会社Spelldataにインタビューさせていただきました。

ITシステムの品質管理・改善で企業の機会損失を防ぐ「株式会社Spelldata」

Webページの表示が遅くてイライラした経験はありませんか?株式会社Spelldataは、そうした状況を改善するために表示速度を計測し高速化するなど、高品質で障害に強いITシステムにするサービスを提供している会社です。

また、なりすましメールの対策のためのSPF/DKIM/DMARC/BIMI管理・監査のサービスも提供しています。

会社名 株式会社Spelldata
事業内容 ・Webサイトの表示速度の計測・分析・改善
・なりすましメール対策のSPF/DKIM/DMARCの設定・監査ツールの販売
住所 東京都千代田区大手町一丁目7番2号 東京サンケイビル27階
設立 2000年10月16日
公式ページ https://spelldata.co.jp/

株式会社Spelldataは、「社長以外の全員が女性」というIT業界ではとても珍しい会社です。そんなSpelldataでは、女性がしっかりキャリアを形成できるよう、業務時間内の学習時間や女性の健康を気遣う制度など、さまざまな支援制度を導入しています。

今回は、女性が働きやすい環境づくりに注力した背景や、制度の内容について、代表取締役の竹洞陽一郎さん、総務の竹洞正子さん、リソースマネージャの横浜亜希子さんにお話を聞かせていただきました。

本日お話を伺った方
Spelldata代表取締役の代表・竹洞さん

Spelldata
代表取締役

竹洞陽一郎さん

Spelldata総務・竹洞正子さん

Spelldata
総務

竹洞正子さん

Spelldata
リソースマネージャ

横浜亜希子さん

高い技術でサイトの表示速度を高速化する

編集部

最初に、Spelldataが手掛けている事業について教えてください。

代表・竹洞さん

弊社では、全国5都市でインターネット接続状況の計測・監視ができる計測センターを開設して、Webサイトの表示速度を高速化するというサービスをメインでご提供しています。

表示速度を全国で1秒以内に歩留まり98%で表示されるように高速化させることで、システムの運用管理が楽になるのはもちろんのこと、Googleの検索順位やPV数が上昇するなど、どのお客様もおしなべて毎年30%ほど売上を向上することができるため、ご好評をいただいております。

計測データのサンプル
▲Spelldataの計測データのサンプル。数字やグラフで見ることで状況が把握できます。

代表・竹洞さん

また、Webパフォーマンスの改善技術に絶対の自信を持っているため、2020年から施行された改正民法債権法で求められている契約目的の達成となる「Webパフォーマンス高速の達成」を契約で保証しています。

編集部

Spelldataに改善を依頼された企業様の紹介記事を拝見したのですが、「なぜSpelldataを選んだのか」の理由が、「いろいろと調べた結果、竹洞さんがWebサイト表示速度領域のパイオニアだと思ったから」「他社では語れない詳しい解説をしてくれたから」「しっかり仕組みを理解してボトルネックをあぶりだしてくれて納得感があったから」などが挙げられていました。

御社のホームページに「Spelldataの仕事はWebサイトの病院」という記載があり、分析・改善のことを「病院の治療と同じ」と表現されていましたが、まさにその通りだと思いました。

自分が病気になった時には、「どこが悪くて今の症状が出ているのか」「何が原因で、それについてどういう根拠で治療を行うのか」をしっかり説明してくれる先生に診てもらいたいものなので、Webサイトのエラーに悩む企業様がSpelldataを選んだ理由について、とても納得感がありました。

女性が専門家を目指して心地よく働ける環境

展示会に出展するSpelldata

編集部

Spelldataでは女性を採用することに注力していると伺いました。IT業界といえば男性が多いイメージがありますが、なぜ女性の採用に注力しているのでしょうか。

代表・竹洞さん

弊社は男性を採用していないわけではないのですが、募集を出しても、適性検査や学力検査をパスできる方が少ないです。また採用しても、長く在籍する人もいません。そこで、入社後に教育する前提で考えた時に「女性の方が長く活躍していただけるのではないか」と考えて、女性にアピールできるように募集活動の比重を置いています。

