挑戦を歓迎するポジティブな社風。「株式会社クリーク・アンド・リバー社」のコミュニケーションを促進する工夫とは

ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下、C&R社)のビジネス・エクスペリエンス・グループ(以下、BXG)にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。

同社は、プロフェッショナル人材の活躍を支援する企業です。BXGでは、DX無料相談窓口「DXの森」などのデータ活用やDX推進支援サービス、DX関連人材支援サービスの分野を提供。売上向上のためのデータ分析から業務効率化まで、幅広い企業課題の解決を手がけており、未経験者でもスキルを磨きながらキャリアを築ける環境が整っています。また、リモートワークやクラブ活動など、柔軟な働き方と活気ある社風も特徴です。

今回は、C&R社取締役であり、BXG担当役員でもある松本さんと、同部門でプロジェクトマネージャーを務める根本さんにお話を伺いました。

本日お話を伺った方
株式会社クリーク・アンド・リバー社取締役 ビジネス・エクスペリエンス・グループ担当役員の松本さん

株式会社クリーク・アンド・リバー社
取締役 ビジネス・エクスペリエンス・グループ担当役員

松本 研二さん

株式会社クリーク・アンド・リバー社ビジネス・エクスペリエンス・グループ プロジェクトマネージャーの根本さん

株式会社クリーク・アンド・リバー社
ビジネス・エクスペリエンス・グループ プロジェクトマネージャー

根本 裕さん

C&R社のDX支援事業の特徴と、部署を超えた協業で広がるキャリア

並んで立つ株式会社クリーク・アンド・リバー社の社員たち

編集部

松本さんから見て、BXGの特徴はどこにあると感じますか?

松本さん

C&R社はクリエイティブ、医療、飲食、法曹など18もの分野に手を広げていますが、私たちのグループの仕事は、どんな業界の仕事でもほぼ同じ考え方が適用できるという点が特徴的ですね。

たとえば、「医療に従事する医者」と「飲食に携わるシェフ」は一見かけ離れた職種に見えますが、どちらも「独立開業したい」「自分の医院やレストランを持ちたい」といった共通の志向を持つことが多いです。つまり、独立までのサポート体制や提案の内容、DXで業務効率化したいといったご要望は、どんなお客様に対してもひとつのモデルを応用するだけで対応できる場合が多いんです。

編集部

他の部署との協業の機会もありますか?

松本さん

はい、最近増えてきています。これまでは、それぞれの部署が別々の事業を専門性高くやっていて、若干縦割りのような雰囲気もないとは言えませんでした。ですが、コミュニケーションを促進しようという動きもありますし、私たちのグループがいろんな部署と協業することでも、新たに横の連携が生まれています。

根本さん

たとえば、Webサイト制作を手がける部署のお客様で、「サイトのアクセス解析をしてほしい」といったご要望があればミーティングに同席させていただくこともあります。私は数値面から「このサイトの、ここのページのアクセス数はこれくらいです」といった話をしますし、他部署のデザイン専門の社員は「もっとアクセスを伸ばすにはここのデザインをこうするべきです」といった提案をします。

他の部署との連携は、別の視点や知識を仕入れる上でとても勉強になるので、自身の知見を深める良い機会になっています。

若手も活躍!年齢関係なくチャレンジできる組織文化

株式会社クリーク・アンド・リバー社ビジネス・エクスペリエンス・グループ プロジェクトマネージャーの根本さん
▲異例のスピードで昇進された根本さん。

編集部

若手社員が新事業の立ち上げなどを提案できる環境はありますか?

松本さん

はい。C&R社は年齢に関係なく、新たな挑戦に対して非常に積極的です。若手が部長に就任し事業計画の立案を任されたといった事例も過去にはあります。

弊社は新規事業の創造に対してポジティブで、手を挙げればチャンスを与えるような風土があるんです。もちろんビジネスなのでまったく見通しがないものは厳しいかもしれませんが、ある一定のマーケットがあれば「ぜひやってみよう」という考えですね。

編集部

特に印象的だった事業はありますか?

