急成長中の企業のカルチャーや、若手が活躍する仕組みなどに迫るこの企画。今回は、クリエイターが抱える様々な課題を解決するプラットフォームサービスを展開している「LITEVIEW株式会社」にお話を伺いました。同社は、フリーランスや個人事業主のクリエイターに対して、案件獲得や業務効率化などの支援を行っています。
LITEVIEW株式会社:クリエイターの未来を支えるプラットフォーム企業
LITEVIEW(ライトビュー)株式会社は、「"フルタイムクリエイター"を増やす」というミッションのもと、クリエイターがより良質なコンテンツを生み出すためのサービス「LITEVIEW」を提供しています。
会社名 | LITEVIEW株式会社 |
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住所 | 東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル 11F(WeWork) |
事業内容 | クリエイター向けコンテンツ配信/販売プラットフォーム「LITEVIEW」、企業向け自社アプリ・Webサイト構築ソリューション「LITEVIEW for BUSINESS」の開発・運営 |
設立 | 2015年6月 |
公式ページ | https://corporate.liteview.jp/ |
今回は、LITEVIEW株式会社のPR/採用担当である石島さんに、サービスの概要や急成長を実現した会社のカルチャーについてお話を伺いました。
クリエイターの自立を支援する革新的プラットフォーム「LITEVIEW」
▲サイト・アプリ作成をして自由にコンテンツ配信ができる、クリエイターを支援する機能が満載のサービス「LITEVIEW」(公式サイトから引用)。
編集部
最初に、LITEVIEWさんが手掛けている事業についてお教えいただけますか?
石島さん
私たちは、誰でも簡単にアプリとWebサイトを作ることができるサービス「LITEVIEW」を開発・運営しています。
LITEVIEWは「自社型配信プラットフォームを作成できるサービス」です。この自社型配信プラットフォームについて、少し詳しくお話しさせてください。
YouTubeやInstagram、TikTokなどは「モール型配信プラットフォーム」と呼ばれています。これらは多くの人にリーチできる可能性が高い反面、自分の望むかたちでビジネスを展開したり、独自の世界観を作ったりするには不向きな面もあります。
一方、自社型配信プラットフォームでは、自分好みのデザインで自由にブランディングしたり、月額・年額のサブスクリプション型やEC、クラウドファンディングなど、さまざまな望むかたちのビジネスを設計できます。これにより、ファンや支援者に向けて本格的なビジネスモデルを展開できます。
従来のモール型と併用してコアなファンを自社型のプラットフォームに誘導することで、それまでは難しかった安定的な収益化が可能となるケースもあります。
編集部
モールの中のテナントだった自営業者が、自分だけの店舗を持つようなイメージですね。ただ、プラットフォームを一から作成し、それを運用していくのは、とても難しそうに感じます。
石島さん
「LITEVIEW」の強みは、まさにその課題を解決できるところにあります。法人利用は少し異なりますが、個人の方は「LITEVIEW」に登録するだけで、すぐにオリジナルのWebサイトとアプリを立ち上げることができます。デザインや機能はノーコード(※)ですぐにカスタマイズできます。
(※)ノーコード:プログラミングをする必要がなく、直感的にWebサイト・アプリなどを開発できる手法。
Webサイトとアプリという基盤を作った後、コンテンツ配信についても「LITEVIEW」を通して多くのことができます。動画・ライブ配信、ブログ、写真集、EC、クラウドファンディング、会員管理や掲示板、アンケートなど、これまでは複数のサービスを使わなければできなかったことが、「LITEVIEW」1つで全て実現できます。
「LITEVIEWさえ見に来てくれればOK」という状態なので、ファンはクリエイターの配信を見逃すことがなく、運営側も時間と費用を大幅に削減できます。
フルタイムクリエイターの実現:LITEVIEWが描く新しい働き方
▲法人のさまざまなユースケースに対応する「LITEVIEW for BUSINESS」(公式サイトから引用)。
編集部
先ほどのお話で、「LITEVIEW」の特徴についてよく理解できました。なぜこのようなサービスを開発されたのでしょうか?