Spelldataでは、他の技術者が開発したものを改善する高い技術力が必要になります。高い技術力を身につけてもらうためには、継続的な学習・研究と、外科医の能力が手術数で決まるように様々なシステムの高速化の実務に携わり経験を積むことが不可欠です。

IT業界は2〜3年で転職する人が多いことで知られているのですが、それでは医師でいうと研修医の段階で転職してしまうという状況になってしまいます。

そこで、「どうしたら長く在籍してもらえるか」を考えた結果、“女性は居心地の良い環境であれば長く在籍する確率が高い”ことに気がつき、女性の採用に力を入れるようになりました。

編集部

技術職の女性というと、そもそもの分母が少ない気がするのですが、その辺りは問題にならなかったのでしょうか。

代表・竹洞さん

確かに女性で技術職の方というのは少ないので、そういった人材は大企業に採用されてしまいます。ではどのようにして優秀な女性を集めていくか、ということを考えた時、まずは業界にこだわらずに優秀な女性を採用し、社内で育成していこうという結論に至りました。

女性には、日本においては優秀であってもキャリア形成しづらい現状があります。女性が日本でキャリア形成するには、大きく3つの困難があると考えています。

1つ目は、子育てが落ち着いていざ社会復帰しようとした時、ブランクがあるため再就職がしづらいという点です。2つ目は、お子さんや夫が家に帰ってきたら、自分で自由にできる時間が無くなってしまう点。そして3つ目は、女性のキャリア形成にコミットしている企業はまだまだ少ないという点です。

弊社は開発ではなく改善をする仕事なので、もともと男性技術者の応募は少ないです。また、大企業ではないので給与面で大きく優遇できるわけでもありません。それを逆手に取って、採用市場においてIT業界未経験であっても優秀な女性たちにリスキリングの機会を与え、専門性の高い技術を身につけキャリア形成できる環境・制度づくりに注力してきました。

就業時間内の勉強タイムで全社員がスキルアップを目指せる

Spelldataのオフィスにある書棚

編集部

女性のキャリア形成のため導入していることで、御社ならではの取り組みがあれば教えてください。

代表・竹洞さん

会社の業務時間内である午前中に、3時間の勉強・研究時間を設けています。そうすることで、子どもや夫が家に帰ってきてからだと自分の時間が持ちづらい女性でも確実に学習時間を確保でき、スキルアップにつながります。自分の成長を感じながら仕事に励むことができるので、自分の人生を充実させるということに繋がっていると思います。

ちなみに、勉強時間をとっているからといって長時間残業が発生することはなく、基本的に残業時間は月1時間未満になるようにしています。また、この時間を使って業務に必要な資格を取得した後は、資格手当も支給しています。

編集部

業務時間内に勉強時間を設けていらっしゃるのは、とても珍しい取り組みですね。

家庭を持つ女性の多くが、終業後には家事・子どもの世話・家庭の用事などがあり、自分のための時間を取れないことがほとんどだと思います。そうなると、仕事のために勉強の時間を設けたいと思っても、なかなか難しいんですよね。どれだけ意欲があってもスキルアップできない事が多いと思うので、業務時間内に勉強時間をとらせてもらえるのは、本当に嬉しいことだろうと思います。

しかも、残業時間もほとんどないということで、正直これほどまでに女性が働きやすい企業というのは、初めてです。先ほどお話しされていた、前職が全く異なる業種だったりブランクがあったとしても、これだけの環境を与えてもらえると、心強いでしょうね。

Spelldataで働かれている横浜さんのご感想をぜひうかがいたいです。実際に働いてみて、いかがですか。

リソースマネージャ・横浜さん

私は前職が出版業界で全く知識のなかったIT業界に足を踏み入れたので、最初はわからないことばかりでした。当然、不安が大きかったのですが、午前中の勉強時間があることで基礎知識を身につけることができるため、安心感に繋がっていたと感じています。

編集部

働く女性にとって、これ以上ないほどのとても嬉しい環境ですよね。ただ、成果に直結する業務ではないため、導入するにはとても勇気がいるのではないかと思います。なぜこのような制度が導入されたのでしょうか。