松本さん

数年前に、新卒入社の社員が提案した舞台芸術に関する事業です。その社員は部活か何かで落語をやっていた経験から、演者にもっと活躍の場を提供したいと考えました。介護施設や街のイベントなどで舞台を実施し、活躍の機会を増やそうというプランでした。

残念ながらコロナ禍もあって大きくは拡大できていないものの、この提案は役員会でも高く評価されていました。もし状況が違えば、もっと発展していたでしょうね。

編集部

根本さんは比較的早くプロジェクトマネージャーに就任されたと伺いました。現在はどのような業務を担当されているのでしょうか?

根本さん

私は、データを活用した事業貢献に寄与するようなプロジェクトを担当しています。たとえば、Googleの解析ツールであるGoogle Analytics 4™ のアクセスログや、店舗のPOSデータなどのデータを一元化し、分析や試算をして業務の改善提案を行うような業務が多いです。

編集部

これまで担当されたプロジェクトの中で、特に思い出に残っているものを教えていただけますか?

根本さん

クライアント企業のデジタルリテラシー向上支援が印象深いですね。いろんな事業をやられているお客様は、事業ごとにWebサイトを持っていたりするのですが、ロゴがサイトごとに違うなどブランド毀損のような問題が起こったりするんです。これを防ぐために、ルールを作って現場へ浸透させるお手伝いをするのも私たちの仕事です。

DX推進部のような部署が勝手に推し進めるだけではなく、いかに企業全体に浸透させるかが事業成功のカギになります。「DX化支援」と一口に言っても、分析などのスキルだけではなくて、お客様との対話力が求められるシーンは意外と多いです。関係者の理解を得ながら、ひとつずつプロジェクトを進めたことは、とても良い経験になりました。

編集部

根本さんは大手通信会社からの転職とのことですが、C&R社を選んだ理由をお聞かせください。

根本さん

前職では、大手通信会社で社内の事業計画を担当していましたが、もっと汎用的なエンジニアリングスキルを身につけたいと思ったんです。社内限定のスキルではなく、どの企業や組織でも活躍できる専門性を磨きたいと思っていたところC&R社に出会い、転職を決めました。

編集部

異例のスピード昇進だと思いますが、ご自身の成長を実感されていますか?

根本さん

そうですね。お客様と自信を持って向き合えるスキルはついてきたかなと思っています。特にデータ分析の面ではかなり経験を積むことができました。「いろんなところにデータが散らばっていてどうしたらいいかわからない」といったご相談に対しても適切な設計をお伝えしたり、具体的な支援を行ったりと、迷いなく提案ができるようになりました。

現在は小規模案件や誰かから引き継いだ案件を担当することが多いのですが、今後は自分で大きな案件を作り、それを軌道に乗せることにもチャレンジしてみたいと思っています。

編集部

松本さんから見て、根本さんの成長はいかがですか。

松本さん

たった数年で非常に幅広いスキルを身につけてくれたので、頼もしく思っています。プロジェクトマネージャーにはそれなりの年数が必要とされる中、若手ながら積極的に多くの案件に取り組み、お客様とのコミュニケーションや業務の経験を積んでくれました。今後のさらなる活躍を楽しみにしている1人ですね。

未経験からデータアナリストへ。充実の教育支援制度

打ち合わせをする株式会社クリーク・アンド・リバー社の社員たち

編集部

データ分析やDX支援といった専門性の高い業務ですが、未経験者でも入社後にスキルを身につけることは可能でしょうか?また、どのようなサポート体制があるのでしょうか?

松本さん

現在は新卒採用が中心ですが、中途・未経験者の採用も行っています。

おっしゃる通り、データを扱う仕事は知識が必要なので、これまでは未経験の方の採用は難しい面がありました。ですが、近年の人材需要の高まりを受けて、2023年卒から本格的に新卒採用を開始することになりました。新卒を迎える教育体制がここ数年でしっかり整ったこともあり、中途で未経験の方でも割と馴染みやすいのではと思います。

たとえば、未経験でも早く仕事に慣れるよう、入社が決まった時点でデータ分析に必要な知識を伝えています。入社後は、一気にいろんな仕事を任せるのではなく、基礎からひとつひとつの仕事を丁寧にこなすことで自身の専門性を見極めてもらうような仕事の進め方をしています。また、関係する資格取得の支援も行っています。

編集部

根本さんが中途で入社した際、サポート体制はいかがでしたか?

