さまざまな企業の魅力や取り組みを紹介していくこの企画。今回は、「IT×人」をキーワードにコンテンツマーケティング領域の事業を網羅的に展開する「サムライト株式会社」を取材させていただきました。
サムライト株式会社とは
▲上記ビジョン・ミッションを掲げ、コンテンツマーケティング事業を展開している (引用元:コーポレートサイト)
サムライト株式会社は、オウンドメディアとソーシャルメディアを主軸に、Web広告・プロモーションなども取り扱い、お客様をビジネス・マーケティングの成功へ導くために、コンテンツマーケティング全領域を網羅的にサポートしています。その他、自社メディア事業も手がけています。
「コンテンツを信じる。メディアを進める。人を彩る。」というビジョン・ミッションのもと、良質なサービスを提供し、生活者の豊かな生活の実現とメディア産業の発展に貢献することを目指しています。
会社名 | サムライト株式会社 |
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住所 | 東京都港区⾚坂1-14-14 第35興和ビル408 |
事業内容 | ・コンテンツマーケティング事業 (オウンドメディア・ソーシャルメディア・Web広告) ・自社メディア事業 |
設立 | 2013年9月 |
公式ページ | https://somewrite.com/ |
働き方 | 選択式人事制度(ライフステージや価値観に合わせた5つの働き方から選択可能) |
今回は、経営管理本部人事企画室室長・根本恵弥さんと、経営管理本部Marketing&広報Unit・小沼麻衣子さんに、テレワークや女性活躍推進の働き方を中心にお話を聞かせていただきました。
コンテンツマーケティングの全領域を一気通貫でサポート
▲サムライト株式会社の主な事業
編集部
はじめに、サムライトさんの事業内容についてお聞かせいただけますでしょうか。
小沼さん
はい。私たちサムライトは2013年9月に設立した企業で、2023年9月でちょうど10周年を迎えます。朝日新聞社の100%出資のグループ会社で、オウンドメディア支援サービスから始まりました。
次第に領域が広がり、今ではコンテンツマーケティング事業としては「オウンドメディア領域」と「ソーシャルメディア領域」を軸に、Web広告・プロモーションなどの運用支援もしております。また自社メディアも複数あり、多岐に渡り事業を手がけております。
事業課題の分析・戦略・プランニングから運用に至るまで、専門チームがシームレスにサポートします。
さらに、クライアントごとのご要望に合わせたプランニングや、運用を軌道に乗せるためのポイント・課題解決策のご提案など、一気通貫で企業のコンテンツマーケティングを支援することが可能です。
500社以上の支援実績。幅広い事業で網羅的に企業を支援
編集部
サムライトさんが手がけている事業の領域は、本当に幅広いんですね。
小沼さん
そうですね。メディアビジネスにまつわるコンテンツマーケティングの全領域に対応できるよう、チーム体制を組んでいます。
クライアントからは、SNSやオウンドメディア運営に関するご相談を受けたり、SNSとWeb広告を掛け合わせでサポートしたりと、企業の課題に応じた柔軟なサポートが可能です。
根本さん
メディア関連でいうと、オウンドメディア・SNSを通したコンテンツ発信のサポートはもちろん、それに付随するECサイトなどの支援も行っています。
編集部
網羅的にサポート可能な分、クライアントも幅広いのではないでしょうか。
小沼さん
継続的にお付き合いしているクライアントのほか、全国的に知名度があるようなナショナルクライアントや地方自治体もサポートしていますね。これまで支援をしてきた企業は500社以上に渡ります。
編集部
コンテンツマーケティングにとどまらず、コンサルティングや自社メディア事業など網羅的にサポートしているんですね。
個々の価値観やライフステージに対応する「選択式人事制度」
▲5つの働き方から自分に適したものを選択できる「選択式人事制度」(公式サイトから引用)
編集部
続いて、サムライトさんの働き方についてお教えいただけますか。
根本さん
サムライトでは「選択式人事」という独自の制度を設けています。フルタイム勤務以外にも時短勤務、週4以下勤務、フルリモート勤務など、ライフステージや価値観に合わせて働き方の選択が可能な制度です。
■選択式人事制度の詳細はこちら!