代表・竹洞さん

アメリカの調査では、政府が教育に1ドル支出するたびに、国家のGDPが平均して20ドルほど上昇するそうです。専門用語では「教育の内部収益率」と言いますが、これは一般的に大きな値になると言われています。

企業の収益を向上させるためにも、また従業員の給与額を上昇させるためにも、継続的な教育が重要だと考えています。

企業版Facebookを利用して、社員同士で学びを共有する

実際に取り上げられた書籍

編集部

午前中の勉強時間はどんなことをしているのですか。

代表・竹洞さん

それぞれ英語の勉強や資格の勉強をしたり、仕事に役立つ本の輪読会(※)のようなものを行っています。
(※)輪読会:グループで同じ本を読み、その内容について意見を交わすこと。

輪読会では、私が仕事に役立つようなトレンドの本をピックアップしています。最近だと、「危機の地政学」や「言語化の魔力」などを選びました。Facebookの企業向けサービス「Workplace」というコミュニケーションツールを使い、学んだことや本の感想を共有しています。

編集部

直接業務に関わる勉強だけでなく、考え方など自己啓発に繋がるような学習の機会も設けていらっしゃるんですね。

また、課題図書を社長から教えてもらえることで、「今Spelldataが必要としている知識」や「会社の価値観」を計り知ることができるという点でも、学びがありそうです。

創業当初から完全フルリモートを導入

Spelldataのエントランスにある観葉植物

編集部

Spelldataの働き方について教えてください。

代表・竹洞さん

Spelldataでは、創業当初から完全リモートワークを行っています。正社員についてはスーパーフレックスタイム制や週休3日制を選択することも可能で、1時間単位での有給休暇取得もできます。いずれも社会情勢の影響で子どもたちが自宅待機を余儀なくされたことに対応すべく、2021年5月より導入しました。

スーパーフレックス制では、朝5時から夜10時の間で自由に働けるようにし、子どもが家にいて仕事ができない人は早朝や子どもが寝てから仕事ができるようにしました。

他にも、1時間単位で有給休暇を取得できるため、「子どもの学校行事に参加するため2〜3時間中抜けしたい」という要望にも対応できます。

編集部

自分にとって最も効率がよく生産性の高い時間に仕事ができるわけですね。完全在宅勤務というだけでも、主婦にとってはとても嬉しい環境だと思いますが、これだけ柔軟性を持たせてもらえるのは本当にありがたいと思います。

フルリモートということで、基本的には顔を合わせないまま仕事をしていらっしゃると思います。フルリモートという環境でお仕事をされる上で大切にされていることがあれば教えてください。

総務・竹洞さん

在宅勤務なので、基本的にはチャットを使ったコニュニケーションを行うことになります。そのため、テキストコミュニケーション能力がとても大事になってきます。

チャットだと、口頭で伝えるのとは違い、相手の表情や様子を見ることができません。それゆえに伝えたいことが伝わらなかったり、違う意味で捉えられてしまうこともあります。

誤解を生むコミュニケーションだと、お互いの認識がズレたまま仕事が進んでしまったり、相手を不快にさせることがあるので、「意図を正しく伝えることがどれだけ大切か」を理解してもらうことが大切だと考えています。

子育てとの両立を会社が全力で支援!母でも働きやすい環境

編集部

社員としてのご意見をお聞きしたいのですが、横浜さんが感じていらっしゃる「働きやすさ」について教えてください。

リソースマネージャ・横浜さん

社員の状況に合わせた柔軟性のある制度に働きやすさを感じています。

私にとっては在宅勤務がすごく魅力的で、通勤時間を家庭の時間にあてることができています。また、「週休3日制」で勤務しているのですが、この他にも保育園がお休みになった時に勤務時間を減らしてもらったり、勤務時間を変えさせてもらったりしています。

子どもが小さいので本当に助かっており、柔軟に対応していただいたおかげで仕事が続けられていると思っています。もし、勤務時間を変えたりすることが難しい企業だったら、退職を考えたかもしれません。