根本さん

IT研修やビジネス研修がしっかりあり、仕事をする上でのスキルが一通り身についたと思います。お客様と話す際、技術的な知識だけを詰め込んだ状態では理詰めのようなやりとりしかできません。そこへビジネス的な観点をプラスして、いかに相手と対話するかといった研修もあったので、その後現場へ出たときとても役立ったなと感じています。

編集部

そんな根本さんも今は指導する立場にいらっしゃいますが、新入社員に対する教育面ではどのような工夫をされていますか?

根本さん

研修カリキュラムを事前にきちんと用意するのはもちろん、新入社員をチーム全体でフォローするような体制づくりを意識しています。

また、こまめにミーティングや打ち合わせを行って対面で話すようにもしていますし、仕事以外でも積極的にコミュニケーションを取る様に心がけています。これは、私自身がお喋り好きというのもあるかもしれませんが…(笑)。「三連休は何するの?」「趣味は何?」といったフランクな会話を普段からすることで、いざというときに悩みや相談を引き出しやすくするような関係を築けるようにしています。

社員同士の交流を大切にする社風。10以上のクラブ活動や社内イベントが充実

ダンスをする株式会社クリーク・アンド・リバー社の社員たち
▲社内のクラブ活動のひとつ、ダンス部。最近は一番活動が盛んなのだそう。

編集部

社内のコミュニケーションや雰囲気についてお聞かせください。

根本さん

部署としても会社全体としても、非常に仲が良いなと感じます。歓迎会や納会もありますし、半期に一度キックオフイベントを開催したりもしています。

部署間では、専門職やプロジェクトマネージャーだけを集めた会議と懇親会が半年に一度あり、他部署の前線にいるような社員と関わりを持つこともできます。メンバーの育成にはみんな同じような課題を抱えていたりするので、アドバイスし合える良い機会でもありますね。

編集部

御社ではクラブ活動も盛んだそうですね。

松本さん

はい。アウトドア部、演劇部、ゲーム部、ゴルフ部、サッカー部など、10ものクラブがあります。最近参加していませんが、私はヨガ部に所属していました。

クラブ活動を通じて、グループの垣根を越えたコミュニケーションのきっかけにもなっているようです。

編集部

根本さんは何かクラブ活動には参加されていますか?

根本さん

私は公式のクラブには入っていないのですが、仲間を集めて勝手に「ボルダリング部」として活動しています(笑)。いつか正式な部にすることが目標です。

トップと気軽に話す機会も!社内バーやラウンジで育まれるコミュニケーション

社内のラウンジに集まる株式会社クリーク・アンド・リバー社の社員たち
▲社内バー「Good Job Lounge」の様子

編集部

オフィス内の環境について伺います。社員同士のコミュニケーションを促進するような場所や設備はありますか?

根本さん

はい。今のビルに移転した2018年に、100名超が収容できる「コミュニケーションスぺ―ス」ができました。昼食や軽食を食べる場としても利用されていますし、有志によるゲーム大会やシュラスコパーティー、弊社のグループ会社「コネクトアラウンド」が手がける取れたて野菜を使ったランチボックスやスムージーも提供されます。

編集部

この場所は、決まった日にバーにもなるそうですね?

根本さん

そうなんです。月に1回、「Good Job Lounge」という社内バーがオープンします。このバーは総務部の社員が企画したもので、「みんなに感謝を伝える場所を会社として作りたい」という思いでこの名前をつけたそうです。

バーではソフトドリンクやハイボール、ビールが1人2杯まで無料なんです。取材を受けている今日がたまたまオープン日なので、この後みんなで行こうかと思っています(笑)。

松本さん

弊社の会長の井川も社長の黒崎もお酒が好きなのもあり割とこういう場に気軽に顔を出すので、新入社員にとってはトップと話す良い機会になったりもします。毎回職位関係なく100人前後が集まって乾杯したりして、すごく盛り上がっているのをよく目にしますね。

ゲームをする株式会社クリーク・アンド・リバー社の社員たち
▲Good Job Loungeに集まった社員同士でゲームも!

編集部

ビル内にグループ会社運営のレストランもあるのだとか?

松本さん

弊社が入っているビルの2階に「Cassolo」というグループ会社のChef’s valueが運営するイタリアンレストランがあります。ここはエージェント事業の一環でシェフの独立支援を目的とした店舗なのですが、繁忙期になると社内ラウンジのような感覚で利用する社員が増えます。私も今週だけでもう3回ほど利用しています(笑)。

編集部

根本さんはオフィスの中でお気に入りの場所はありますか?