https://somewrite.com/news/pr/personnelsystem_202202/
根本さん
元々、弊社にはフルリモートや時短勤務で働く社員はいたのですが、人数としてはそこまで多くありませんでした。それぞれに合う働き方を最適化する中で、あらためて「選択式人事」として制度を設けました。
編集部
なるほど。自身の都合に合わせて、能力を発揮できるワークスタイルを選べるのですね。具体的にはどのような働き方ができるのでしょうか。
根本さん
どれを選ぶかによって詳細は異なりますが、フルリモート勤務希望以外は、リモートと出社のハイブリッド勤務がベースとなります。シーン別にリモート推奨と出社推奨の定義を提示しつつ、基本的に労働場所・時間の判断は個々に任せています。物理的に距離が離れていても、オンラインでのMTGやチャットでのコミュニケーションを用いるなど、コミュニケーション不足とならないように工夫しております。
働き方の例として、全社員フレックスタイム制勤務ではありますが、その中でもお子様や介護の対応が必要な社員はフルフレックスを活用したり、時短勤務や週4日勤務を選択したりすることで、バランスを保って働くこともできます。また、パラレルワークをすることで、仕事に還元できるスキルを習得することも可能です。
自由に働いてもらうことで、一緒にビジョン・ミッションを達成したい
▲サムライト株式会社で働く社員の仕事風景
編集部
サムライトさんが、選択式人事制度を取り入れた理由は何なのでしょうか。
根本さん
社員のライフステージや価値観に合わせて、働く場所・時間・働き方を選べる柔軟な制度設計にすることで、会社と社員でビジョン・ミッションを一緒に達成していきたいからですね。
そのために、職種や業務内容についてもフレキシブルに対応可能なんです。例えば首都圏以外の場所に在住で、首都圏のクライアントを抱える営業職がいた場合、東京勤務の社員に訪問をお願いするといったケースも可能です。逆に、その土地に住んでいるからこそできる仕事もあると思いますので、それぞれの働き方に応じてうまく割り振っています。
編集部
今後、働き方に関する制度を変えていく予定はありますか?
根本さん
ここまである程度の期間リモートワークを実施する中で、対面でコミュニケーションを図る重要性も再認識しましたので、チームで出社日を決めるなど、それぞれの価値を最大限に発揮する最適なハイブリット型勤務の推進に、少しずつ動いております。
ただ、基本的には「組織と個人が同じベクトルで働けるかどうか」を重視しているので、その軸さえぶれなければ、自由な働き方を尊重するというスタンスは変わらないと思います。
奄美大島でリゾートワークも。勤務場所は全国に広がる
▲美しい奄美大島の風景の中、リゾートワークをする社員も多数。
編集部
サムライトさんは奄美大島に支社があるとお聞きしましたが、そちらで働かれる方も多いのでしょうか。
根本さん
そうですね。元々はある社員の移住をきっかけに、2018年に「奄美大島リゾートワーカー」を募集したことが、勤務場所の自由化の始まりでした。現在は静岡県や栃木県などで働く社員がいます。まだ47都道府県は制覇できていませんが、いずれ実現したいと思っています。
編集部
ところで、根本さんは奄美大島オフィスに行かれたことはあるのでしょうか?
根本さん
私は、これまで3回ほど行きましたね(笑)。休憩中にちょっと車を出して海に行ったり、海辺で仕事をしたりという感じで自分のペースで業務を進めていました。普段のオフィスよりもオンオフの切り替えがしやすく、パフォーマンスの向上につながると思います。
実は、奄美大島に在住する社員がリゾートワーカーの働き方や奄美大島の魅力を発信しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
■リゾートワーカーの日常を知ることができるnoteはこちら!