編集部

お子さんがいるご家庭にとって、状況に合わせて勤務時間を変えるなどの柔軟な対応をしてくれるのは非常にありがたいですよね。

特に子どもが小さいうちは体調を崩しやすく、自分の意に反して休まなければいけない日が続くと、周りに申し訳なくて精神的に辛くなると思います。でも、スーパーフレックスタイム制なら、子どもが寝てから仕事ができるので、変に焦って効率が悪くなるということもなく、とてもバランスの良い働き方ができそうです。

何より、会社が「子育てと仕事の両立は大変だ」「働く主婦には時間がない」と理解し応援してくれているということが、とても大きな心の支えになるのではないかと思います。

メリハリをつけて仕事ができる分、業務時間中は生産性を意識して仕事ができそうですね。

快適な環境で仕事ができるよう、設備や“自分へのご褒美”を提供

編集部

Spelldataでは、在宅勤務の環境にも手厚い支援をされていると聞きました。具体的にどのような支援をされているか、教えてください。

代表・竹洞さん

フルリモートですから、職場である自宅を快適に整えてもらえるよう、必要な支援をしています。例えば、PC・キーボード・マウスなどの仕事に必要なものは会社から支給していますが、効率よく仕事ができるよう、高品質なものをお渡ししています。

例えば、ディスプレイは31インチの4Kディスプレイです。高解像度の大きなディスプレイで仕事をすることが、仕事の生産性向上に繋がります。キーボードは東プレのRealforceを支給しています。また、Webパフォーマンスを調査する会社ですので、しっかり顧客体験を確認できるよう、最新(もしくは1世代前)のiPhoneを提供しています。

この他にも、従業員の環境によって必要なものを揃えています。インターネットの通信速度が遅ければ高速通信ができるよう光回線を引きますし、音がうるさい環境であればノイズキャンセリングヘッドフォンを用意します。もちろん、費用は会社負担です。

あとは、家具購入費支給やエアコンクリーニング支援などもあります。

編集部

あまりの手厚さに驚きました。これだけ仕事に最適な環境を与えてもらえれば、従業員のみなさんも「しっかり会社に還元しないと!」という意識がさらに高まるでしょうね。

総務・竹洞さん

あとは、在宅勤務手当として毎月1万円を支給しているのですが、これは水道光熱費や回線費用のほか、社員にちょっと高級なお菓子などを買って、自分のためのリラックスタイムをとってほしいという意図があります。

誕生日やクリスマス、勤続1年ごとの記念日には、ちょっと贅沢なスイーツなどを贈っています。特に子育てや家事と両立しながら働くということは、とても大変なことだと思いますが、仕事の合間に少し特別なお菓子を食べたりすることでストレスを軽減し、生産性を上げてもらうことを期待しています。

高品質なサービス提供のため、社員の健康維持を全面的に支援

代表取締役の代表・竹洞陽一郎さんと総務・竹洞正子さん

編集部

午前中の勉強時間やフルリモート支援の他に、健康維持の制度についても、かなり手厚い福利厚生がありますよね。健康維持の支援に力を入れようと思ったきっかけがあれば教えてください。

代表・竹洞さん

女性の体は男性よりも複雑で、健康維持が大変だといわれています。「健康に暮らせるように会社からも支援しないと、ベストな状態で働けない」「いい状態で働けないと、お客様に対して最高のサービスを提供することができない」と考え、さまざまな健康維持の支援制度を導入しました。

編集部

具体的にはどのような制度があるのでしょうか。

代表・竹洞さん

まず弊社は、2020年以前に東京都の「職場で始める!感染症対応力向上プロジェクト」に参加しており、東京都千代田区で初の3コース全てを達成した企業です。ですから、社会情勢が大きく変化した後も、スムーズに対策を打つことができました。

従業員には抗原検査キットを配布したほか、CO2計測機器を配ることで厚生労働省が推奨している「CO2が1,000ppmを超えたら換気する」ことを励行しました。どうしても移動が必要な場合には、JRのグリーン車が使える路線ならグリーン券代も会社で負担して、グリーン車で移動できるようにもしました。インフルエンザ予防接種の会社による費用負担は、2018年より行っています。

