ミライのお仕事『注目企業へのインタビュー』企画。今回は、ギンガシステム株式会社にインタビューしました。この記事では、転職を検討されている方に向けて、同社で働く魅力をご紹介します。
ギンガシステム株式会社は、「もっと、人が繋がる未来を創る。」をミッションに掲げ、独自開発のテレビ会議システムで2,900社以上の導入実績を持つ企業です。テレビ会議システムの知見を活かし、多様な働き方を実現する職場環境づくりにも力を入れています。
自社製品を活用した効率的な業務環境と、テレワークや実質的なフレックスタイム制など柔軟な働き方を実現。社員一人一人の事情に寄り添い、ワークライフバランスと自己成長の両立をサポートする制度が充実しています。
今回は、そんな同社の多様な働き方や効率的な業務環境などについて、代表取締役の阿久津さんにお話を聞かせていただきました。
「Great Place to Work」認定。フラットな社風と働きがいを両立する職場環境
編集部
御社の社風について教えていただけますか。
阿久津さん
弊社は役職や年齢に関係なく、オープンで寛容なコミュニケーションを重視しています。社員は40〜50代が多いですが、役職呼びを禁止したりスーツを着用しなかったりと、カジュアルでオープンな雰囲気です。
社風は比較的フラットで、特に開発部門やカスタマーサービス部門では、上司が非常に面倒見が良く、働きやすい環境です。実際、働きがいのある会社として、Great Place to Workの認定も取得しました。
編集部
どのような場面で、そのオープンなコミュニケーションが活かされているのでしょうか。
阿久津さん
社長室のドアは常に開放されており、誰でも気軽に相談できる環境を整えています。予定表もGoogleカレンダーで公開して、社員が直接面談の予定を入れられるようにしています。
実際に、上司との意見の相違や業務上の悩みについて、社員から直接相談を受けることも珍しくありません。長年の会社員経験から、自分の意見が受け入れられないことへのストレスは理解していますので、しっかりと話を聞き、納得のいく解決策を見出せるよう努めています。
若手社員も気軽に相談に来てくれており、フラットなコミュニケーションとともに、スピード感のある仕事が実現できていると感じています。
自社テレビ会議システムの活用。DX推進で実現する効率的な働き方
編集部
御社のテレビ会議システムを活用したコミュニケーションについて教えていただけますか。
阿久津さん
テレビ会議システムを活用した即時的なコミュニケーションを重視しています。必要があれば、その場でミーティングを設定し、問題解決に取り組むことができます。
東京と大阪のオフィスには75型の大型ディスプレイを設置して、オフィス間での常時接続を実現しています。密に連絡をとる必要のある社員同士は、個別に机上のモニターで常時接続を行っていますし、テレワーク中でもテレビ会議を常時接続している社員が多いです。
これにより、どの場所にいても社員同士のコミュニケーションが可能で、形式的な会議のための資料作成などの無駄な作業を省くこともでき、生産性の向上を実現しています。
編集部
テレビ会議システム以外に、業務効率化のために取り組まれていることはありますか。
阿久津さん
ペーパーレス化を実現しており、Excel使用や個人のPCにファイルを保存することも禁止し、クラウド上での一元管理を徹底しています。
それにより、会社のPCでも自宅のPCでも変わらない環境で業務を遂行することが可能で、書類提出のために出勤したり、資料を印刷したりする必要がなくなり、業務効率をあげることができました。
女性エンジニアが活躍するダイバーシティな職場環境
編集部
御社では女性社員が多く活躍されているそうですが、どのような職種で活躍されているのでしょうか。
阿久津さん
弊社では全職種において女性が活躍しています。特徴的なのは、子育て世代の女性社員が多く在籍していることですね。小学校入学前のお子さんをお持ちの方が特に多い印象です。
最近では、元ネイリストの方が未経験からエンジニアとして入社するなど、多様なバックグラウンドを持つ女性社員が活躍しています。システムエンジニアとしての経験は長くなくても、自主的に学習して技術を身につけ、やりがいを持って活躍されている事例が増えています。
編集部
女性社員の方は具体的にどんな業務をされて、どんなところにやりがいを感じていらっしゃるのでしょうか。
阿久津さん
具体的な例を挙げますと開発部門で、自社製品であるテレビ会議システムの開発に女性エンジニアが携わっています。特に、UIデザインやアイコンデザイン、マイクボリュームの表示方法など、ユーザーインターフェースに関わる細かな改善において、女性ならではの感性を活かした開発を行っています。
弊社は、お茶の間留学用TV会議システムの開発を目的に設立され、その後、テレビ会議システムの自社開発・販売へと発展しました。当時はテレビ会議システムという概念自体が珍しい時代でしたが、家庭での英会話学習を実現するためにオリジナルのシステムを開発し、それが現在の事業の前身となっています。