note|奄美大島リゾートワーク部 from SOMEWRITE
▲奄美大島オフィスのワークスペース。
▲奄美大島支社ではオフィス以外の場所でリフレッシュしながら仕事ができて、生産性もアップ
▲奄美大島リゾートワーカーとして働く社員。休日は奄美大島の美しい海でサップなどのアクティビティを堪能できる
女性活躍のカギは子育て・ライフイベントへの理解
▲ミーティング風景。子育て中の社員も含め女性が活躍している
編集部
サムライトさんでは女性の活躍も目立つようですが、環境やカルチャーなどに特徴はあるのでしょうか。
根本さん
全体の10%ほどの女性が子育て中の社員なので、働き方に理解があると感じます。なお、子育て中だからといって時間調整がしやすい部門でしか働けないというわけではありません。時短勤務をしながら、ディレクターとしてクライアントとしっかりコミュニケーションをとって働く社員もいるんですよ。
先ほどお話しした選択式人事制度があるので、お子さんが小さいうちは家庭を優先して短い時間で働き、就学して自由な時間が増えたタイミングで労働時間を増やすなど、お子さんの成長過程によってワークスタイルが変えられるのも好評です。
他にも、お迎えなどの時間に合わせて一時的に抜けることも可能ですし、お子さんの体調不良による当日の急なお休みなども取得できる環境ですね。
▲出産・結婚などライフイベントがあっても、キャリアを諦めることなく働ける環境
編集部
子育てやライフイベントに理解がある環境は、社員にとって働きやすいですね。
根本さん
いろんな部署に子育て中の社員がいるので、不定期で集まってランチ会を開くこともあります。子育てや仕事の両立といった悩みを相談しやすいですし、部署間を越えたコミュニケーションにもなるので良い文化かなと感じます。
他にも、女性マネージャーが増えていることからも会社全体で働く女性への理解があり、働き方のロールモデルができていると感じますね。
インフルエンサー手当など、充実した福利厚生
▲フリーアドレスとなっており、オフィスでもそれぞれ好きな場所で働いている
編集部
サムライトさんには独自の福利厚生があると伺いましたが、具体的に教えていただけますでしょうか。
根本さん
まず、サムライトの福利厚生の魅力は、成長支援や業務に関連する活動に対して手厚くサポートしている点です。
代表的な例としては、自身がインフルエンサーとして活躍している場合は「インフルエンサー手当」を支給しています。事業の一つにインフルエンサーマーケティング・ソーシャルメディアマーケティング事業があるので、SNSを通して得たナレッジやノウハウを社内に還元してほしいという期待も込めて、手当を設けています。
また、SNSにおいて一定のフォロワー数を持っている場合はアンバサダーとなり、サムライトの情報を発信するとインセンティブとして還元されます。
編集部
ご自身の趣味としての活動が報酬として還元されるのは、すごく嬉しいですよね。
パフォーマンスを向上させるための”気遣いの制度”
▲資格取得やセミナー参加費用は全額会社負担。社内勉強会なども定期的に開催しキャリアアップを支援
編集部
サムライトさんの独自制度として、他にもお教えいただけますでしょうか。
根本さん
めずらしいものでは「お昼寝制度」があります。お昼を食べた後はどうしても眠くなってしまうので、午後のパフォーマンスを上げるために1回しっかりと寝て休もうというものです。
他には、有料セミナーの参加費用や資格取得の費用、書籍代を会社が負担する「フリースタディ」があります。みんなこの制度を活用して、自身のスキルアップに活かしていますね。
小沼さん
私は社員同士で感謝を伝える「感謝カード」の存在が入社当時、印象的でした。本人に届くだけでなく全社員にもカードの内容が公開されるので、他事業部の社員の活躍を知ることもできます。また、感謝カードを受け取った側にも送った側にもポイントがついて、給与に還元される点もユニークだと感じますね。
あと、「メンターランチ制度」ですね。私は入社して6カ月目なのですが、この半年のあいだ先輩社員にメンターになってもらって、会社が支給してくれるランチ代で月1回ランチをしていました。リモートが多い中、対面で仕事の相談や雑談をする機会があることは、モチベーションの維持にも繋がりましたね。
編集部
仕事のモチベーションやパフォーマンスを上げるための、気遣いが感じられる制度も豊富なんですね。
▲交流促進にも役立つ「メンターランチ」。先輩社員が仕事の悩みやキャリアについてアドバイスをしてくれる。
多様な価値観を受け入れるフラットなカルチャー
編集部
お二人から見て、サムライトさんで働く社員にはどのような特徴があると感じますか?