石島さん
一言でいえば、弊社のミッションである「"フルタイムクリエイター"を増やす」を実現するための最も良い方法を選んだということになります。
ここで言う「クリエイター」とは、映像制作などのいわゆる「クリエイティブ領域」の方に限定せず、お料理レシピを広める主婦の方から資格取得のためのオンライン講師の方、お笑い芸人さんなど、「制作・発信・販売活動をされる全ての方」を指します。
多くのクリエイターさんが、YouTubeなどのモール型配信プラットフォームだけでコンテンツを配信すると、手数料や再生回数に左右されて収入が安定せず、クリエイター活動だけで生計を立てるのが難しい状況にあります。
フルタイムのクリエイターとして活動するには、運用コストを抑えて、ファンの方に満足してもらえるコンテンツ制作・販売に集中できる状態を作り、収益を大きくできる環境を整えることが鍵だと考えています。それらは、自分だけのプラットフォームを持つことで実現しやすくなります。
編集部
その「自分だけのプラットフォーム」を誰もが持てるようにするサービスが「LITEVIEW」なんですね。
石島さん
そのとおりです。「LITEVIEW」を使わずに自社型配信プラットフォームを作る場合、サーバー代やドメイン費用、システム開発費用、保守費用など、コストはかさみます。Webサイトだけでなくアプリまで自前で開発しようとすると、合計で数千万円から数億円かかる可能性もあります。
それでは、大半の方にとって手の届かない金額になってしまいます。私たちはそんな状況を変えたいと考えています。
また、LITEVIEWのシステムを使って、リーズナブルに高品質な自社オリジナルのWebサイト・アプリを作りたいというニーズは、法人でも増加しています。
例えば、出前館様の加盟店向け情報発信や中京テレビ様の長寿人気番組のファンコミュニティ、オリックス・バファローズ様のエンタメサイトなど、様々な業種で幅広く利用されています。
「LITEVIEW」は、個人利用でも法人利用でもクオリティが高くスピーディーに開設できる上、販売手数料を一切いただかない仕組みなので収益を上げやすいサービスです。そのため、多くの方々にご好評いただき、導入事例も増えています。
編集部
世の中には面白いクリエイターがたくさんいらっしゃると思いますが、まず興味を持ってくださる方に知られるまでが大変ですし、たとえフォロワーが集まってもマネタイズが難しいというケースも多いですよね。そのような状況を変えたいという、LITEVIEWさんの想いを強く感じました。
ユーザー数の爆発的増加と今後のグローバル展開
編集部
続いて、LITEVIEWさんのサービスが市場にどう受け入れられ、成長されてきたかをお教えいただけますか?
石島さん
「LITEVIEW」の正式リリースは2022年5月でした。2022年末時点で累計ユーザー数は10,000人に到達し、2023年に入ってからは成長が加速し、3月中旬には25,000人を突破しています。
編集部
ものすごいスピードでユーザーが増えているんですね!その要因は何だとお考えでしょうか。
石島さん
先ほどご紹介したサービスの強みを、多くのクリエイター様、法人様に受け入れていただけたことが大きな要因です。また、「LITEVIEW」はクリエイターの方が圧倒的に収益を上げやすいサービスであるということも重要です。
国内外のクリエイターエコノミーに関するサービスのほとんどは、クリエイターの売上から20〜30%の販売手数料が発生します。「LITEVIEW」ではその販売手数料は一切いただかず、ずっと0円です。ファンの方がまだ少ない時期から収益化しやすく、売上に対して収益を大きくできるというのは、大きなメリットとして感じていただいています。
これからもユーザー様の要望をもとに改善を続け、日本だけでなくアジア圏、そして世界へとサービスを広げていく予定です。
編集部
ありがとうございます。クリエイターとそのファンは当然ながら全世界にいらっしゃるので、LITEVIEWさんの事業はこれからもどんどん成長していきそうですね。
若手の活躍とキャリアチェンスの宝庫:LITEVIEWの人材育成方針
編集部
LITEVIEWさんの社員の年齢層やキャリアについて教えていただけますか?
石島さん
若手では24歳前後のメンバーもいます。キャリアの例としては、新卒で他社でシステムエンジニア(SE)を経験した後、当社でセールス・マーケティング関連の業務に転向したケースがあります。
通常、前職がSEなら経験を活かしてSEとして採用するところですが、LITEVIEWでは「"フルタイムクリエイター"を増やす」というミッションに共感し、本人に挑戦する意欲があれば、新しい領域の仕事も任せていく方針です。
編集部
若手の方にチャンスを与える環境があるのですね。入社された方が、働いてみて驚いたことはありますか?
石島さん
よく聞く感想は「代表との距離が近くて驚いた」というものです。これはスタートアップならではの特徴だと思います。ポジションや年齢に関係なくコミュニケーションが取れ、積極的に発言してキャリアアップを目指せる環境です。
フラットな組織文化:若手の意見を重視し、成長を促す環境
編集部
LITEVIEWさんは若手の方のチャレンジを奨励されているかと思いますが、周囲からのサポートはどのような形で行われているのでしょうか?