多くの法人様にご利用いただいていますが、常に自社製品をブラッシュアップしていくことが求められます。自社で開発したものをお客様に届けて、お客様の声を受けつつ自分の考えを反映した開発ができるというのは、非常に面白いのではないかと思います。そして、自分が手がけたものがお客様に喜んでいただけることは、やりがいになっていると感じます。
子育て世代が多数。育児と仕事の両立を支援する柔軟な勤務制度
編集部
育児と両立しやすい環境なのだと思いますが、実際に育児と両立されている社員さんの働き方をご紹介ください。
阿久津さん
子育て世代の社員が多く、特に小学校入学前のお子さんをお持ちの方が多い印象です。そのため、育児と仕事の両立をサポートする制度を充実させています。
例えば、幼稚園への送迎時間に合わせて勤務時間を調整したり、短時間勤務を選択したりすることができます。また、子どもの体調不良など突発的な事態への対応も柔軟に行っています。
実際、社内では「子供が熱を出したので帰ります」というメールがよく共有されていますが、そういった際も「いってらっしゃい」と温かく送り出す雰囲気があります。
最近の例ですと、産休から復帰した社員が、2時間ほど勤務時間を短縮して働いています。このように、個々の事情に応じた働き方を選択できる環境を整えています。
編集部
育休取得後の復職支援や、実際の復職事例についてお聞かせください。
阿久津さん
これまでに育休を取得した社員はまだ2名ですが、復職率としては100%となっています。
復職後のサポートについては、制度としては特別なものは設けていませんが、育児と仕事の両立に必要な配慮を最大限行うことを心がけています。勤務時間を柔軟に設定できるようにしたり、オフィスに来なくても働ける環境を整えたり、男女問わず皆が働きやすい職場にすることが重要なのだと考えています。
未経験者向け充実の教育制度と資格取得支援
編集部
募集要項に「未経験可」とありますが、実際に未経験の方も多く入社されているのでしょうか。
阿久津さん
弊社では、未経験者の採用を積極的に行っています。最近は元焼肉店店長の方がエンジニアとして入社されました。
JavaScriptの基本的なテストをクリアしていることを条件としていますが、意欲的に学習に取り組む方であれば、経験は問いません。
自社開発ができることや過度に競争を意識する雰囲気ではないこと、そして社員の教育に注力していることをサイトなどに記載していることが、未経験の方でも入りやすいと思って選んでいただいているようです。
編集部
未経験から入社された方が、どのように成長されているのか、具体的な教育支援制度と合わせてお聞かせください。
阿久津さん
まず、Udemyの学習プラットフォームが受け放題で利用できます。新入社員向けには、実践的な力を習得できるよう、社内の人間が数ある講座の中からプログラムを作成しています。座学だけでなく実際にプロダクトを作成する課題も含まれており、約1ヶ月かけて実施し、実務に必要なスキルを身につけていきます。
また、資格取得支援制度も充実しており、全職種を対象に受験料や教材費を全額補助しています。特にITエンジニアは自己研鑽に意欲的で、多くの社員が資格取得にチャレンジしています。オンライン講座の受講料なども原則として全額支援しています。
育児中は制限なし。柔軟なテレワーク制度で実現するワークライフバランス
編集部
テレワークの導入状況について詳しくお聞かせください。
阿久津さん
弊社はテレビ会議システムの開発・運営をメインで扱い、テレワークのコンサルティングも手がけていることもあり、社内でもテレワークを積極的に導入しています。
基本的には週2日程度をテレワークとしていますが、特に子育て中の社員については制限を設けず、個人の状況に応じて柔軟に判断しています。例えば、テレワーク日数を増やしたい場合や、急な都合で予定を変更したい場合なども柔軟に対応が可能です。
自社のテレビ会議システムを活用することで、在宅勤務中でも職場と変わらないコミュニケーションを実現しており、業務の質を落とすことなく柔軟な働き方を選択できる環境となっています。
残業抑制とフレックスタイムで実現する効率的な働き方
編集部
残業抑制やフレックスタイムなど、効率的な働き方に向けた取り組みについて教えていただけますか。
阿久津さん
勤務時間は自由とはしていますが、 実質的には10時から16時をコアタイムとしたフレックス勤務のような形となっています。
多くの社員は10時前後の始業を選択していますが、例えば8時から16時といった勤務時間の設定も可能です。
業務に関して、もちろん期限はありますが、自社製品開発が中心なので、必要に応じてリリース時期を調整することも可能です。社員は皆、自発的に業務に取り組んでいますが、無理して残業するようなことはなく、19時半には退社することを目標としています。
編集部
具体的にどのような働き方を選択できるのか、実際の事例を交えてお聞かせください。