根本さん
能力や価値観が多様だと感じますね。例えば、一つの職種に特化するというより、定義しにくいほどマルチに業務をこなす社員がいます。
また、ディレクターの中でもオウンドメディア側のサポートを行う人もいれば、SNS側に回る人もいますね。このようにキャリアや働き方がさまざまで、バラエティに富んでいるんです。
小沼さん
ワークスタイルが多様で、社員同士がそれぞれの立場を尊重しているのが伝わってきます。また、新卒社員でも入社早々から大きな案件に携われるケースもあり、新人のキャリアをしっかりとサポートする意識がある先輩社員も多いと感じています。
編集部
相手の価値観を尊重し合えるからこそ、それぞれ異なる働き方をしていてもお互いに理解があるのですね。
根本さん
はい。共通認識であるビジョンやミッションを一定軸としながら、それ以外の価値観や解釈は個々に委ねている会社なので、社員は個々の価値観を大事にしつつ協調性を持って仕事をしています。
全員が働き方やキャリアにおいて「自分は市場の中でどうありたいのか」「どのようにキャリアアップしていきたいのか」と考えながら業務に臨んでいるように思えます。プロとしての高い意識を持つ人が非常に多いという印象ですね。
採用基準はビジョン・ミッションに共感し、行動に移せる人
▲サムライト株式会社のクレド(公式サイトより引用)
編集部
サムライトさんにフィットする人材はどのような方だとお考えですか?
根本さん
社員の価値観や働き方は多様ですが、会社の普遍的なビジョン・ミッション「コンテンツを信じる。メディアを進める。人を彩る。」にはぜひ共感していただきたいですね。
特にクレドに対しては共感はもちろん、この指針をもとに仕事に取り組み、会社に還元する姿勢を持って欲しいです。クレドに書かれている「行動力」や「周りに感謝する姿勢」などは、成長する上で欠かせないと考えています。
小沼さん
社内では、業務中にフランクに意見を求められることが多いです。発信した意見が実際に通るケースも少なくないので、仕事に対して自分の意思をしっかりと持っている方が合うと感じますね。
根本さん
最近の求職者の方を見ていると、弊社のことを「BtoB」だけでなく「BtoC」の事業まで幅広く展開してる企業だとご理解いただいていると感じます。その中で、自分がやりたいことやキャリアパスをしっかり持ち、それを行動に移せる人と一緒に働きたいと思っています。
「47都道府県採用」で全国各地から応募が可能
編集部
選択式人事制度のお話で伺いましたが、求職者の方は住んでいる場所を問わず応募できるのでしょうか。
根本さん
もちろんです。「47都道府県採用」を導入しているので、将来的に移住を検討している方や、I・J・Uターンを検討している方にもぜひご応募いただきたいですね。フルリモートでも定期的にオンラインで1on1を実施するなど、キャリア実現に向けたサポート体制が整っているので安心して働けますよ。
サムライトの事業内容やビジョンだけでなく、「こんな自由な働き方ができるんだ」というところにも興味を持っていただけたなら、ぜひご応募していただければと思います。
編集部
今回お話を伺い、サムライトさんは個々のライフスタイルや価値観を尊重する会社だとわかりました。多様的なワークスタイルの導入は女性活躍の推進だけでなく、組織の強化にも紐づくため、より良いサービスの提供が実現しているのだと感じます。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
■取材協力
サムライト株式会社:https://somewrite.com/
採用ページ:https://somewrite.com/recruit/
採用情報特設サイト「SOME JOURNAL」:https://journal.somewrite.com/