また、病院に行くとかえって感染リスクが高まることを考えて、在宅でも医療関係の人のアドバイスをもらえる機会が必要なのではないかと思い、産業医に相談できるサービスを導入しました。

産業医というと従業員の多い会社が取り入れるものなのですが、中小企業でも導入できる「ヘルスデザイン」という健康支援サービスがあり、契約しました。実はこの取り組みが評価され、2022年7月に全国健康保険協会の健康優良企業として、「銀」の認定を受けました。(参考:Spelldata公式サイト

編集部

社員の皆様の健康のために、数々の支援をされているのですね。健康診断についてはいかがでしょうか。

代表・竹洞さん

健康診断にオプションで追加した費用を、会社で負担しています。子宮頸がんの検査や胃のレントゲン検査など、自分で好きなようにオプションをつけることができます。日本人の女性ががんになる確率は2人に1人です。ですから、これは社員からもとても好評です。

また、病気の原因として歯周病菌が大きく関わっていることがわかっています。2022年10月の労働安全衛生法の改正によって、有害な業務に従事する労働者については従業員規模によらず歯科検診が義務付けられ、2022年6月に閣議決定された「経済財務運営と改革の基本方針2022」にて、国として「国民皆歯科検診」を進めていく旨が入りました。弊社では、それに先だって、従業員に対して2017年から半年に1回の歯科検診を会社の費用負担で行っています。

総務・竹洞さん

あと、一応念のためにお伝えしておきますと、男性の従業員についても、在籍者には、今までご説明した施策は提供していましたし、これからも提供します。例えば「男性は乳がんにならないんじゃないか?」と思うかもしれないですが、男性の乳がんもありますから、是非、この機会に男性の乳がん検診についても知ってもらえたらと思います。

編集部

自己負担だと1万円以上する検査もある中で、自己負担なく不安な部分の検査も受けられるのですね。年に1度の機会だからとは思いつつも「まぁいいか」と考えてしまう人が多いと思いますが、会社が“自分の体をしっかり大切にする環境”を整えてくれると、「せっかくだからしっかり診てもらおう」と思えますね。

「社員が大切である」という考え方はどの企業も同じだと思いますが、ここまで徹底して先に豊かな環境を与え、女性ならではの悩みや苦悩に理解を示されるということは、なかなか簡単にはできないことだと思います。

圧倒的なGIVEをもらっているからこそ、社員の方も、成果を出すことで一生懸命応えようとされるのではないかと思いました。

コツコツ努力を続けることで専門家を目指せる環境

Spelldata代表取締役の代表・竹洞さん

編集部

どんな人がSpelldataにフィットすると思いますか?

代表・竹洞さん

うちの会社ではよく「みんなが1人1人が専門家になろう」と話しています。それぞれが専門家として1本柱が通れば、万が一転職したとしても、きっと別の環境でも必要とされるでしょう。

だからこそ、Spelldataで専門家として倫理感と専門能力などを身に付けてほしい。そのためには地道に努力する必要があるので、自律性を持ってコツコツと作業をすることが得意な方に来てほしいですね。

専門家には、研究職の一面もあります。決して誰でもできる仕事だとは言いません。仕事の種類としては難しい部類に入ります。それでも、学習意欲と向上心があれば、うちの会社と一緒に成長できると思います。

Googleの調査では、学歴よりも「人生でどれだけ苦労したかどうか」のほうが、優秀さとの相関係数が大きいそうです。私も人生で色々と苦労してきたので、苦労してきた人はウェルカムです。

総務・竹洞さん

「フルリモートができる」という理由で応募してくださる方もいるのですが、専門家を目指すために心地よく働ける環境を整えているので、日本のITシステムに統計的品質管理を普及させるというミッションに共感し、「専門家として社会に貢献するんだ!」という志を持って応募いただけると非常に嬉しいです。

編集部

「品質がビジネスの基本」という理念に共感して努力できる方は、Spelldataで大きく成長できそうですね。本日はありがとうございました。

■取材協力
株式会社Spelldata:https://spelldata.co.jp
採用ページ:https://join.spelldata.co.jp