石島さん
もちろんサポートは充実しています。質問や意見に対してはみんな快く回答しますし、適宜フィードバックも実施しています。ただし、最初から最後まで付きっきりで対応するわけではありません。若手だからといって特別扱いするのではなく、一緒に目標を達成していくための1人のメンバーとして平等に接しています。
そのため、経験豊富な先輩社員に比べると最初は大変な面もあるでしょう。ここで重要なのは、「成長していきたい」という意欲と、指示を待つのではなく自ら考えて行動するという主体性です。そのような姿勢を持っている方であれば、当社で大きく成長できると考えています。
編集部
意欲的な姿勢のほかに、若手のメンバーに期待していることは何ですか?
石島さん
弊社の提供する「自分だけのアプリとWebサイトを作成する」というサービスは、多くの方にとってまだ馴染みがないと思います。また、個人向けと法人向けの両方があるため、事業内容が少し複雑です。そのため、業界知識の習得には時間がかかるかもしれませんが、その新鮮な視点を活かした斬新なアイデアを聞かせてもらえたら嬉しいですね。
それが先輩たちにとって当たり前のことだとしても、新規顧客の開拓には重要なヒントになる可能性があります。若手メンバーの成長を促すだけでなく、先輩社員も学ぶことが多くあると考えているので、積極的な発言を期待しています。
編集部
ありがとうございます。若手だからといって特別扱いするのではなく、共に成長していこうという考え方なのですね。入社した方には自ら積極的に行動してほしいということがよくわかりました。
グローバルな視点と落ち着いた社風:東京・ソウル2拠点体制
▲ときには屋上のスペースでリフレッシュすることも。
編集部
次に、LITEVIEWさんではどのような環境や雰囲気の中で働かれているか、お聞かせいただけますか?
石島さん
はい。まず勤務場所からご説明すると、現在は東京とソウルの二拠点体制で事業を行っています。東京は主として経営・営業・PRマーケティングのメンバーが勤務しており、開発メンバーはソウルのオフィスにいます。CEOが東京で全体マネジメントをして、CTOが韓国で開発チームを率いるという役割分担です。
オフィスの雰囲気は「穏やかで落ち着いている」という感じですね。もともと穏やかな性格のメンバーが多いことと、CEO・CTOの2人ともが東京工業大学の大学院出身なので、理系ならではと言いますか、データに基づいて建設的に話し合うカルチャーがあるのだと思います。
石島さん
私たちは世間一般では「成長中のスタートアップ企業」というフェーズにあたるため、「エネルギッシュでとにかく積極的!」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。落ち着いた大人の雰囲気です。それだけに、若手社員であっても提案や質問がしやすい環境だと感じています。
LITEVIEWが求める人材像:クリエイター支援に情熱を注げる前向きな挑戦者
編集部
採用に関して、東京・ソウルの2拠点で事業展開されており、今後も海外展開を予定されていますが、複数の言語を習得していることが有利になるのでしょうか?
石島さん
複数の言語を習得することで個人の幅や楽しみが広がるメリットはありますが、LITEVIEWでは韓国語や英語を話せないとダメということはまったくありません。CEOのLeeもCTOのキムも日本語が堪能なので、業務における言語面の心配は不要です。
むしろ重要なのは、サービスへの興味・意欲や担当業務の経験値です。グローバルを意識するならば、マインド面が大切です。異なるバックグラウンドのメンバーと仕事をする際、相手をリスペクトしつつ、自分の意見を明確かつスピーディーに発信できる人が仕事をしやすいと考えています。
編集部
最後に、LITEVIEWさんが求める人物像についてお聞かせください。
石島さん
求めるのは、「タフな状況を楽しめる前向きさ」と「ミッションへの共感」です。
東京オフィスは10人程度とまだ小規模で、業務の工程や制度面に改善の余地があります。この状況を「こうすれば改善できる」「できることがまだたくさんある」とポジティブに捉えられる方がフィットすると思います。
私たちのミッションである「"フルタイムクリエイター"を増やす」に共感し、世界中のクリエイターの方々がもっと活躍できる時代を作りたいという野心のある方にとって、LITEVIEWは楽しみながら成長できる環境だと考えています。興味を持たれた方は、ぜひ気軽にご連絡ください。
編集部
LITEVIEWさんは、クリエイターの方々が素晴らしいコンテンツを作り続けていけるように、企業で働く会社員の立場と同様に「フルタイム」で制作し、配信していける社会を目指しているのですね。
LITEVIEWさんにジョインして、そのミッションも自分の夢も叶えるため大きく成長したいという方は、ぜひお声がけしてみてはいかがでしょうか。本日はありがとうございました。
■取材協力
LITEVIEW株式会社:https://corporate.liteview.jp/
採用ページ:https://corporate.liteview.jp/ja/jobs