阿久津さん
各社員が生活パターンに合わせて基本の勤務時間を決めており、例えば子どもの送り迎えの時間に合わせた設定が可能です。突発的な予定変更が必要な場合は、チャットで上司に連絡する形を取っています。
年間休日127日の充実した休暇制度。1週間連続の休暇も可能
編集部
休暇制度についてもお聞かせください。
阿久津さん
弊社は年間休日が127日と、充実した休暇制度を設けています。夏季休暇や年末年始休暇は1週間連続で取得できるようになっています。さらに、これとは別に有給休暇も付与されています。
編集部
休暇の取得しやすさや、実際の取得状況についてお聞かせください。
阿久津さん
実は有給休暇の消化率はそれほど高くないんです。というのも、年間休日が十分にあるため、社員からは「追加の休暇はあまり必要ない」という声が多いんです。
法定の有給休暇については確実に取得できるよう調整していますが、それ以上の取得については各自の判断に委ねています。
求める人材像:理念に共感し新しい働き方に挑戦できる方
編集部
御社ではどのような人材を求めていらっしゃいますか?また、どのような方が活躍できる環境だとお考えでしょうか?
阿久津さん
弊社は「もっと、人が繋がる未来を創る。」というミッションを掲げています。テクノロジーの力でコミュニケーションや働く場所を革新して、もっと人々が自由につながることで世の中を豊かにしていくという理念を反映しています。この理念に共感し、本気で取り組んでいただける方であれば、弊社で活躍できると考えています。
弊社は成長段階にあり、個性的な方を広く求めています。職種経験は不問で、様々な職種で募集を行っています。新しいことにチャレンジする意欲のある方は、特に歓迎です。
また、真のダイバーシティ経営を目指しており、性別や国籍に関係なく、多様な人材の採用を進めています。例えば、来年5月にはネパール出身のエンジニアが入社予定です。
このように、弊社では多様なバックグラウンドを持つ人材が、それぞれの個性や強みを活かして活躍できる環境づくりを進めています。コミュニケーションを大切にし、新しい働き方にチャレンジしたい方のご応募をお待ちしています。
ギンガシステム株式会社から転職希望者へメッセージ
編集部
最後に、この記事を読んでくださっている方へメッセージをお願いできますでしょうか?
阿久津さん
私たちは職種に関係なく柔軟な働き方を実現できると考えています。医療や飲食など、物理的な対面が必須の業種を除けば、事務職、インサイドセールス、営業職など、ほぼすべての職種でリモートワークは実現可能だというのが私の考えです。
外勤営業であっても、自宅や小規模なサテライトオフィスを拠点として、必要な打ち合わせはオンラインで行うことができます。これにより、営業活動の地理的範囲も広がり、より効率的な業務遂行が可能になります。
弊社では今後、北海道から九州まで広くリモートで働く方を募っていく予定です。多様なバックグラウンドを持つ人材が集まることで、より創造的で面白い仕事ができるのではないかと期待しています。このような新しい働き方の可能性を、今後もどんどん追求していきたいと考えています。
編集部
本日はありがとうございました。
編集後記
この記事のまとめ
ワークライフバランス |
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働き方の特徴 |
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職場環境・社風 |
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ダイバーシティ推進 |
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教育・キャリア支援 |
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求める人物像 |
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ギンガシステム株式会社の基本情報
住所 | 東京オフィス:東京都渋谷区恵比寿三丁目28番12号 ATYビル4F 大阪オフィス:大阪府大阪市北区西天満五丁目6番4号 SNビル5F |
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事業内容 | ・テレビ会議システムの開発及び販売 ・コンサルティング業務 ・電気通信事業 |
設立 | 2013年7月(事業開始1997年4月) |
働き方 | ハイブリッド勤務(出社+リモートワーク) フレックスタイム制度 |
公式ページ | https://ginga-sys.jp/ |
採用ページ | https://recruit.ginga-sys.jp/ |
募集職種 | ・システムエンジニア ・カスタマーサポートエンジニア |