根本さん

屋上が特に気に入っています。みんなでバーベキューをしたり、たまに悩んでいる後輩と話をする場として利用することもあります。

趣味や社会活動も両立。ワークライフバランス重視の働き方

株式会社クリーク・アンド・リバー社取締役 ビジネス・エクスペリエンス・グループ担当役員の松本さん
▲リモート可能な環境ながら好んで出社する人が多いためローテーションを組んでいるんですよ、と話す松本さん。

編集部

御社では、リモートワークはできますか?

松本さん

はい。ただ、仕事の内容に沿った形を取るので、部署によって状況は違います。情報共有やコミュニケーションが必要なときは出社をお願いすることもありますし、社風としては意外と好んで出社している社員も多いですね。

根本さん

ボランティア活動に興味があり、弊社でリモート勤務しつつ定期的に四国でゴミ拾いのプロジェクトに趣味で参加していた社員もいました。イレギュラーな例ではあるものの、状況が許せば希望に合わせた働き方も可能ではあります。

人柄の良さが自慢。チャレンジ精神を活かせる職場へぜひ!

ラウンジに集まる株式会社クリーク・アンド・リバー社の社員たち

編集部

最後に、転職を考えている読者の方々へメッセージをお願いします。

根本さん

弊社は本当に寛容な体制が整っており、チャレンジを否定されることがありません。意欲のある方であれば、きっと活躍できる場所だと思います。ぜひ応募を検討していただけたら嬉しいです!

松本さん

デジタル領域は柔軟性が大事で、特に若い方の吸収力の高さは大きな強みになると思います。技術力向上への意欲を後押しする体制も整っているので、専門性を磨きたい方にとって最適な環境だと自信をもって言えます。

また、中途入社の社員からよく聞く声であり、私自身もよく感じるのですが、弊社は本当に人柄が良い社員が多いです。分析と提案を通してお客様と対話を重ねる仕事の性質上、人を一面的に判断せず、多角的な視点で見て受け入れる文化が根付いているからだと思います。

C&R社の明るい社風の中で、新たな挑戦をしてみませんか。皆様からのご応募をお待ちしています!

編集部

スキルに特化したインテリジェンスな雰囲気なのかと思いきや、コミュニケーションが活発で、前向きに課題と向き合っておられるような社風が印象的でした。また、さまざまなイベントを通して横の繋がりを大切にしておられる様子も感じ取ることができました。

本日はありがとうございました!

編集後記

取材前は「プロフェッショナルを支援するプロフェッショナル集団」というイメージだったのですが、お二人のお話から、懇親会を含めたリアルな交流が多いことや、ボランティアなど社外での活動も大切にされていることがわかりました。ちなみに根本さんの趣味は「岩登り」。ボルダリング部が公式クラブになる日も近そうです。

この記事のまとめ

事業内容
  • データ活用支援からDXまで幅広い領域をカバー
  • 18の事業分野で専門性の高いプロフェッショナルが活躍
  • 各分野で独立も視野に入れたキャリア構築が可能
若手の活躍機会
  • 入社1-2年でユニット長への昇進事例あり
  • 新規事業の提案機会が豊富
  • 若手社員が事業部長として事業計画を立案する事例も
教育・研修制度
  • 資格取得支援あり
  • IT研修とビジネススキル研修を体系的に実施
  • チーム全体でフォローする育成体制
社風・カルチャー
  • リモートワーク可能
  • 社内バーやレストランなど交流スペースが充実
  • 社長や役員も参加する風通しの良い社風
  • 個性を理解し活かす文化
求める人物像
  • 専門性を高めたい意欲のある人
  • チャレンジ精神のある人
  • 新しい技術への適応力がある人

株式会社クリーク・アンド・リバー社の基本情報

住所 東京都港区新橋四丁目1番1号 新虎通りCORE
事業内容 ・ライツマネジメント事業(知的財産の企画開発・流通)
・プロデュース事業(開発・請負)
・エージェンシー事業(派遣・紹介)
設立 1990年3月
働き方 ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク)
公式ページ https://www.cri.co.jp/
採用ページ https://www.cri.co.jp/recruit/
募集職種 ・営業職
・専門職